あすなろ経絡指圧療院 鳳本通商店街

指圧とわかりやすい東洋医学の話

づつないという言葉がありますが?

2012-03-31 11:40:53 | Weblog
あすなろ経絡指圧~電話:072-271-6551。
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“弁証と治療”というお話です。


   8. 違った視点で病気を診る

東洋医学の診察法から診断、治療に至るまでの
現代医学的発想にはまったくない
独特なプロセスを辿る弁証論治(べんしょうろんじ)のお話です。
“気血水辨証(気血津液辨証”に入っています。
具体的な気の病の症状などについてお話します。
“気滞”といわれるものです。

五臓の内でも肝経で胸辺りが気滞でやられると
以下のような症状が出ます。

・いらいらするし怒りっぽい。
・よくため息をつくようになる。
・何だかわき腹が張る。
・気持ちが晴れやかになれない。
・女性の場合だと、月経前になると乳房が張ってきて
ときに痛む。
ということで肝や胆経絡が気の滞りを受けますと
そういう症状が出てきますし
肝胆経絡はまた気滞を起こしやすい部分ともいえるわけです。
病理さえ分かれば実は簡単に治療できます。
【次回へと続けます】

ご機嫌はいかが?

2012-03-30 09:54:58 | Weblog
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   8. 違った視点で病気を診る

東洋医学の診察法から診断、治療に至るまでの
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独特なプロセスを辿る弁証論治(べんしょうろんじ)のお話です。
“気血水辨証(気血津液辨証”に入っています。
まずは“気”のオタク的お話。

では話をこれ以上オタク的にならないように本論に戻します。
一般的にいうところの気というものは実は目には見えませんが
物を動かしたりときには破壊することすらあります。
そのくらいすごいエネルギーを持っているのが実は気というものです。

以前に、人がいい気を出すということや
悪い気を出しているというお話をしました。

人の中には東洋医学を馬鹿にしたり
蔑んだり信じられないといいながらも
実はそういう人たちが普段何気なくしゃべっている言葉の中に
結構東洋医学用語を使っているものなんですな。

ボキャブラリーがないというか?
表現力が乏しいというか?
習っていなけりゃ、みんなで作ればいいと思うんですがあ~~
それら使っている医学用語は
ほとんど東洋医学から来ていることを知っておきましょ。

五臓六腑の名前もそうですし
ましてや気という言葉や、気がつく言葉の数々。
そして、それらには分かっているとか、いないとかに関わらず
私たちが日常生活で何気なく使っている言葉ですし
それらには実は大きな意味も含んでいるということです。

そう・横文字の医学用語や
病名以外のほとんどがすべて
東洋医学から来ている言葉の数々だと言ってもいいかもしれません。

「元気」 「は気」 「やる気」
「気分が悪い」 「気分が良い」
「気を集中させろ」などなど
気に関する言葉には本当に枚挙に暇がありません。

健康の反対は病気ですよね。
気の運行状態に問題が生じたら病気となります。
次回からは、気の運行状態の悪くなった病気の数々をご説明したいと思います。
【次回へと続けます】

気が遠くなるほど人類を見つめてきた医学。

2012-03-29 10:50:47 | Weblog
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   8. 違った視点で病気を診る

東洋医学の診察法から診断、治療に至るまでの
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独特なプロセスを辿る弁証論治(べんしょうろんじ)のお話です。
“気血水辨証(気血津液辨証”に入っています。
まずは“気”のオタク的お話。


人体の二つの重要な気は卑胃で作られること。
特に胃の存在は絶大であることを書きました。
その続きですが

では気はどのようにして五臓六腑へ入っていくのかというお話をします。
古典医学では結構具体的に
この辺りのことが詳しく書かれているのが面白いところです。
これは後の世になってかなりの部分が
科学的にも認められることにもなっていく部分でもあります。

“五味”という言葉があります。
酸っぱい味・苦い味・甘い味・辛い味・塩っぱい味です。
これらは、それぞれの臓器に分かれて入っていくというんですが?

・酸は先ず肝に。・苦は心に
・甘は脾に。・辛は肺に。
最後に・鹹は腎に走るとされています。
この辺りは何度も言いますが実に面白いところです。

実は臨床的にもそうですよ。
「酸っぱい味の物が好きなんです。」とおっしゃる方は
案外筋肉が堅くなりやすい、引きつりやすいという方が多いです。
肝の病ということですが
こんなのもおおうよそ2000年後に科学的にも
証明されていくことにもなります。

アカンアカン!気の病の話に入りたいんだけど
なかなか抜け出せませんなあこれ。
【次回へと続けます】

食い力という言葉。

2012-03-28 11:13:01 | Weblog
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まずは“気”のオタク的お話。

後一つですが大事な気の病に入る前に大事なところを抑えておきます。
人の健康という最も肝心要のお話にもなりますが
気を作る源のお話です。

気は卑胃で作られると書きました。
古典医学書では、その要点を三つに絞られて書かれています。

1. 胃は五臓六腑の海であるということ。
2. そして水穀はすべて胃に入るということ。
3. 五臓六腑はみな胃から気を受けるということです。
これらはまさに気という物に関しての眼目といえます。

最も怖いのは健康人であっても
病人であっても、食べられないということです。
こいつが最も怖いということになります。
いずれも衰弱しますし病があればどんどん進行してしまいます。
ところで食欲がないという現象にも
大きくわけまして三つあるのではと考えられます。

その1は食べたいんだけど食べられない。
その2は食べるということがおっくうになる。
その3は食べる行為そのものに興味がなくなるという段階ですね。

「食欲がないんですよねえ。」と患者さんがおっしゃったら
その辺りのことを、まず徹底的に聞いてあげることです。
それによって治療方針も変わってきます。
腎虚だとか、肝虚だなんて言っていられないことが起きるからですね。
先に営衛の気をまず作らなければいけません。

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気の利いた話。

2012-03-25 12:15:43 | Weblog
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大事な部分ですのでちょっと確認しておきましょか。
さて営と、衛という二つの気ですが
ポイントは二つ-
・卑胃という部分で作られると言いました。
・これら二つの気は後天の気の変化したものということも書きました。
ということです。

ここからもう少し医学的なお話をしますと
まず重要なところは
二つの気は穀物から生まれます。
じゃあどの時点から、これらが二つの気に分かれるのかといいますと-
まず穀物の気が胃から肺に伝わります。
穀物の気は営衛に別れるということが古典にありますね。
つまり上に上がってそこから五臓六腑を潤おすのが営気ということです。
そして粕の部分ともいえる濁気が下に下りてから
今度は下から上に上がってきますが
これが衛気といわれるもので肺の力を借りながら
主に体の外を守る気(衛気)となるわけです。

もう1度いいますと上から下へ降りるのが営気で
下から上に上がるのが衛気ということです。
ここから病の気に関する病理へと入っていくことになるんですね。

かなりしつこく書きましたが
ここは西洋医学にはない気の独特の概念ですし
東洋医学の最も重要なところでもありますので
これは理解していただくしかありませんな。
「信じるものは救われる」ってねえ・・
【次回へと続けます】