肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

yattaro-さん、けんちゃんさん、Mrs.Bさん

2010-04-30 12:17:22 | 自分のこと・思い出
London徒然草のばくさんからバトンが回ってきました。

「バトン」って、ブログを始めた頃、2,3回やったことがありますが、
そういえば最近、回ってきてなかったですね~。

単なる「お遊び」の一つとして、気楽に質問に答えたいと思います。

これを他のブロガーさんに回さなきゃならないんですが、
みなさん、お忙しいみたいだし、
その方のポリシーに反することかもしれないので、
受けて下さるかしら?って心配になります。

名前を挙げた方、ビックリなさるかもしれないけど、
もし、もしよろしければ、でいいので
受けて下されば幸いです。



◎バトンのルール

1.必ずバトンを回す、3人の大切な大好きな方々を題名に書いて驚かせて下さい。

2.回ってきた質問には素直に等身大の自分で答えましょう。

3.やらない子はお仕置きです!!

4.ルールは必ず掲載しておいて下さい。

お名前は?

「tenchan」です。

おいくつですか?

上川隆也さんとドラガン・ストイコビッチ監督(名古屋グランパス)と同級生です♪

ご職業は?

役員従業員含め5人以下の小企業で働いています。
事務・総務・経理・秘書・清掃
なんでもやります。
家に帰れば、主婦。

今、悩みはありますか?

大学受験でお金を使って、結構しんどい~。
これからも学費・仕送り・次男の受験費用~~~その他諸々かかる・・・・
ああ、ますます厳しい。

あと、次男が反抗期にさしかかってきたこと。
長男に比べれば激しくないけどね。


あなたの性格を一言で言うと?

忍耐強い。
その裏返しで執念深いとも。

あと、勘がいい、とよく言われます。


誰に似てるって言われたことがある?

うーん、あまりそういう風に言われたことがないわ。


社交的? 人見知りしちゃう? 

初対面では人見知りしてしまいます。


人の話にはしっかり耳を傾ける?

自分ではそうしているつもりだけど、
忘れっぽくて、同じことを質問したりするので
やっぱ聞いてないのかなぁ~。


ギャンブルは好き? 嫌い?

嫌い。

ロンドンでカジノに行ったことはあるけど
あれはお金持ちの遊びだわ。私には合わない。

パチンコ、競馬、競輪もやらない。
パチンコ、人生で3度だけ連れて行かれたけど、
台に座って玉が吸い込まれているのを見ると、もうダメ。
「お金~お金がなくなっていく~~~!」
って、気が気じゃなかったわ。



好きな食べ物飲みもの、嫌いな食べ物飲みものは?

基本的に何でも食べます。

【好きな食べ物 飲み物】

和食、イタリアン、甘いもの。
アルコール類

【嫌いな食べ物 飲み物】

サソリとかイナゴとか蜂の子とか、
そういうゲテモノ系はだめです。

お酒は基本的に何でも好き。
でも、ギリシャに行った時、ウーゾ というお酒にチャレンジしてみようと思って飲んだんだけど、
あれはダメだった。
お水を飲んで口の中をサッパリしようとしたけど
いつまでも後味が悪かったわ。

恋人はいる?

夫です。この秋、結婚20周年を迎えます。


彼氏彼女にするならこんな人が理想:(5つ)

賢い
真面目
仕事が出来る
家族を大事にする
私のことを "only one" だと思っている

もう一つ、たばこを吸わない。


彼氏、彼女と喧嘩をした時、自分から謝れますか?

自分が悪い時は謝る。
でも、相手が悪い時は謝らない。

親友と呼べるお友達は何人いる?

自分が勝手にそう思っているだけかもしれないけど
多分10人くらい。

バトンを回してきたあの人……正直この人のことは○○である

ばくさんはロンドン時代の大切なお友達。
ブログを始めてみませんか、と誘って下さった方です。
今の自分の生活があるのも、ばくさんのお陰だと言っても過言ではないです。
お住まいがご近所だったこともあり、
ばくさんのブログ、特に画像を見ると、
あ~この辺りはこんな感じだった、全然変わってない~、と
懐かしく思い出すことばかりなのです。

今までの自分の経歴で面白いことや自慢できることは? 

学生時代に1ヶ月間、イタリアを貧乏旅行したこと。
もしちび姫が、私と同じような旅をするって言っても
絶対反対します。だめだめ、絶対ダメ。

子供が三人いますが、全て帝王切開で生んだこと。

14年間ペーパードライバーだったのに、
ロンドンで運転デビューしたこと。
かなり怖かったけど、運転できるようになってよかった。

コンピュータの知識がほとんどないのに、
面接で「出来ます。」と嘘をついて
再就職したこと。

うーん、あと、デカイ話が一個あるけど、
これを書いたら間違いなくブログランキング1位になるので
そうなったら困るから書きません(爆)


これのためなら一食抜ける!

ゴルフ。
18ホール休憩なしで回れます。


趣味・特技(いくつでもOK!)

読書、映画・DVD鑑賞
おいしいものを食べること、作ることも好き。


今、行きたい場所は?

ベトナム



もし自由に使える10万円があったら何に使う?

使わない。貯金する。


将来の夢を語ってください。

3人の子供が独立して幸せに暮らすこと。
自分はいつまでも太陽みたいなお母さんでいること。

今住んでいる家を改装して、断熱に優れた暖かい家にしたい。
自分好みのキッチンユニットを入れて、
お茶を飲んだり読書をしたり、ずっとそこにいたくなるような場所にしたい。
もちろん、バス、トイレも新しくしたい。


その為に何かしていることはある?

子ども達の教育。
学校の勉強だけでなく、
人として立派な大人になるよう、働きかけ見守ること。

しっかり働いて、節約して、お金を貯めること。


バトンを回す人の紹介を盛大にお願いします♪(印象付き)


2006年の2月にブログを始めましたが、
途中ちょっとお休みしていて、再開しました。
当初はレシピブログ的な感じだったのですが、
復活後は、エッセイ風の殴り書きブログの様相を呈しています。
そのあたりから、訪問者数が少しずつ増えてきて、
毎日アクセス数を見るのが楽しみになってきました。

今回は、復帰後に来て下さるようになったお三方を選びました。

最初にも申し上げましたが、
「バトン」は、あくまでも「遊び」ですから、
無理なさらず、気が向いたらやってみてください。
もちろん、やらなくても全く構わないと思います。

では、年齢順に御名前を書かせていただきます。

yattaro-さん、
岩国エッセイサロンのメンバーのお一人。

ロードスターさん繋がりでいらして下さいました。
現在は、岩国検定試験に向けた準備でお忙しいようです。

yattaro-さんには3人のお孫さんがいらっしゃいます。
年齢構成が我が家の子ども達と似ていて、
上のお二人とお年が離れて、去年赤ちゃんが生まれました。
次男君の複雑な心境が、うちの次男の時と重なります。
スープの冷めない距離にお住みだそうで、
温かく時には厳しく見守っていらっしゃいます。

yattaro-さんのコメントは、「行間を読む」ような感じで書かれていて、
いつも、「そうなんです!そこのところを共感して欲しかったんです!」
と、うんうん頷きながら読んでいます。

けんちゃんさん

岐阜のグルメ情報を検索していて辿り着きました。
私がコメントを差し上げてから、こちらにも来て下さるようになりました。

とにかくアクティブで博識な方です。
わかりやすくて信頼できるお店の情報が満載のブログ。
いつも参考にさせてもらっています。

アクセス数もすごいです。

同じ岐阜市在住ということで、
たぶん、知り合い×7人くらいで、共通の知人に行き当たるのではないかと
勝手に妄想しています。

あと、けんちゃんさんは一体いつ寝ているのか、不思議に思うことがあります。
コメント、記事のアップなど、
夜中の2時、3時、っていうこともあるので・・・・。


Mrs.Bさん

↑けんちゃんさんのブログでお見かけしたMrs.Bさん。
イギリス在住で岐阜出身のお方、ということで
コメントのやりとりをしたのがきっかけで、ブログ友になりました。
毎回のコメント、本当にありがとうございます。

手先が器用な方で、
最近は編み物で周りの方を幸せにしています。


薄れかけた英国の記憶を
Mrs.Bさんのところで「あ~!これってあった、あった!」
と、思い出しています。

英国ネタ、岐阜ネタ、
両方に反応して下さる頼もしいブログ友です。

次男の方向音痴伝説③

2010-04-27 12:52:04 | 子供の話題
入学二日目、
校門を出てからバス停まで行き着けず迷子になって
挙げ句友達に助けられた次男。

手書きの地図を渡して、バス停の位置を再確認させて送り出した。
もう大丈夫だろう。


ところが・・・・・



昨日と同じ時間に、電話が鳴った。


またかい?


なかば諦めの心境で電話にでる。


「もしもし、お母さん。僕だけど。」


やっぱり次男だ。(涙)

今度はどうした?


「あのさ、バス停乗り過ごしちゃったんだ。

そしたら、同じように乗り過ごした女の子がいて、
その子のお父さんに送ってもらえることになったから。」


なんですと~!

乗り過ごしたって~?



10分後、家の前に車が止まった。

次男と同じ制服を着た女の子とお父さんが出てきた。

またまた「ありがとう。」しか言えない私に、
お父さんは笑顔で答えてくれた。

「いや~、うちの子もバスに乗っていたんだけど、
すごく混んでいて、出口に人がいっぱいで、
身動きとれなかったんだって。

連絡を受けて迎えに行ったら、
彼がウロウロしててたんだ。
制服が同じだったから
どうしたの?って声掛けたら、
乗り過ごしたっていうじゃない。
住所を聞いたら近くだから、送り届けたんだよ。」


それにしても、一区先に行っただけなのに・・・・
歩いてでも戻ってこられないんだ・・・・。



次男の話はこうだ。


その日はちゃんとバス停まで行って、バスにも乗ることが出来た。

車中はぶた混みで、おまけに大きいお兄さん達も乗ってるから、
身動きも出来ず、窓の外の風景を見ることもできない。

すごく不安だったけど、
ふと見ると、ばくさんちのNo2君(同じ学校でご近所)の背中が見えたので、
OK,このバスで合ってる、今日は大丈夫だ。
と、気が楽になったそうだ。

しばらくして、自分の降りるバス停に止まったみたいだったけど、
なにせ人が多すぎて、出口まで近づけない!

降りよう!降ろして~!って思った瞬間にドアは閉まり、
無情にも発車してしまった。

どうしよう~~~
次で降りなきゃ。

取りあえず、降りてみたものの、
全く見慣れぬ風景で、東西南北すら分からない。
途方に暮れていると、あのお父さんが声を掛けてきてくれたということだった。


一区先のバス停は、
日頃買い物に行くスーパー"W"とドラッグストア"B"があり、
次男も連れて行っているはずだ。
分からないわけはないと思うのだが、
「だって出入り口の感じが違って見えたんだもの。」
と言う。

普段そのスーパーには車で行くから、
駐車場側から出入りしていた。
次男が降りたのは、ハイストリート側だったので
スーパー"W"の看板には気がついたけど、
いつも行くところとは違うお店だと思ったらしい。

いずれにせよ。責めても仕方がないこと。


こうして、連続して迷子になっちゃった次男。

これ以上危ない目に遭わせるわけにはいかない。

過保護と言われてもしょうがないが
翌日から送り迎えをすることになったのだった。



これでお終い、と、言いたいところだが、
伝説は帰国後も続く。

次男の方向音痴伝説②

2010-04-26 13:18:15 | 子供の話題
「遠足いきなり迷子事件」があった年の冬に、tenchan家はイギリスへ渡った。



毎朝、長男がちび姫の乗ったバギーを押し、その後ろを私と次男が手を繋いで歩く。
4人で一緒に、学校までの道を行って帰る生活が始まった。

大きい通りまで出ると、あとは真っ直ぐの道だ。
迷いたくても迷うはずがなかった。

学校から帰った後は、冬場は4時には真っ暗になるので、
お友達の家に遊びに行くっていうのもなんだか辛く、
家で過ごす事が多かった。
夏場は反対に9時過ぎまで明るいので
近くの公園で遊んだりしたのだが、
それだって親がちゃんと連れて行った。

日本だったら、放課後玄関先にランドセルをぽいっと投げ捨てて
「いってきま~す。」
と、遊びに行く生活だっただろうに、
一人で出歩く事は全くなくなってしまった。




どうやらそのあたりから、
彼の地理感覚は、
小学1年のままでストップしてしまったらしい。



数年後、year6を終えた次男は、セカンダリースクールへ進んだ。

ジュニアスクールの時のように送り迎えではなく、
頑張ってバス通学にしてみよう、ということになった。

ちょうどその夏、日本から遊びに来てくれていた義母が
次男と一緒にバスに乗って、学校まで行く練習に付き合ってくれた。


「僕、もう大丈夫だから、覚えた。完璧完璧~♪」
自信たっぷりに断言する次男。

それなら安心だね、と送り出した初日は
無事に帰ってきた。

バス停から家までの長い一本道、
遠くの方に次男の姿をポツンと見つけた時は、正直ホッとした。

よかった~。ちゃんと行って帰ってきたじゃん。

誰もがもう大丈夫と思っていた。

しかし、翌日。

帰るべき時間になっても
次男はまだ戻ってこない。


なんか嫌な予感がする・・・・・。

その時、電話が鳴った。

次男からだった。

「もしもし、お母さん。迎えに来て。
今、友達の家にいる。」


なんと!学校からバス停までの道が、分からなくなってしまったのだという。

なんで~?
昨日はちゃんと帰ってきたじゃん。

とりあえず、お友達の家まで迎えに行く。

グラウンドを出てすぐのところにある、タウンハウスの端っこの家だった。

ノックするとお父さんとお母さんが出迎えてくれた。
二階に向かって
「お迎えが来たわよ~!」
と、次男を呼んでくれた。


でも、なかなか降りてこない。
迷子になったくせに、友達とゲームで遊んでいたらしい。
全く、なんて度胸をしているのかしら!



「ありがとう。」を繰り返すしかない私に、

「学校が始まると、最初はよくあるわよ~。
気にしないで。
でも、うちの子があなたの息子を見つけて本当によかったわ~。」
と、笑顔で話してくれた。

次男の話によると、今日は少し帰りが遅くなって
同じバス停から乗る子がいなくて
一人で歩いているうちに、迷ってしまったというのだ。

30分くらい学校の周りをグルグル歩いてバス停を探していると、
ジュニアスクール時代の友達に偶然に会った。

その子は学校のすぐ隣りに住んでいた。

、何してんの?」

・・・・・何してんの?・・・・・・
そう聞かれた次男、
恥ずかしさで顔から火が出そうになったが
ここは見栄を張ってもしょうがない。
お家に帰るには彼に頼らなければならないのがわかっていたので、
勇気を振り絞って本当のことを言った。

「道に迷った。バス停がわかんない。」

「じゃあ、うちに来てお母さんに電話したら。」

というわけで、その子の家から電話したのだ。


それにしても、昨日はちゃんとバス停にたどり着いたではないか!
遅くなったっていっても、同じ方向に行く生徒が一人ぐらいるんじゃない?
それに、学校に戻って電話を借りるとか・・・・

まあまあ、言いたいことはいろいろあるが、
道が分かんない・・・・って、パニックになったときは
頭真っ白になっちゃうもんね。

地理感覚というのは個人差があるから
自分だったらこうなのにと、当てはめることはできない。

この子には少しずつ教えていかなきゃ・・・・・。


あのね、門を出たら、坂を下って、とにかく大きな通りに出るまで歩いて。
それから左に曲がって少し歩くと、パブがあるからそれを右に曲がるの。そしたらバス停があるから。
と、もう一度教えておいた。


しかし、彼の災難はまだ続くのだった。

次男の方向音痴伝説①

2010-04-21 12:47:03 | 子供の話題
長男に比べると、あまりブログに登場しない次男。


取りあえず勉強はちゃんとしてくれるので、親を悩ませることはない。
「勉強したの~?」って、一々確認しなくてもいいから、
こちら側のストレスも溜まらず、非常にありがたい。

笑いと味覚のツボが私と同じで、
「あの芸人の新ネタは面白かったね~。」
とか、
「ここのケーキうまい!」
と、話が合う。

小さい頃から本が好き。
ハリポタシリーズの日本語版は、小学1年生から読んでいたし、
英語版もYear4から読んでいた。

最近では、私より読むスピードが速くなって
ちょっと追いつけなくなってしまった。
この間、あさのあつこの「バッテリー」を読み始めたのだが、
私より遅く手にしたのに、あっさり抜かれてしまった。
きぃーっ!この家では、読むスピードは私が一番だと思っていたのに~!(驚)


そんな彼だが、
実は、人に言えない弱点が2つある。

一つは
方向音痴

もう一つは
自転車に乗るのがヘタ

ということ。

これに関しては、
ロンドンで子供時代を過ごしたことが大いに関係していると思う。

日本の子ども達は
「今日、遊ぼうぜ。」
と、約束すると、
自転車に乗って公園に行ったり、友達の家に行ったり
自分たちで移動するのが普通だ。

でも、イギリスでは
12歳以下の子供を一人にしておく事は法律で禁止されているので、
学校への送り迎えも、
友達の家に遊びに行くときも
必ず親または責任者が連れて行かなければならない。

次男は「送り迎え当たり前」の習慣にドップリ浸かっていたので
一人で友達の家に行ったりすることが全くなかった。
そのため、「方向感覚」が養われる事がなかったのかもしれないと、
思ん量ってやるのだ。
自転車も、乗れることは乗れるが、ちょっと危なっかしい。


さて、この二つの弱点が災いした次男の方向音痴伝説。
しばらくお付き合い下さい。



次男、小学一年生の春。
入学して1ヶ月、遠足の日を迎えた。

行き先は一年生の足で30分ほどかかる公園。

クラス単位で歩いていく。

ところが、どういうわけか、
、校舎を出てから、2年生の列に並んでしまった。

2年生も同じ日に遠足。

リュック姿の背中を見ただけで、一年生だと判断してしまったのだろう。
その最後部について出て行ってしまった。

5分ほど歩いて、ふと我に返る。

あれ、先生が違う。

周りも知らない子ばかり・・・・

ヤバイ・・・・この人達は1年生じゃないんだ!!

どうしよう~どうしよう~?

戻らなきゃ。

踵を返して学校に戻ろうとする。

が、ここで問題発生。

なんと、まだ5分と歩いていないのに
学校への帰り道が分からなくなってしまったのである。

半べそのまま走る。

途中で出会ったおばさんに
「あのう、○○小学校はどっちですか?」
と、勇気を出して聞く。
おばさんは、優しく教えてくれた。

涙をふきふき、、無事に学校へ戻る。

そのころ、のクラスは大騒ぎ。

先生~!君がいません!

先生もビックリ。
さっきまでみんなと一緒に教室にいて、
校舎を出た時までは側にいたのに・・・・
一体どこへ行ってしまったの?

他のクラスには先に出発してもらい、
みんなでを探す。

そこへ、走って戻ってきた次男。

君どこへ行ってたの~?
心配したよ~!」
先生もホッとする。

その後は何事もなく、遠足に行ってこられたようだが、
先生からのお知らせで事情を知った私たちは、びっくり仰天。
これからは先生の側から離れるんじゃないよと、言って聞かせた。

しかし、これは、
次男の方向音痴伝説の序章に過ぎなかった。



ガールズ・トーク炸裂

2010-04-19 12:42:36 | 自分のこと・思い出
先日、銀行時代の同期、Kちゃんとランチを食べる事になった。

Kちゃんは同期といっても所属する支店が違っていたので
その当時、頻繁に会う事はあまりなかったが
仲良しの女子だけの「同期会」があると、
ご飯を食べに行ったりする間柄だった。

彼女は今時の言葉で言うと「名古屋嬢」。
裕福な家庭に育った「純金」のお嬢様だ。
今だってとってもきれいなママなんだから~♪

↑そうそう、
「純金」「18金」「金メッキ」っていう言葉
この地方の人だったら分かるよね。分からない人はこちら

そんなお嬢様育ちのKちゃんだが
公立出身で雑草みたいに育った私とも付き合ってくれた。


その後二人とも結婚を機に退職したのだが、
なんと、Kちゃんは岐阜に嫁いできた。
しかも、住まいも近い!隣の校区だった。

会おうと思えばいつでも会える距離だったが
お互いに子育ての最中は忙しく
たまにスーパーで会うと、「ひさしぶり~!」と甲高い声を上げて
近況を手短に伝え合ったりするくらいだった。


この春、長男と次男の進学が決まった頃に
いつものスーパーで、またバッタリ会って話し込んだ。

彼女には高2と中2の二人のお嬢さんがいる。
ダブル受験を乗り切った我が家のことを是非聞きたい~~!
丁度私も落ち着いたところだし、今度ランチでも一緒に行こう~。
ということになったのだ。


待ち合わせの場所で一緒になってから
ずーっとしゃべりっぱなし。
ご飯の食べてる間も、お茶している間も
トーク炸裂の3時間だった。

まずは我が家の受験話。
それから彼女のお子さんが通う学校の話に続く。
最後は銀行時代の「やばい」話にまで及んで、
「またね~♪」
と別れた。

あー面白かった。
久しぶりに同年代のお友達とおしゃべりして
ストレス解消になったわ。
銀行員時代のブログネタもばっちり仕入れたし。
Kちゃん本当にありがとう~。


父と絵

2010-04-16 16:46:44 | 生活
戦時中のことだ。
国民学校に通う父が、図画の授業で一枚の絵を描いた。

お題は「戦闘機」
いかにも当時らしい。

たまたま学校見学に来た軍人さんが、父の絵の前で足を止めた。

「この絵はなかなか良い。」

そう褒めて帰っていったそうだ。

他の人がみな、横から見た飛行機を描いていたのに
父だけは、上空からの構図で描いたのだ。

まるで操縦席から敵機を見下ろすような描き方だったそうだ。


絵を描くのが好きだった父は、
中学生になった頃、絵画教室に通うようになり、
大学を卒業するまで油絵やパステル画を描いていた。


「絵描きになりたい。」
漠然とした夢を抱くようになった父だが、
厳格だった祖父の一言でその夢は潰えてしまった。

「何を考えとる!絵で食っていけると思っとるのか!」

祖父の命に従い、父は技術者として就職、
定年まで勤め上げた。

サラリーマン時代は腰を据えて描く事はなかったが、
家で寛いでいるときなどに、
紙の切れ端にちょこちょこっとデッサンしていたのを、
子供ながらに覚えている。

長い間封印していた絵への情熱。

退職後、父はカルチャーセンターに通い、
油絵やパステル画を描き始めた。

私の勉強部屋だった部屋は、アトリエに様変わり。
キャンバスが何枚も立てかけられ、
油絵の具の匂いが充満している。

父は創作意欲満々で、
実家に帰るたびに、新作が壁に掛けられている。

子供や孫達にあーでもないこーでもないと評価をされても
一向に気にしない。

会社という組織の中では、
父はあまりにも実直すぎて、不遇な時を過ごしてきた。

理不尽な扱いを受けたせいで、
「もう死んでしまいたい・・・・」
と、密かに思ったことがあると
後になって母に打ち明けたそうだ。


だが今は、自分の思うままに描く喜びを感じている。

絵を褒められてその気になり、
最近は展覧会にも出品するようになった。

近所の薬局に頼まれて、店舗に飾る絵を提供したりしているらしい。

ただ、
「買います!」
と言って下さる人は・・・・・今のところ現れないので残念だ。(笑)



そんな父の作品の中で
私が一番気に入っている最新作がこちら




長良川に停泊している鵜飼船


河原でスケッチしたそうだが、
描き始めてから数分で仕上げたという。


ちび姫は実家に遊びに行くと
「おじいちゃん、絵描こう!」
と父をすぐに誘う。
父も画材をちゃんと用意して待っている。

二人は相向き合って画用紙に何やら描きはじめるが、
そんな姿もまた微笑ましいのだ。










ラジオ体操第4

2010-04-12 13:04:49 | 生活
いつものようにブログ巡りをしていたら、
「ラジオ体操第4」っていうのが最近発表されたことを目にした。

実に70年ぶりの続編らしい。


ただ、この「ラジオ体操第4」、

はっきり言って、

出来ません~~~!


これが出来るのは、
中国雑伎団か新体操の選手くらいか、って思う。

途中、ビールマンスピン?のような形も出てくるし。(驚)



それからね、真ん中のイスに座っている女性、
フォーリンダブのバービーにそっくりなの!

それではご覧下さい。





変わり身の早いちび姫

2010-04-09 12:43:53 | 子供の話題
周りの友達から「お前シスコン?」
と、言われるくらい、長男はちび姫に優しい。

次男とは喧嘩ばかりしているのに、
ちび姫のこととなると甘々のお兄さんなのだ。


彼女が生まれた時、長男は10歳。
まるで自分のペットのようにかわいがってきた。

特に、ロンドンでは
本当によくちび姫の面倒をみてくれた。

慣れぬ土地での生活+乳飲み子の世話+不在がちの夫。
そんな状況でも長男がいてくれたので本当に助かった。

夕方、ご飯の用意をしている時にちび姫が泣き出すと
おもちゃを見せてあやしたりして遊んでくれた。

ちび姫をお風呂に入れるのは私だったが
バスタオルを大きく広げて受け取るのは長男の役目だった。
抱きかかえてベッドに連れて行き、
おしっこお漏らししないように、紙おむつだけはしておいてくれた。
首が据わってお座りが出来るようになると、
長男は私と立場を交代し、ちび姫をバスタブの中に座らせ体を洗ってくれた。

学校に歩いていく時に、バギーを押すのは長男の役目。
ちび姫もよく知っていて、たまに次男が後ろに回ってこっそりと押すと、
「ビィー!」と泣き出した。

大きくなってもちび姫はお兄ちゃんにべったり。
お買い物に行く時も手を繋ぎ、
外食する時も「お兄ちゃんの隣りがいい。」と言って座る。

肩車して~
お馬さんして~
高い高いやって~
たとえ疲れていても、
頼まれればどんなことでもしてやっていた。

そんなお兄ちゃんが行ってしまう・・・・。

ちび姫は相当ショックを受けていた。


出発の前の晩には、

「大すきなおにいちゃんへ、
大学に行ってとおくへいっても、
わたしのことわすれないでね。
夏休みにはかえってきてあそんでね。」


と、かわいいイラストを添えたお手紙を書いて渡していた。

寝る時には、とうとう我慢できなくなって大粒の涙をこぼし、
長男が布団の中で添い寝して、よしよしと慰めていた。

出かける日の朝は、いつもよりずーっと長く「ムギュー」と抱きついていた。


そしてお兄ちゃんは行ってしまった・・・・・。


あとに残されたのは、ちび姫と次男。


この二人、どういうわけかそりが合わない。


7歳も年が離れているのに、
本気で喧嘩する微妙な関係だ。


次男にしてみたら、
7歳の時に突然出てきたちび姫は
強烈なライバルでしかなかった。

末っ子の時代が長く、母の愛を独り占めしてきたのに、
ある日いきなり、放り出されてしまったのだから。

自分でも感情をコントロールできなかったのだろう。
赤ちゃん帰りをして私を困らせた。
その時の記事はこちら


ところがである。

長男がいなくなった後、


ちび姫は次男とべったりこんになってしまったのだ。

買い物に行く時は手を繋ぎ、
車に乗る時は隣りに座り、
テレビを見る時はお膝に座っている。
ゲームをやる時も額をひっつけるように画面を見ている。

「お兄ちゃん、お兄ちゃん~。」
といつも一緒だ。



ちび姫にべたべたひっつかれて、
戸惑いながらも、まんざらでもない次男。

ただ、優しく接することに慣れてないせか、
「抱っこ~。」と言われて抱き上げても
なんとなくぎこちなくはあるが・・・・(笑)


そんなちび姫と次男の様子をを長男に報告すると
「女は変わり身早ぇえな~。」
と、笑っていた。

旅立ち

2010-04-05 12:50:35 | 子供の話題
部屋には家具類が収まり
ベッドには布団も載せたので
取りあえず寝ることは出来るようになった。

だが、この日は3人分のホテルを予約してあったので、
駅近くで食事をしてから向かうことにした。

さて、何を食べましょう。

考えてみたら、朝からろくなものを食べていない。
新幹線の中でお弁当を食べて、
お昼はうどんを一杯。
下宿では電気ポットで沸かしたお湯でインスタントコーヒーを飲んだだけ。

時間は8時近くになっていた。
お腹がすいているはずなのに
寒さで体がどうにかなっちゃたのかしら。
食欲が湧いてこない。

それにしても、何でこんなに寒いんだろう・・・・。
風も強く、雨まで降ってきた。
数日前からちょっと喉が痛かったのだが
これはヤバイ事になりそうだ・・・・・。

長男が携帯サイトで「近くのレストラン」を検索してくれていた。
でもなかなか見つからない。
その時、大通りをちょっと外れたところに
赤い看板が見えてきた。

「四川」という文字が読める。

近くに寄ってみると 龍門 と、中華風の文字で書いてある。

三人の意見は決まった。「ここにしよう。」

日曜日の夜、お店はほぼ満席だった。

店員さんはみな中国人のようだった。

メニューとお水を持ってきてくれたのはいいが、
そのあとなかなかオーダーを取りに来てくれない。

ふと見ると、後から入ってきたお客さんの注文を聞いていた。
アレアレアレアレ~。
ま、仕方がないか。

ようやくテーブルに来てくれて、お料理を頼む。

寒くて仕方がなかったのでジャスミンティーを頼んだら、
小ジョッキに茶葉を入れてお湯を注いだものが出てきた。
ポットサービスがよかったのに・・・・・
これで450円は高い!

お料理は、どれも本格派で美味しかった。
長男の頼んだ 「豚肉甘い味噌炒め」は
北京ダックを包むパンケーキが添えられていて
パリッとした白髪ねぎも巻いて食べるようになっていた。
義母が頼んだ「カニレタスチャーハン」は
レタスがシャキシャキでご飯もパラッとしていて美味しかった~♪
デザートの杏仁豆腐もよかった。

ただ、材料を油通ししているため、油っぽさが気になった。
ビールやお茶で流し込まないとしつこいかな。
体調があまりよくなかったせいもあるんだけど・・・・・。
あと、たばこ喫煙可なので、
たばこダメな人はちょっとツラいかもね。

壁には有名人のサイン色紙と写真が貼ってある。
よく見ると、アントニオ猪木さんや陳健一さんのもあった。
dancyuという雑誌にも載ったことがあるんだそうだ。

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チェックインして部屋に着くと、
三人ともベッドに体を投げ出した。

「疲れた~。」

しばらく動くことも出来ない。


最上階には大浴場があると聞いていたので、
義母と出かけることにした。

春休みなので家族連れも多い。

ちび姫と同じ年頃の女の子を見かけた。

ちゃんとお利口さんにしてるかしら。
そういえば、今日一日電話もかけてないことに気付いた。
あとで電話してみよう。

たっぷりのお湯に浸かり、体がようやく温まった。

部屋に戻って長男に
お風呂行っておいでよ。と、声を掛けると

「俺、風呂はこの部屋のに入る。」
と言うではないか。

なんでよ?大浴場のほうが気持ちいいよ。
と、勧めても、ここで入ると言い張る。

「あのさ、大浴場に一人で行くのって、あんまり好きじゃないんだよな。」

しつこく理由を聞くと、そう返事をした。

ははぁ~ん、小さい頃から、温泉やスーパー銭湯に行く時はいつも
義父、夫、弟などの男軍団で一緒に入っていたからね~。

一人でポッツりと入浴するのは嫌なんだ。

じゃ、結婚して子供が生まれて
もし、3姉妹だったとしたら、
君は一体どうするの?

「おおっ!・・・・・気がつかんかった~!
そうだな・・・・それも困るな。
ま、頑張って男の子作るわ。」
と、笑わせる長男。


入浴後は、お互いに会話をすることもなく
それぞれ深い眠りに落ちていったのだった。

翌日、バイキング方式の朝食を取る。
体調はあまりよくないが、無理矢理でも何か食べておかないと。

こんな時でも辛口チェックをしてしまう私。

大鍋に入ったお味噌汁。
具は、ワカメと渦巻き状になったお麩。
その麩が、ふやけて伸びて、ビヨーーンとなっている。
添えてあるお玉で取ろうと思っても
伸びたお麩が外にくっついて上手く取れない。
しかもお椀が小さめで、お玉から移すのに苦労した。

それからコーヒー。
苦みしか感じないんですけど。
あわてて牛乳を混ぜてカフェ・オレにした。



ロビーに降りてきた。
今朝も昨日と同じくらい寒い。
外に出たくないけど、行かなきゃね。

駅は仕事に向かう人で大混雑。
20数年前、自分もこんな環境の中で暮らしていたのに
今ではすっかり田舎暮らしに馴染んでしまい、
こういう人混みはなんだか落ち着かない。

アパートに着いた。
冷え切った部屋で作業を始める。
今日も頑張るぞ!


午前中に電化製品が届いた。
業者さんが全部セットしてくれる。

それから、地元の商店街を散策して、
100円ショップ、ドラッグストア、スーパーなどで
足りないものを買ってくる。

明日までガスが使えないので
長男はお総菜屋さんで今夜のおかずを買って帰った。
学生さんや一人暮らしの若者が多く住む町なので
こういうお店がたくさんある。
これなら大丈夫だな、と感じた。

午後になり、
部屋はすっかり生活できるように収まった。

そして別れの時。

玄関先で長男と握手する。

「二人ともありがとう。」
さすがに今日は素直にお礼を言うんだね。

義母は
「じゃあ、がんばってね。」
と外へ出る。

私はもう一度長男の手を握り、その大きな体をぎゅっと抱きしめた。
二人ともちょっと照れくさい・・・・・。
照れくささを隠すみたいに大袈裟なモーションでhugしたのが
なんだか可笑しかった。

玄関を出ると、義母はもう先の方へ歩き出していた。

やはり、義母に来てもらってよかった。
私一人だったら、大泣きしていたと思うから。


あれから一週間。
長男は頑張って料理をしているらしい。

今日はこれを作った、あれを作ったと、
たまにメールで報告してくる。
学校が始まったら、忙しくてそれどころじゃないだろうけど、
まずは安心だ。


冷蔵庫の中に当座の分の食材を入れてきてやったが、
地元に帰ってスーパーで買い物すると
長男の好物ばかりが目につく。

あれも買ってなかった、これも買ってなかった。
こんなのもあったら便利だろう。
今度の荷物に入れて送ってやろう。

そんなことばかり考えてしまうのだった。

引越

2010-04-02 13:22:50 | 子供の話題
さて、いよいよ引越の日が来た。

荷物は既に宅配で送っているので
身の回りのものだけを鞄に詰めて持って行く。

今回の引越部隊は
長男、tenchan、そして 義母の3人。

実は、tenchan&義母は、我が家の最強コンビなのだ。

伝統的に家の中の大工仕事は女性がやるtenchan家。
嫁いだその日から、私は義母に教えてもらって
二人でいろんな事をやってきた。


模様替えの時は、
重たい家具でもひょいひょいっと持ち上げて
位置を変えてしまう。


組み立て式のロッカーなど、
取説を見ながら作ってしまう。

障子や網戸の張り替えはもちろん、
聚楽壁を塗ったこともある。

工事現場でアスファルトをガガガガーと砕く機械(名前が分かんないけど)を借りて、
庭に埋め込まれたコンクリの固まりを取り除いたことだってある。


義母が来てくれたら鬼に金棒。
とても心強かった。


さて、新幹線を降り、在来線に乗り換えをしたのだが、
長男は迷うことなくサッサと前を歩いていく。
その後ろを、置いてけぼりにならないように義母と私が小走りでついていく。

受験や入学手続きで、もう何度も来ているから
ちゃんとわかっているんだ。

何年か前まで、旅行に行く時など、
必ず夫と私の後に引っ付くようにして歩いていたのにね。


不動産屋で鍵をもらい、
契約に関する説明を一通り受けた後、アパートに向かった。

ガラーンとした1Kの部屋。

一応、部屋のクリーニングはしてあると聞いていた。
見たところそんなに汚れていないようだったが・・・・

義母が
「ちょっと待って。」
と、駅前のドラッグストアで買ったクイックルワイパーを取り出し、
床をざっと拭いてみた。

結構埃が付いてきた。

「でしょう。業者の掃除なんていい加減なものなのよ。」


荷物は午後、順次到着の予定。

まずは岐阜から送った荷物とニトリの生活用品が届いた。

段ボールにはあらかじめ番号を割り振って、
その番号の箱には何が入っているかメモしてあったので、
3人で手分けして箱を開けると、
収納場所に次々と入れていった。


しばらくすると、生協で頼んだベッドが来た。
組み立ては長男が担当。

こんなことを言っては失礼だが、
理系のくせになんだかトロいぞ・・・・・
義母と私だったらあっという間に組み立てるのに、
と、歯がゆく思いながらも任せておいた。
なかなか苦労しているようだったが、
それでもなんとか組み立て終わった。

夕方になってニトリの家具が着いた。

もう、外は暗くなり始めていた。
この日はとても気温が低く、
花冷えを通り越して、真冬に逆戻りしたようだった。
電気と水道は使えるようにしてもらっていたが、
ガスは連絡しないとダメだという。
最悪なことに暖房器具はガスエアコンのみ。

体の芯まで冷えてきた。

家具の組み立てはまた明日にしない・・・・
と言いかけると、長男がこう言った。

「ねえ、机の組み立て、今やっちゃおうよ。
15分もあればできちゃうって!」

確かに、今夜のうちに作っておけば、
明日電化製品が届いて、一応引越は終了する。
ホテルにはレイトチェックインすると伝えればいいし、
もう一踏ん張りして組み立てるとするか。
・・・・・ただ、ベッドで四苦八苦していたのがちょっと気になる・・・・
一瞬そんなことが頭をよぎったが、
余分なことは考えずに、手を動かそう。

そして、義母と長男は机を、私はイスと棚を受け持った。


ニトリで買った安価な組み立て家具。
当然高級素材は使っていない。
木くずを接着剤などでギュッと固めたのに化粧合板を貼ったやつが用いられている。
だから、一度ネジを埋め込むと、
間違えた時に修正が効かないから注意しなくてはならない。


それなのに!

机担当の理系人間が「あーーー!」と大きな声を出した。

「おばあちゃん、俺ら、間違えてんじゃねぇ?」

あわててネジと杭を外し、
もう一度やり直す。

その間、私はイスを組立て終わり、
棚に取りかかり始めた。

しばらくして、今度は義母が
「ちょっと、そっちとこっちで長さが違う!」
と、言い始めた。

なんと、せっかくやり直したのに、
また同じ間違いをしてしまったらしい。

「ちょっと、理系男子君、しっかりしておくれ。
君に任しておけば大丈夫だと思ってたのに~~。」
嘆く義母。

私の方は棚も組み立て終わり、
段ボールを縛り、ゴミも片付けてしまった。

作り始めて1時間、ようやく机が完成した。

「15分でできるって豪語したのは、どこのどなたでしょう?」

義母と私に言われっぱなしの長男。

ふふふ・・・・年季には敵わないのだよ。



それにしても寒い~~~。
今日の作業はこれでお終い。
早くホテルに行って、お風呂に入って温まりましょう。