ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

サンナシ小屋とヒグマ

2013-09-04 | 花と自然
酷暑の京都から逃れて、道東にやってきて10日、こちらは西日本の暑さとは無縁の世界だ。夜も毛布一枚では寒く、夜中に冬布団を出して寝た。さらに8月末からは、確実に秋になった。京都も涼しくなったようだが、こちらはストーブを入れている人もいる。30分だけでも暖房を入れて、部屋を暖めないと寒いという人がいる。私は、それほど寒いとは思えないが、温かいシャワーを浴びるときに、体が冷えていることを感じる。

 春以来、数ヶ月ぶりにサンナシ小屋を訪れた。春にはヒグマが出たので、用心して熊鈴を購入、おそるおそる出かけた。最近、シカや馬の活躍が減っているのか、草丈が伸び、腰より高い草むらをかき分けかき分け進む。途中、一カ所で強い野獣の臭いを感じた。見ると近くのフキがまとまって折り取られている。どうやらついさっきまでここで熊がいたようだ。まだまだ熊の心配はしなければならない。小屋の使用が減ったことや近くの牧場の馬の放牧が少なくなったことが、熊が近くまでやってくるようになった原因のように思われる。ここでもやはり人間の後退が熊の進出と関係しているのだろう。熊にしてみれば、昔の環境が少しずつ返ってきたということなのだろう。それはそれで良いことなのかもしれない。サンナシ小屋の使用は、これからどうなるだろうか。

 でも、無事に小屋へ到着。しばし、小屋での静寂を楽しんだ。今度はいつサンナシ小屋での生活を楽しめるだろうか。

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