法廷 ソーン タイラーへの反対尋問
･････（ソーン、水を飲んで気合を）
「･･･なぜ建物から飛び降りなかったのですか？」
「迷惑をかけないように、確実に死にたかったからです」
「薬物の過剰摂取は？」
「医師に睡眠薬を要求したが、もらえませんでした」
「なぜ、事故を起こしたのですか？」
「私は、自殺したかったんです」
「妻の気を引き、弟に復讐するためにですか？。
目的どおり、奥さんは、毎日 来てくれていますね」
「･･･（タイラー、妻を見ながら）はい･･･」
「あなたは、妻の気を引くのに、15人を犠牲にしたのです」
「家族は、大事だ」
「本当に、誰も傷つける気はなかったと？」
「理性を失ったんです」
「娘を残して、死にたくなかったのですか？
でも、あなたのせいで、親を失った子供は･･･」
「私は、そんな･･･」
「あなたの娘は、刑務所で父親と会える。
だが16人の子供は･･･あなたのせいで、二度と親と会えないのですよ」
泣き出すタイラー ソーン続けて
「あなたは、自分が哀れだと思うのですか？
あなたは娘のエリーが成長して、恋人ができ
結婚するのを見守れますよね。
しかしマックスの父親はどうです？
彼は、二度と妻や息子に会えません。
あなたは、娘と一緒に選択科目やドレスを決められる。
しかし、キャビン･デールは、墓に添える花を選ぶことしかできない」
弁護士&判事が、嗜める風だが、ソーン、無視して
「･･･他の自殺の手段を選べば、
子供たちの親を奪い、一生 苦しませずに済んだのです。
これは、限定責任能力ではなく、あなたが単なる臆病だ、ということです」
原題『Tracks』＝色んな意味がありますが、ここでは（鉄道）線路、でOKかと。
また人生の行路って意味のありますが、これをチョイと頭に入れてもいいかも
ベースは、本家S15-24「通勤列車」です。
新たなメンバーを迎えての、シーズン開始、で御座います。
おっと、警察トリオが、男所帯＝ボーイズ･クラブに！！
祝！ボーイズ･クラブ！！で、いいよネェ（そうだ！）
と言っても･･･まだ何も分からん、新警部補のウェス・レイトン。
ブルックスと御馴染み風ですが･･･最近は付き合っていないようね。
だって、ロニーの禁酒、知らないようだし。
でも何といっても！なぜか暴れまわるケイシーが目立つ（笑）
もうケイシーのエピと言ってもいいのでは？位、張り切っていますね（笑笑）
ある朝の混雑する通勤電車。いつも通りの風景だ。
しかし、いきなりの衝突が！衝撃に倒れこむ乗客たち。
何者かが、線路上に自動車を置いたのだ。
電車は自動車に衝突。その結果･･･
最終的には、15人の死亡が。胎児を入れると16人に。
そして怪我人が大量に。
現場へ赴くブルックス&ケイシー。
ケイシーが車内に入ると･･･瀕死の少年を発見する。
名はマックス。しかし、救命士が死亡を確認する･･･
と、もうケイシーの精神負荷が高まるエピと、直ぐ分かる（そうだよね）
早速、噛み付きまわっております。
このサム･ケイシーは･･･一体誰をモデルと･･･一応カーティスなのか？
ケイシーの噛み付きっぷりを拝見するたびに、思い出すのは
エド･グリーンの、登場直後の暴れっぷりなんだが。
しかし、どの若手さんも、徐々に落ちついてくるのだが･･･サムは全く落ち着かん（笑）
いや素の方も、落ち着かん感じだし（あくまでも私観ですよっと）
まぁ、噛み付きっぷりも似合っているので、
私的に、好きなんだが･･･結局は優しさの裏返しなので、精神的にキツそうで。
その辺は、見ていて辛いってこともあるがね。
刑事コンビの地道な捜査の結果、自動車を置き去りにしたのは
フィン･タイラーだと判明する。
しかし、タイラーは、自傷行為等、精神的に不安定なことは見て分かる。
自殺をしようと線路に突っ込んだ、と話すタイラー。
しかし、実際には、衝突前に、自分は逃げている。
また、現場を警察が封鎖したので、逃げ切れないと思ったのか
被害者に成りすまし、その場を立ち去っている･･･
タイラーは、自供するも、担当弁護士は、闘う気。
法律扶助会のケイト･バーカー。
過去の仕事から、シャープも注目のやり手弁護士。
バーカーは、限定責任能力による故殺を求める。
同時に彼女は、精神病への予算削減に、一石を投じたい御様子。
検察は、15件の謀殺で起訴する、と。
120件の殺人未遂は、不起訴にしてやる、と上から目線（笑）
バーカーは、タイラーの過去や症状を訴える。
厳しい子供時代。弟の会社で仕事をしていたが、解雇に。
それを知られたくなくて･･･妻にウソを･･･遂には借金だらけに･･･
最終的には、娘の学費にも手をつけ･･･妻に離婚を申し出されることに。
妻子と別れたくない。
精神的に追い詰められた結果、自殺という選択に至ったのだ･･･
こんなに人が死ぬなんて、考えていなかった、と（短絡ってことか？by私･笑）
しかし、衝突事件になった列車の鉄道会社の警備を
タイラーの弟ダニエルが経営する警備会社が担当していたことが発覚。
過去にタイラーも勤めていた会社だ。
だから、列車の状況や、警備の様子等々を熟知していたのだ。
そして、自分を解雇した弟への復讐も･･･あったのか？
ソーン、タイラーを追及。
それが、↑の反対尋問ですね。
妻の気を引きたい･･･弟を恨んでいた･･･
それが、この事件を引き起こした動機だと。
邦題の「自分だけを哀れむ者」って、もうそのまんま、なんですがね。
幼い頃の境遇を思えば、愛に飢えて、妻子への愛着が強いのも分かるが。
しかし、自分は逃げ出している。加えて被害者に成りすましている。
自分の行為が、多くの人を傷つける結果になると、分かっていたはずだ。
それも動機は、全く私的なものの･･･ある意味、構って欲しい、ということか･･･
評決は、15件の謀殺罪は無罪。
15件の限定責任能力による故殺は有罪。
施設への入院措置、になるのかな？
アリーシャも、名前だけ登場。昇進して異動ってことでした。
また、今回敵になった弁護士ケイト･バーカーが、新アし補佐さんとして参加。
ソーンのお目目が･･･ってソーン、ちょいとスリムになったような？
っと、ドラマドラマ･･･
この評決に「ヘェ？」な私でしたが･･･
これ、検察が故殺で起訴したら･･･
あぁ、タイラー側は、限定責任能力による故殺、を申し出ているからか･･･
って、↑は、日本語字幕版を視聴した感想ですが
この後↓は、二カ国語版＝つまりは日本語音声、も含めまして。
やはり、日本語音声の方が、親切であり感情に訴えますよね。
今回は、マックス少年を見せているので、
裁判になっても、このマックス父が、犠牲者を体現していますしね。
いつものことですが、UKは、この辺は、視聴者に親切親切。
ソーンの反対尋問でも、娘を引き合いに出すタイラーに対し
マックス父を出して、対比させていますね。
父親として、子供を思う気持ちは同じはず。
反抗を犯したタイラーは、今後も娘の成長を見届けられる。
それなのに、何も罪の無いマックスとその家族は･･･
また、犠牲になった他の家族達は･･･
ソーンの主張＝言っていること＝ソーン自身の感情は、マトモですね。
「死にたいのなら、自分ひとりで死にな。誰も巻き込まずにな」
と、ヒッジョ＝＝にシンプルですね。
冷たい位、シンプルです（笑）
で、タイラーの本心にも迫っている。「妻の気を引きたいだけ」その通り。
しかし結果は、謀殺罪では無罪に。
アレレ～んじゃ、落とし所は何処よ？？？って、私のお目目はクルクルに（笑）
まだまだ～！と、今回は本家ベースとは、異なっております。
イイよ！イイよ！！歓迎しますわ、この展開！！（ウンウン）
ソーンがバーカーに噛み付いていると、さわやかにシャープ登場。
で、君達はこれから同僚になるんだよ、とさわやかに宣告（笑）
「これからは、ケイトと呼んで～」と、ソーンを逆撫でにして（笑）
ケイトが向かったのは･･･待機房のタイラーの元。
ブルックスも同行。
しかし、そこにはケイシーの姿が･･･酔っているのかな？
ケイシーの姿を見て、驚くブルックス「何故、ここに？」
と、ケイトの悲鳴が･･･タイラーが死んでいると。
タイラーの房には、首を吊った姿が･･･
ケイシーが何か関与しているのか？
と、ブルックスの疑惑そのまんまに～続くってことでして。
ほよ～続きものかぁ。
ここでケイシー関与疑惑が。だから、最初から噛み付きまわっていたのか。
評決前も、ソーンに絡んでいたし＝ケイシー。
まぁ、次回見ないと、分からんわ（そりゃそうだわ・笑）
オープニング&新メンバー紹介、としては、良かった内容だと思います。
ホント、私的には本家と違うぞ！！が、最もナイス！！だと（ウム）
ソーンが口で負けている（笑）ケイト・バーカーさん。
演じるのは、Georgia Taylor。
日本では、誰でも御存知～とは････ですね。
美女美女していない点が、なかなかイイかも、と思っています。
英国では、世界的長寿番組のソープオペラ『Coronation Street』に出演されていたとか。
また、最近復活されているようですね。
このドラマは、労働者階級の人びとの日々を～なドラマなので
Georgia Taylorは、庶民的雰囲気も、持ち合わせえているかも、ですかね。
この辺が、飾らない&口じゃ負けんぞ！的に出て来て、
検事局を、ぜひ暴れまわって、ではなく活気つけて欲しいものです（笑）
ちょっと、映像見つけましたので。
Georgia Taylorが、UKで演じますケイト･バーカーについて語っています。
ほんの短い映像ですが･･･まぁお近づきに（ペコリ）
Georgia Taylor interview - Georgia on Kate, Law & Order: UK, Wednesdays on ITV
では、次回をお楽しみに～
････ソーンのファッションが、何気に洗練（？）されたように思え
やはり、ファッションが悲しいキャラは、検事長がトップ独走かと思うと･･･トホホ･･･
