肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

社長からの電話

2008-04-21 12:42:34 | Weblog
数日後、社長さんから私の携帯に電話があった。

「是非、うちに来てほしいと思って電話したのですが。」



こんな私を採用してくれる会社があったなんて!

ちょっと待って。
その時実は、同時進行で他の会社もいくつか面接した後で、
返事待ちの状態。

でも、帯に短したすきに長し・・・・
どの会社も「ここだ!」という決め手になるようなものがなかった。

しかも、採用されるかどうか現時点では分からない。

どうすればいい??

とりあえず、失礼にあたるかもしれないけど返事を保留して、
ハローワークにでかけ、担当者と相談することにした。

担当者は、
「すごいよ、ここの会社あのあと10人面接に行ってる。
その中で選ばれたんだから自信持っていけばいいよ。
条件もいいしね。」
と、言ってくれた。

そこでまた社長さんに電話してオファーを受けることにした。


うれしかった~

さらば職安に通う日々。

こうして私は専業主婦から新米ワーキングマムへと転身することになった。

少々浮かれ気味の私。

その時はまだ、
再就職の現実を嫌というほど見せつけられることになろうとは
夢にも思っていなかった。

面接~緊張MAX

2008-04-17 12:59:05 | Weblog
面接を繰り返し、断られる・・・・
そんな日々を過ごすうち、
ある一社とアポが取れて訪問することになった。

「簡単な事務。パソコンの初期知識。年齢不問」

いいじゃないですか~!
こういうところを探していたのですよ!

しかも、先方はその日にハローワークに求人を出したばかり。
ここで面接の依頼をすれば
「意欲有り」と思われてアドバンテージになるかも。
家からも近くて通いやすいし~。
ハローワークの職員の方の勧めもあって
積極的になる私。

ハローワークからの紹介状と地図のコピーを持って
時間に遅れぬよう早めに出かける。

探し当てた小さなオフィス。

ドアを開けてくれた女性は
私と同じくらいの年齢かな、と思われ、
背が高くてとても美しい人。
対応も丁寧で、
「こんな人と一緒に仕事できたらいいな。」
と、勝手に妄想。

オフィスは小さいけれど、
明るくて綺麗でよい感じ。

社長さんは穏やかな口調で話す方で
なんと出身高校が同じだった!
(ますますよい感じ~!)

途中、担当の女性社員が呼ばれ
面接に加わる。
しきりにコンピュータのことを聞かれる。
・どのくらい詳しいのか。
・入力のスピードはどうか。
(ご存じのとおり、あまりパソコンの知識はないものですから、
嘘も方便とばかりにちょっと誇大広告しておく。)

苦しい説明をした後、
最後に
「パソコンを使っていて、
時には動かなくなったり、トラブルが発生するときもありますが、
その時には対処していけそうですか?」
と聞かれる。

この質問にはさすがにきちんと答えねばならないと思い、
「専門的な知識があるわけではないので
具体的にどう対処できるかは分かりません。
でも、真面目で我慢強い性格ですので
仕事はきちっとこなせると思います。」
と最終アピールをしておいた。

採用する場合は後日電話する、と言われ、面接終了。

外に出ると、初夏の風が待ち受けていた。
着慣れないスーツの下で
ブラウスの脇の下が緊張の汗で濡れているのに気付く。

「ここで働けたらいいな。」
淡い希望を抱いて家に帰る。

ただ、面接してくれた女性社員が
ニコリともしなかったことだけが、一瞬心に引っかかった。

字を書くと言うこと

2008-04-16 13:01:43 | Weblog
職探しする上での数々の障害。
もうしばらく書かせて下さい。

ハローワークで仕事を検索し、
面接までこぎつけてから、
さて、次は何をすればいい?

まずは履歴書。
そして
職歴
を書いて用意すること。

ところが
書類を書く段になって
「字を書けない自分」に愕然としました。

専業主婦になって、
久しく「字を書く」という行為から遠ざかっていました。

もちろん、学校の書類は書くことがあります。
でも、「保護者名」「住所」など数行書くだけ。

手紙類を書くこともあるけれど、年に一度の年賀状が主。
それも最近はパソコンで印刷。
宛名までも機械にお任せ。
ちょこちょこっとコメントを書くだけ。

ブログを編集するのもパソコン上なので
直に文字を書く作業をしていません。

そんな私が、履歴書を書くんだから、
それはそれは大変です。

だいたい履歴書っていうのは
「手書き」と相場が決まっていて、
しかも
「書き直し×」

気合いを入れて集中して左側を書き上げたのに、
右側でふと気が抜けて、ミスって台無しにしてしまう・・・・
結構何枚も書き直しました。

一枚書き上げると腕はパンパンになって
2枚目を書き始めるまでにちょっと休憩しなくちゃならない。
なんと情けない。

書き上がった履歴書は
40過ぎの大人が書いたものにはどう見ても見えない。
中学生くらいの子供が書いたもののようだ。

それから、もう一つの書類
「職歴」
これについても、あまりに書くことが少ない。

学校を卒業して就職して
出産を機に退職。
以後専業主婦の道まっしぐら。
そんな私に職歴などあるはずもなく。

ハローワークの職員の方と相談して、
空白の時代は致し方ないとして、
子育てと夫の赴任で再就職の機を逸していたことを
とりあえずは書いておいたほうがいいということで
こちらの書類はワードで書き上げました。

こうしてできあがった二つの書類を抱え
ここ数年来買ったこともないストッキングを、
荒れた指先で伝線させぬよう慎重に履き、
ゲタ箱の奥の方に、箱に入れてしまっておいたパンプスを引っ張り出してきて、
足が痛くなるのを覚悟で履き、
90年代モードのグレーのスーツ、
(それしかないので仕方なく)身を包み、
面接へと臨んだのでした。



なんちゃって銀行員

2008-04-15 12:57:34 | Weblog
わたくし、出産を機に退職したのですが、
当時、実は銀行で働いておりました。

銀行員って、どんなイメージ?
カウンターで札をしゃかしゃかと指ではじいてパッチンと音を鳴らし、
次は扇のように開いて華麗に数える・・・・
加算機を目にもとまらぬ早さでブラインドタッチで操作する・・・・

それが一般の人たちが思い描く銀行員。

でも、私は窓口のずっとずーっと奥の方で働いていて、
札勘(お札を数えること)も加算機も苦手。
銀行員としての技は何一つ備わらないまま退職しました。

今は、窓口にも札を数える機械が置いてあって、
札勘の技を見ることもあまりなくなったのでしょうが、
機械がないシチュエーションでは
やはりお客様の目の前で
札を満開にして数えていくのが銀行員としての本質。
お客様もそれを期待しているところがあるでしょう。
札も数えられぬような行員は信用できぬ、なんてね。

職探しにおいても、
これはまたまたネックになっていた。

銀行のパート募集はけっこう多いんです。
「経験者優遇」
と書いてある。
窓口業務や内部事務、ロビー案内、得意先回り、
経験者ならすんなりと仕事に戻ることが出来るでしょう。

でも、きっと私のようななんちゃって銀行員は
採用されたとしても
「何よ、あの人。銀行経験があるって言ってたけど本当?」
なんて言われるのがオチだわ。
と、最初からあきらめモード。

なんだか履歴書に銀行勤めのことを書くのも
申し訳ないのですよ。ほんとのこと。

資格持つものは再就職を制す

2008-04-10 12:55:32 | Weblog
再就職するにあたって、
年齢の他にもう一つネックになっていたもの。
それは、
「履歴書に書くべき資格がない」
ということ。

そうなんです。
私、仕事に役に立つような資格を、
何一つ持っていないんです。

仕事の情報誌を見て見ると
医療事務、介護、薬剤師、看護士、ヘルパー、栄養士・・・・・
などの資格があると、ぐっと仕事選びの幅が広がる。

更にパソコンの知識があるとなお良い。
ワード・エクセル、パワーポイントなど
使いこなせる人は強い。
私はにはブログ編集で覚えた自己流のワードの知識しかなく、
オフィスで即戦力になるとは言い難かった。

選ぶ職は限られていく。

年齢制限なし、
資格は不要、
パソコンの初期的知識があればいい、

この3本に絞ってひたすら職を探したのでした。

<今だから言えること。>
面接で
「パソコンの方はどのくらい使えます?」
と、質問されると、
「ワードを少々。エクセルについては勉強中です。」
と、はったりをかましました。
(実際には本を買ってきただけ。)
ごめんなさ~い!
今仕事をしていて、
こんなにパソコンの知識がないのに
「出来る」と言った私は・・・・・
まるで詐欺師のようだ・・・・と思う。

若いときにもっとビジョンを持って
就職に役立つ資格を取るべきだったと、
後悔するのでした。

ちび姫の入学式

2008-04-08 13:18:42 | Weblog
お気に入りの水色のワンピースを着て
真新しい帽子をかぶって、
今日はあなたの入学式。

たくさんのお友達をつくって
いっぱいいろんなこと覚えてきてね。
学校には図書館もあるから
本の好きなあなたはきっと喜ぶでしょう。

幼稚園バスで通っていた時と違って
早く起きなくちゃならないし、
歩いて行かなくちゃならないから、
最初は大変だね。

明日はどんなことをするのかな。
わくわくをどっさりつかまえてきてね。
そしてママにお話し聞かせてね。


仕事探し

2008-04-02 12:31:13 | Weblog
働きに出よう!と決めてから、
まず最初にしたことは
「ハローワーク」に出かけたこと。

職業安定所=職安という言葉より、
こちらのネーミングのほうが軽やかで好きだな~。

職員の方に教えられるまま、
自分の経歴を登録し、
パソコンで条件にあった仕事を見つけます。

あっ、私の場合、「条件にあった」
というよりは、
「条件のないところ」
を探した、というほうがあってますけど。

とにかく、40歳過ぎると
求人の少ないこと少ないこと!
採用条件を見ると、
35歳まで、38歳まで、40歳くらいまでの方・・・・
という厳しい記述が。

30代と40代とは一体どこがどう違うのか!

怒っていてもしかたがないので
年齢制限のないところを検索する。

そうして探し出した求人先を印刷して、
相談員との面接に臨む。

上手く条件が合いそうなところがあると
職員の人が電話をかけて面接の日取りを決めてくれる。
私は紹介状を持って約束の日に訪問する。

・・・・・・・・・

ということが何度も繰り返されました。

・・・・・・・・・

断られること数知れず。

その度に、
もう仕事なんて見つけられないかもしれない。
やっぱり、いきなり仕事するのは無理なのかも。
何の資格も持たない私には選択肢が少ないものね。
と、落ち込み、気分はモード。

ほぼ毎日のようにハローワークに通う日々が続いたのでした。