「Law&Order」が好きだ!!(邪道にて)

海外ドラマ「Law&Order」が好きです。
とにかく叫びたいので、ブログに叫びます。

UK S2-3「法を司る者」

2015-03-01 13:41:35 | ~UK S2
原題『Defence』=防衛・・・スミスが、ですか?
一体誰が・・・じゃないわ、コレ。
法律用語では、抗弁、という意味だそうです。
ウンウン、多分「抗弁」が適してるかと。納得(ウム)

ベースは、本家S6-21「妄想と現実の狭間で」で御座います。

統合失調症感情障害で、双極性障害、偏執性妄想、
そして幻覚症状と診断されているジョン・スミスが起こした事件。

まぁ、スミスの落差、がある意味見もののエピなんですが・・・
見かけの落差が、あまり無かったので、ンン?って思ったのは事実ですわ。
しかし、表情、というか瞳で演じ分けている様な気がしました。
スミス、結構瞳が大きい、というか大きく見開いているのかも?ですが。
(超有名俳優さんらしいが、私は、分からんので・スマンです)

過去に起こした事件で、
検察が、保護観察12か月&罰金200ポンドで、終わった、という点は、
一応物語的には、検察ピ~ンチ!要素もありましたが
あんまり重きでは無かったような・・・

で、その分、スミス&スティールが、対立とまではいかないが
って、裁判だから対立かぁ~ですよね(笑)
ライバルというか、負けられんというか・・・・ってそれ程強くはないのですが
スティールの「お前の甘えは許さん」的心情が見えた気がしました。

今回のスティールは、良いぞ~と思っています。
こう裁判等での激したシーンよりも
もっと抑制というか、まぁ感情が激していないシーンが。

もっと正直に書きますと、偉そうでゴメンなさい、なんですが
「あら、スティールって、こういう奴って掴めましたか?」って思いました。
って・・・まぁ演じている方にですがね(苦笑)
私、UK見て初めて
「そうそう、スティールって、こういう人だよね」って思いました。
・・・・・・いつも通り、勝手にですがね(ゴメンと言っておく・笑)

激するシーンは、当然目立ちますが
全体的に、引いている印象を持ちました。

その分、スミスが目立って・・・は、良いのですよ。
・・・・・と、思っているのですがね。

スティール&スミス
・・・・
「・・・私は、司法取引に来たんだ」
「そうだったな。
 ・・・実は、心神喪失の主張で、裁判がすぐ終わるのは残念だと思っているんだ。
 きっと、楽しめただろうに。知識を、存分に発揮できただろうしね」
「(呆れ風なスティール)
 ・・・・3人が亡くなり、若い女性が重傷を負ったんだ。君は何も感じないのか?」
「事件のことは、残念だと思うが、あんな怪物は私じゃない。
 私は、あんな男の行動に責任を取るつもりはないよ」
「本当に、自分が無罪だと?」
「あぁ、他人の罪を償うつもりはないし、
 犯行時の記憶がないから、更生のしようもない。
 もちろん刑務所を、更生施設と定義した上での話だが」

「訴因の変更を提案しに来たんだ。限定責任能力での故殺を、受け入れろ」
「冗談か?」
「応じれば、5~10年間の入院治療ができる。
 謀殺で有罪だと、刑務所に25年だぞ」
「そうは、ならないよ。10人以上の専門家が、証言してくれる。
 私が、犯行当時、心神喪失だったとね」

「3人を殺して、無罪評決が出ると思っているのか?
 再犯を防ぐため、収監される確率も高いぞ」
「自由の為なら、リスクも仕方ないだろう」
「自由を得て、どうするつもりだ、ジョン。
 限定責任能力での故殺で、有罪を認めれば、治療が受けられるんだ」

「精神科病院に入るのは、どんな人間だと思っているんだ?
 私は、彼らとは違う。断じて違う」
「君は、病気なんだよ、ジョン」
「薬を飲めば、私は君と変わらないよ、Mr.スティール。
 ・・・・私のようになるのが、恐ろしいのかい・・・
 ・・・もしかして、君は、私の気持ちが、分かるのでは?
 結果を気にせず、衝動のまま生きることが」
「結果は、必ず伴うものだ」
「本当に?私だって、優秀な弁護士になれたはずなんだ。
 それを、証明するよ」

ここで、スミスが、スティールを意識している&負けんぞ的発言をしているかと。
まぁ、冷たい言い方をすれば
スミスが、勝手にスティールをライバル視している風な。
俺だって、あんたに負けない位優秀なんだって言いたいんだろうネェ。
このスミスの感情が、ラストに繋がるのですが・・・

このUKエピ、決して絵的には、派手ではないんですよ。
まぁ、冒頭の殺人現場や、殺され方は、惨いですし
なぜか、オネェな店員ポールの印象が残って・・・(笑)
凶器の銃剣、重傷のジョアンの気の毒な姿、等々はありますが
検察になると、なかなか正当=つまり華が無い(笑)

スミスの挑発(?)に
スティールは、乗っていないように見えましたが・・・いかが?
今回、スティールがなかなか良いぞ、と思ったのは
ウ~ン、こういう言葉は誤解を招く、とは危惧しますが・・・
イイ意味で「目立たない」んですよね。
・・・・・誤解しないでね。ってどんな誤解だよ(笑)

検察=スティールが、正当で一本道筋を決めているので
見る側が、スミスがどう出るかってことに重きを置けるように思えました。
とは言っても、スミスもそれほど派手じゃない。

というのは、もう姉の証言後、もう崩れてきますよね。
スティールの反対尋問で、もうそれが窺える。
そして、故殺で有罪を認めた後の量刑の場面でも。

しかし、字幕&吹き替え、どちらも
「スミスは、薬を服用していない」とは言っていないんですよね。
って・・・・言っていました?
私は、言っていないという認識なんですが。
もし、言っているよ、ならご一報を(ペコリ)

スミスに対する描写も、不親切だと思います。
まぁ、本家視聴の方は、全て流れを御存知でしょうがね(笑)
でも、これ、何も予備知識なかったら・・・難しいと思う。

スミスは、犯行時、心神喪失であった。
それに、過去、警察&検察が、適切とはいえない対応を。
と、悪条件下ながら、スティールは

「犯行時は、心神喪失だったとしても、凶器を盗んだ時は?
 薬をやめた時も、然りです。彼の判断が、犯行につながった・・・」

薬の副作用で、自分が自分ではない精神状態になる。
身体的にも作用が・・・
意図的に飲まなかった。
そして、薬を服用しなかったら、自分がどうなるのか知っていた。

これが、スミスの姉の証言、スミス自身の言葉(反対尋問)で
まぁ、明らかになる・・・って図式なんですが
それ程親切丁寧に、視聴者に教えてくれている訳ではない。

視聴された方が、どう御思いか分かりませんが
私は、結構高度に仕上がっているエピに思えました。
こちらに、察しろ察しろ、といわれている気がしました。
スミスが派手じゃない分、それが求められているように思えました。

スミスが病気の為、人生に絶望していたことが分かります。
そして、スミスの最終弁論を読んだスティールの言葉が、
小さな優しさを残してくれます。

やっと、最後でスティールは、スミスの気持ちを察した、
というのではなく
多分、それを表(言葉)にすることができた、と思います。
と思うのは
スミスとスティールの会話で、スミスが
「私のようになるのが、怖いのかい・・・」と言っていることからの波状で。
このセリフを聞いた時
なぜ、スティールが、そう思うと?とンン?でしたが
あぁ、ラストでこう来るから・・・そうなんだぁって思いました。当然勝手に。

今回のスティールは、格好良かったよ。で、終了させていただきます(ペコリ)
コメント
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