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ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

落ち葉はゴミではない

2012-11-22 | 花と自然
京都の紅葉もかなり進んできた。有名どころはほぼどこも見頃を迎えている。観光客も増え続けている。晴れた祝日や休日があれば、これは恐怖の大渋滞が起こりそうだ。散歩道の琵琶湖疎水に沿った道も、桜並木の紅葉はほぼ終わり、落ち葉が次々と落ちてくるようになった。この疎水沿いの道で、毎日落ち葉を掃き、せっせとゴミ袋に詰め込んでいる人がいる。道路に落ち葉が積もるのは嫌なのだろうか。私は、道路に落ち葉が積もるのは大好きだ。とくに秋の落ち葉は美しい。はらはらと散るのもすてきだが、赤や黄色の落ち葉が散り敷いて見事な美しさを見せるのは、もっと好ましい。まして、この歩道は、アスファルトで舗装しているが、そこに落ち葉が降り積もると、歩く足にもふわふわと易しい。それなのに、なぜ人々はこの落ち葉を掃いて集めてゴミ袋に詰めて、ゴミ収集車に持っていかせるのだろうか。落ち葉のないアスファルトの道は、歩くと足に負担をかける。落ち葉がふわふわの道を歩きたい。

 車が走る道なら、落ち葉が積もると車の運転に支障があるのかもしれない。しかし、歩く人以外には通らない疎水沿いの歩道で、なぜ落ち葉をせっせと掃いて、コンクリートむき出しの道にしなければいけないのだろうか。落ち葉はけっしてゴミではない。並木を作る桜やさまざまな木々にとっては、苦労して生産した有機物なのだ。冬になって落としたとしてもそれは地上で分解して、やがて木々が自分の栄養として吸収できるものなのだ。それをゴミにして燃やして処分するのは、単に二酸化炭素を増やすことになるだけではないか。

 街路樹の剪定もひどい。まるで樹木が丸太ん棒のようになっている。これは木を生き物と見ていないせいではないだろうか。生きている木をあんなに切り刻むのは、止めて欲しい。木もきっと泣いている。都会の緑をもっと大事にしたい。生き物として扱ってやりたい。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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紅葉 (mmadoka)
2012-11-24 23:01:16
「そうだ京都に行こう」と言うCMの影響か、京都に紅葉を見に行く人が年々増えてる気がします。
通常は12月上旬が最盛期のはずなのに、今年は既に見頃になっているようですのでこの連休はすごいでしょうね。
添乗で清水寺や哲学の道辺りを行った人が、渋滞で宿入りが夜の10時になったと言ってました。
私は、飛騨高山、白川郷に行って来ましたが、既に紅葉も終わっていたので閑散としていました。
でも、岐阜県の夕森公園の紅葉はまだとても綺麗でした。
もみじが散策路に一面に落ちていると綺麗ですよね!
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テレビの影響? (比呂志)
2012-11-28 09:25:47
この季節になると京都が登場するテレビ番組が多いですね。ニュースでも毎日のように京都のどこかの紅葉が報じられています。これは近畿の放送だけかも知れませんが。紅葉は京都に限らないはずですが、古刹と紅葉の組み合わせが絵になるのかもしれませんね。

でも、渋滞はこりごりです。桜と紅葉の季節には、京都市内は公共交通機関以外は通行止めにして欲しいです。
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