「Law&Order」が好きだ!!(邪道にて)

海外ドラマ「Law&Order」が好きです。
とにかく叫びたいので、ブログに叫びます。

CI S9‐6「究極の選択」

2016-12-12 16:09:10 | ~CI S9
はい、ナチスもので御座います。ってホロコーストものともいえる。

そして、容疑者は、皆様御馴染みの(でイイのか?)のDallas Roberts!
って、私には御馴染みってことで(笑)
若い頃は、脇役でしたが、段々出番も多くなり・・・何やら、怪しい役が多くて。
う~ん、正義の味方も演じていたのにナァ。
いきなり降板だし(って、未だに意味が分からんが)

まぁ、ロバーツ登場で、俄然テンションが・・・特にあがらんか?(笑)

原題『Abel & Willing』
英語では、willing and ableという言葉がありまして・・・ちょいと言葉が前後していますが。
これは、「嫌々ではない」「不承不承ではない」=「やる気がある」って転じて~。
前置きとして、「あまりやりたくないことでも」「自分の意に反することでも」が付く。

また、
Willingって言葉は、喜んで(やる)、進んで(やる)って意味なんですが

多分、原題は、ハザードの名前であるアベルという言葉を、弄って~
こんな意味ありげな風にしたのかもね。
また、アベルという名に関しては・・・もう丸投げしますわ(ペコリ)

まぁ、精神鑑定医師であるアベル・ハザードが、
自分の祖父、そして父の影響(遺産?)で、自己流社会心理学実験を行なった事件。

自分が殺されるか?
パートナーを殺して、自分が生き残るか?

まぁ、クリマイ等にも、時々出てくるシリアルキラーの犯行を
今回エピでは、ホロコーストを背景にして、で御座いますね。

こんな非道なことを?と思っても、ラストでは、
「こんなこと、人間のすることではない」とは、断じていない。
というか・・・断じられないってことじゃないのかナァ。

ハザードの父親の証言ビデオで、
ハザードの祖父が、そのような選択を迫られた、という話をしている。
つまり・・・妻(ハザード祖母)か自分か、という選択。
祖父は生き残った・・・で、選択の結果は理解できる。

総括 ニコルズ&スティーブンス
ロニーが、夫殺害の無罪を主張し、再審&損害賠償を要求していると連絡を受け
(真相は、ロニーは自分が助かる為に、夫を銃で撃っている)

・・・・・
「・・・彼女は有罪よ」
「ああいう状況下では、仕方ない行動とも言える」
「じゃ、ハザードが正しいとでも言うの?」
「セリーナ・・・他人のために火や列車やサメの海に飛び込み、
 自分を犠牲にする人間もいる。
 もちろん、そう信じているが・・・」
「でも、実際には、その状況にならないと、分からないってことね」
「あぁ、そこで初めて、本性が出る。
 もしかしたら、それは自分が望まない姿かも・・・」

と、ハッキリ白黒つけていませんね。

この状況は・・・私もホロコースト関連本で、読んだことはあります。
正直、こういう過去があり生還した方々は、話すことは少ない、のは当たり前で。

夫婦、恋人、親子・・・等々・・・
映画『ソフィーの選択』を思い出した方々も、居られるかと。
実際にあったこと、と考えています、私は。

子供を連れて行きたいと言うのなら、子供と一緒に残れ(=そのまま死につながる)
子供を置いていくのならば、労働者グループに入れ(今は生き残れる)

・・・子供を置いた母親・・・を、今の私達が、どう判断すればよいと?
と、このエピは、そういうことを言っているのだと思います。

でも、それじゃ~なので、
ハザードの犯行を、ナチスと同じだ、ということで断じている。
ナチス=悪、ですから・・・
ナチスと同類ならば、どんなに断じても、正義の断罪になるので。
こういう・・・ある意味正当=ある意味、ちょいとした脇道に、って着地ですね。

ただ、この祖父の行為に触発されたのか?はともかく
もう実際に実験するって行為が・・・病んでいる人ってことは言っているかもね。

ハザード、5年間で9箇所の街で実験を行なった、と。
その中で、ひと組だけが、実験失敗(?)だった、と。
つまり・・・パートナーを殺さなかったってこと、ですね。
ハザードが連行される時に、ビデオの静止画面になって写っていた老婦人。
そして、そのパートナーが、ですね。
なんとか、人間性を見せようとの、制作サイドの踏ん張りを見た気がしました。

ニコルズが、暗号解読・・・
さっさとDr.リードの元へ持っていけば・・・数秒で解決しますのに(笑)
あぁ、クワンティコまで遠いか(笑)
得意げに、ホワイトボードで講義を・・・
以前も申し上げましたが、字は雑ですね(笑)
これは・・・Jeff Goldblumが、雑なんでしょうねぇ(って筆跡鑑定した訳じゃないが・笑)
私的に持ち出しますが
Sam Waterstonの文字も、これまた同じで・・・雑の範疇に入るかと。
いや、サインではなく・・・普通の文字が・・・はい、関係ありませんね(スマン)

笑ったのは、ニコルズが、ハザードの作業用別荘に赴いた時。
それ以前に、捜索令状(別荘の家宅捜査、だよね)を取ろうと
カラス&スティーブンスに依頼して、
スティーブンスに「勝手にひとりで行っちゃ、ダメよ」って念押しされて
「うん、行かないよ」って爽やかに答えて、行っているニコルズに、笑った。

基本、人の話を聞いちゃいネェってタイプ、ですね。
まだ、ゴーレンの方が聞いていたような?
あぁ、ローガンは聞くのですが、理解が・・・(ファンの方々、平に御容赦を)

ハザードの祖父が、非常に腕のいい家具職人という設定で。
だから、生き残れた、とも言っていました。
ハザードが使用している仕事場デスクも、祖父の作品だと。
ぬぁんと!この机で、A・シュペーアが設計図を描いた、とな????

・・・・・オークションに出したら・・・と、先ず考える私(笑)

これに対して、ニコルズは、シュペーアのことを
「ナチスの建築家」と言っていますが・・・
建築家というもの当たっているだろうが、もうナチス高官の方も正解だわ。
建築家、です。ナチス時代の。
ヒトラーは、若い頃、画家になりたかったのに挫折した~は有名ですが
建築家になる夢も持っていて・・・
で、シュペーアを大のお気に入り、としました。
ある意味、友人関係があったといえる、とシュペーア自身は言っていますね。
時間が無いから書きませんが、興味があったら調べてね。

そして、ミルグラム実験は、アイヒマン実験とも言いますし。
これも有名・・・宜しかったら調べて(ペコリ)

ラストがハッキリ明確ではないので、どうも~と思われる方が多いかも。
でも、人間ってこういうものじゃないのかな?
と、私は思いますし、正解など無い、という観点から、
いやいや、なかなかだわ、と思っています。
加えて、Dallas Robertsだし・・・ということで(ペコリ)