肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

泡姫のお帰り

2010-01-29 12:42:36 | 生活
毎晩終電近くにJR岐阜駅まで夫を迎えに行くのだが、
ロータリーに駐車して、出てくるのをじーっと待つというのも暇なものである。

ワンセグでテレビを見たり、FMを聴いたり、
携帯でブログチェックしたりすることもあるが、
行き交う人を観察するのも、楽しみの一つである。

出入り口のガラスを鏡代わりにして
ヒップホップダンスの練習をしている若者のグループ。

スーツケースをガラガラ引っ張って出てくるのは、
海外旅行帰りの人だろうか?

ミッキーの柄がついた大きな袋を抱えているのは
ネズミーランドディズニーランドに遊びに行ったOLさん?

酔っぱらったサラリーマンが
迎えに来た奥さんに抱きかかえられるようにして
車の中に乗り込むのを見たこともある。

そんな風に外を眺めているのだが、
「せっけんランド」でのお勤めを終えて帰る「泡姫」達を、時々見かける。

せっけんランドって何?という人はこちら




何故見分けることが出来るかって?



それはね・・・・

まず、送ってくる車が違うのだ。

たいてい、
窓にフィルムを貼った黒い高級車。

お客さんの送迎にも使っているから、すぐにその種の車であることが分かる。

この車が結構速いスピードでロータリーに入ってきて、
駅の出入り口に一番近いカーブのところで急停車する。


扉を開けて素早く降り、バンっと閉めると振り返りもせずササッと歩き出す。


そういう女性がいたら、間違いなく泡姫さんだ。

でも何故確証もないのにそう思うかって?

例えば、友達や家族、彼氏などに送ってもらった時、
誰だって降りた時に「バイバイ」と、手くらいは振ってさよならするだろうが、
彼女たちは全くそれをしないからだ。




こんなこと観察してるなんて、
いかに暇だってわかります~?(笑)






さて、明後日は、岐阜市の殆どの私立高校で受験が行われる。

次男の最初の試験だ。


3年前長男が受けた私学では、
定員の何倍もの受験者がいて、他校の校舎を借りないと収容できないようだったが
今年は自校の校舎で充分足りるようだ。


来年度から公立高校の授業料が無料化されるとの計画があるし、
不況の影響もあるのだろう。
もともと公立志向の高い岐阜では
私立の受験を控える人が多くなったのも自然の流れかもしれない。

次男の同級生でも公立一本に絞る子が何人かいる。
もし落ちたら働きに出るのだそうだ。
みんな頑張れ!
と、エールを送りたい。





ダブルベッド

2010-01-28 13:03:36 | 生活
仕事仲間と泊まりがけでゴルフに出かけた夫。

向かった先は

Phoenix Seagaia Resort

優雅でいいわね~。


色々言いたいことはあるが
まあ、それはさて置いて・・・・



シーガイアのホテルの中の一つ
シェラトン・グランデ・オーシャンリゾートに泊まった夫達。

適当に部屋割りしてチェックインしようとしたら、
なんと一つの部屋が








ダブルベッド



になっていたんだそうだ。






いや、いくら気の合うゴルフ仲間だとは言っても、


僕ら、別にそういう関係ではないので。

と、フロントで丁重ながらもクレームを付けると、

スタッフさんが慌てて

「すぐに別のお部屋をご用意致します。」

と、換えてくれたそうだ。


やれやれ、やっと部屋で休める。

そう思って中に入ると、今度は






ベッドの上に置いてある浴衣のうち、
片方がピンク色(女性用)だった。








夫と同室の連れは

「ピンクでも構わんけど・・・・・」

と言ったそうだが、

こういうことはキチっとしたい夫、
すぐにフロントに電話して、浴衣を男物に替えてもらったそうだ。



それにしても、あのシェラトンさんがねぇ~。

カップル客の割合が多いってことかもね(笑)

それとも、



余程そういう関係に見られたのかしら?(爆)

銀行員時代 一度も使わなかったカードローン

2010-01-27 13:05:50 | 銀行員時代
コメントをして下さるblancoさんは
私と同じ時期に銀行にお勤めだったそうです。
しかも、「なんちゃって銀行員」だった私と違い、テラー経験者。
正真正銘の、由緒正しき銀行員でいらっしゃるのです。

「カードローンのノルマ」・・・・・
大変懐かしく、そして、げに恐ろしい言葉を
blancoさんのコメントの中で見つけました。

今日は、そんなカードローンのお話です。






入行して支店に配属後、最初にしたのが
自分の普通預金口座を作ること。

勉強にもなるからと、
新規作成用の伝票に名前を書き込み、
端末で自ら打ち込む。

オペレーションし終わってしばらくすると、
テラーカウンターの後ろにある専用プリンターから
通帳が出てきた。

へぇ~。
こんな風になってるんだ。

出てきた通帳を見ると
表紙には何も書いてない。

中を開けると
支店名、口座番号、カタカナ表記の名前などが印字してあった。

今は通帳の表紙にも印刷が可能だし、
漢字変換も簡単にできるので
口座番号も漢字の名前も印字される。
でも、当時は第三次オンライン化のずーっと前だ。
表書きは「油性ペンで手書き」だった。

先輩に言われるままに作業をしていると、
ベテランのテラーさんがやってきて、私にこう言った。

「tenhcanさん~♪
カードローンってもう作った?」

カードローン??
一体なんでしょう?

「行員はみんな作ることになってるのよ。
お金を借りるためのカードなんだけど、
大丈夫、作っても使わなくていいんだから。
郵送されてきたら、すぐにはさみ入れちゃいなさい。」

そういうと、申込用紙をもってきて
訳も分からぬまま記入させられ、
あっという間に手続きが終わった。

お昼休み、食堂でお弁当を食べていると、
別のテラーさんがテーブルにやってきた。

「tenchanさん~♪
カードローンってもう作った?」

同じ質問だ。

○○さんに作ってもらいました、と答えると、

「うわっ、○○さんってば、早っ!
tenchanさんのは私が取ろうと思ってたのに、抜け駆けしたわね!」

と、残念そうに去っていった。

あとから聞いた話では
テラーさんにはカードローンのノルマがあって、
一人でも多くのお客を取ろうと、みんな必死なのだった。

銀行のキャッシュカードしか持ったことのない私。
カードローンって聞いてもピンとこない。

先輩の説明によると、
ATMでキャッシュカードと同じようにオペレーションすれば
お金がでてくるのだそうだ。

例えば今月、ちょっとピンチだから5万円借りようと、引き出したとする。
返済は翌月から始まる。
口座から自動的に1万円の引き落とし。
そういう仕組みなのだそうだ。

じゃあ、5回払えば完済なんですね。

私がそう言うと、

先輩は怖い顔をして首を振った。

「普通そう考えるよね。
でも、1万円の内訳を考えてないわよ。

返済に充てられた1万円は、

元金+利息分を合わせて一万円なの。

だから、1万円を5回返したからって
全額返済したことにはならないの。
利息分が入ってるから元金は減ってないでしょ。
5回よりもっと払うことになるわ。
そこがカードローンの落とし穴。」

なんですって!
単純に1万円×5回で終了じゃない?

「そうよ、だから知らない人は
借入額がどんどん増えて
カードローン地獄に落ち込むの。」


そんな危険なものを、
銀行は簡単な説明だけで、お客に作らせているっていうわけ?


私みたいに勘違いして、
1万円×5回で終了・・・・って思ってる人だっているに違いない。

現に、カードローンの返済について、
問い合わせの電話を、その後何件か受けたことがある。

「10万円借りて、1万円ずつ10回払ったのに、
今月もまた引き落としになってるんですけど、なんでですか?」
その度に、
返済額は元金+お利息ですから、
と、例の説明をする。
そこで初めてお客は
「えー!1万円の返済って、そういうことだったの?」
と、カードローンの仕組みを理解するのだった。


こんな恐ろしいものを、絶対使うわけにはいかない。
ヘタに財布なんかに入れてて、盗まれお金を借りられてしまったら
それこそ大変なことになる。

数週間後、自宅に届いたカードローンのカードを
直ぐさまハサミで滅多切りにした私であった。






ちび姫アート 紙版画

2010-01-26 12:38:45 | 子供の話題
岐阜市の市展に入選しました!

小学校低学年でよくやる「紙版画」
木を彫るんじゃなくて、画用紙に紙を切って貼るやり方の版画です。

鉄棒にぶら下がっているところなんだって。
タイトルは「コウモリ」
なかなかユニークでしょ。(親バカでごめんネ・・・・)

ちなみに、以前にも紹介しましたが、一年生の時に作ったのはこちら。



「いっすんぼうしとおに」


彼女らしい感性を、いつまでも持ち続けてほしいと思います。





子供が何に興味があるのか、どういう分野で伸びていくのか、
それを一番先に感じるのは、
身近にいる家族だと思う。
多くの場合「親」なのであろうが、「祖父母」「兄弟姉妹」のこともあるだろう。

子供のために親が必死になる姿は、確かに望ましい。
だが、同時にそれは諸刃の刃になることもある。
と、心の何処かで歯止めをかけている自分がいる。



先日、日本テレビ系の番組で
「天才じゃなくても夢をつかめる10の法則」
というのを放映していた。

プロゴルファー・石川 遼さん、ピアニスト・辻井伸行さんについて、どのように育てられたかを調べ、
また、エジソン、イレーヌ・キュリー(キュリー夫人の娘)、坂本龍馬、手塚治虫
らの幼少期にも注目。
夢を実現した子供の育てられ方には、10の法則があるというのだ。
(詳しくは番組ホームページへ)

家事の合間に見ていたので、あまり詳しくは分からなかったが、
法則の⑧と⑨になった時、心に少し引っかかるものを感じた。

法則⑧
「過保護・過干渉は大いに結構!放任主義はやめろ!」
~親が手をかければかける程、子どもの脳は発達する!


法則⑨
「とことん親バカになれ、 親バカにならなければ、子供の才能は見つけられない」


子供の成長を喜ばない親などいないだろう。
孟母三遷の教えじゃないけど、
子供のためなら、良い環境を整えたり、習い事をさせたり、
できる範囲でやってやりたいと思っている。

自分だって親バカだ。
ちび姫の版画を見て大喜びしている。

だからといって、
過干渉で親バカになれ。
そうすれば夢を掴む子供に育つ!
そこばかり強調していいのだろうか?

腕を組み首をかしげてテレビの画面を見ていたら
一緒に見ていた次男がこう言った。

「これ、だめでしょ!こういうこと言っちゃ。

この番組、

モンスターペアレンツ製造番組だよね?」





いやいや参った。
先に言われてしまった。

そう、正に次男の言った通り。

度が過ぎると大変なことになる。

ちゃんと分かってるんだなって、
次男のことを少し誇らしく感じた。


親バカも大切。
だけど、法則①のように
「子供には厳しく叱れ」
やっぱりそれも大切だ。

銀行員時代 バブル真っ最中

2010-01-22 12:49:07 | 銀行員時代
経営の悪化した日航が会社更生法を適用し事実上倒産。
株価も今日、一時1円の値を付けたそうだ。

そんなニュースを耳にして
銀行員時代のバブリーな仕事のことを思い出した。





私が銀行に勤めていたのは80年代の後半から90年代の初め。
バブル経済の真っ只中だ。

銀行も「行け行けどんどん」の時代で、
融資額を増やすことに躍起になっていた。

簡単な審査だけで顧客に融資する。
融資したお金で株か土地を買う
値が上がれば売って、その儲けで借金を返す。

そんなことの繰り返しだった。

事務方で働く私たちには
あまり難しいことは知らされなかったが、
書類作成は間違いのないようにと
先輩から厳しく教えられた。

証貸や手貸などの借り入れでは
金銭消費貸借契約書(通称:金貸)や手形に
一字の間違いのないように金額を書かねばならなかった。
壱、弐、参・・・・という漢字を使うことも初めて知った。

書類が整うと、帳簿に付け、端末に情報を打ち込むのだった。


とにかく、機械に打ち込む額が半端じゃない。

テンキーには「0」「00」「000」のキーがついているのだが、
100,000,000、1,000,000,000、などのように
「000」を押すことが頻繁にあった。

庶民が一生かかっても稼ぐことの出来ない金額を
まるでゲームのように入力する毎日。

これはお金じゃないんだ・・・これはお金じゃないんだ

そう唱えながらオペレーションしていた。


元金が大きいと
毎月払う利息もスゴイ。

利息だけでこんなに払うの?
見間違いじゃないの?
信じられない額のお金が動いていた。

利息を払うために、
更に借り入れを増やす。

膨れ上がる借入額。
それを見てもなんとも感じない。
既に感覚は麻痺していた。




その頃、新しく導入されたのが、
「有価証券担保ローン」という借り入れ方法だった。


主に株などを担保に入れて融資を受け、その資金で株を購入。
上がれば売りさばいて返済する。

事務方の机の上には
担保として差し出された株券が、山のように積み上げられた。

帯封で株券を括り、
茶封筒に入れて金庫に保管する。
株の銘柄、枚数、株価をワークシートに書いて本部に提出する。

来る日も来る日もその繰り返しだった。

株価が上昇しているうちはよかった。
問題なのは下がったときだ。

株価が下がることは、すなわち担保額が減るということ。
顧客は、差額分を返済するか、新たに株を差し出さねばならない。

そして私たちは、
担保埋め合わせのために持ち込まれた株を帯封で括り、金庫に保管したのだった。

エンドレスなマネーゲーム。
やり始めたら誰にも止められなかったのかもしれない。

私はそんな狂乱の時代に、長男出産のために退職したが
その後すぐに、バブルは崩壊したのだった。

家紋

2010-01-21 12:48:56 | 生活
ブログ友の桜子さんから教えてもらった
家紋で遊ぶサイトに行ってきました。

綾鷹KAMONジェネレーター

氏名と生年月日を入れてクリックすると
オリジナル家紋を自動作成してくれます。


そしてこれが私の家紋↓



【珊瑚】

 他人の目の届かないところでジッと努力をする。
縁の下の力持ち的存在。
それが珊瑚紋のあなた。なかなか注目は浴びないかも知れません。
しかし、いつの日かあなたの努力が多くの人々の心を突き動かし、
感謝される瞬間が訪れるはず。
その素晴らしい努力を怠らず、有意義な人生を歩んでください。



そして私に送る一文字はこちら↓





耐える・・・・・って・・・・・・
ねぇ~お見通し?(笑)


ついでに家族のも調べてみました。

そしたらなんと、
長男も同じ珊瑚だった!

ううっ・・・・一緒とは・・・・・(汗)



ムッキー

2010-01-20 13:20:10 | 生活



テレビなどで話題の皮むきグローブムッキー

もう使ってみました?


年末に義母が買ってきてくれました。

ゴボウや里芋の皮むきに大活躍だったんだけど、
使い勝手がちょっと・・・・・
もう少し改善されるといいんだけど、って思います。

まず、使い始めて感じたのは

ゴムが厚くて握りにくい

指先の方も厚くて硬いので、物を掴みにくいんです。
握力の弱い女性は、すぐに疲れちゃうかもね。

そして

グローブ全体の丈が短い

丈が短いので、水道水を出しながら洗っていると
グローブの中に水が入ってきてしまいます。

それに、一旦濡れると乾かすのに大変。
↑ゴム地が厚いので裏返しにできないでしょ、
指先を上にして吊すんだけど、なかなか乾いてくれないのよ。

生乾きのまま使わなきゃいけなくて、手を突っ込んだんだけど、
なんだか変な臭いがついてたわ・・・・・・Wow!

以上、tenchanの辛口評価から言うと

ムッキーは改善の余地有り。

ザラザラ面が破れない程度にゴム地を薄くし、
丈も長くして、できれば肘あたりでピタッと止まる工夫が欲しいです。

今お使いの方は、
流し洗いしながらの使用は避け、中に水が入らないようにしましょう。

お持ちでない方は、
改良版が出るまで待った方がいいかもしれません。


そうそう、
にんにくの薄皮を剥ぐのにムッキーを使うと、
とっても早くできますよ。

小房に分けてから、くしゃくしゃと握るようにして皮を取っていくの。
もちろん、乾いたままでね。

是非やってみて。
面白いほど取れるから~!





お片づけ

2010-01-19 12:28:23 | 受験ネタ
センター試験の翌日、
長男の学校では自己採点が行われた。

良かった人悪かった人、悲喜こもごものクラス。
実力を出し切れずに泣き出す女子もいたそうだ。

長男は・・・・・
文系科目のマイナス分を
どうにか理系でカバー(?)
首の皮一枚で2次に繋げたってとこかな。






家に帰ってきた長男
部屋に入って、なにやらゴソゴソやり始めた。

しばらくして
「お母さん、これ要らないから処分して~!」

と、叫ぶ声が聞こえた。

何事かと思って入ると、本棚の整理の真っ最中。


現国、古典、地理、現社
それらに関する副教材とノート全てを
引っ張り出して積み上げている。


「もう二次試験では勉強しないからさ、
処分しておいて。


なるほど、二次に向けて気持ちを切り替えようっていうのね。


それから弟を呼びつけた。

、こん中で欲しいやつあるか?
俺はもう要らないから、お前にやるよ。」

そう言って、積み上げた山を見せた。

はその中の何冊かを手に取り眺めていたが、


「お兄ちゃん、これ、新品のままじゃん。」

と呆れた口調で言った。

「ああ、それね。
一度も使ってないんだよ。
いいだろ~新品もらえるなんて。」

「そういう問題じゃねえし。」

「そうそう、それからな、
英単語は、英語=日本語の一対一に当てはめるんじゃなくて
例文を読んで覚えろ。
俺ら“キコク”(帰国子女)には、その方が覚えやすい。」

、これにはうんうんと納得して聞く。

「あと、古典は1年の最初からちゃんと勉強しろよ。
最後の1ヶ月やっただけじゃぁ、点数上がらないからな!
経験者の俺が言うんだから間違いない。」


ハっ、何を今更!
どれだけ私が言ってきたと思うのよ!
キッと睨み付けると
長男は、舌出しながら片目をつぶった。

「でさ、ゴロゴほしい?俺の一番のお薦め。」

「いや、いらねぇ。
俺はお兄ちゃんと違う。
ちゃんとまともに覚えるから。」


まずはセンター試験終了~♪

2010-01-18 12:06:56 | 受験ネタ
1月16日、17日。
全国で一斉にセンター試験が行われた。



岐阜地区の試験会場は岐阜大学

毎年、ショッピングセンターマーサ21のあたりから大学まで約2kmに渡って渋滞になる。







岐阜市の南部に住むtenchan家。

長良川を越へ岐阜大学に向かうには、
ここを通らねばならない。


だが渋滞は是非とも避けたい。

そこであみ出した裏技は・・・・


受験の宿@tenchan実家

長良川以北にある私の実家に泊まって
送迎時間をカットしようという作戦だ。

受験に必要なものと、お泊まりセット、お弁当の用意を持って
二日間実家にお世話になることにした。

父も母も、孫の受験のお手伝いができると
ちょっと嬉しいようだ。

朝、母と共に朝食とお弁当の用意をする。
下ごしらえから後片づけまで
母に甘えてサポートしてもらった。
本当に助かる。



初日は9時から試験が始まるので、
それに合わせて早めに家を出る。

子供の頃、自転車で走り回った地域である。
裏道抜け道なんてお手のもの。

渋滞の列を横目に、スイスイと車を走らせる。

大学の中へは決して侵入してはいけない。
帰りの道もブタ混みだから。
適当な距離のところで車を止め、あとは徒歩で向かうのがコツだ。

長男は親指を立てて
「じゃあね~♪」
と、明るく去っていった。



会場では、学校の先生や予備校の講師らが
激励に訪れていたそうだ。

レオパレスとか学生寮の宣伝チラシも配られ、
合格祈願の使い捨てカイロが入ってたそうだ。

「教室が結構寒かったから、持っていったのと両方使ったよ。
それに、足首ウォーマーが意外に役に立った。」
普段あまり、寒い寒いとは言わない長男だが、
こういうときには、寒さ対策は万全にしたほうがいいらしい。



さて、岐阜地区の受験生が集まる会場は、
緊張感漂いながらも、プチ同窓会の様子を呈している。


休み時間に廊下を歩いていると、
同じ中学出身の子や、塾で勉強した仲間などに出会ったりしたそうだ。

二日目に、長男とは違う学校に行った中学時代の大親友O君に会ったそうだ。
「よう~久しぶり!元気か?」
と、声を掛けると、
「俺、地理・・・・自己採点しちゃった・・・
半分しか取れてなかった・・・・・。」
O君は泣きそうな声で、話したそうだ。


「ダメじゃん、自己採点なんかしちゃ!」


長男の学校では、センター試験初日が終わったときの注意として

①翌日の新聞を見ても、決して自己採点はしないこと。
良ければ油断するし、悪ければテンションが下がるから。

②終わった科目のことはあれこれ考えない。
「自分は満点だったのだ。」と、暗示にかけること。

と、先生からくどいほど言われたそうだ。

「O君の学校の先生は、言わんかったんやろうか?」

そう言う君だが、初日のテストは何点だったか知っているかい?

長男から預かった試験問題を
夫はいてもたってもいられないと自ら採点。

ゴルゴ様の怒りに触れたのであろうか、
古典は二問しか正解していなかったことをお知らせしておこう。(涙々・・・・)

家族が心配する中、試験の二日目。
長男が得意とする理系科目だ。

一時間目の数Ⅰ。
波に乗りきれず、不覚にもミス。

「俺は敢えて、『満点』を狙うのは止めた。
確実に点数を取れるようにするつもり。」
と、自分なりの方針を決めていた長男。

だが、数Ⅰでのミスが
彼の闘争心に火を付けたようだ。

「ヤバイ、こうなったら全力で行く。」

普段の3倍の速さで問題を解いていく。
自分がページをめくるスピードは、周りより速いと感じたそうだ。

午後5時30分、試験終了。

手応え有り・・・・という顔はしていたが、
果たして文系科目の穴を理系でカバーしきれたであろうか?

まずはお疲れ様。

あとは私立本番と国立二次試験だね。







車の運転が慎重なわけ

2010-01-15 12:37:16 | 自分のこと・思い出
朝晩、駅まで夫を送迎。


慎重に、慎重に運転する。

朝は通勤通学で道が混む時間だし、
夜は視界が悪いので危険だから。


くれぐれも事故を起こさぬよう、
安全に運転しなくてはならない。




でも、これほどまでに気を使うのは何故かって?


それはね、











パジャマのままで送り迎えしているから~




朝起きてすぐに朝食とお弁当作りにとりかかるのだが
今時分は起き抜けに着替えるのは寒すぎるので
パジャマのまま上にフリースのワンピースを着て
ブランケットエプロンを腰に巻き付けてキッチンに降りる。


夫が出かける時間までに、なんとかお弁当は作り終えるが、
自分が着替える時間はない。

だからそのままの格好で車に乗り込むのだ。

夜は夜で、ちび姫をお風呂に入れた後、
もこもこソックスを履き、
上にはフリース、
さらにブランケットエプロンを巻き付け、
着だるまのような格好をして湯冷めを凌ぐ。

お迎えメールが来たら、ダウンコートを羽織って飛び出るのだ。

今ここで事故を起こして
外に出るなんて、
こんな格好では無理。絶対だめだめ

だから、慎重にならざるを得ない、というわけ。



夜の迎えの時、週に一度コンビニに立ち寄ることがある。


ある日、お店に入ると、
夫が私の姿を見て、人目を気にするようにマジ顔でこう言った。


「あなた、どう見ても、それ、パジャマのズボンにしか見えないよ。
コートの裾から見えてる、そのピンク色のやつ!」


私は動じることなく、彼の耳元で囁いた。


「これが、パジャマのズボンに見えるですって!




その通り!だってパジャマだもん。


それが何か?」






パジャマドライブ・・・・
デビューはロンドン時代だった。


その日、夫はM1(高速道路)を北上したところにあるオフィスに行くことになっていて、朝5時に出発した。
ガソリンが少なかったので、家の近くにあるガソリンスタンドで給油した。

イギリスでのガソリンスタンドはセルフなので
自分で給油口を開け、ノズルを差し込み、レバーを握ってガソリンを入れる。
満タンになると、カチャッと音がして止まるので、栓を閉め、
レジでお金を払うのだ。こちらを参考に

さて、いつものように慣れた手つきでガソリンを入れた夫、
レジに向かい財布を出そうとしたら、

なんと、


財布がない~!



まずい、このままだとガソリン泥棒になってしまう。

夫は家に電話した。


私はその頃、
夫を送り出して、子ども達が起きる時間まで二度寝しようとベッドの中にいた。


ベルが鳴る。

眠いzzzzz誰よ?

「・・・・・Hello・・・・もしもし・・・・」

「あ、俺、悪いけど、財布持ってきて。」

「・・・・財布・・・・?・・・・なんで・・・・?」

状況がまだよく分からない・・・。

「あのさ、ガソリン入れたんだけど、財布家に忘れてきちゃった。
パジャマのままでいいから、急いで持ってきて。」


なんですと!ガソリン入れてお金がない!
それは大変。

ベッドから飛び起きると、
取りあえずその辺にあるものを羽織ってキーを持ち、
財布を掴んで車に飛び乗った。

まだ夜が明け切らぬ町中をかっとばし、ガソリンスタンドまでたどり着いた。

「Thank you! 助かった。」

夫に財布を渡すと、
今度はゆっくりと慎重に運転して帰っていった。

あー!眠いzzzzz

私がもう一度寝たのは言うまでもない。