肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

体操服を3着に見せる技

2011-10-26 13:22:17 | 子供の話題
岐阜県の公立高校では、学校指定の体操服を使用するところが多く、
大抵、入学手続きの時に指定業者から買うことになっている。

中学時代は長男の着たものをそっくりそのまま次男に使えた。
胸の部分にアイロンで貼り付ける名札も、
学年別に色が違うのだが、
兄の卒業→弟の入学だったので、再利用できた。

だが、高校はそれぞれ違う学校に行ったので、
当然体操服も違う。
お古で済ますわけにはいかない。

買ってから気がついたのだが、
長男の高校と次男の高校の体操服指定業者は同じだった。
しかも、仕入先メーカーも同じ。
違うところといえば、胸の所に印刷された、○○高校、△△高校、の文字だけ。
あとは何の変わりもない。

お兄ちゃんのをこっそり着ていってはだめなのかしら?
と、思ってみたりしたが、
指定されている以上、それはダメだろう。
第一、本人が嫌がる。

ああ、体操服なんてどんなものでもいいのに~~~。
と、箪笥の引出に仕舞い込まれた長男の体操服を眺めながらつぶやいてみる。

さて、この体操服、
ママ友の間で話題になるのは、「何着買うか。」ということ。

兄弟姉妹がいて、その高校に絶対に入ることが決まっていれば
たくさん買っても後で着られる。
でも、たった3年間着るだけなのよ。
卒業したら絶対に袖を通さないの。
その為に投資してもねぇ、
という気持ちもあるし、
梅雨の時に洗い替えが必要だから、と考えると、
ある程度の数は要るかしら、
などと、買う時になると色んなことが思い巡らされる。

で、結局、最低数の「2着」を買い、
どうしても不都合になった時は買い足す(母の独断)、ということにして
1年半が過ぎた。

ところが先日、修学旅行の準備をしていた次男がこう言いだしたのだ。

「お母さん、ホテルとかでは体操服で過ごすらしい。
着替えで3着持って行くから。」

3着って、君、体操服、家には2着しかないわよ。

「いや、それは変だ。
だって3着あるでしょ。」

いえいえ、2着です。
入学する時にそれだけしか買ってないから。

「嘘だ~~~!
えっ?じゃあ、体育が連続であって、おまけに雨降った時はどうしたの?
ちゃんと体操服用意してあったじゃん。」

それはね、急いで洗って急いで乾かしたのよ。

「信じられねぇーーー。
俺、ずっと3着だと思っていた。
お母さん、すご技じゃねぇ?」

でしょ~。(自慢)
というわけで、旅行にはなんか他のTシャツ持って行って。
それか、お兄ちゃんの体操服。

「いや、それはおかしいでしょ。
2着ってのも、もう限界だし、一枚買ってよ。」

えー、高校生活も半分過ぎたのに、
ここで新たに体操服買うって?
このまま2着で卒業までいけそうな気がしていたのに・・・・・

というわけで、旅行の直前になって
体操服を新しく買ったのだ。


で、旅行から帰ってきた次男に聞いてみた。

ね、みんな体操服何枚持っていた?

すると次男は頭を下げながらこう言ったのだ。

「すんませんでした・・・・・
みんな2着だそうです。
だから、Tシャツとかそんなのを持ってきてました。」

でしょ、やっぱり他のお母さんも
最低枚数で済まそうと思うのよ。

高橋優 - 誰もいない台所

2011-10-24 13:46:20 | 生活
←ツイッターに先に書いておいたのだが、
最近ラジオなどでよく耳にした曲が気になったので、
検索してみた。

高橋優の 誰もいない台所

去って行った彼女を切なく思う気持ちが、歌詞に込められていて、
恋人との「別れ」を経験したことのある人なら、
泣けちゃうんじゃないかな。





余談:

ググる時に、何度やってもヒットしなかったの。

新曲って、CDがリリースされてないとネットに出てこないんだわ、
と、おバカな私は思いこんでいた。

結局、タイトル入力間違いだったことが判明したのだが、
なんて打ち込んでたかというと、

とりぼっちの台所

「全然違うやろ!」 次男に呆れられる始末。

そして、
検索結果の一番上に出てきたのは

「ひとりぼっちのおっさんのグラタン」という投稿動画だった。(笑)

生まれて初めての予習

2011-10-20 13:09:27 | 自分のこと・思い出
スティーブジョブ氏のスピーチを次男に聞かせようと思ったら
英語の授業で既に読んでいてシカトされた、という前回の記事。

内容に感動するどころか、
M先生が怖くて、
授業についていくのに必死だった、というオチなのだが、
このM先生、次男の学校で「最も怖い先生」と生徒から恐れられている英語読解の担当。
「生徒に優しい」今時の教師とは違い、
私たち世代が教えてもらったような、強烈個性派の超~厳しい先生なのだ。

2年生に進級したばかりの頃だ。
いつもならとっくに寝ている時間なのに
珍しく次男が机に向かっているではないか。
覗き込むと、英語の予習をしている最中だった。

「やばいよ~やばいよ~。」

かなり狼狽えている模様。
しかも、これまで使った事のない英和辞典まで引っぱり出している。

どしたの?君。
今まで英語なんて予習した事なかったのに。

すると次男は焦った声でこう言ったのだ。

「今年、英語はM先生っていうんだけど、
お母さん、あの人ヤバイよ。半端ない。

最初の授業ん時、
みんながあまり予習してこなくて、
当てられても間違えたり答えられなかったりしたんだ。
そしたら先生、途中でブチ切れて、
5秒で答えが分からないと、
『はい、次!』って答えられない奴を立たせて、
どんどん当てていくんだ。
で、最終的にクラスの半分以上が立ったまま終わったってわけ。

『君ら、それでよく進級してきたな。これは1年生でやった事だよ。ええっ!
戻ってやり直したら?』

先生はそう言い残して教室を出て行ったんだ。

幸い、僕が当てられた問題は、
たまたま知ってたことだったから答えられたけど、
あの雰囲気は耐えられない。
だから、予習する。

人生で初めての英語の予習だ。」


求められているのは、英語→日本語への正確な訳。
曖昧な表現では、追求された挙げ句に、はねつけられるという。
辞書で調べて、一番しっくりくる表現を見つけ出さねばならない。

地味な作業だけど、受験英語には必要だものね。
何となく感覚で「分かった」気分になっている次男にとっては
よい鍛錬になるかもしれない。

M先生、厳しいけど、次男にはよかったわ~。ほくそ笑む母なのだった。


生徒達も負けてはいない。
それなりに防衛策を練っているらしい。

2年生には「M先生連絡網」(←tenchan勝手に命名)というのがあり、
前の授業で先生が「キレた」時は
次のクラスに即伝令が行く。
「Mr.M、 ジュギョウ デ キレタ ヨウチュウイ」

それを聞いてクラス全体が震え上がる。
なんとかM先生のご機嫌を損なわないよう、
予習してない奴は予習してある子にノートを見せてもらったりして
万端の準備をしておくのだそうだ。

ちなみに、次男のクラスは今年、
月曜日の1限=M先生、
金曜日の5限=M先生、
M先生に始まりM先生に終わる、という、
素敵な素敵な(笑)時間割だそうだ。

またしてもブログがご縁で

2011-10-17 13:07:20 | 自分のこと・思い出
アメリカ在住のchiblitsさんが、記事の中で
年齢による衰えをぼやく高齢者の会話を載せていらっしゃいました。}こちら

もともとは、お嬢さんの義理母さんからのメールなのだそうですが、
その日本語訳を読んでいて、
これは世界共通の話題だわ、と思いました。

例えば、うちの母がお友達とそんな会話をしたらどうなるのかしら、
そんな想像をしつつ、

>当たり前のことですが、言葉は違っても同じような話題になるんですね。
これを標準語ではなくそれぞれのお国言葉に翻訳したら、
さぞかし楽しいでしょう。

と、コメントを入れたところ、
読者様が続々とリクエストに応えて下さったのです。

皆様のノリのよいことといったら!

いや~日本語って素晴らしい。
感動ものですよ。 chiblitさんのブログ記事國語元年

Stay hungry, stay foolish.

2011-10-12 12:44:17 | 子供の話題
アップル創業者のスティーブ・ジョブズが亡くなってから
この映像をご覧になった方も多いのではないだろうか。

スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版




知人に教えてもらって初めて見たのだが、
迷いながら悩みながらここまで生きてきた自分にとって
Stay hungry, stay foolish.という言葉がずしっと響いた。
それと同時に、
今まで経験してきたことの全てが、
人生の糧になっているのだ、
と、勇気づけられた気がした。


将来の夢がまだ見いだせずにいる次男
このスピーチは、何かしら彼の心に響くものがあるのではないか、
そう思って見せることにした。

パソコンを立ち上げ、
スティーブジョブ氏の名前を検索し動画を探し当てる。

ところが最初の一文を聞いた瞬間、
次男は

「俺、英語の授業でやった。」

と怠そうに言うではないか。

唖然とする私に、
「全くもう~!」とボヤキながら、教科書を見せてくれた。


開いたページにはスティーブジョブ氏の写真と
スピーチの内容が全て
(ただし、マイクロソフト、などの固有名詞は省略されていたが)が掲載されていた。

既に内容を知っていたとは思惑違いだ~~~。


でも、いい話でしょ。感動しない?

と食い下がってはみたが、

もっと迷惑そうな顔をしてこう言い放った。

「M先生の授業だぜ。ついて行くのに必死でそれどころじゃなかったよ。」


迷える若者に指標を!という母の目論見は脆くも消え去った。
だが、今は響かなかったにせよ、
きっといつかこのスピーチの重要さが分かるようになる。
そう信じて、これからも深イイ~話を吹き込んでいこう、
と懲りずに思うのだった。

一人暮らし

2011-10-11 15:31:05 | 子供の話題
夏休みに一週間だけ帰省した長男

地元で全国大会があったのだが、
試合日程4日間という結構ハードなスケジュールを過ごした後、
東京へ帰る部員とは別行動で、家に戻ってきたのだ。


それからはもう、やりたい放題。
好きな時間に起き、好きな時間にご飯を食べ、
好きなだけゲームで遊び、眠たくなったら眠る。

大学生の特権を最大限に振りかざしていた、
と言っても過言ではない。

それにしても、一人分増えただけなのに
食事の量も洗濯物の量も
これ程までに増えるものなのか、と改めて驚いた。

5人で暮らしていた気軽さに慣れきっていた身には
負担が少し増えるだけでも正直応える。
でも、たまにしか帰ってこないんだもん。
アパートではちゃんと自炊と洗濯をしているみたいだし、
せめて家にいる間は、世話焼き母さんになろう!
と、せっせと励むのだった。


「俺、そろそろ帰るわ。部活も始まるし、バイトも入ってるから。」

長男がそう言い出したのは一週間経った頃だった。

わかった。じゃ、駅に送って行ってあげるから用意しておいてね。

そう言い置いて仕事に出かけた。


夕方家に帰ると、スーツケースの中に荷物はすっかり収められていた。

今日洗濯した物、自分の分は取り込んでしまった?

長男に尋ねると。

「うん。ちゃんと入れたよ。
それから実はさぁ、試合で最終日に着ていたユニフォーム、
洗濯するの忘れてて、
スーツケース開けたら汗まみれのが出てきたんだよ。」

・・・・・えっ!一週間そのままにしておいたってこと?

「うん、幸いカビは生えてなかったから、
さっき洗濯しておいた。
まあ、生乾きだけどアパート帰ったらすぐに干すわ。」



高校生の時は、鞄の底に眠っていた汗まみれのユニフォームを
そっと洗濯機に放り込んで知らんぷりしてたのに、
一人暮らしをすると、さすが、考えるようになるのね。
濡れたままでもいいから、早いとこ洗って持って帰ろうと、自分で判断したんだ。

これって、少し成長した証だね。


遠く離れて暮らす長男を思うバカ親二人

2011-10-07 14:22:23 | 自分のこと・思い出
「班長」とか「学級委員」など、
とにかく人の上に立つことからずっと逃げてきた長男。

高校時代に所属していた運動部では
競技歴が長く運動技能も一番優れているにもかかわらず
主将になるのは断った。
↑あいつには任せられない、と最初からお声は掛からなかった、というのが本当。

大学でも同じスポーツを続けることになり、
練習の甲斐あってか、1年の秋からはレギュラーにも選ばれた。

そして、今年の9月、秋期学生リーグ戦終了後に3年生の先輩が引退。
新旧交代となったわけだが、
先輩から告げられたポストは、まさかの「主将」。

え~~~!マジすっか
無理無理・・・・俺、ムリですって。

そんな長男の訴えも虚しく退けられ、
新体制は始まった。


今はどこの部活でも
websiteが設けられていて、
部の概要、選手の紹介ページなどの他に、
試合、練習の予定などが「掲示板」に書き込まれ
随時更新されている。

その掲示板をチェックするのが日課になっているわけだが、
なんだかねぇ~。覗き見しているみたいで気が引けるのよ。

掲示板見てるよ、なんて長男に言おうものなら
「見んなよ!」
って怒りそうだから、内緒内緒。(笑)

試合が終わってからしばらくは
何も動きがなかったが、
10月、ようやく書き込みがあった。


「新しく主将になったです。
よろしくお願いします。」

主将としての初コメント。

にしては短い。(汗)

そ、それだけか?
もっと主将としての決意とかを熱く語らないと!


とりあえずベトナムの夫にメール。

初書き込み!これは所信表明か?」

速攻で返事が来た。

「なんだか、はっきりしない文章だねぇ。」

あはは、やっぱりあなたも見てきたのね。

お互い親バカだし・・・・・子供のことは気になるのよね。

「今日のご飯、何?」

2011-10-05 12:46:20 | 生活
シチューのCMで、
「ふうーふうー」と合いの手を入れている子ども達がかわいいなぁ~と思っていたら、
植村花菜さんも出てたのね。ふうふうシチュー

サビの部分しか知らなかったが、
先日、車を運転中にラジオから流れてきて
曲を全部聞くことが出来た。

故郷を離れて都会で暮らす女の子が
お母さんの作るご飯を懐かしく思い出す情景を歌ったもの。

♪しみじみ~♪・・・・・暫し聞き入る。






四半世紀前、学生時代に下宿してた自分のことと
今、東京でアパート暮らしをしている長男のことを思い出し、
ジーンときてしまった。

クラブ仲間と食べに出かける時以外は、
どんなに遅くても自炊すると言っていた長男。
随分レパートリーも増えているようだ。

今度帰ってくるのはお正月前。
年明けには成人式もある。


最近気付いたのだが、
子ども達が帰宅した時の第一声は
「今日のご飯、何?」

この言葉って、とても幸せに感じない?

今日は家でご飯食べるよ。
お母さんの作るご飯、大好き。楽しみだよ。

色んなメーセージがそこには詰まっているよね。


ところがだ、
「今日は飲み会でご飯いらない。」
と、夫に言われた時も、これまたハッピー。
一人分作るの少なくてもいい!と、心ん中で小さくガッツポーズしてしまうんだな。(笑)

バローブランドの無添加ワイン

2011-10-03 14:08:35 | お気に入りのもの
バローのプライベートブランド Vセレクトから出ている
無添加ワインが最近気に入っている。

それまで国産の無添加ワインというと、
白も赤もほぼ100%が「甘口」。
「やや甘口」、というのもあるが、「やや」というより「かなり」甘いと感じる。
食前酒として飲んだり、寝酒に一杯飲んだりするならそれでもいいが、
食事のお供にしようと思うと、やはり辛口がよい。

買い物に出かけてたまたま目にしたのが
白のシャルドネと赤のカベルネソーヴィニヨン。

ちょっとチャレンジのつもりで飲んでみたら意外にいけるじゃない!
気軽に楽しめるワインとしてこれからも買うつもりです。


注意
バローの無添加ワインは他にも
白のマスカット、赤のコンコードというのがあるが、
こちらは「甘口」。
マスカットとシャルドネ、コンコードとカベルネソーヴィニヨン、
ラベルのデザインはパッと見ほぼ同じだし、
瓶が並んでいる棚も、時々ごっちゃになっているので、
買う時にちゃんと銘柄を見て買うようにしたほうがよろしいかと。

どうせなら、ラベルデザインを区別できるようにしてもらえると、
買う方としては助かるなぁ。




と、ここまで記事を書き、しばらく放置していたのだが、
この無添加ワインを続けて買ってみて、
思うところがあり
書き足すことにした。

ワインを買う時って、
このボトルはどんな味がするんだろう?と期待しながら選ぶよね。
美味しい時、残念な時、大失敗の時、
いずれの場合でも
「栓を開けるまでのわくわく感」を楽しんでいる自分がいた。

だけど、同じブランドの同じ味のものを連続して買うと
そのわくわく感が最初からないのだ。

「分かっている味だから。」
既にその時点で、飲み終えてしまった気分になっている。

というわけで、甘くない無添加ワインはちょっと封印。
そのうち飲みたくなったら、また買うことにしよう。