先日、銀行の同期Kちゃんとランチした時
3時間ぶっ通しでガーズルトークしたのだが、
その時思い出した銀行員時代ネタを記事にしてみる。
同期入行のMちゃんは、
女子の中で一際目立つきれいな子だった。
きれいなだけじゃない、
地元の国立大卒の才媛で、立ち居振る舞いもお淑やか。
何か話しかけると、大きな瞳をゆっくり閉じて「うん」と頷きながら聞いてくれる。
女性から見ても
本当にかわいい~!って虜になっちゃうくらいだった。
あの頃流行った言い方をするなら
「お嫁さんにしたい候補NO.1」間違いなかった。
ところがなんと、Mちゃんはその時既に婚約していたのだ。
「秋にはお医者様と結婚するんだって~。」
当時、「腰掛け」と言われていた女子の事務職。
結婚後退職する人が多い中、
せめて2年以上は勤めてほしいと企業側は望んでいたし、
女子も不文律のようにそれを守っていたものだ。
なのに、半年で辞めるっていうのはどうよ?
まあ、いろんな事情があるのだろうから
私たちがとやかく言う事ではないが、
それにしてもね~・・・・・
というのが、周りの女子の冷ややかな反応だった。
入行後、何かと理由をつけて同期会を開いていた私たち。
名古屋市内のちょっとお洒落なお店に集まり、
ご飯を食べたり飲んだりしていた。
Mちゃんはそこでも人気者。
男子が周りに集まってくる。
でも、フィアンセのいるMちゃんは、
どんなに誘われても、
相手を傷つけないよう
さりげなく、上手に、断わっていた。
それからしばらくして、私たちはある噂を聞いた。
Mさんが同じ支店に配属された同期のY君と付き合っているらしい!
最初はグループで映画やドライブに出かけていたのだが、
そのうち二人で会うようになったという。
しかも困ったことに、Y君、
Mちゃんのことを真剣に好きになり始めているらしい。
MちゃんもMちゃんだ。
婚約しているのにちょっとそれは軽率じゃない?
そして夏が終わる頃、
Y君はとうとう、Mちゃんが寿退職する事を知ってしまったのだ。
「結婚するって決まってんなら、初めから就職なんてするなよ!」
別れ際にY君は、こう言い捨てたそうだ。
程なくMちゃんは盛大な結婚式を挙げ、ご主人と共に海外へ赴任した。
だが、なんと、
それから1年もたたないうちに、
彼女は離婚して日本に帰ってきてしまったのだ。
「やっぱりY君のことが忘れられなかったの。」
Mちゃんは親しい友人にそう語ったそうだ。
振られたY君は、どうしたかって?
銀行を辞め、大手メーカーに再就職した。
Mちゃんが離婚したことは、最後まで知らなかったということだ。
3時間ぶっ通しでガーズルトークしたのだが、
その時思い出した銀行員時代ネタを記事にしてみる。
同期入行のMちゃんは、
女子の中で一際目立つきれいな子だった。
きれいなだけじゃない、
地元の国立大卒の才媛で、立ち居振る舞いもお淑やか。
何か話しかけると、大きな瞳をゆっくり閉じて「うん」と頷きながら聞いてくれる。
女性から見ても
本当にかわいい~!って虜になっちゃうくらいだった。
あの頃流行った言い方をするなら
「お嫁さんにしたい候補NO.1」間違いなかった。
ところがなんと、Mちゃんはその時既に婚約していたのだ。
「秋にはお医者様と結婚するんだって~。」
当時、「腰掛け」と言われていた女子の事務職。
結婚後退職する人が多い中、
せめて2年以上は勤めてほしいと企業側は望んでいたし、
女子も不文律のようにそれを守っていたものだ。
なのに、半年で辞めるっていうのはどうよ?
まあ、いろんな事情があるのだろうから
私たちがとやかく言う事ではないが、
それにしてもね~・・・・・
というのが、周りの女子の冷ややかな反応だった。
入行後、何かと理由をつけて同期会を開いていた私たち。
名古屋市内のちょっとお洒落なお店に集まり、
ご飯を食べたり飲んだりしていた。
Mちゃんはそこでも人気者。
男子が周りに集まってくる。
でも、フィアンセのいるMちゃんは、
どんなに誘われても、
相手を傷つけないよう
さりげなく、上手に、断わっていた。
それからしばらくして、私たちはある噂を聞いた。
Mさんが同じ支店に配属された同期のY君と付き合っているらしい!
最初はグループで映画やドライブに出かけていたのだが、
そのうち二人で会うようになったという。
しかも困ったことに、Y君、
Mちゃんのことを真剣に好きになり始めているらしい。
MちゃんもMちゃんだ。
婚約しているのにちょっとそれは軽率じゃない?
そして夏が終わる頃、
Y君はとうとう、Mちゃんが寿退職する事を知ってしまったのだ。
「結婚するって決まってんなら、初めから就職なんてするなよ!」
別れ際にY君は、こう言い捨てたそうだ。
程なくMちゃんは盛大な結婚式を挙げ、ご主人と共に海外へ赴任した。
だが、なんと、
それから1年もたたないうちに、
彼女は離婚して日本に帰ってきてしまったのだ。
「やっぱりY君のことが忘れられなかったの。」
Mちゃんは親しい友人にそう語ったそうだ。
振られたY君は、どうしたかって?
銀行を辞め、大手メーカーに再就職した。
Mちゃんが離婚したことは、最後まで知らなかったということだ。
本当にドラマみたい。
MさんもY君に連絡を取らなかったのですね。
あの頃って、キャリア志向の女性も増えつつあったけど、三高だの、クリスマスケーキだのってあおられて、就職=婚活という子や、お付き合いしている人がいてもお見合いをするという子もいました。
今よりは就職しやすかったけど、半年だの一年で会社を辞めるって、勇気がいることでしたよね。父にも「石の上にも3年」って言われました。
昔は結婚=寿退社でしたものね。
独身でも二十代半ばになると周りからなんとなく追い出される雰囲気がありました。
それが勇気のある数人の先輩方と、世の中の風潮の変化で、
だんだん子供が出来るまで、いくつになっても結婚するまでいられる雰囲気になり、
とうとう、産休とって復帰できるまでになりましたよ。
恋愛はタイミングが大事だと思いませんか?
それが狂ってしまうと上手く行くものも上手くいかなくなりますね。
たとえMさんがYくんに連絡を取ったとしても、どうだったでしょう?
総合職女子が入社してきたのは。
結婚しないと肩身が狭かったよね、
あの頃は。
私は彼らとは離れたところの支店勤務だったので
リアルタイムでは話を聞いてないの。
詳しいことはずーっと後になって聞きました。
男子も女子も、周りが誰も忠告したり、教えたりしなかったんですよね。
でも、それって勇気のいることだったのかな。
まだまだ小さい子供がいると働けないですよね。
私も、義父母がいなかったらフルタイムで働けませんもの。
もっと早い段階で誰か教えてあげればよかったのに、と思います。
私は彼らとは離れた支店勤務で
このことはずっと後になって噂で聞いたんですよ。
近くにいると本当のことを言うのは
憚られるのかな。