肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

おもしろうてやがて悲しき五輪かな

2012-07-30 15:42:00 | 生活
ロンドンオリンピックが始まった。

自分が住んでいた都市でオリンピックが開催されるということで、
いつもに増して真剣に見てしまう。

テレビ画面にロンドンの街角が映し出されると、
あの頃と変わらぬ風景に
懐かしさがこみ上げてくる反面、
新たに建設されたオリンピックパークを見ると、
ああ、ロンドンも遠くなりにけり~なのだな・・・・
と、遠い目になったりする。

オリンピックの記憶があるのは第20回のミュンヘン大会からだ。

(メキシコ五輪の時は3歳だからねぇ、さすがに覚えてません。
ちなみに両親がテレビを買ったのはその頃です。)

当時、小学一年生。

水泳のマーク・スピッツが強かったこと、
男子バレーボールが金メダルを取ったこと、
イスラエルの選手がテロで殺されたこと、

そんなことを覚えている。

幼い頃は、新たに登場してくるヒーロー&ヒロインに心躍らせた。
日本人の活躍にも単純に喜んだ。

選手と同年代になると、
並大抵の努力ではそのレベルに達することは出来ないことを
肌で感じることになる。

自分にとって五輪とは
絶対に足を踏み入れられない領域であり、
神聖な技が繰り広げられる高貴なステージであった。


月日は経ち、
いつの間にか選手の年齢を越え、
自分の子供達の年と変わらぬようになった。

その頃からちょっとオリンピックを見る目が違ってきた。

そう、選手の親世代になった頃から、
オリンピックを見るのが辛くなってきたのだ。

一人のアスリートが晴れの舞台に立つまでに
どんなにトレーニングしてきたかを、
どれだけ多くの人が支えてきたかを
その蔭には代表に漏れた人たちがいることを、
思い浮かべてしまうからだ。

メダルが取れても取れなくてもいい。
ベストを尽くして悔いのない戦い方をして欲しい。
たとえ納得の出来ない結果だったとしても
あなた達はもう十分立派なのです。
と、言ってあげたい。



もうご覧になったかもしれませんが、
選手を支える母の愛、
こんな風に映像化されるとグッと来るね。


P&Gグローバル企業CM 第1弾 「Best Job(母の愛)」120秒篇

お野菜がいっぱい

2012-07-26 15:26:06 | 生活
家庭菜園で採れる野菜は
「生産調整」というものが出来ない。

5月上旬に苗を植え付ける。

支柱を立てて茎を縛り、
脇芽を取って真っ直ぐに伸びるようにしてやる。

やがて花が咲き小さな実を付ける。
程なく「お初モノ」が一個だけ出来る。

1個だけじゃ家族で食べるには足りないわ。
なんて不満を言っているのは最初だけ。

数週間後には、収穫し損ねた「巨大キュウリ」が
ぶら~んと茎から垂れ下がることになるからだ。

そのうち、他の野菜もどんどん実を付ける。
収穫サイクルはノンストップ状態になり、
食卓には毎日のように ナス キュウリ、トマト が登場することになる。

「別に嫌いじゃないんだけどさぁ。」

テーブルに並ぶ夏野菜料理を眺めながら次男がぼやく。

「こうも毎日、いや、毎食ナスが続くと飽きるんだよな・・・・・。
味噌汁にナス、お弁当のおかずにナスの煮物、夕食に焼きナス。
キュウリだってさ、酢の物やサラダに一応姿は変えられて出てくるけど・・・・・
キュウリには違いないんだ!」


我が家で採れたものだけでも食べあぐねているのに
野菜作りを趣味にしている知人から
「たくさん出来たのでおすそわけ
と、いただいた日には、途方に暮れてしまう。




これはもう、アレに変身してもらうしかない。




困った時のキュウリのキューちゃん

今シーズンはもう2度も作ってしまった。
我が家の定番ですね。




そうそう、たくさん採れたお野菜の保存ですが
るーまーぽけっとさんがこんな風に実践していらっしゃたのを参考にさせてもらっています。
きれいに洗って、ヘタなどを取り、ビニールに入れて冷蔵庫に保存。
野菜の持ちが全然違います。使う時も洗ってあるから便利~♪


さて、余談だが、
現在収穫レースで独走中なのがシシトウ君。
毎日お弁当の片隅に、さりげなく陣取り、
シシトウDEロシアンルーレットを展開。
脇役ながら異彩を放っている。

2日連続で次男に激辛が大当たり。
本日は見事tenchanが標的にされたのだった。もう~辛過ぎやって!








むだ毛のお話

2012-07-23 15:00:25 | 自分のこと・思い出
夏になると思い出す~♪
のは 遙かな小瀬  じゃなくて むだ毛の処理。

ええ、女性には切実な問題なのであります。

学生~OL時代は、
それはマメにむだ毛処理をしておりました。
冬でもせっせと毎日お手入れ。
うっかり忘れた日には
電車のつり革持つのを躊躇いました。

ところが結婚し、出産し、
オバサンになってくると、
冬は・・・・・どうせ見えないんだし、ま、いいか。
と、毛抜きは手抜きするように。

でも、夏場はそうはいきません。
半袖、ノースリーブ、素足にサンダル。
肌を否応なしに見せることになるので
むだ毛処理に勤しむわけです。

とは言っても、気を使うのは主に脇だけで、
腕や足の毛は、プールに行く時くらいしか剃りません。

同世代の女性はどうなのかしら?
姉や妹がいれば、ねえどうしてる?
って聞けるけど、
まさか弟に聞くわけにもいかず、
そのまんま。

ただ一度だけ、むだ毛を剃ってないことを誹られた経験があります。
ロンドン時代、
日本から来た家族をバッキンガム宮殿の衛兵交代式に連れて行った時のこと。
私たちの隣りに日本人と中国人の女性二人が並びました。
彼女たちは語学学校に通うクラスメートらしく、
会話は英語でした。

中国人の彼女が
「あら、あなた、きれいにシェービングしてるのね。」
と、日本人の彼女のツルツルの腕を褒めました。
すると日本人彼女は
「ありがとう。」
と、恥ずかしそうに答えたかと思うと、
「日本人でも、ああいうオバサンになるとむだ毛の処理をしない人が多いのよね。」
私の方に視線を送りながら、中国人彼女にしゃべっているではないですか!

君たち、私が英語分かんないと思って話してるけど、
内容みんな聞こえてますわ。
っていうか、腕のむだ毛剃ってませんが何か?

と、言いたいところをぐっと我慢して
ガン見してやりました(嘘)

さて、話は変わって。
先日ちび姫が教えてくれた爆笑ネタ。


「ママ、あのね。

この間のスイミングのレッスンのことなんだけど・・・・・。

スイミングはね、いつもグループに分かれて練習するの。

50分のレッスン中、何分かに1回休憩があって
その度にプールサイドに座ってコーチのお話を聞くの。

1回目の休憩の時、ちょうど私の目の前にAコーチ(女性)が立ったんだけど、
コーチを見上げたら
目線の先にね・・・・・

水着の両側から、なんか出てるのが見えたの。

焦げた猫の髭みたいに、ピーン、ピン、って。


ちび姫がここまで話したところで
次男と私は顔を見合わせ大爆笑。


ねえ、ちび姫ちゃん、
そのこと誰かに話した?お友達は誰か気が付いた?

「ううん、話してないし、誰も気付いてない。」

そっか、それじゃあこのまま秘密にしておいてあげてね。


はぁ~。それにしても、焦げた猫の髭って・・・ちび姫の観察力すごいわ。(笑)


最後に、今日はこの流れで(どんな?)こちらのブログをご紹介します。
まんしゅうきつこのオリモノわんだーらんど
(ちゅうい)きんむちゅうにはけっしてあけないように!


ベルばら世代必見名古屋市博物館「マリー・アントワネット展」

2012-07-18 16:06:09 | 生活
しーちゃんさんがブログで紹介して下さった
名古屋市博物館の「マリー・アントワネット展」を見に行ってきました。

本当は夏休みになってからちび姫を連れて行こうと予定していたのですが、
思いがけずこの先週末に時間がとれたので、
暑くならないうちに行くことにしたのです。

会場にはベルばら世代のママとそのお嬢さん、
という組み合わせの親子が結構来てました。
えへっ、tenchanとちび姫もですね

展示物には小学生でも分かるように
ひらがな表記の説明文が書かれていました。
これは嬉しい配慮ですね。

ちび姫も一生懸命鑑賞していましたが、
絵画や宝飾品ばかりでだんだん飽きてきたのか、
「ママ、先に行ってるね~!」
と、どんどん進んでいきます。
そしてお目当ての「ドレス部屋」に着くと
「すごい~きれい~!」
と、一番興奮していました。
アントワネットが描かれた絵画から、ドレスが再現されているんです。
実際にこの目で見られるなんて素敵ですよね。

しかしまあ、ミシンなんてなかったあの頃、
全部手縫いでドレスを作ったんですよね。
どれだけの職人さんが関わっていたのでしょう。
ファスナーもないから、靴ひもみたいに編み上げて固定したのかしら?
何て考えながら見ていました。

そうそう、ちび姫は帆船を載っけたかつらも被ってみましたよ。

しーちゃんさんがドレスの写真などをたくさん載せて下さってます!
詳しくはそちらを見て下さいね。

名古屋での展覧会の後、横浜、松山、沖縄、福岡、神戸、岡山で開催されるそうです。
会場にお近くの方で興味がおありの方は、是非ご覧になってください。



ベルばらは私たちの世代にはとても馴染みの深いマンガ。

アニメにもなったし宝塚の演目にもなりましたよね。
実は映画も作られたってってことも知ってる?こちら

ベルサイユ宮殿でロケした大がかりな作品でしたが、
評判はあまりよくなかったようです。

そしてこの映画を、当時中学生だった私はお友達と見に行ったのです。

「校下外に出る時は親同伴で制服着用」という分けの分からない校則があったので、
お友達のお母さんが付き添いで一緒に来てくれて、
あとは全員セーラー服着て、柳が瀬の映画館に行きました。
今の時代じゃ考えられないよね。

もうひとつ、アントワネットの映画といえば、
キルスティン・ダンスト主演の

マリー・アントワネット


があるけど、
マリーが衣装を取っ替え引っ替えする場面で、
コンバースのスニーカーが一瞬だけ映る場面があるんですよ。こちら




ケチなTooth Fairy

2012-07-11 14:59:05 | 子供の話題
あれはイギリスに渡って半年ぐらい経った頃だった。


学校からの帰り道は長い下り坂。
ちび姫係の長男は、
校門から出るとすぐにバギーを私から奪い取る。
坂道でバギーが速く行ってしまわないようバランスを上手に取りながら、
一足先に歩き始める。
少し遅れて次男が出てくる。私と手を繋ぎながら二人の後を追いかける。

長男の背中がずーっと向こうになってしまうと
次男が小さい声でこう言った。

「お母さん、あのね。
僕、今日学校で歯が抜けたよ。」

ポケットから出して見せてくれたのは、小さな乳歯。

「そしたら友達が教えてくれたんだ。
イギリスにはね、tooth fairy っていう妖精がいるんだって。
抜けた歯を、夜寝る前に枕の下に入れておくと、
tooth fairy がやって来て1£コインに変えてくれるんだ。
僕、今夜これを枕の下に入れておくんだ。」

そっか。それは楽しみだね。

ところが夜になって慌てたのが母。

1£コインが財布の中にないのだ。

帰宅した夫に持ってないか尋ねても、

「ゴメン、全く持ってないよ。」

仕方がない、50Pコインを置いておこう。


翌朝、起きてきた次男はご機嫌斜め。

「50Pだった・・・・・・。」


そんなやり取りがあったことを
すっかり忘れていたある日のことだ。

当時は週に一度、英語の家庭教師の先生が来てくれた。

レッスンの途中、飲み物を運ぼうと部屋に入ると
次男が先生にこう話しているのが聞こえた。

「先生あのね、この間僕歯が抜けたんだ。
それで枕の下に入れておいたんだ。」

「それはラッキーだったね。で、fairy は1£コインに変えてくれたのかな?」

「ううん、僕んちの fairy は、すっごくけちん坊なんだよ。
だって50Pしか置いていかなかったんだもん。」

「Oh! No! それはなんてケチな fairy だろう。」

先生はそう言うと、いだずらっぽく私の方を見た。

顔から火が出るとはこういうことを言うのだなぁ。

数年後、次男がその時の心情を教えてくれた。

実は、サンタクロースと同様、 fairy の話も
信じている振りをしていただけで、
1£をもらえるならもらっておこう、という魂胆だったらしい。
でも、枕の下にあったのがまさかの50Pだったので、
母親を困らせるために英語の先生の前で暴露した、というわけだ。

次男8歳の夏、そのころから策士であります。

彼に気に入られようとして

2012-07-06 14:52:41 | 子供の話題
少し前にちび姫が教えてくれた話。

ちび姫と同じ5年生のちゃんには、
両思いのボーイフレンド君がいる。

↑5年生でボーイフレンドって早い!とか、
まだ小学生なのにどういう付き合い方をするだろうか、という疑問は
ここではスルーして欲しい。(笑)

同じ学年にはもう1組両思いカップルがいる。
君とちゃんだ。

ところが君、なかなかの食わせ物で、
ちゃんというガールフレンドがいるにも関わらず、
ちゃんにお熱を上げているのだそうだ。

それを知って心穏やかじゃないのがちゃん。

なんとか君に振り向いてもらおうと、
彼女はある行動に出る。

なんと、ちゃんの服装、髪型、全てを真似し始めたのだ。

最初それに気が付いたのは、ちゃんのお友達。

「ねえねえ、この頃ちゃんって服装の趣味変わったと思わない?」

半信半疑でこの話を聞いていたちゃんだが、
ある日自分の着てきた服とそっくりな格好をしているDちゃんを見て仰天する。

い、いつの間に同じ洋服を手に入れたのかしら?

それだけではない。
ちゃんはもともと、「わっはっはっは。」と豪快に笑う女の子だったのだが、
ちゃんの笑い方を真似、口に手を当てて「うふふふ」と笑うようになったというのだ。

「ママ、信じてないでしょ。でも本当なの。私見たんだもの。
なんか、こんなのちゃんじゃない。気持ち悪いよーーー。」

そっか。そこまでしてでも好きな男子の気を引きたいという乙女心は分かるけど、
それ以前に、ちゃんとつきあってるのにちゃんに気持ちが傾いてる君が、
一番アカンとママは思うわ。

「だよねー。うちらもそう言ってる。
男子ってホント、バカだよね。
だって、兄ちゃんなんか未だにアホなことばっかり言うし、中身全然成長してないじゃん。」



ちび姫自爆

2012-07-02 15:44:48 | 子供の話題
拙ブログに登場するちび姫は
いつも、ママを感動させるとってもよい子として描かれているが、
実際の生活では、ワガママを言って困らせることだってある。

一番多いのは、宿題にまつわることだ。


ちび姫の学校では、授業進度に合わせ
漢字ドリルや計算ドリルの
指定されたページをノートにやってくる、という宿題が多いのだが、
定期的に締め切り日というのが設けられ、
その日までに「ドリルの○ページまで終わらせること。」と指定される。

出来なかった子は
始業前や昼休みに教室に残ってやることになっている。

ちび姫にとって、締め切り日に終わっていないことは
残しておいたアイスを兄ちゃんに食べられてしまうより屈辱的なこと。

何が何でもやり終えるつもりでいる。

ところが、週末になると気が緩む。
朝早く起きると・・・・
ちょうど子供向けアニメが放映しているので見たり、
それが済むと今度はゲームをしたりで、
時間がどんどん過ぎていく。

気付けば日曜日の夜。

翌日の締め切りまでに、
あと○ページやらなきゃいけない。

焦ってやろうとすると、余計に字が汚くなってしまう。
計算も間違える。



あ゛ーーーーもうヤダ!

時間がない。

出来っこない。

こんなの無理。

居残りは絶対に嫌。

やらなきゃ。

でも・・・・・


自分の中で堂々巡りを続けた挙げ句の果てに、
食卓テーブルに突っ伏して泣いてしまう。

長男と次男が小学生の時は
私もまだ若いお母さんだったので
そういう態度に出られると
自分までカーッときてしまい、
大声で叱ったものだ。
↑今思い起こすと、二人には悪いことをしたと思う。ゴメンね。

でも今は、経験を積んだ熟ママ(笑)なので、怒鳴ったりはしない。

一旦気の済むまで泣かせてやる。
泣きやまない時は、気分が修まるまで二階の部屋に行かせる。

しばらくすると自分から下りてくるので。
椅子に座らせちょっと落ち着かせてから、
さっき叫いたことをもう一度語らせる。

時間がないから出来っこない。こんなの無理。だけど居残りは絶対に嫌。やらなきゃいけないことは分かっている。云々・・・・。

語っている最中に涙がもう一度出るが、
それは仕方がない。

最後に、

じゃあ、あなたはどうしたいの?

と、問いかける。

すると

何時になってもやる。

と結論を出す。


そこで初めて、

うん、わかった。ママは終わるまで一緒にいてあげるからね。

と声を掛ける。

そうして静かにドリルをやり始めるわけだが、
やれない出来ない!と騒いでいた時より
早く終われるんだから、
あの自爆テロはなんだったのか?
というオチになる。


一連の騒動を冷めた目で見ていた次男

「女って、面倒くせぇな・・・・。」
と、吐き捨てる。

そう、確かに面倒くさいかもしれないけど、
今の君のほうがもっと扱いにくいんだから。
と、言おうとすると、
「へっへっへっ・・・」
と、逃げるように二階に上がっていったのだった。