肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

お母さんの手

2012-01-20 14:36:29 | 子供の話題
長男は普段からあまり家に電話したりメールを送ったりしてこないので、
家に帰ってくると、
向こうで一体どんな暮らしをしているのか、
家族の誰もが知りたがる。

「毎日ご飯作ってるの?
遅くなると、コンビニのお弁当で済ませちゃうんじゃない?」

さりげなくそう聞いてみると、
「いや、クラブの連中と練習終わってから食べに行くこともあるけど、
その他の日はちゃんと自分で作ってるよ。」

という意外な返事が返ってきた。

「得意な料理は?」

「得意料理って訳じゃないけど、
夕方スーパーに買い物に行くと、
マグロの切り落としなんかが安売りになってるだろ、
それを買ってきてキャベツと玉ねぎ切ったのと一緒に炒めたりする。
これがなかなか旨いんだよ。」

と、ベテラン主婦が作るような経済料理が飛び出した。

「肉を買う時は、こま切れとかミンチが多いかな。
豚ロースのように形がある肉は、高いから滅多に買わないんだ。」

決して多いとは言えない仕送りの中で、
何とかやり繰りしている様子が伺える。

「それにしても、野菜を洗って切る仕事って、
結構手間が掛かるよね~。
冬は特に水が冷たくて大変だ。
で、手先を温めようと息をふーっとかけるだろ。
と、ふわ~~んと匂いが立ち上って、
なーんか懐かしい匂いがしてくるんだ。
なんだろう?これなんだろう?ってよく考えたら、
そうだ、お母さんの手の匂いだ、って思い出した。
ほら、玉ねぎとかニンニクとか切って爪の中にしみ込んじゃってるあれな。」

そうそう、野菜炒めの匂いも染み付くね。

でも、嬉しいな。
「お母さんの手、香水のいい匂いがする。」って言われるより、こっちの方が百倍嬉しいよ。

成人式狂想曲

2012-01-19 12:09:20 | 子供の話題
出身校区の成人式に出席した長男。

スーツは夏に帰省した時に「前祝い」として買っておいた。

一応、入学式に一着買ったのだが、
それは、塾講師のバイトの時に「制服」として着ているので、ヨレヨレになっている。
で、今回、就活用にも必要だろうからと、
新たに買ったわけだ。

今度年末に帰る時は、ワイシャツとネクタイ、
それに革靴、ベルトも忘れないで持って帰ってね。

と、念を押しておいたのだが、
帰宅した長男の荷物にそれらはない。

ちょっと、ワイシャツとかは?

「あ、すいませーん、忘れました。」

そんなことだろうと思ったよ。

で、新年大売り出しに一通り買いに行ったのだ。

ワイシャツ、ベルト、ネクタイ、靴下、革靴。
締めて1万4千円也。

そして成人式当日、
幼稚園からのお友達S君のご両親が、
長男と近所の友達T君を
会場まで車で送って下さった。

「お母さんは見に来なくていいから。」

と言われていたけど、そんなこと関係ないもんね。
みんなの成長した姿を一目見るんだから。

後から追っかけていくと、
会場の外にはママ友達が既に集まっていた。
あちこちで「久しぶり~!」の挨拶が交わされている。

下の子供がいる人は、ちょくちょくお会いする機会もあったのだが、
ホント、中学を卒業して以来お目にかかる方もいて、
とても懐かしい。
でも、お互いまず、「どちら様でしたっけ?」という会話から始まり、
「○○の母です。」
というと、「ああ~○○さん。」
とようやく認識できるというのはご愛敬。

さて、会場では中学時代の恩師の祝辞をいただいているところ。

やたらに話が長いT先生、
お説教くさいH先生、
熱く語るも生徒には響かないM先生。
うふふっ、先生の話し方って変わらないよね~。

聴いている新成人は、というと、
話の途中で忍び笑いなんかしちゃってる後列の一群を発見。
横顔をみると、サッカー部のA君とB君じゃない!
あらあら、相変わらずね。

女子はみんな全員が振り袖着て、
髪もキレイに結い上げ、お化粧もキレイにして
誰が誰だか分からない。

その中で一人、花魁風に着付けている娘がいた。
肩と背中を露出し、胸の谷間もあらわに。
今風だから?流行ってるから?格好いいから?
でも、でも・・・・・こういうお式には相応しくないと思うし、
ちび姫がやるって言い出したら絶対に反対するだろうな。
それにしても、美容師さんも何も言わんかったんだろうか?

余興のビンゴゲームと、
全体の写真撮影が済むと
式はお開きとなった。

最後は新成人と親が入り乱れての撮影会みたいになった。

「来なくてもいいから。」
と言っていた長男も、
デジカメを手にした私を見つけると、

「お母さん、こっちこっち、俺ら3人の写真撮って。」

と、テンション高め。

あとで確認したら、
長男とM君とO君、中学卒業の時も3ショットで写真撮ってたわ。
余程仲がいいのね。

夕方からは柳ヶ瀬の居酒屋で二次会がセッティングされていた。

「今日は何時に帰るか分からんから。」

と言い置いて出て行った長男だが、
12時近くになっても連絡がない。

突然「迎えに来て」が来ると困るので、

今どこよ?迎えはいるの?

と送った。

すると、

「今、ファミレス。迎えいらん。」

と、返事が来た。

校区内のファミリーレストランでお茶しているらしい。
そこからなら家まで歩いて帰れるし大丈夫だわ。
と、安心して寝たのだが、
朝7時に起きると、まだ帰っていない。

なにやってんだ~!
怒りのメールを入れようとすると、

「た・だ・い・ま・・・」

消えそうな声で、背中丸め忍び足で入ってきた長男。

どこ行ってたのよ?

「Tの家で麻雀。悪りぃ、もう寝るから。」

速攻で布団に潜り込む。

ったく、もう~
久しぶりにみんなに会って楽しかったのは分かるが、
心配させるな~~~!







長男、大晦日に帰還

2012-01-06 15:11:23 | 子供の話題
新幹線の座席指定を買いに行くの忘れてたんだよ。

クラブのメンバーは自宅生ばっかりだから、
「お前、田舎にいつ帰る?」なんて会話しないし。

年末のイベント各種にウキウキ気分で参加して、
ふと気が付いたら27日。

あ、正月休みだった。
帰んなきゃ。

急いで窓口に行ったけど
指定券なんてとうの昔に売り切れちゃってるし。

竜宮城に遊びに行ったまま
帰るのを忘れた浦島太郎みたいや。

そんでもって取れた切符は31日の早朝。
品川駅6時50分発って、
いや無理っしょ?
俺、起きられるわけないし。

仕方がない、徹夜してそのまま出かけるか。

でもさ、乗り込んだのはいいけど、
名古屋でちゃんと降りなきゃ。
寝過ごしたら大変だよ~~~!
っていうか、怖くて寝られないよ。

うーん、徹夜明けに起きてるのも結構辛い・・・・・。

お母さん、岐阜駅に迎えに来てくれるって言ってたけど、
怒ってるだろうな・・・・。

「何時に帰るか、電話ぐらいしなさい!」

はいはい、わかったわかった。
久しぶりに会ったんだから、そんなに怒るなよ。

それに、俺、眠いんだ。
悪いけど、今、頭ん中入らないから小言は後にして。

ただいま~~~。

布団、布団、布団敷いて。

え?敷いてない?
じゃ、いいよ。
ちび姫ちゃんの隣りに潜り込むから。

飯も何にもいらんから、
絶対に起こさんといてね。

おやすみ。zzzzzz


というわけで、
大晦日の朝、帰ってきた長男。
夕方4時にちび姫のくすぐり攻撃を受けるまで、
ずっと爆睡したのであった。