goo blog サービス終了のお知らせ 

ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

対北朝鮮外交の失敗

2006-12-22 | 政治
朝鮮(民主主義人民)共和国の核開発を巡る六カ国協議が進展無く終わったようだ。その中でも、米朝の二国間協議がかなり行われたことと、日本が朝鮮共和国から無視され続けたことが注目される。

 小泉-安倍と続く北朝鮮外交の破綻がいまや誰の目にも明らかだ。アメリカはブッシュ路線が間違いだったといまや70%の人が信じている。民主党の地滑り的な勝利は、ブッシュ大統領でさえも路線を変更せざるを得ないと考えさせている。イラクで手詰まりのアメリカは、北朝鮮やイランに戦線を広げる余裕はまったくない。民主党の勝利で米朝二国間協議にも応じざるを得なくなった。

 ブッシュのアメリカに追随していれば大丈夫と思いこんだ小泉-安倍路線は、らちもない拉致問題を言いがかりにして、日朝の戦争状態を終えて平和条約を結ぶ方向を目指さず、日本の重武装路線を突き進んできた。そして、気が付いたらアメリカは米朝対話路線に向かい、拉致問題を振りかざしていた日本の主張はどこの国も相手にしなくなっている。安倍政権はまだ気が付いていないのかもしれない。

 彼らが気が付いた時は、米朝は国交を回復し、日本は朝鮮共和国に相手にされず、世界で孤立して重武装路線をひた走り、国連を脱退して朝鮮侵略に走る、という1930年代の歴史が繰り返されるかもしれない。アメリカはまだ歴史をきちんと見ている。日本は世界の歴史認識に逆行するような「教育基本法」の改悪、憲法九条の見直しなどを行い、アジアや連合国からまたまた孤立する。

 歴史は繰り返す。高校生よ。歴史は大学受験に関係ないかもしれないが、君たちの人生には大きく関係する。よく勉強した方がいいよ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。