肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

世論はこうして作られる?

2011-07-29 13:24:23 | 生活
原発再開を巡って、
九州電力内で賛成の意見を出すよう出回った、
いわゆるやらせメール問題。

今回に限ったことではなく、
こうした大きなプロジェクトが動く時は、
何らかの力が働いていたかもしれない、という疑惑を大いに窺わせた。


今から20年ほど前になるが、
長良川の河口堰が竣工される頃の話だ。


堰の建設に関しては、色んな方面から反対運動が行われていた。

新聞紙上では、毎日のように議論されていたような記憶がある。


そんなある日、
自治会から「河口堰建設賛成」の署名をするよう町内の回覧板が回ってきた。

「河口堰は治水、利水の観点から必要不可欠です。
私は建設に賛成します。」

確か、そんな文言だった気がする。


自治会の、それも町内単位で署名をするよう手を回すというのは、いかがなものか。

「反対」の立場の人でも、
近所の手前、「賛成」だと名前を書く人もきっといるだろう。

そうして集められた署名が「世論」としてまかり通っていくのかもしれない。

当時、結婚したばかりの私は、
判断に迷って義母にそれを見せた。

義母は町内の事に関しては義理堅い人だが、
その時ばかりは自分の信念を貫いた。

署名を集めに来た町内会の班長さんに、

「ゴメンナサイ、うちは親戚に漁業組合の人がいて、
河口堰には反対なの。」

そう言って、あっさりと断ってしまった。

義母の清々しい態度に、心晴れる思いがした。



そうはいっても、
一度決まったら後へは引けないのが公共事業というもの。

ご存じの通り河口堰は、
賛成派に押し切られる形で、
建設は押し進められ、今に至る。


アユ漁を楽しむ伯父の話によると、
ここ十数年の間に、確実にアユは捕れなくなったということだ。


河口堰に関して、賛成のお立場の人がいらっしゃるかもしれませんが、
あくまでも、私個人の見解として書きました。
不快に思われた方にはお詫び申し上げます。

岐阜の高校生言葉(次男から仕入れたネタ)

2011-07-27 13:07:37 | 生活
カッターシャツ・・・・・と聞いて、
どういうものか想像できる人は
名古屋から西の人らしい。参照ウィふり調査団

岐阜生まれの私は、両親が名古屋出身だからだろうか、
カッターシャツもYシャツも、両方使っていた。

厳密に言えば、
カッターシャツは、学生が着るもの、
Yシャツは、社会人が着るもの、
と、うちの家族は使い分けていた。

そして、カッターシャツは短縮形「カッター」としても十分通用する。

「カッター、新しいの出しておいたから着なさい。」

「お母さん、カッターにアイロンかけておいて。」

そんな使い方をする。

逆にYシャツは、「Y」と短くは言えないのだな。(当たり前だが・・・・)


以前にも記事にしたが、こちら
岐阜の高校生の夏制服は、カッターシャツ、しかも長袖。
下着にはカラーTシャツを、わざと透けるように着る。

自分流のお洒落を楽しむ彼らだが、
中には、面倒くせぇ~ と思う輩もいるわけで、
特に、運動部の男子はその傾向がある。

透け見せ用カラーTシャツの代わりに、
部活用のユニフォームを着てくる奴もいる。(次男とその仲間達)
制服のズボンの下には、短パンも履いており、
放課後、クラブ活動が始まると、
制服を脱げばすぐに運動できるようにしておくのだ。

じゃ、部活が終わった後はどうするのか?
服装に気を使わない男子達だ、
着替えの透けTなんて持ってくるわけがない。

カッターシャツを地肌にそのまま纏うのだ。

彼らの仲間内では、その着こなしのことを

ハダカッター

と、呼んでいるそうだ。

肌にカッターなのか
裸にカッターなのか

いずれにしても、このナイスなネーミングに
思わず笑ってしまった次第である。



ところで、
先程紹介した、ウィふり調査団の右側には、
その他にもいろんな「調査結果」が出ているので
遊んでみるのも楽しいかもしれない。

四者懇談

2011-07-26 12:59:39 | 子供の話題
今回の日本出張の主な目的は、新潟の大学での求人活動で、
ベトナム人留学生がターゲット。
現在日本の大学で勉強している学生で
帰越後、夫の会社へ入りたいという人を探すのだ。

3か月前にも、名古屋地方の大学巡りをしたのだが、
勉学と語学、両方の能力を備えた人材を捜すのは、
なかなか容易ではないようだ。

さて、出張中にはちょうど、
次男の高校で三者懇談が行われた。

夫は日本にいる間、夜までぎっしり予定が入っている。
フリーな時間などないので、
懇談は私一人で出かけるつもりだったのだが、
7月に到来するとは非常に珍しい大型台風の影響で、
新潟へ行くのがおじゃんになった。

これこそ天の恵み。

懇談がある時期に日本にいて、
しかも新潟行きがキャンセルになるなんて、
神様の思し召し。
『学校へ行け』と、啓示されたに違いない。

というわけで、急遽二人で懇談に出かけることになった。

突然現れた父親の姿に、驚く様子もなく、
廊下で友人と談笑する次男。

もう少し嫌な顔するかと思ったのに・・・・・
結構平気なのかしら。
それとも平気なフリをしているのかしら?(笑)


時間になって先生がいらっしゃった。

机をもう一つくっつけて、三者ならぬ四者懇談が始まる。


夏休みの生活、上半期のテスト結果について
さらっと説明があり、いよいよ本題に入る。

テーマはただ一つ。


次男のエンジンはいつかかるか。

父親が、先生が、母親が、
それぞれの思いを次男にぶつける。

困ったような笑みを浮かべ、黙って聞いている次男。

話も終盤になり、
先生は確信を持った声で仰った。

「君の目標は大学に入ることだ、というのは分かっているが、
それで終わりではないんだよ。

今はね、『ま、このくらいでいいか。』
と、自分を押し留めてしまっている。

でも、もっと上のステージに進んだ時、
『これでいいの、ここで終わっちゃっちゃっていいの。』
という状況になってくるから。
そこから先が大事なんだ。

君はね、それも分かっているんだよね。
分かっている子にこういうことを言っても、
ハイそうですか、と、素直に聞き入れてくれないから、困るんだよね。」


懇談としては随分長めの25分間。
結論が出たような、出ないような雰囲気の中、四者懇は幕を下ろした。


このあと名古屋で飲み会の予定がある夫を岐阜駅で降ろし、
次男と二人、家に向かった。


どう、三方向塞がれて、生きた心地がしなかったでしょ?

すると次男は落ち着いた声でこう言った。

「いや、逆に清々しかったよ。

あそこまで僕のことを皆さんに読まれていちゃ、
そうです、その通りでございます、としか言えないでしょ。

でも、本腰入れてやるかやらないかは、
お母さんには悪いけど、最終的には僕が決めるから。」

親子

2011-07-25 13:07:04 | 子供の話題
夫が日本出張で戻ってきた。

5日間という超ハードな日程だが、
連休中には、ちび姫を連れてショッピングセンターに行ったり、
wiiで遊んだり、
短い間なりに、密度濃く接することが出来たのではないだろうか。
「パパともっと遊びたかったのに・・・・。」
少々不満げなちび姫ではあったが。

火曜日、その日は朝から少し雨模様。

夫は本社で打ち合わせがあり、
バス通の次男と同じ時刻に家を出るという。

二人とも駅に向かうのなら、と
車で一緒に送ることになった。

駅までの運転は夫。
ベトナムでは運転しないから、
日本に来た時ぐらいハンドルを握りたいみたい。

でも気を付けて!歩道では一旦停止だって!
ベトナムみたいに「車が優先」じゃないんだからね。
どうしても、「歩行者のほうが車を避けてくれる」感覚が残ってるみたい。
クラクションも滅多なことでは鳴らさないでよ。

程なく駅に到着。

ビジネスバック二個に、仕事の資料とベトナム土産を詰め込み、
一つは肩に、一つは手に持って車を降りる夫。
折りたたみの傘は鞄の中。取り出す余裕はない。

すると、同じく車を降りた次男が
父親の頭の上にさっと傘を掲げた。

「短い距離だからいいよ。」
「いいさ、どうせ傘持ってるんだし。」

どうやらそんな会話をしているようだ。

そして、そのまま二人で駅構内まで歩いていったのだった。

もうパパの背をぬかしちゃったのよね。

ずんぐりの夫とひょろっとした次男。
二人の後ろ姿をしばらく見送ってから、
やおら車を発進させたのだった。

カルビーポテトチップス オリービー

2011-07-21 15:29:44 | Weblog
セブンイレブン限定だった「オリーブオイルポテトチップ」が
一般のスーパーなどでも買えるようになった。

原材料:馬鈴薯、オリーブオイル、天日塩

シンプルでいいねいいね~。




ただ不満なのはパッケージのデザイン。

ちょっと子ども向けじゃないかい?

↓比べてみるとその差は歴然。



デザインした人には悪いけど、
こっちの方が洗練されてて好きだな~。


ま、味は同じだからいいんだけどね。



アピタでたくさん売ってました。
バローにはまだなかったわ。

二重太鼓

2011-07-20 13:14:18 | 自分のこと・思い出
着付け教室もいよいよ袋帯の二重太鼓に。

四苦八苦しながら、
3回目にしてようやく自分で結べるようになった。





これは、
17年前、次男が生まれた時、
お宮参り用に実家の母が誂えてくれた単衣の付下げ。

帯、帯揚げ、帯締めも
その時に合わせてもらったものだ。

今でもまだ着られるじゃん(へへっ、なんてね)

当時3歳に満たなかった長男が
裾にまとわりついて大変だったっけ。

着物には、こうして家族の歴史が刻まれていくのね。

いつかちび姫に譲れるよう、大事にしていこう。


普段の生活で、着物を着る機会なんてないに等しいが、
例えば、同窓会なんかにシャラ~っと着こなせたらステキよね。
ってことで、同窓会・・・・・ないかしら(笑)

まだ先の話だけど、次男の高校卒業の時が狙い目だわ。
もうちょっと練習して、上手に着られるようになりたいな。

早起きは三文の得

2011-07-14 12:52:16 | 自分のこと・思い出
宗派の関係で、我が家の盆供養は7月に執り行う。

お墓とお仏壇にお参りするだけではなく、
盆飾りをして小さなお膳を供えることは、
以前記事にしたこともある。こちら

朝昼晩のお膳を二日間に渡って用意するのは、
専業主婦時代には、なんてことなかったが、
仕事をし始めてからは、これが結構大変だということに気が付いた。

とにかく、いつもと同じ時間までに朝食とお弁当の用意をし、
加えて、お膳も整えねばならないのだ。
1時間は早く起きなければ、到底間に合わない。

初日の朝膳は「おはぎ」。

炊飯器は一つしかないので、
白米を5時に炊けるようセットしておく。
まず、昼膳用のご飯をよそい、お弁当にご飯を詰めてから
一旦タッパーに引き上げておく。
お釜を洗ってもち米をセット、再度炊き始める。

炊きあがるまで48分。
その間に、お弁当のおかずと味噌汁を作り、昼膳の準備もしておく。

子ども達を起こし、洗濯機を回す。

学校に送り出した頃、もち米が炊きあがった。
前日に作っておいた小豆あんで包み、おはぎを作る。

お仏壇にお供えし読経。

ここでようやく自分の朝食。
出来たてのおはぎを一ついただいちゃう。

そろそろろうそくの火が消える頃だわ。
朝膳を下げてこなきゃ。

おっと、洗濯機が止まった。
こちらも外に干してきて、と。

昼膳の盛りつけ。
ご飯、味噌汁、酢の物、和え物、煮物。
これで用意は完璧。

きゃー、時間がない。
まだメークもしてないのに!

お粉はたいて、紅引いて、
いつも全然自信がないけど眉書いて、
あと適当に色のせて、
5分間(5分以内)メークの完成~~~!
「tenchanさんって、いつもすっぴん?」
他人様にそう言われる由縁だ。(汗)


始業ギリギリに事務所に飛び込む。ごめんなさい~。


早めに起きたのは大変だったけど、
お陰でなでしこジャパンの快挙をリアルタイムで観られました。
御利益あったよね。


明日の朝膳は「お赤飯」
またまた5時起きだぁ~。

「カ・イ・カ・ン」再び

2011-07-12 13:18:45 | 自分のこと・思い出
去年の6月、高圧洗浄機をマシンガンみたいに構えて、ガレージを掃除したことを覚えていらっしゃるだろうか。前記事

あれから1年。
冬の間に湿気苔が生え、
暑くなると同時に、目地の雑草が目立ってきた。

というわけで、再び高圧洗浄機の登場だ。


前回同様、汚れてもいい服装に着替える。

よれよれのTシャツと、
長男が高校の時使っていた体育用ジャージ。
↑学校名と名前が刺繍されてるやつ。(爆)

それに農作業用の帽子


(画像は拝借)

を被り、

水で濡らして冷たくするスカーフも首に巻けば、服装は完璧だ。


この日は日中の気温が35℃近くまで上がり、
ガレージの屋根の下とはいえ、
途中休みながら作業しないと
熱中症になり兼ねなかった。

ペットボトルに冷水をいれ、
顔に泥が付いた時用のタオルも脇に置いていた。



午後の作業を始めて2時間、
もうちょっとで終わる、という時だった。

顔に泥跳ねが付いているのは知っていたが、
ここまで来たら一気にやってしまいたい、
と、顔も拭かずに、
ウォーターガンを振り回していた。

と、そこへ、
軽自動車が一台、我が家のガレージ前に止まるではないか。

窓を開けた男の人が、
「○○公園はどこでしょうか?」
と尋ねてきた。

○○公園って、うちから一番近い、子ども達が遊ぶ小さな公園よね。

えーっと、ここをでて、右へ回って2本目のの道を右折して、
橋の手前の道を左へ曲がるんだっけな。
でも、大きい通りから見えないから
分かりづらいと思います。

って、ゼスチャー使って教えてあげたら、

「すみません、取りあえず向かってみます。」

と、去っていった。


はっ!顔の泥。
またしても泥だらけのままで、人と話をしてしまった・・・・・。
気が付いた時には遅いよね。





さあ7月、それなのに。

2011-07-11 14:27:00 | 子供の話題
「7月から1時間勉強する。」の宣言通り、
机に向かうようになった次男

時間はきっちり1時間。
それ以上でもそれ以下でもない。

家に帰ってきて、食事が済んだら、
すぐに始めればいいのに、
テレビを観たり、携帯をいじったりして
なかなか取りかからない。

そして、23時30分。
ようやくスタート。

あのさ、1時間って決めたのはいいけど、
せめて、もう少し早く始めようよ。

すると、次男は平然とこう言った。

「僕は、一日一時間って宣言したよね。
それはちゃんと守ってるんだ。

実は昨夜、日付が変わってからも勉強したんだ、
深夜0時から30分間ね。
だから、今日、23時30分からやり始めて、24時まで30分やる。
すると、一日のトータルが1時間になる、でしょ。」

あ゛~~~~理屈っぽいなぁ、もう。

同居している義父母も、
孫のこういう態度に関して、何も仰りはしないが、
恐らく、腹の中が煮えくりかえる思いでいるのだと察している。
長男の時と同様、嵐が去るまで耐えて下さっているのは、本当にありがたい。

だが、時にはポロっと本音が出ることも。


ある日、食事中に義母が溜息交じりにこう言った。

「反抗期は反抗期でも、

あなたのは  な反抗期よね。

お兄ちゃんの時は、
自分自身でもどうしようもなく、
もやもやがずーっと溜まっていて、
ある時突然爆発する、って感じだったけど、

あなたは、理由も全て分かっていて、
どうすればいいのか知っているのに

ただひたすら 

勉強をしない

っていう反抗期だから。」

「そうさ、
だって僕はお兄ちゃんと違って
複雑な人間なんだもん。」

大見得を切った次男だが、

ええっ!本当にいいのかそれで?

いったいいつまで続ける気だ?
家族みんなが心配しているよ。

アカン小学生

2011-07-08 13:41:38 | 子供の話題
小学校4年生にもなると、
誰ちゃんは誰君のことが好き、なんて話題が
ちょこちょこ上るようになる。

ちび姫も、なんとなく好きな子がいるのオーラを出しつつあるが、
「お互いに『好き。』って言うのは、
もう少し大きくなってからの方がいいんじゃない。」
というママの言葉に
「そうだよね~。そういうのは、高校生とか大学生になってからだよね~。」
と、分かったような返事をしている。

さて、家では末っ子で甘えん坊の彼女だが、
クラスではお姉さんぶった物腰で友達と接しているらしいから、
面白いものだ。

仲良し友達の「恋バナ」の聞き役にもなるらしい。

Yちゃんは幼稚園の時からのお友達。
今、近くの席で、休み時間によく遊んだりするそうだ。

そのYちゃんが好きなのは
の隣に座るT君。

ちび姫によると、
T君は授業態度も悪く、
掃除も真面目にやらない、典型的な「悪ガキ」。

Yちゃんだって、ついこの間まで、
T君なんて「大嫌い。」だったのだ。
なんでも、ある日「キモい。」と言われ、
相当頭に来たそうなのだ。

それがどうして、「大好き。」になっちゃったかというと、
話はこうだ。

ちび姫の小学校では、
4年生になると、2週間に一度、「クラブ活動」というのがある。

ドッジボール、バレーボールなどの運動系や
編み物、将棋などの文化系など、
子ども達が好きなクラブを選んで活動する。

Yちゃんは今年、イラストクラブに入った。
ところが、天敵のT君も一緒。

クラブの初日、Yちゃんがイラストクラブの教室に向かおうとすると、
T君が後ろから声を掛けてきた。
「Y(←呼び捨てだし・・・・)、一緒に行こう。
僕、どこでやるか分からないんだ。」
分からないって言われればしょうがない。
YちゃんはT君と教室に行くことにした。

クラブには、4年生から6年生の生徒が集まってくる。
知らない人同士の中で、心細くなったのか、
T君はYちゃんの隣りに座り、イラストを描き始める。
横目でちらっちらっとYちゃんの絵を見ていたが、
「うわ~。Yって上手だね。」
と、めちゃ褒め。

そしてクラブ終了後も、T君の方から
「一緒に帰ろう。」
と誘われ、教室に戻ったのだ。


それだけ・・・・・。
たったそれだけのことで、
Yちゃんはを射抜かれてしまった。


「小さな恋のメロディ」みたいに、
二人とも大好き~めでたしめでたし~、
となればよいのだが、
話はまだ続く。

実は、T君、
既に「彼女」がいるのだ。
同じクラスのKちゃんと両思い。
一緒に帰ったり、放課後も遊んだりする仲で
クラス中にもそのことは知れ渡っている。


ちび姫、それはアカン。
そういうのはアカンよ。

「そうなのよ、ママ。アカンのよ。
でも、Yちゃん、好きになっちゃったんだって。」

そして、最近得た情報によると、
T君は、他校の女の子に心移りしている模様。
(隣のちび姫に、こういうことを簡単にしゃべるところが、軽いなぁ~。)

「そういうの、よくないよ。
Kちゃんに伝えなきゃ。」

ちび姫が強い口調で諭すと、
T君はぐだぐだとこう言ったそうだ。

「ああ、Kちゃんには言わないで。
だって~評判が悪くなるモン・・・・。」


アカン、ちび姫。そういう男子は絶対アカンよ。

「うん、大丈夫。私、絶対にそういう人は好きにならないから。」



ママもそう信じたいけど、
お年頃になったら分からないわよ。
「私、この人じゃないとダメなの。」
なーんて、突っ走ったりして・・・・・。

それに、
見た目からしてアカン奴と、
見た目OKでも中身がアカン奴もいるから、
ああ、心配の種は尽きないわ・・・・・。


しかし、小4にしてこの恋愛技!
次男よ、君、完全に置いてかれてますわよ。