ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

京都北山 天ヶ岳に登る

2013-02-13 | 花と自然
かなり長い間山歩きをしなかったような気がしている。これ以上、山歩きをしないと私の体はダメになりそうだ。ということで、バスに乗って大原へ。観光客がそろそろ増えてきそうな時間の寂光院の前を通って、山道を歩く。雪が少し残っている。山道に入った頃から、雪が静かに降り始めた。分かれ道の峠まではきつい登りが続く。峠に出て、天ヶ岳への道をたどる。ここからは尾根と平行したトラバースの平坦道だった。雪があるのでちょっと危険なところもあるが、楽な道だ。1時間ほど平坦な道を歩く。途中までは植林の縁の鹿よけネットに沿った道だが、途中から植林帯が無くなり、雑木林になる。新緑の頃なら、この道をのんびり歩くのは楽しいだろう。ぜひその頃、また来てみたい。天気は時々青空になり太陽が降り注ぐが、それでも細かい粉雪が常に降り続いている。足下の雪も増えてきた。ところどころ滑りやすい斜面がある。
 祝日で連休だというのに、ほとんど人に会わない。途中、外人さんの男二人連れに遭遇した。英語で挨拶しようかどうしようかと思いながら、コンニチワというと、コンニチワと答えが返ってきた。今日の一日、山で出会ったのはこの二人だけだった。百井への道と分かれて、天ヶ岳経由鞍馬駅行きの道に入ったところで、今日は終わりにした。頂上はもうすぐだと思うが。到着が12時32分。



頂上付近で蛇のような枝を持つ樹木があった。雪の重みでこうなったのだろうか。蛇年の今年の記念に写真を撮る。



 帰りは慎重に下りたいので、簡易アイゼンを装着。初めて使ったアイゼンだったが、装着に時間がかかった。簡易アイゼンだと言うことで、前もって足に合わせて調節していなかったから、装着には時間がかかった。雪道で滑落したら危険と思うところが2-3ヶ所あったが、アイゼンを付けていればなんと言うこともない。平坦だが、横が切れ落ちているトラバースを半分歩いて、ヒノキの人工林に来て、アイゼンを外した。ところが、アイゼンがザックに絡まって、横の斜面をころころと転がっていった。10mほど落下して、木の陰に止まった。どうしようか。簡易アイゼンなので、高いものでは無いが、新しいし、また買いに行くのも面倒だし。ザックを降ろして、慎重に立木にすがりながら斜面を下る。かなり急な斜面で、木から手を離すとそのまま下まで落下しそうだ。ゆっくりと雪の中に足を入れて、地面を確認しながら下りていく。アイゼンを回収して、また急な斜面を登る。寂光院前に2時に到着。
 夜、のどがおかしいことに気がつく。どうやら風邪をどこかでもらったらしい。今日の雪山で汗をかいたのが、引き金になったようだが、ウイルスをもらったのは新幹線の中だろうか。葛根湯を飲んで早めに寝る。雪山は久しぶりだった。しかも北海道ではアイゼンを使うことも無かったので、アイゼン装着は本当に久しぶりだ。久しぶりのアイゼンウオークで、足が痛くなってきたのは二日後からだった。

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2 コメント

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簡易アイゼン (mmadoka)
2013-02-13 20:10:36
簡易アイゼンは、前の部分に取り付けるバンドの様なものでしょうか?
 学生時代、雪山に行った時は、アイゼンを履いたこともありましたが、釧路時代は、冬用の靴にパチっと出来る靴が売られていて夫は履いていました。
 明日から釧路に行きます。ゴム製の滑り止めを持って試してくる予定です。凍結してないのが一番ですが、阿寒湖でワカサギも釣る予定なので。
 ただ夫が鼻風邪で私も何となく喉が変なので悪化させないようにと思っています。頂き物はうれしいですが、風邪だけはもらいたくないですね^^;。。
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今年の釧路は? (比呂志)
2013-02-14 11:53:21
簡易アイゼンは、土踏まずのところに装着し、足の前後に2本のゴムバンドで止めるものです。でも昔の簡易アイゼンと違って、バンドの先がフックになっており、引っ掛けるだけなんです。ですから、ちょっと木に引っ掛けたり石にこすったりするだけで外れてしまいます。まあ、1本でもついていれば、離れてしまうことは無いのですが、しばしば引っ掛け直さないといけないので、面倒でした。

明日から釧路ですか。先日、震度5の地震がありましたね。サンナシ小屋がつぶれていないか、心配しています。気象庁の情報では、体に感じない地震が釧路では頻発しているようです。気を付けてください。風邪は、道東へ行けばきっとよくなるでしょう。あの冷たい風に当たれば、こちらの風邪は逃げていくのでは?ワカサギ釣りは、寒いですよ。しっかり暖かくして頑張ってください。
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