肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

防寒具と装飾品、違いは何?

2012-12-19 14:50:09 | 生活
長男は高校時代、自転車通学をしていた。

銀チャリ(銀色の自転車)に跨り
エナメルバッグを肩から斜めがけ
バッグ本体は後ろの荷台に載っけて
一人で、あるいは友人と並列しながらペダルを踏む。

岐阜ではよく見慣れた光景だ。

通学時間はおよそ30分。

太陽の照りつける夏でも
凍えるような寒さの冬でも
雨以外の日は毎日チャリ通だった。

冬場はウィンドブレーカーや手袋のような防寒具が欠かせない。
それでも、帰宅したときには鼻の頭が真っ赤になっていた。

そんな折り、衣料品売り場で「ネックウォーマー」という商品をみかけた。

フリースのようなあったか素材でできていて、
首に被せてキュッと紐を引っ張れば
風を通さない作りだ。
マフラーも暖かいけど、端っこがピラピラして邪魔だ。
ネックウォーマーならスッキリとして
自転車を漕いでいても気にならないだろう。

長男も「これはいいな。」と喜び
卒業するまで毎日使っていた。


先日、長男の母校に息子さんが在籍中、というママ友達と話していたときのこと。

「自転車通学、冬は寒いですよね。
ウィンブレとマフラーで完全防備して出かけるんですけど、
それでも震えてますよ。」

あら?ネックウォーマーは?
あれ、暖かいし便利よ。

「それがね、学校から通達が出て、

マフラーはOKなんだけど、ネックウォーマーは着用禁止

なんですよ。」

どうして?

「おかしいでしょ。

学校側は、マフラーは防寒具だがネックウォーマーは装飾品だ、って言うんですよ。

マフラーのほうが逆に、端っこ引っ掛かったりして危ないよね~。」


紺か黒でシンプルなネックウォーマーなら
何も問題ないと思うが、
こんな変なところに拘る学校って、変!


というわけでこんなまとめを見つけました。 学校の変な校則


ちなみに私が通っていた中学では、
「校区外に出かけるときは親同伴でなくてはならない。それ以外は制服着用。」
ってのがありました。

押すか引くか、それが問題

2012-12-12 15:39:22 | 子供の話題


これ、ちび姫が紙粘土で作った「マフィン」。

図工の時間に
“本物そっくりに作ってみよう”
という課題が出され、
チョコチップ入りマフィンをイメージして作ったのだそうだ。

「チョコチップ大き過ぎだし、
違った角度から見ると骸骨に見えるもん・・・・・。
こんなの嫌だ!捨てたい!」

図工は大好きな科目で
持ち帰った作品はたいてい自慢げに見せ、
喜んで飾ることが多いのに
この日はいつもより心が荒れ模様だ。

“そっくり”を作るために
本棚から手作りパンのレシピ本まで持ち出して
あんなに張り切っていたのに。


「ママ、あのね、

私本当はマフィンなんて作りたくなかったの。
最初はチェリーのデニッシュパンにするつもりだったの。

そしたら同じグループの○○ちゃんが、
私のデニッシュを見て

『あ、これイイね。私も作りたい!』

って真似し始めたんだ。

かぶるなんて嫌だな・・・・と一瞬思ったけど、
○○ちゃんは友達だし、
断るのも悪い気がして
同じのを作ってたの。

しばらくして先生が通りかかって

『あら、ちび姫さんと○○さんは同じものを作ってるの?
それはよくないわね。
どちらかが変えなさい。』

そう言ったの。

でも○○ちゃんは全然変える気なくて作り続けてる。
仕方がないから、

『じゃあ、私マフィンを作るわ。』

それでこれにしたってわけ。

○○ちゃんってズルくない?
元々、私がデニッシュ作ってたんだよ。
しかも参考にする本も持ってこなくて
私の本をずっと見て作ってたんだよ。」


ここで涙目。


そうかそうか。よく耐えたね。
ママはあなたのその優しい心に、満点をあげるよ。


「・・・・・ママに褒めてもらったって、この気持ちは収まらないよ。」


それはそうだね。一生懸命前日から考えていたんだもんね。


号泣


辛かったね~。

でもね、一つ教えてあげる。
帰ってきたとき、食卓にこれがあるのを遠くから見て、
「あっ、マフィンある!食べよう。」って
ママ、真面目に思ったんだよ。


泣き笑い






家ではお天下様なのに
学校ではいろいろ気を使ってるのね。

この年代で女子友達を敵に回したくないし、
題材を○○ちゃんに譲ったことは
賢い選択だったと思うよ。

でもね、ちび姫
時には譲っちゃいけないときもある。

同じ男の子を好きになっちゃったとき、
身を引かずに押してみることも必要なのよ。

あ、でも、そういうのは、もっと大きくなってからにしてね。






うれしいとかなしい

2012-12-10 15:58:06 | 生活
畑で冬野菜がたくさん収穫できました。

以前使わせてもらっていた農地を、
幸運にも今年度から借りることができたので
春、夏、秋 と、休日に畑仕事をしてきました。

本来作物を育てる場合、
こまめに草を取ったり、根をしっかり張らせるために土寄せをしたりなど、
毎日土と向き合う必要があるのですが、
残念ながら週末しか行くことが出来ません。

なので、選ぶ作物は限られてきます。

栽培期間が長く、しかもちょっとくらい放置していてもへこたれない
そんな野菜に挑戦してきました。

春採のジャガイモは「ヘルシーこがね」の他、
インカのめざめ」という珍しい品種を選んでみました。



皮が赤くて実は黄色の小粒ちゃんです。

収穫量は少ないと聞いてはいましたが、
病気や虫にも弱かった(泣)ーーーー。

でも、BBQで焼いて食べたらとてもおいしくて
味に関しては満足でした。


秋採ものには
定番の「里芋」「大根」「蕪」の他に、
再挑戦してみた「落花生」と、
初挑戦の「黒豆」と「小豆」を選んでみました。

大根は青首大根と漬物用の二種。
漬物用のは青首と比べ、姿がスラッとして水分少なめの品種。
葉付きのまま一週間棹に下げて丸干しし、
半割にして粕漬けの二番粕に漬け込みました。←今ココ。

落花生はその字の通り、花が落ちて土の中に実をつけます。
賢いカラスがやって来て穿って食べてしまうので
鳥よけネットは不可欠。
頑丈に防備し大事に守り抜き、
土から掘り上げたときは感動的でした。
天日干しした後はオーブンでローストして頂きます。

黒豆と小豆は思うほど収穫できず、
しかも虫食いだらけでした。
来年度の課題ですね。

さて、その他作ってみたのはブロッコリ。
種から芽だしして苗を育て
移植して出来たのがこちら。



なかなか立派でしょ。

でもこれ、一番大きいのじゃないんです。

収穫しに行ったら、一番と二番に大きいのが
ザックリ切られて盗まれちゃっていたの(滝涙)ーーーー。

ひどすぎる。


そしておまけ。

庭でプランター栽培している「ベビーリーフ」

もともとルッコラやサニーレタスが好きで
育てたこともあるんだけど、
種屋さんで
ベビーリーフミックスフレンチ風
というのを見かけて、即買いしてしまいました。

これはお手軽でお勧めです。

種が細かいので蒔きにくいですが、
間引きをこまめにしてやると、それぞれの苗が育っていきます。
適当な大きさになったら葉の部分だけ摘んだらOK。



こんな風にミックスサラダが出来上がります。

これは私用のです。
盛りつけにセンスが感じられませんね。(汗)


ママ、こんなに葉っぱ食べるの?
まるでウサギさんみたいだよ~。(ちび姫談)










ファンヒータ前で陣取り合戦。

2012-12-07 16:07:10 | 子供の話題
冬の朝、布団からなかなか出られない我が家の子ども達。


「起きてよ~!」
と、声を掛け部屋のファンヒータのスイッチを押す。

長男がまだ家にいた頃は、
ファンヒータの前で、
激しい陣取り合戦が繰り広げられていた。


ヒーターからボーっという運転音がし始めると、

着替えを持って最初にやって来るのはちび姫だ。
ぼんやりした表情のまま、温風の吹き出し口に座り込む。

次にやって来るのは次男
ワイシャツ、制服のズボン、靴下を抱えて
ちび姫の後ろに座る。

そして最後に登場するのは長男

隣室からドタドタやって来ると、

「おい、どけ。」

と、威圧的な声で、
ちび姫と次男の間に無理矢理割り込むのだ。

「お兄ちゃん、後から起きてきたくせに、
なんで前に行くんだよ!
俺が暖まっているのに。」

次男が言い終わらないうちに、長男から強烈なキックが炸裂。

次男、あまりの痛さに半泣き状態。
部屋の片隅で仕方なく着替え始める。

可哀想に。

お兄ちゃんが上京するまで、次男はそんな感じでずっと耐えていた。

ところが、
長男がいなくなっても状況は変わらなかった。

ちび姫の定位置は温風吹き出し口の前。

たとえ次男が先に起きて暖まっていても、
ちび姫は後から来て、
何の断りもなく、上手いこと前に滑り込むのだ。

次男は最初こそ文句を言っていたが、
この頃では二人の間に無言協定が結ばれているようで
ちび姫が来ると、サッと後ろに下がってやる。
そして、彼女の両脇から流れてくる僅かな温風で
冷えた身体を暖めるのだ。

可哀想に。


二人が学校に出かけた後に、部屋に入る。


彼らの抜け殻パジャマを拾い集めるのだ。


壁際に位置するファンヒータ。

その真ん前にちび姫のが、

そこより少し離れた位置に、次男のが脱ぎ捨ててある。



クシャクシャになった次男のパジャマを畳んでいると

「どうせ俺には後ろのポジションが似合ってるぜ。」
というボヤキが聞こえてくる。

可哀想に。









いいから入っておいで

2012-12-04 14:30:34 | 子供の話題
「センターセンター」の鳴き声に急かされたのか、
あるいはクラスメートが勉強し始めたのに触発されたのか、



次男がとうとう受験勉強モードに突入





・・・・・長かった。

ここに来るまで、実に長かった。(実感)


大学受験で親が勉強の手伝いをするというのは、
非常にレアなケースだ。

本業が学校の先生とか塾講師だったなら
専攻科目くらいは教えてやれるんだろうけど、
全科目となるとこれはもう不可能に近い。
結局のところ、本人がやるしかないのだ。

親が出来ることといえば、
毎日の体調管理、お弁当作り、塾への送り迎え、
加えて、
これから必要になってくる経費を確保したり、
遠隔地での受験の場合、ホテルを予約したり、と、
せいぜいその程度のことしかない。

長男の時は次男とのダブル受験だったので
相乗効果というのもあって、
二人ともマイペースな割に、
家の中にはそれとなく良い緊張感が漂っていた。

ただ、過去ブログを読み返してみると、
長男の11月の模試結果がいい判定E判定で
「いよいよ危ない。志望校下げたら・・・・。」と狼狽える私に
夫が「まだまだこれから。」と、肝の据わった発言をして・・・・・という記述がある。

勝負は第3コーナーを回ってから、というではないか。
次男も同じような展開なのかもしれない。


11月末のオープン模試が終わった時、
次男が珍しく真面目な顔でこう言った。

「12月からさぁ、パソコンも携帯もやらないから。」

おお~!
とうとう来ましたか、この時が。

ついに決意しましたね。
ということは、11月30日の24時をもって
ネットから手を引く、ということですね。

「おいおい、せめて30日深夜に眠りにつくまでは許してよ。」


そんな会話をしてから、
次男は本当に在宅中はネット界から身を引いている。

在宅中は身を引いているってどういう意味かって?

つまり、通学途中と塾への移動中などは
携帯触っている、ということ。(笑)

それでも、今までに比べたらこれは画期的なことだ。
なにせ、帰宅してからの時間が7時間とすると
1が勉強時間、2がトイレ・風呂・めし、4が携帯パソコンでしたから~。


さて、この間、
インフルエンザの予防接種に行ったときのことだ。
待合室で待っている間携帯をずーっと手にしていた次男は
帰りの車の中でも触っていた。
家に到着し車を降りても、携帯を見ながら歩いている。
玄関に入ると、そこにどっかり座ってまだ見ている。
5分経っても部屋に入ってこないので
玄関を覗いてみると身じろぎもせずそこに座ったまま。

何やってるの?
いい加減中に入ったら?
と、声を掛けると、

「いや~
家ん中入ると携帯触っちゃいけないんだって気持ちが沸き起こってきてね、
こっから先に何か進めないんだよ。」



もう・・・・馬鹿!

分かった分かった。
こんなところに座ってると寒いわよ。

いいから中に入ってらっしゃい。

「ごめん、あと少しで終わるからさ。」

そう言うと、きっちり5分後に携帯を閉じて
勉強をやり始めた次男だった。