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ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

比叡山再び

2009-12-06 | 花と自然
時間的にも精神的にも山へ行けない状態が続いていた。そのためにストレスを溜め込んでもいた。でもどうやら少しずつでも山歩きをしたいと痛切に思いだした。でも私の体が山歩きに耐えられるかどうかも心配だった。体重は生まれてこのかた経験したことのない重量ゾーンに突入せんとしている。脚が私の体重を支えきれるだろうかという心配も冗談ではなくしなければならなくなった。

 京都の東山は遅い紅葉できれいに山裾を染め上げている。どこの山へ行こうかと思案していたが、体力にぜんぜん自信が無くなっていることもあり、まずは手近な東山を歩いてみようと思った。そして朝もゆっくりと比叡山目指して登った。ちょうど一年前のブログにも比叡山に登ったことを書いている(2009-12-20)。その時は、頂上まで人に出会わなかった。今日もそのつもりで登り始めたが、いきなり登山者といっしょになった。やがて次々と登山者の群れが現れ、びっくり。昨年の今頃と何が違うのだろうか?今年の方が少し早いから、まだ紅葉を見るために訪れる登山者がいるのだろうか?12月1日からケーブルカーは冬の運休に入っている。



 中腹から京の街を見下ろすと、最後の紅葉が山裾を彩る。老人がひとり、そこに座り込んで「最高の眺めだよ」と教えてくれた。体重が重くなり脚に負担がかかっていると普段感じていたので、登りの途中で脚が痛くなるかもしれないと覚悟をしていたが、うれしいことに脚は快調。とうとう頂上まで標高差750mほとんど休み無くちょうど2時間で到達した。ひとまず安心。頂上の茶店でお昼ご飯でも食べようと思っていたら、二軒あった茶店がどちらも重機で壊されて跡形もなくなっている。冬の休みに入ってその間に建て替えようというのだろうか。それとも営業不振でとうとう店をたたんでしまったのだろうか。自販機だけが建ち並んでいた。頂上付近はさすがにもう広葉樹は葉を落としてしまって、冬に向けて寒さに耐える準備を始めている。小春日和の今日は、葉を落としてしまった木々がややとまどったように見えた。

 今日はどのくらい歩けるかを試してみるつもりで登ってきたので、縦走をするのも、延暦寺のお堂をめぐるのも止めて、今日来た道を戻った。麓ではまだまだ遅い京都の紅葉が迫り来る冬に向けて真っ赤に染まった小さな八つ手のような葉を地面に落としていた。まもなく冬。これから少しずつ山歩きを再開したい。京都にいるのもそう長くはないから、いまのうちに近畿地方からいける山を歩いてみたい。


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