今年の7月で16歳になった長男。
日本ではどうなのかわからないが 彼の周りでは義務教育を終えて16歳になると皆バイトで小遣い稼ぎをはじめる。
我が家では小学生のときは小遣いなし。
13歳になったらある程度の家の中の手伝いという労働と引き換え条件でお小遣いを与えている。
でもその額は友達にくらべると すずめの涙ほどらしい。(実際少ないのはわかっている)
家が好きな次男は週末も友達と出かけることはあまりなく お互いの家に遊びに行ったりする程度。
彼はお金を使うのがあまり好きではなく あれこれ頭をひねって常に私に出してもらおうと策を練っている。
。。。そしてたまにそれにうまく乗せられる私。。。
でも出かけるのが大好きな長男は やれ映画を見に行く やれビーチに行く ハンバーガーだアイスクリームだ でお金がすぐになくなる。あればあるだけ使っちゃうタイプ。
というわけで彼はバイトができる日を指折り数えていた。
しかしこのご時勢 そうそう簡単に仕事が見つかるわけでもなく。。。
ちょっと自分で何か考えて営業しないとだめかも。。 と "近所のご老人の家にいって犬の散歩をしてあげる” とか "洗車しますってのはどう” とあれこれ話し合っていたところに
"もう夏の忙しいシーズンも終わったし 短期間になるかもしれないけれど それでもよければ”
というお断りとともにあるレストランからお話をいただき めでたく働くことになった。
毎週日曜だけ。隣町にあるレストランで7-8時間 ホール業務。
記念すべき第一日目は皮肉にも今年一番の忙しい日だったようで 終わったのは夜10時半。
足が棒のようだ 痛いようとそのあと2日間言っていたが 仕事自体はまんざらでもなさそうだ。
帰ってきてひとこと
"いろんな人がいるねー”
"そうでしょ。ママも接客業やってたからわかるよ。”
同世代ばかりの学校を抜けて 大人の世界へ小さい一歩を踏み出した。
少しずついろんなことを勉強して成長してってね。
ひょろっと細長い彼の後姿を見上げて感慨にふけった母である。