肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

ルドルフとイッパイアッテナ

2012-10-31 15:24:16 | Weblog
「ルドルフとイッパイアッテナ」という童話をご存じだろうか?

ルドルフという猫がひょんなことから東京に来てしまい、
途方に暮れていたところ
ボス猫イッパイアッテナと出会い、二匹は意気投合。

イッパイアッテナはとても知的な猫で、
読み書きが出来るという。
ルドルフはふるさとの岐阜へ帰るために
イッパイアッテナから文字を習う。
そして、いよいよ岐阜へ帰ることになり・・・・・。


というストーリーなのだが、
上二人の子ども達は、教育テレビ(あ、今はEテレって言うんだよね)のテレビ絵本で見ていた。
ちび姫は図書館で借りてきて読んだ。

三人とも大好きな童話だ。

特に、ルドルフの故郷が 岐阜 というところに
彼らは引きつけられた。

だって、本の中に自分の住んでいる場所が出てくるんだよ。
テンション上がるよね(笑)


主人公のルドルフは、
間違って東京行きのトラックに乗ってしまったため、
自分がどこに住んでいたのか知らぬままだった。

岐阜 という地名も知らなかった。

京都や奈良のように、歴史的建造物がある有名な都市だとしたら
物知りのイッパイアッテナならすぐに分かってくれただろうが、
なんせ 岐阜 である。



他県と比べると、どうにも知名度が低く、
学生の頃に「出身は岐阜です」というと、
「岐阜ってどこだっけ?愛知県?あ、ゴメン、関西だよね?」
と、必ずというほど言われたものだ。

山手線ゲームなんかやると、
一番最後の方に出てくる部類でもある。


ところがある日のこと、夏の甲子園がテレビ中継された時のことだ。
見覚えのある風景にルドルフは目が釘付けになった。

金華山と長良川とロープウェー

それは、岐阜県代表 岐阜商業の紹介ビデオだったのだ。

こうしてルドルフは自分が岐阜から来たことを知り、
帰るための準備を始める・・・・・。


金華山、長良川、ロープウェー
岐阜人なら誰でも知っている場所だ。

ルドルフの故郷を設定するにあたり、
最初の段階ですぐに分かってしまうような有名都市では面白くないわけで、
その点、知名度のない岐阜はもってこいであり、
さらに甲子園の地元紹介ビデオで判明するというあたり、
小説としては本当に素晴らしい流れだと思う。



先日、中日新聞の地方版コラムに
「ルドルフとイッパイアッテナ」の舞台を訪ねに
和歌山県からわざわざ来た、という女性の話が出ていた。

こういうの聞くとうれしいよね。

ハリーポッターの舞台を一目見ようと
イギリスに降り立つ人もいる中、
規模はだいぶ違うが、「ルドルフ・・・・」の舞台を見ようと
岐阜くんだりまで来て下さる人がいるのだ。

最近、金の信長像を岐阜駅に据え、
金華山の麓で信長の屋敷を発掘するなど、
岐阜は信長を観光の目玉にしている。
だが、絵本の主人公ルドルフだって
立派な観光大使になれる、そう信じている。

子ども達が見ていたテレビ絵本、
youtubeで見られるので、是非ご覧になって下さい。

ルドルフとイッパイアッテナ

あっという間に通り過ぎていった10月

2012-10-29 16:07:18 | Weblog
気が付けば10月も終わり。

ブログの左サイドバーのカレンダーを見ると、
今月更新したのは、今日を含めて3回しかない。

10月に新しく始まった仕事があるのだが、
その事務処理に手間取り、
お昼休み返上で取り組んでいたので
ゆっくりと文章を書く余裕がなかったというのが主な理由だ。

加えて、ちび姫が体調を崩し、
2週間近く学校を休んでいた。
治ってホッとしていたところ、
今度は自分が寝込むという事態に。

そんなこんなで、
あっという間に3週間が過ぎてしまった。

美しい秋を楽しむところか
冬支度せねばならぬところまで来てしまってたのだなぁ。

寒いのは苦手なので、秋にはもう少しゆっくりいて欲しかったのに。
今日もこんなによいお天気なんだもの。
その場駆け足をして、ちょっと待っててくれないだろうか。


さて、体調を崩したちび姫、
実はマイコプラズマ肺炎を患ってしまったのだ。

週末、軽い咳が出ているので
いつも通院している耳鼻科に診せると
「アレルギー性鼻炎と風邪」という診断で
薬を処方された。

ところが、
熱が出てきたので再度受診すると、
「高熱が出た場合には解熱剤を飲み、水分を多く取って安静にして。」
と言われた。

熱は3日経っても下がらず、
咳がますますひどくなる。

おでこに貼った冷えピタが乾燥して剥がれるほど、
脇に挟んだ保冷剤がすぐに溶けるほど、
体の芯から発熱しているような状態だった。

これは、ひょっとして・・・・肺炎・・・・?

小さな背中に耳を当てて肺の音を聞いてみる。

「ザー・・・・ザー・・・・」

え~~~!なんだろう?これ。

NHKのドクターGで確か、
肺炎患者さんの胸の音を流していたことがある。
その音にそっくり。



翌日、病院を変えて診察してもらうことにした。

お医者さんはちび姫の胸の音を聞くと
顔を上げてこう言った。

「マイコプラズマ肺炎の可能性があります。」

それから、レントゲン、採血、などが行われ、
結果、マイコであることがハッキリとした。

熱が下がったら学校へ行きたい!
とわめいていたちび姫も
マイコプラズマと分かると、
観念したように涙目になって耐えている。



幸い、処方されたお薬がよく効いて
症状は改善していった。

楽しみにしていた秋の遠足にも間に合ったし、
大事に至らずに本当によかった。


ところで、聴診器がなくても肺の音を聞くことが出来る、って
あとで調べてみたらこんなサイトを発見。こちら

小さいお子様がいらっしゃる方は、
一度、お子さんが寝付いてから
背中に耳を当てて、健康なときの肺の音を確認しておくといいと思う。

風邪がなかなか治らないとき、
もしかして肺炎かも?と疑ったら、音を聞いてみて、
普段とは違う雑音が混じるようなら
即診察したほうがいい。
聴診器がなくても、こうして自己判断ができるので。

何とも奇妙な感覚 リモートサポートシステム

2012-10-15 16:05:47 | 生活
一報を聞いたときに、これはとても恐ろしいことだと感じた。

フリーのソフトをダウンロードした際に、
遠隔操作を可能にするウィルスに感染。
なりすましの第三者が掲示板に犯行声明を書き込み、
罪に問われたパソコンの持ち主二人が逮捕されるも、
無実と分かり釈放された事件だ。NHKニュースWEB

他人の巣に卵を産んじゃうカッコウみたいなウィルス。

しかもコイツ、
作業を終えた後、自ら削除し痕跡を残さないようにする、というではないか。
まるで用を足した後に自動的に水が流れる、最新型のトイレのようなやつだ。

実は、
このパソコンの遠隔操作というものを体験したことがある。

といっても、犯罪に荷担したとか
そういう類ではないのでお間違えなく。(笑)

先日、
ADSLから光回線に変えることになった。

業者さんが汗だくになって
工事をしてくれて、
どうにか配線作業は終了。

「はい、今日から使えますよ。」
となるのかと思ったら、そうではなかった。
契約の切替日に配線を自分で繋ぎ直して下さい、
というのだ。

ちょっと待って。
どの線をどこに繋ぐのかしら?
何か記しをつけておいて下さる?

というわけで、お兄さんは
「この機械のこの線をこっちの機械のここに繋いで下さいね。」
と、青いビニールテープを貼って分かるようにしてくれた。

これで万全だわ。

ところが当日、
言われた通りに線を繋ぎかえてみたが
コンピュータを立ち上げることは出来たのに
ネットに接続できないではないか。

困った困った・・・・・。
そうだ、サポートセンターに電話してみよう!

パンフレットに書いてあるフリーダイヤルにかける。
「○○の方は*と1を、△△の方は*と2を・・・・・」
長ったらしい音声ガイダンスに従い、
一番最後の指令「その他の方はオペレーターにお繋ぎします」まで辛抱強く待つ。
いつも感じるのだが、
そういう前置きは飛ばして
「まずはオペレーターに繋ぐ」という選択肢も是非作ってほしい。

さて、電話口に出てくれたコールセンターのお姉さんは、
一通りの状況を確認すると
丁寧に、そしてとても我慢強く、
ハード面に関してど素人の私に教えてくれた。

指示通りに色々いじってはみたものの、
電話のやり取りだけではどうしても分からないことが出てきたので、
お姉さんは
「それではリモート操作をご利用してはいかがでしょう。」
と、勧めてくれた。

指定されたWEBSITEを開きログインする。
リモートサービス開始をクリックすると、
自分が動かすカーソルとは別の大きな赤いカーソルが
画面の真ん中に現れた。


「今、画面上にわたくしが動かしているカーソルがご覧いただけますか?
指し示すところをクリックしてみてください。」
お姉さんは、次々に作業を指示してくれる。

そうこうするうちに、
「ちょっと失礼して、わたくしが操作してみますね。」
と、お姉さんがカーソルを動かし始めた。

それはとても奇妙な感覚だった。

自分の目の前にあるパソコンが
他人によって操作されているのだ。

お姉さんがキーボードで入力する文字が
メモ帳に書き込まれる。

まるで二人羽織の前の人になった気分だ。

幸い、ネットは無事繋がり、

「これでもう大丈夫です。今から遠隔操作は切断しますのでご安心下さい。」
と、お姉さんは二人羽織から去っていった。


ネット環境を設定する場合、
個別訪問するのが通常なのだろうが、
このように 遠隔操作を使うことによって
企業側は出張費も人件費も大幅にカットすることが出来る。

遠隔操作を使えば
自宅にいながらパソコンレッスンを受けることだって出来るし、
予備校の授業、通信制大学の講義など
利用価値はどんどん広がっていくだろう。

便利には違いない。

でも、でも・・・・・

画面が他人に操られて、
自分のパソコンが丸見えになることには
いつまでも不安感が残る。

繁華街にガラス張りのバスルームを置き
その中で入浴するような、
晒されてる感とでも言おうか。(爆)


女子ってだからややこしい ちび姫のお友達関係

2012-10-03 15:11:38 | 子供の話題
「ママ、あのね・・・・・」

1トーン下がった声でちび姫が話しかけるのは、
大抵学校での嫌な出来事を相談したいというサインである。

どうしたの?

「あのね、Yちゃんはね、
ちゃんのことを本当は好きじゃないんだって。」


ちび姫とYちゃんとIちゃんは
いつも一緒に遊んでいるクラスの仲良し三人組だ。

今学期から、ちび姫とYちゃんが同じ班になり、
四六時中接しているため、
ちゃんのいないところでひそひそ話をされるのだという。

ちゃんはちび姫と同じように年の離れた二人のお兄ちゃんがいる。
末の娘というのは、大事に育てられている反面、
結構ほったらかしの場合もあり、性格は大ざっぱ。
あまり考えずに物事をズバッと言ってしまい、
後悔するタイプでもある。

方やIちゃんは、二人姉妹のお姉さん。
とても繊細で、お友達にちょっとキツいことを言われると
涙目になってしまうタイプだ。

そんな3人だが、
ちび姫が間に入り仲を取り持つような感じで
これまで友情を育んできた。

だが、女子の3人組というのは
何時の世のでも関係を維持するのは難しい。

何があったのかは知らないが
ちゃんはちび姫に「Iちゃんってさぁ・・・・。」
と不満をぶちまけたのだそうだ。

「私は二人とも大好きだから、そんなことを言われたら困ってしまう。」

ちび姫、難しいけど、
両方が仲違いしないように
あなたはどちらかに肩入れしちゃあだめだよ。
ちゃんもIちゃんも、
どちらも素敵なところがあるんだからね。
とりあえず、Iちゃんの耳に入れないように
絶対に気を付けてね。

「うん、わかった。」


さて、問題はそれだけではない。
クラスには、気のあった者同士で自然発生的に幾つかのグループができる。
それは、お家が近いとか、クラブで一緒とか、趣味や性格が合うとか、
誰かがどこかに属している。
ところが、たまにその枠を越えて
別のグループに乱入する子もいる。

ちび姫の話によると、
ちゃんという女の子が
時々仲間に入ってくるのだという。


ちゃんは同じクラスだし、
「別にいいよ~。」
と、遊ぶんだけどさ、
困るのは、Hちゃんって
自分の意見が通らないときに
すぐ怒って収拾つかなくなるんだよ。
どんなになだめても
「もう知らない。あんた達最低!」
って暴言吐くし、
「このこと(喧嘩したこと)を先生に言ったら絶交する!」
って脅してくるの。
だから私たちはHちゃんの言う通りにするようにしてるんだけど、
正直もう疲れちゃったよ。

ちび姫、あなたは本当によくやってるよ。偉いね。
ただね、今のお友達とは
10代の頃までは付き合うけど
大きくなっても親密に付き合う人はわずかだから。
中学までは今のスタンスで、
トラブルないように上手に付き合ってね。

ああ、女子ってこれだから難しい(溜息~)