肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

クリスマスツリー

2009-12-25 12:02:50 | 生活
我が家では毎年、クリスマスツリーを飾るのはとても遅い。

本当は12月に入ってすぐにでも飾ってもいいのだが、、
クリスマス直前の週末ギリギリまで出すのを待つ。

うちのツリー、イギリスから持って帰ったもので、
180cmくらいの高さがある。

狭いリビングに大きなツリー。
圧迫感で息が詰まりそうだ。

プラスチックの葉は少し触れるだけでポロポロ落ちる。
掃除するのも大変だ。

そんなこんなで、飾り付けるのを遅くしている。



8年前の12月。
10歳の長男、7歳の次男、生後4ヶ月のちび姫を連れて
先に赴任した夫の元へ向かった。

日没は早く、夕方4時には真っ暗になってしまう季節だった。

慣れない土地での新しい暮らし。
それだけでも不安なのに、この暗さ・・・・
いくら気丈な私でも心細くなる。





引っ越しの荷物も片づいていないある日、
夫がホームセンターでクリスマスツリーを買ってきた。


枝の一本一本にグラスファイバーが張り巡らされていて、
電源を入れると先端が様々な色に変化しながら光り輝く、
それはきれいなツリーだった。

イメージはこんな感じ↓




着いてすぐなのに、こんな贅沢なものを買っていいの?

心配する私に、
「家の中ぐらい、こうやって明るくした方が子ども達も喜ぶだろ。」
と、夫は全く気にしていない。

照明を落としてツリーの光だけにしてみる。
ファイバーの先の灯りがゆっくりと変化していくのが美しい。

これから始まるロンドン暮らしに、
希望の光を点すようなツリーの輝きだった。


帰国の時、これを持って帰るかどうか、非常に悩んだ。
ファイバーが輝くツリー、
250V対応なのだ。
当然日本では使えない。

どうする?
ガレージセールに出す?

色々考えた末、電源入れなくてもいいからオーナメントだけ飾ることにしよう。
ということで、持ち帰ることにした。

だから今ではキラキラは無し。

そしてもう一つ問題がある。

ファイバーはとても繊細なので、
組み立ての最中に剥がれてきて、バラバラと床に落ちてしまうのだ。
飾り付けが終わった後の床にはファイバーの山が・・・・・・。
掃除するのも一苦労だ。


あと何年か経ったら、巻き付けてあるテープも枝も劣化して
使い物にならなくなってしまうだろう。
でも、その日が来るまで毎年飾り付けよう。






サンタさんは誰なのか、うすうす気付いているかもしれないちび姫
今年もちゃっかり「おねがいのてがみ」を書いていた。

ちび姫ちゃん、何がほしいって書いたの?
って聞いても、

「だめ、サンタさんは分かるんだからみんなには見せないの。」

と言って見せてくれない。


これは困った・・・・


でも、大好きな兄ちゃんには話すでしょ。

そこで、長男に聞きだしてもらうことにした。

布団に入ってからの読書タイム、
18歳の兄が8歳の妹に本を読み聞かせる。
妹には優しい兄なのだ。


そしてちび姫が願ったものは?

ニンテンドーDSのポケモン新作

夫はそれを聞いて、ポケットモンスター ハートゴールドを買った。

ところが昨日、ちび姫の書いた「おねがいのてがみ」の内容が明らかに!

なんと、欲しかったのは

ソウルシルバーの方。

もう間に合わない。


クリスマスの朝、いつもより30分も早く起きてツリーの下を見に来たちび姫。

包みを開けると、お願いしたものとは違う、ハートゴールドが・・・・

「???」

固まるちび姫。

「ママー、お願いしたのと違う!」

表情が曇るが、

ゴールドの方が人気があるんだって。

とダメ元で気をそらしてみると

「そうなんだー。」
と、パッと顔が明るくなって、
違っていたことなどもう気にしないみたいだった。

よかった~。






さて、いつもブログの編集は会社の休み時間にしています。

来週は事務所の掃除などありますので
パソコンの前に座ることもないでしょうから、
今年はこの記事が最後になります。
(携帯からのupができるかもしれませんが・・・・・)
コメントのお返事も遅れると思います。



この1年は拙ブログに実に多くの人が訪問して下さいました。
ありがとうございます。

来年もマイペースで更新していきます。

毎日の暮らしの中に落ちているちっぽけなことを
笑いに変えるtenchanワールドを目指して。


それでは皆様、よいお年をお迎え下さい。

実家の親、携帯を持つ

2009-12-24 13:14:34 | 生活
実家の両親が、とうとう携帯電話を持つことになった。

祖母の具合が悪かった時、
母の兄弟姉妹は携帯を持っているのに
自分達だけ持っていなかったので、
すぐに連絡を取れないことが何度かあり、
「いい加減に携帯くらい持ったら・・・・。」
と、周りから勧められていた。

自分たちも年をとってきたので、
これからは緊急に連絡をすることも増えてくるかもしれない、
と、ようやく持つ気になったらしい。

そこで先日、一緒に携帯ショップに行って
一番操作が簡単な機種を選んできた。

ボタンが大きくて画面の見やすい機種。

① ② ③ のボタンに、よく使う番号を登録することができる。
「①を押すと私の携帯にかかるからね。②番は○○君(弟)だから。」
と、セットしておいた。

家族間契約にしてもらうことが出来たので
私との通話は無料だ。

「いくらかけてもタダだからね、遠慮なくかけて。」
と、言っておいても、
向こうからかかってくることは殆どない。

たまに、「着信あり」になっていることがあり、
かけ直すと、
「あれ?私、かけてないけど。」
と、母。
話をよく聞いてみると、
私からの留守電を聞こうとしてボタン操作するうちに
「発信」になってしまったらしい。

操作を覚えるのには、まだまだ時間がかかりそうだ。


今までは、なかなかゆっくりと実家に電話できなかった。
出先で携帯からかけることが多かったが
携帯だとどうしても通話料が気になって
「じゃ、またね。」
とすぐに切ってしまう。

でも、これからは気の向いたときに料金のことを気にせずかけることができる。




父母のほうも良かったと思っているに違いない。

私が電話するのは
大抵、塾の送り迎えの時。
駐車場に止めて
「もしもし~。特に用事はないけど、元気?」
とかける。
しばらく話していると、
息子達が授業を終えて出てくるので交代する。
「もしもし~おばあちゃん、こんばんは!」
でもその後しゃべっているのは、主に父母の方。
息子達は「うん、うん・・・そうだね。ううん、そうでもないよ。」
と、相槌をうつ役に徹している。

GWや盆正月ぐらいしか、話をすることのない孫と
こうやって携帯でおしゃべりできるのは
二人暮らしの父母にとって、楽しいに違いない。



携帯を持ってもらってやっぱり良かった~♪




恋する男子

2009-12-22 13:21:24 | 子供の話題
長男の友達H君

1年前に同じクラスのKさんに告白するも撃沈。

それも、日帰りUSJ旅行を計画して
二人きりになれるシチュエーションを仲間にお膳立てしてもらっての告白だったのに、
見事にフラレてしまった・・・・・


3年になり別々のクラスになってしまったのだが
彼女とはその後も「友達」の一人として
仲良くしている。仲良くしてもらっている。



花火大会を見にいったり、
学期末の打ち上げカラオケに行ったりして、
グループ交際(今時こんな言い方しないよね~?)で、一緒に遊びに行くのだ。



だが、長男の話によると、H君は今でもKさんのことが好きなんだそうだ。
どうしても諦められないらしい。

だから、フラれても、彼女として付き合えなくてもいい、
無視されて疎遠になるよりは
こうして普通の友達として接しているほうがいいのだそうだ。

健気だな~。


そんなH君の気持ちを知ってか知らずでか、
Kさんは以前と同じようなスタンスでいる。


放課後、教室で自主勉強しながら、
他愛もないおしゃべりで盛り上がる・・・・
そんな光景が繰り広げられているそうだ。


そんなH君が、今一番楽しみにしているのは、体育の時間。

長男の学校では体育でテニス、バドミントン、卓球など
道具を使うスポーツをやることが多い。
用具は個人で持ってくることになっているので
当然、自前のがない人もいる。
多くの場合、用具の貸し借りが友達同士で行われる。

実はKさん、バドミントンのラケットを持っていなくて困っていた。
体育の授業で使うだけなのに、今更買うのも勿体ない話だ。

一方、H君はラケットを持っている。

最初にKさんが「貸して。」と言ったのか、
H君のほうが「貸してあげる。」と言ったのか
それは分からないが、
優しいH君はKさんにラケットを貸すことになった。

ということで、体育の授業がある日には
KさんはH君にラケットを借りに来るのだ。


「今日もラケットを借りに来てくれた。」
Kさんが来るたびに、H君は嬉しそうに長男達に報告する。

「お前、アホか!」
呆れる長男達。

しかし、ある日のこと。
Kさんはラケットを借りに来なかった。

「おかしい・・・・いつもだったら前の授業までには借りに来るのに・・・・
ひょっとして、俺、
なんか嫌われるようなことしちゃったのかな~?!」

オロオロして長男達に泣きつくH君。

「もし、借りに来てくれなかったら・・・・
立ち直れん・・・・。」


するとKさん、体育の授業の直前休みに
「ラケット貸して~!」
と駆け込んできた。


嬉しそうに渡すH君。


「よかった~。やっぱ借りに来てくれた。
借りに来てくれんかったら、どうしようかと思った~。」


安堵の表情で長男達に話すH君。


「ラケット一本で、大袈裟やろ!」
周りは大爆笑だ。



H君、見事大学に合格したら、
もう一度Kさんにアタックするつもりらしい。
頑張れ~!







階段健康法

2009-12-21 12:41:54 | 生活
「お母さんって体型変わらないよね~。」

食事の時に出た話題。



そうね~。確かに体重変動は少ないわね。



うふふ・・・・
このスリムな体型を維持する秘訣、何だか分かる?


それはね、



階段の上り下りを日課にしているからよ。




朝6時前に起き、キッチンに降りて食事の用意をするでしょ。



その時が私の運動タイムなの。






ちび姫、パパ
あなた達4人を起こすために
階段の上り下りを毎日しているんだから~。




一回で済めばいい方なのよ。
でも、それはとても無理。

一人平均2.5回、
2.5×4人=10

つまり、10往復してるってことになるわ~。


ちび姫ちゃんはお利口さんだから、
大抵一回でOKなの。
寝ぼけてはいるけど、ちゃんと着替えて降りてくる。

も余程のことがない限り、2回目には起きてくれる。


大変なのはパパ


一回で起きたためしがない。


この二人だけで6往復以上はしているからね~。

一度目は普通のスピードで上り、
「起きて。」
と、声を掛ける。

二度目はちょっと早く駆け上がり
「早く起きて。」
と強めに言う。

三度目は
ドンドンドンと力と怒りを込め、ダッシュで上がり、
「ちょっといい加減に起きて!」
布団を引っぱがしながら起こす。


ね、足腰も鍛えられるし、
良い運動になるでしょ~



「そうそう、俺、最近、お母さんの足音の強さで
怒りの度合いが分かるようになったよ。」
「俺も俺も~!
だから、階段の途中に差し掛かったところで跳ね起きるんだ。」
が苦笑いして頷きあっていました。


そんな小技ができるんだったら、
一回でさっさと起きて下さい。

四者懇談

2009-12-18 13:17:39 | 受験ネタ
「今度の懇談くらい出て下さい。」

珍しく語気を強めて夫に言った。


「あの子の将来を決めることにもなるんです。
最後だけは出て下さい。」


長男の三者懇談会のことである。







ちび姫の学校行事、例えば家族参観日や運動会などには、
都合がつく範囲で参加する夫だが、
長男次男に関しては、もう何年も学校に出向いたことはない。

小学校の低学年の時はまだ、
幼稚園の延長みたいな感じだったので
参観日には出てくれていた。
子ども達も
「お父さん絶対来てね~!」
と、父親の来るのを楽しみにしていた。

だが、学年が上になるにつれ、
仕事はどんどん忙しくなり、足は遠のいて行く。

ロンドン時代は
現地校への編入時と
セカンダリースクールの入学アピール面談の
2回だけは来てくれたが
あとは全て私任せ。

こっちは赤ちゃんだったちび姫をベビーカーに乗せ
息子達も一緒に連れて、夜の学校へ歩いていくのだ。

懇談では、早口でまくし立てられる英語に
分かっていようが分かってなかろうが
「Yes,Yes.」
とにこやかに返すしかない。
Yesの他に何か言うことはないのか~!
と焦っても、Yesしか言えないのが辛かった。


仕事が忙しいのは分かっていたが、
懇談会に家族揃って来ている駐在の方達を見ると
うらやましく思ったのも事実だ。






国立と私立の受験校を決定する重要な時期。
今学期の懇談くらいは出席して欲しい、と頼んだ。


たまたま健康診断の日とうまく重なったせいもあり、
有休を取って出てくれることになった。



教室に着くと長男が待っていた。

父親の姿を見て

「えー!お父さんまで来たの?」
と嫌そうな顔。


その気持ちも分かる。

私と比べて夫はズバッと厳しい意見を言うし、
なんといっても、担任は夫の同級生なのだ。


予定は随分延びているようで
廊下で20分ほど待っただろうか。


教室のドアが開いて前の人が出てくる。


入れ替わりに入る私たち。


先生と夫、27年ぶりの対面だ。


「よぉ~!」

二人が同時に声を上げる。


「久しぶり。」
「息子がお世話になって、悪いな。」
「お互いやりにくいな。」
「ま、よろしく頼むわ。」



先生、夫、私、そして長男の四者懇談だ。



夫は普段、私からの話と長男が持ち帰る模試の結果表からしか判断できないので
長男が志望する大学を受験させるべきなのか、
本当のところはどうなのか。
腹を割って話がしたかったようだ。


先生も大変だ。

長男には「先生口調」で、
私には「です、ます」で話すのだが
夫に振るときは「ため口」と言い方を変化させねばならない。

ため口で振られた夫は、もちろん遠慮なくため口で返す。

18歳に戻って会話する二人がいた。

年季の入った風貌とのギャップがなかなか面白い。



とりあえず、先生の話を聞いて、
夫も納得。
長男の志望するところへ「GO」することに話はまとまった。

途中、話が脱線して
自分たちの受験のことやら、学生時代の悪事にまで話しが及び、
気がつくと30分も経過していた。

帰るとき、
「おい、年末、空いてる? ○○(他の同級生)も誘うから飲みに行こうぜ。」
と、夫。
「ああ、いいよ。行く行く。」
と、先生。

すっかり学生気分だ。


「ったく、結局最後はこれかよ・・・・」
呆れた声で長男がぼやいた。



写メで宿題

2009-12-17 12:16:36 | 受験ネタ
高校時代、“超”文系だった私は
前にも述べたが、数学が全く分からなくなってしまった。以前の記事


勉強しようにも、どこをどうしていいのか
手のつけようがないのである。

理系だった父親に一応聞くのだが、
父も「現役」から退いて久しい。
問題を前に1時間くらい格闘することもあった。

悩んだ挙げ句に、
「分からん・・・・」
パパさん家庭教師は白旗を揚げるのだった。


さて、受験生の長男。
幾分本気を出してきたようだが
親からすればまだまだエンジンがかかってないように思える。

ある日のこと、用事で部屋に入ると、
携帯の真っ最中。

「ちょっと、メールなんかいつまでもやってないで!」
と注意すると
「別に遊びでやってる訳じゃないんだよ。」
と言う。

「友達がさ、問題で分かんないところ教えてって、メールしてくるんだよ。」

なんと、分からない問題を写メで送ってくるらしい。


長男はそれを解いてノートに書き、
写メで送り返しているのだそうだ。





そんな便利な使い方ってあるの~~~?


私の時代にも携帯があれば
もっと数学出来るようになったかも?


感激した私は長男にそう言った。


すると彼は一言。


「あのね、お母さん
数学っていうのはイマジネーションが大事なの、いい?
お母さんはせいぜい出来ても数Ⅱまでだね。
数Ⅲはいろんな考え方から答えを導き出していくから
多分無理じゃない。」


失礼ね・・・・
言われなくてもわかるわよ!


でもなぜみんな君に聞いてくるの?

「なんか分からないけど、
俺の教え方ってよく分かるんだって。」

学校でもそうなの?

「うん、放課後教室で自主勉してる時に
よく聞かれるんだよ。
ここちょっと教えて、とか。

で、俺はいろんな解き方を提示するの
これはわかる?
じゃ、これならどう?
うーん、だめか、じゃ、これはどうだ!
って、そいつが一番分かるやり方を教えるんだよ。
だから分かりやすいんだって。」

ふーん。(ちょっと感心・・・・)



「最近分かったんだけど、
数学って、問題の中にいろんなヒントが隠されていて
それをどれだけ見つけることが出来るかが重要なんだよ。
数学の出来る人は、パズルとかを解くの得意だと思う。
あと、名探偵コナンみたいに難事件を推理するのもうまいと思う。

調子のいい時は、
あ、この出題者、ここにこんなヒントを隠しやがった、
なるほど、ここでこういうことを書いたのは、これを導くための伏線だったんだ、
って、
出題者の意図が読めるようになったんだよ。」



こうやって書くと、
長男がすごーく数学出来るように思える?


それでは、
先日、受けた志望校別のオープン模試、
戻ってきた解答をどうぞご覧下さい。













コラコラ・・・・だって(涙)



せっかく正しい式をたてたのに
二乗の「2」を書き忘れて以降全滅だよ~~~

そしてもっときれいな字で書いて~~~!

天下の愚策 TASPO

2009-12-15 13:46:29 | 生活
たばこ関係の仕事をしている人から聞いた話。

ご存じだと思うが
昨年6月頃から、自動販売機でたばこを買う場合には
TASPOカードが必要となった。

今まではお金を入れて販売ボタンを押せば
商品が“ポン”と出てきたのだが、
TASPOが導入されてからは、識別部にTASPOを翳さないとたばこが買えなくなったのだ。

全国のたばこ自販機に虱潰しのように識別装置が取り付けられ、
取付不能の機械は撤去されていった。

そして去年からシステム開始。

だが・・・・
自販機での売り上げが9割減。

自販機で買うかわりに、コンビニやスーパーのレジを利用する人が増えたのだ。



↑って、こういう結果になることは最初からわかっていたはずだ。

街のたばこ小売店は悲鳴を上げている。

たばこ屋さんって、割と高齢の人が多いので、
こんなにも売り上げが減っちゃあ、やってる意味がないので廃業するわ。
というところが多いそうだ。
大金を注ぎ込んで識別装置をつけたのに、
売り上げ激減で機械を撤去する羽目になっているのだ。

そもそも、何のための成人識別なのか?
未成年にたばこを買わせないのが目的。

未成年の多くが自販機で買っている状況を一掃するために、
識別装置をつけて購入を阻止するのが狙いだったはず。

確かに、自販機で買わなくなったかもしれないけど
コンビニ、スーパーで買えたら同じこと。
店頭で買うときもタスポが必要でなければ
やってる意味がない。


運転免許証を持っていないのに運転すると違反になるし
パスポートだって、ないと海外に行けない
だからみんな作るのだ。

だがTASPOにはそういう強制能力はない。

これではコンビニやスーパーに
購買者が流れるのも仕方がない。


どこのどなたが考えたのかしれないが
まったくアホなシステムだ。


たばこ自販機の売り上げが減ったと同時に
隣接する飲料自販機の売り上げも
じわじわと減っているそうだ。

同級生に会う街

2009-12-14 11:42:44 | 生活
関東の大学に進み、卒業後はUターン就職。
同じく地元で就職した夫と結婚したので、
岐阜での生活がずーっと続いている。(除くロンドン滞在)

地元で暮らしていると、当然同級生に会う確率も多くなる。

ショッピングセンターで買い物中に会うとか、
レストランに入った時に、従業員が同級生だったとか、
銀行窓口のテラーさんがそうだったとか、
今まで、いろんな状況で同級生に会ってきた。

保健センターの乳幼児検診で同級生と一緒になったこともある。

自治体で行われる30歳検診でバッタリ会ったこともある。

ビックリしたのは出産の時に同級生がいたこと。
しかも、産婦、薬剤師、新生児センターの医師、そして私という
同級生カルテット。
スゴイ確率だ。





夫の同級生にもよく遭遇する。

数年前、日本への一時帰国中の時のこと。
腹痛を訴えた次男を近くのクリニックに連れて行ったところ、
急性虫垂炎と診断された。

そのまま救急病院に駆けつけたのだが、
担当の医師が、なんとも軽いノリの人で、
カルテを見て一言。
「おっ!君、ロンドン在住?
英語話せるの?」

病状を聞くより先に、英語話せるかときた。

頷く次男に先生は
「そうかー、格好いいな~。
で、君、身長は145cmか・・・・・。
ねぇ、100cmって英語でどういうの?」
と、意図も何も感じられない質問をした。

次男は戸惑いながらも
「・・・・one hundred centimeter ・・・・」
と、流暢な発音で答えた。

「おおっー!さすが発音いいなー!」
わざとらしく感心する先生。

ちょっと先生っ!
症状を!英語じゃなくて症状のことを聞いて下さい!

横の次男は私の方を見て
「ねえ、何でみんな同じことを聞くの?」
困惑した顔で聞いてきた。

実は、一時帰国の間中、行く先々で
「英語話せるの?」
「なんかしゃべってみて。」
「これって英語でなんていうの?」
と、そんなことばかり聞かれていたからだ。

結局、点滴で症状を抑えることになり、
ロンドンへ無事に帰ることができた。

夫にこの話をすると、
「○○病院の□先生・・・・
それって、ちょっと小さくてずんぐりしてる奴じゃない?
高校の同級生だよ。」
アルバムで確認したら、やはりそうだった。






4月、高校3年生になった長男が、
担任の自己紹介のプリントを持ち帰った。

目を通した夫が、突然笑い出した。

「いい先生じゃないか! 高校の同級生だよ!」

それを聞いた長男、

「うそ?やべぇ、マジかよ?」
と、狼狽える。

担任が父親と同級生。
子供にとってやりにくいことこの上ないだろう。

夫は名前を見ただけで同級生だとわかったが、
向こうはどうなのだろう?
生徒のインフォメーションを見て、気がつくだろうか?
卒業後30年近く経っているのだ。


学級懇談の時、それとなく聞いてみた。

「先生、もしかして○○高校のご出身ですか?
実は、主人も○○高校でして、
先生と同級ではないかと申しております。」

すると、先生、頭を掻きながら
「いやー、やはりそうでしたか・・・・。
実は名簿でお名前を拝見して
『ひょっとしたら・・・・・』
って思っていたんですよ。

いやいや、恐れていたことが起こってしまいました。

僕ね、高校時代は出来が悪くてねぇー。
あの頃のことがばれると、やばいんですよ・・・・。
くれぐれも昔のことはあまり持ちださんでください、と、
ご主人にお伝え下さい。」






長男の話では、
先生は教え方も上手だし、
生徒から信頼されている、
いわゆる「熱い」タイプの先生だという。



だが、夫によると、高校時代はどちらかというと「カッとしやすいタイプ」だったらしい。

教師という仕事が
「激高型」から「熱血型」へと変貌させたのだろう。


次回の三者懇談で
先生と夫は、卒業後初めて対面する予定だ。




銀行員時代 宴会はつらいよ

2009-12-10 12:46:12 | 銀行員時代
師走。
皆様、忘年会などでお忙しい時期でしょうか。

再就職してから、私も十数年ぶりに忘年会なるものに出るようになりました。
小さい会社ですので、少人数でこぢんまりとした飲み会です。

主婦がそういう飲み会に出かける時は
ただ出かける・・・・というわけには参りません。
夕食の用意、翌日のお弁当と朝食の用意など、
ちゃんと支度して出かけねばならないので、
これまた下準備が大変なのであります。

それはさておき、
今日は、バブル期に銀行員だった私の宴会エピソードを。









社会人になって避けては通れぬもの。
それは酒の席。

新入行員歓迎会に忘年会、
異動の季節の歓送迎会など
強制ではないが、出席するのが当たり前と思われていた。


会社という組織、仕事繋がりでの宴席いうのは
学生時代の仲間同士の飲み会とは雰囲気もがらりと変わる。

話す話題も、立ち居振る舞いも
失礼の無いように気を使わねばならぬ。

学生時代、体育会だった私。
「血反吐を吐くような」・・・・・さすがに女子なのでそこまではいかなかったが、
優勝トロフィーに入れたビールを一気飲みしたとか、
新宿三越のライオンの下で飲み潰れて寝たとか、
子ども達には絶対聞かせられない、ヘヴィーな飲み方をしていたのは事実である。

会社の人たちとの飲み会では
そんな下品な飲み方は御法度。

OLさんは、おじさん達の間に座り、
コップが空になるとビールをお注ぎしなければならないのだ。

新歓のときはもっと辛い。

「顔見世」の意味もあり、
新入行員で何か「芸」をしろ、と言われて
「お寒い一発芸」を披露したのを覚えている。

また、新入女子は支店長・部長クラスの横に座ることになっていた。
今だったらこういうのはセクハラになるのだろうか?


支店長を隣にして話題は???
どんなことを話していいのか、皆目見当もつかなかったが、
上司のほうも気を使って、私たちに合わせて会話をして下さったように思う。

だが、中には相性の悪い人もいた。

得意先の営業部長だったKさんは
私の出身高校が自分の娘が通っている高校と知り、
いろんな事を知りたがった。

特に進学情報についてはしつこいくらいだった。

「在学中は校内模試で何番目ぐらいにいたの?」
と、聞いてきたので
「だいたい半分くらいの位置だったと思います。」
と答えたら、
それを娘さんに伝えたらしく、
次の飲み会の時に、
「娘がね、『その順位で○○大に入ったなんて、ありえない。』って言うんだよ。」
と、わざわざ言いに来たのだ。

卒業して5年以上経っているのだ。

学校のレベルだって変動するのをご存じないのか?
特に、学校郡制度がなくなってから、母校は凋落の一途を辿ったのだから。


そういう人には何を言っても無駄なので
「私、一発屋でしたから。」
と、にこやかに返答しておいた。


支店全体での飲み会は、堅苦しいことが多かったが、
部内で個人的に飲みに行くのは楽しかった。

時はバブルの真っ只中。
顧客がらみの料亭や話題のお店によく連れて行ってもらった。
また、羽振りのよかった上司に、
「ここはいいから。」
と、奢ってもらうことも多かった。


結婚、妊娠を機に退職したが、
その後すぐに、バブルは崩壊した。

銀行は統廃合が進み、
今の名前を聞いても、
元の銀行がなんだったのか、スッと思い出せなくなってしまった。

同期入社の男子行員は、一体どうしているだろう?
ひょっとすると転職したかも・・・・なんて少し気になったりする。






評定UP

2009-12-09 12:48:32 | 受験ネタ
年末になると、どこの学校でも三者懇談なるものが行われる。
卒業後の進路について話しあうのだ。

昨日は次男の中学に行ってきた。


次男は長男と比べ、勉強に関してはあまりどうこう言わなくてもこなすタイプ。
親としては本当にありがたい。

テストの点数もそれなりに取ってくる。
岐阜新聞模試も2回目に大きく下げたが、
危機感を感じたのであろう、がんばって3回目は盛り返した。

ところが、評定に関しては、
以前も述べたがあまり芳しくない。
テストの点とコラボしてくれないのだ。

一学期は、数学で期末も実力テストも95点以上なのに評定「4」・・・・
授業中の「おしゃべり」が原因と言われたが、
席を立って友達に教えに行ったことを咎められたのだ。

高校に提出する調査書は、今年から3年生のポイントが2倍になる。
UPすればチャンスだ。

次男には、
授業態度を気を付けろ、
友達に教えに行ってもいいけど、見つからぬよう速攻で戻れ
と、口酸っぱく言った。

それから、
主要5教科以外の科目、
技術家庭科、美術、保健体育、音楽の4教科にも力を入れるように
と、申し渡した。

そんな努力の甲斐あって、今回次男の評定が上がったのだ~!

懇談の席で、担任が
「一学期よりポイント上がってます。」
と、教えてくれた。

今学期は、4教科の評定が上がったことが大きい。

特に、男子がよい評価を受けにくいとされる音楽で、
ポイントが高かったのは嬉しい。

実は、これには訳がある。
義母の機転が功を奏したのだ。

1学期の家庭訪問の時、
担任はアポの時間より20分ほど早く我が家に到着した。

私は仕事を早退して帰宅する予定だったが、
先生の訪問時にはいなかった。

家では、義母がお茶を出してくれたのだが、
「お待たせするのもなんですから、
君、先生にピアノを弾いてたら。」
と、咄嗟に次男に催促したのだ。

実はの担任、音楽の先生。

がピアノを弾くことを知らなかったらしい。

「へぇー、君、ピアノ弾くんだ。
どんな曲弾いてるの?」
と、ピアノの譜面台の楽譜をペラぺらっと見る。

「いい曲弾いてるじゃん。
ちょっと聞かせてよ。」

先生にそこまで言われたら、弾かないわけにはいかない。

次男は覚悟を決め、習っている曲を披露した。

ちょっとトチトチ・・・・
でも、ある程度弾けるっていうことは伝わったようだ。

それ以来、先生のに対する態度が軟化したらしい。

合唱の練習ではパートリーダーに抜擢されたりした。

お陰様で音楽は評定「5」
今までどんなにテストの点がよくても「3」だったのに、
それから思えば雲泥の差だ。

今回の懇談会でも、
「ピアノが弾けるということは、やはり音の取り方も上手いですし、
合唱のときに色々助けてもらってます。」
と、担任から涙が出そうなくらい嬉しいことを言われた。

あの時の義母の一言が決め手になったのは間違いない。

「お義母さんがピアノ弾くように言ってくれたから
先生の印象がよくなったみたい。
評定上がりました。
ありがとうございました。」
とお礼を言うと、
「よかったね~。これでちょっと安心やね~。」
と、とても喜んでくれた。
義母は義母なりに、口は出せぬと思いつつも心の中で気にかけていてくれるのだ。


そう、本当にちょっとホッとした。

次男の希望する学校に入るには
これくらいの評定があれば、
彼の学力からすると安全圏に入るのは間違いないだろうから。

あとは、長男のほうだけど・・・・・
こっちは、まだまだ・なかなか・ぼちぼち・ハラハラ・・・・ですわ。