あすなろ経絡指圧療院 鳳本通商店街

指圧とわかりやすい東洋医学の話

ゲエエエエ!ゲエエエエ!!

2012-04-30 11:48:42 | Weblog
最新の東洋医学の話題も含めたあすなろニュースレター』は
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   ≪東洋哲学と医学から見た人間≫


「鍼灸や指圧」の話に入ってますが
“弁証と治療”というお話です。


   8. 違った視点で病気を診る

東洋医学の診察法から診断、治療に至るまでの
現代医学的発想にはまったくない
独特なプロセスを辿る弁証論治(べんしょうろんじ)のお話です。
“気血水辨証(気血津液辨証”の中のまずは
気の病の症状などについて具体的にお話しています。
“気逆(きぎゃく)”といわれるものを取り上げています。

気逆の病は今、胃の弱りからくるものをやっています。
・嘔吐・悪心・しゃっくり、ゲップなどを上げていますが
どんな症状かということは皆さんも
おおよそは、お分かりだろうと思いますので
その中の二つほどを取り上げて
なぜそんな現象が起きるのかというお話をします。

さて、この嘔吐ですが結構東洋医学ではこだわってまして
いろんな種類や病理を上げています。

まずその文字にこだわりますと三つ。

1. 嘔とは有声有物といいまして「ゲエエエ!」といって
物を吐き出すと言うやつです。
一般的なものですね。

2. 吐というのは、ただ物を吐き出すが「ゲエエエエ!」とはいわないもの。

3. 乾嘔というのがありまして、これはカラエヅキだけで何も出ないやつ。
となっています。面白いでしょ。

後病理的には、胃寒というものと・胃熱があります。

前者は静かなタイプであまり大声を出さずに
比較的水分が多いのを出します。
ですから臭いもあまりしません。
どちらかというと虚的な感じですね。
現場に私がいたら、少しいたわってあげないといけねえかなって思うタイプです。

後者のものはどちらかというとやかましいやつでして
黄色っぽくて粘り気のある、おまけに臭い、ゲエゲエと
声を出すタイプです。
実系のタイプといえます。

普段から元気でやかましいやつに多いです。
私の知るところ、普段から手のかかるやつに多いですわ。

「ええかげんに酒の飲み方ぐらい学んだらどや?」と
紳士的でいいお酒を飲まれる皆さんからいわせるタイプのやつです。

忘年会とか歓送迎会が終った後
飲み屋さんの表でやってるあんなタイプのやつ。

ほかにもいろいろあるようですがそんなところでしょうね。
ただ嘔吐も急性アルコール中毒のものや
お酒の席以外でくるものなどには注意しましょう。
お互い、いいお酒を飲みましょ。
【次回へと続けます】


あすなろ経絡指圧~電話:072-271-6551。
〒593-8324
大阪府堺市西区鳳(おおとり)東町1丁52


ポンポン痛いの。

2012-04-28 12:43:36 | Weblog
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   8. 違った視点で病気を診る

東洋医学の診察法から診断、治療に至るまでの
現代医学的発想にはまったくない
独特なプロセスを辿る弁証論治(べんしょうろんじ)のお話です。
“気血水辨証(気血津液辨証”の中のまずは
気の病の症状などについて具体的にお話しています。
“気逆(きぎゃく)”といわれるものを取り上げています。

次の気逆の病は、胃の弱りからくるものです。
胃気が上逆するという状態ですが、どんな症状が出てくるか?
主に四つ程度と考えられます。
・嘔吐・悪心・しゃっくり、ゲップなどです。

元来胃の気は飲食物を下へ下へと下がるのが順とされます。
だからこそ小腸から大腸へと下ろすことができるんですが
こいつが下がらないと、お腹が張るという現象が起きます。
それがうまくいかなくなると上に書いた
・嘔吐・悪心・しゃっくり、ゲップなどを引き起こすということになります。
ちなみに悪心とは吐き気のことです。
院長のような人間のことではありません。
みぞおちから胸のあたりがむかむかする不快感です。

これらは軽ければ胃の経絡の操作の治療で治りますが
もともと胃弱体質の方はなかなか簡単にはいかないこともあります。
その場合は胃の経絡と表裏関係にある卑経や
ストレスがバックに絡んでいる場合は胆経や肝経。
あるいは経絡的(臨床的)には上にある大腸経などといった
いわゆる関係経絡といわれる経絡を使って治療します。
案外治りますので専門の先生の治療をぜひ受けてみてください。
【次回へと続けます】


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元気な肺とは?

2012-04-27 10:37:27 | Weblog
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“弁証と治療”というお話です。


   8. 違った視点で病気を診る

東洋医学の診察法から診断、治療に至るまでの
現代医学的発想にはまったくない
独特なプロセスを辿る弁証論治(べんしょうろんじ)のお話です。
“気血水辨証(気血津液辨証”の中のまずは
気の病の症状などについて具体的にお話しています。
“気逆(きぎゃく)”といわれるものを取り上げています。
ちょっと肺の話に寄り道してます。

浅川先生の資料を参考にさせていただきながら書かせていただいてますが
肺に関する話はほかにもたくさんありますので
ここでは気逆を起こす原因になる辺りの肺の病理についての話を中心に書きます。

キーワードは“宗気”。
さて前回お話した肺のフイゴ作用は
肺で生成されたこの宗気が大きく関わっているということです。

ですから、この宗気の力が衰えると
肺は勿論ですが心臓だけではなく体そのものに
気が回りにくくなるということです。

というか、気が下がりにくくなるというほうがわかりやすいかもしれませんね。
これが咳きや息があえぐという病を引き起こすということになります。

ではこの宗気なる物ですが、どうやって造られるのかといいますと
以下のような過程をたどります。

・まず肺は自然界の清気を取り込みます。
・下で飲食物から脾胃で造られた水穀の精微というものが
昇清作用という働きによって胸中に引き上げられます。
・そして胸中まで運び上げられた
水穀の精微という名の物質と
上で作られた自然界の清気と結合させて宗気」が作られることになります。

以前に呼吸が浅い人はちょっと。
今は元気だったとしても将来がちょっと??というお話を書きました。
肺が健やかであればほかの内臓も元気でいられるというのが
実はその根拠にもなるわけですね。
【次回へと続けます】


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仕事に惚れていた昔の医者の表現力はお見事ですね。

2012-04-26 12:00:13 | Weblog
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“気血水辨証(気血津液辨証”の中のまずは
気の病の症状などについて具体的にお話しています。
“気逆(きぎゃく)”といわれるものを取り上げています。
ちょっと寄り道してます。
肺の働きをもう少し古典医学の世界から見てみたいと思います。

実は五臓六腑のことにつきましては古典の難経(なんぎょう)という書物の
42に、かなり詳細に書かれています。
ここは現代医学の医療関係者には特にご覧いただきたいところです。

浅川先生の資料を参考にさせていただきながら書かせていただいてますが
以前にも書いたかと思いますが?
その昔、肺というものの特性について実にお見事に表現した医者がいます。
それは中国明代という時代に活躍した張介賓という人です。
彼は類経図翼という名著に
「肺は「人身のフイゴ」と言いました。

ところで私たちの世代がおそらく最後に知っている人たちかと思いますが
昔町のあちこちに鍛治屋さんという職人さんたちがいましたよねえ。
鉄をトンテンカントンテンカンとねえ。
鉄を鍛えるためには火が必要です。
その火を絶やさないためには空気が必要です。
その空気を送り出すための道具がフイゴというものなんですが

要するに心臓さんが動くためにはフイゴのような
ふうふう吹いてくれる肺の力を頼りにしています。
心臓は東洋医学では炎にたとえられていますので
張介賓先生は、その肺を「フイゴ」と表現されたわけです。
なかなかうまい評言ですね。
どこかに愛情さえ感じます。

肺は膨らんだり縮んだりして一生懸命
空気を送り込んだり吸い込んだりするわけです。
なんとけなげではありませんかいな?
まるで女房の顔色を伺う~~院長そのものですな・・
この話【次回へと続けます】
言っておきますが||うちの女房の話ではありませんのではい。


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比ゆ評言にも愛情がこめられている東洋医学。

2012-04-25 12:21:01 | Weblog
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気の病の症状などについて具体的にお話しています。
“気逆(きぎゃく)”といわれるものを取り上げています。
肺の気逆の病ですが前回までの二つとお考えください。
肺の働きをもう少し古典医学の世界から見てみたいと思います。

ところで古典医学の文章を読んでいますと、実は面白いところがいろいろとあります。
それは医療というものの話以外の比ゆ評言の面白いところです。
浅川先生の書かれている資料を参考にさせていただきながら
ちょっと書かせていただくことにします。

まず古典医学では肺の形をこのように表現しています。
その位置と形状から見て「肺は五臓六腑の華蓋」という部分です。
私はこの表現がとても綺麗で大好きなんですが
これは帝王が乗っている馬車を覆う傘だとのことです。

実際に昔学生時代のころ解剖研修をされた医療関係の皆さんでしたら
この評言は理解できるかと思います。
こういう表現をまずしていますね。

ではどうして肺が自分よりも偉い“君主の官”と言われている
心臓さんよりもでかい態度で偉そうに見下ろしているのか?
理由は前回書いたように君主の官などほかの臓や六腑たちに
くまなく気を送り届けなければいけないからです。
ですからその形は全体を覆っているということです。
いい話でしょこれ。

こうやって五臓六腑の意味や目的などを考察していくと
なかなか意味深く、重いという感じがします。
簡単に人にあげたり、切ったり~ハツッタリできないよなあって思います。
【次回へと続けます】


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