肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

今年もありがとうございました。

2010-12-31 23:53:40 | Weblog
携帯からの投稿です。
今年もあとわずかとなりました。
なんとか年末の準備を終え、新年を迎えることができそうです。
この一年は訪問してくださる方が増え、毎日ブログを開くのが楽しみでした。
来年も自分なりの言葉でゆるりと綴っていきます。
皆様にとってよい年になりますようお祈り申し上げます。
コメントのお返事は年明けにゆっくりとさせていただきますね。
岐阜の皆様、雪です。銀世界の元旦を楽しみましょう!

お花に囲まれて

2010-12-27 15:50:53 | 生活
自宅で介護している祖母が亡くなりました。

年を越して、3月の誕生日までなんとか・・・・・
という家族の願いも虚しく、
旅立ちました。

ここのところ、体調が思わしくなく、
栄養剤も一口、二口食べたところで
「もういらん。」
と力なく言うようになった祖母。

最後は家族に見守られ、
眠るように亡くなりました。

いつかはこうなることを覚悟していましたが、
やはり残念でなりません。


亡くなる前日の往診で
血圧が下がってきているので危ない、と
お医者様に告げられれました。

その夜、寝る前に、
おばあちゃんのベッドに寄り、
いつものように「おやすみなさい」
を言おうと手を握ると、
強く握り返してくれました。
でもその手の冷たいこと。
思わず手をさすり、
それから両頬もさすりました。
「あったけぇな~」
目を細めてつぶやくおばあちゃん。
それが私が聞いた最後の言葉でした。


祭壇にはたくさんのお花が飾られました。

大おばあちゃんの棺を
お花でいっぱいにしてあげようね。
ちび姫も小さな手で花を抱え、何往復もして入れてくれました。


たった1ヶ月半の間でしたが、
祖母と一緒に暮らせて感謝しています。

何より、
子ども達に優しい心を残して下さったことが
一番嬉しいです。



大おばあちゃんが使っていた部屋は、
今ではベッドも運び出され、ガラーンとしています。

足を踏み入れ、
「大おばあちゃんの匂いがする・・・・・。」
と、今にも泣き出しそうになるちび姫。
それを聞き、思わずぎゅっと抱きしめるのでした。

冷蔵庫の主にさようなら

2010-12-20 12:42:58 | 生活
11月から大掃除を少しずつやるつもりでいるのに
ここ数年、どんどん年末にずれ込んできている。

先週末になって、
ようやくキッチン周りからやり始めた。

今ではすっかりお馴染みの「重曹」+「酢」で油コテコテ汚れを落としていく。

今年はそこに「せっけん」のパワーが加わった。

せっけんといっても、トッ○とかアタッ○などの合成洗剤ではない、
ヤシ油から作った純せっけん分99%の粉せっけんをお湯で溶かして使うのだ。

昨日は換気扇、ガスレンジ、などの
結構汚れた部分を掃除したが、
せっけんの効果かな?あまり手荒れがなかったのが嬉しい。

さて、「捨て魔」の私にしては、本当に珍しいのだが、
もう何年も、というか、年数を数えることすらできない「もの」を
昨日、ようやく処分した。



それは、冷蔵庫の一番左上の奥に入れられていた。

何年も何年もずーっとそこに置かれたまま無視され続け、
冷蔵庫の中で寒さに震え耐えていた。

あの場所にそれがあることを、
作り主は知っているはずだった。

何故なら彼女は毎年、
冷蔵庫の中身を全部出して掃除するからだ。

賞味期限の切れたものが次々と捨てられていく中、
何故だかそれは生き延び、
掃除が終わると元の場所に戻された。

だが、収められるとすぐに
存在を忘れられてしまうのだった。

こうして何年も食べられることなく冷蔵庫の主となったそれは
今年もまた大掃除の時に、棚の奥から出してもらった。

いつものように戻してもらえる、
そう思っていたが、
今年の彼女はなにやら険しい顔をしていた。

そしていきなり蓋を開けようとしたのだ。

「痛い!」

長年未開封のままだったため、
瓶の蓋はびくともしない。

彼女は瓶を逆さにして熱湯に突っ込んだ。

「熱い!」

それから緩んだ蓋を乱暴に開けた。

ジュボン・・・・・

鈍い音がしてようやく蓋が開いた。

彼女は顔を近づけ臭いをかいだ。

「ダメだわ。」

冷たくそう言い放つと、
中身をゴミ箱に投げ捨てたのだった。





中身とは・・・・・
大生姜の甘酢漬け・・・・・
すっかりクタクタになっていた。

甘酢の酸のせいで、蓋まで劣化。
錆びて穴が開いていた。

おまけに、冷蔵庫の天井には
しっかりと蓋の錆びがこびり付いていたのだった。


この甘酢漬け生姜、昔よく作ったのよ。
お寿司屋さんで食べる「ガリ」みたいなのが食べたくて、
大生姜がお店に出始めると作ったの。
生姜の辛みが抜け始めた頃がおいしいんだけど、
何かの拍子で冷蔵庫の奥に押し込められちゃってから
出すの忘れてて、1年2年と食べなかったの。
そうなるともう手を付けなくなって、
かといって、自分で作った物はなかなか捨てられなくて、
ここまで来てしまった、というわけ。

せっかく作ってあげたのに、ごめんね。
今度大生姜の季節になったら
きっとおいしく作って食べてあげるから。(泣笑)


追記:
確かブログ記事にレシピを載せた記憶があったので
検索したらありました。
まさに、この時作った甘酢漬けです。こちら
蓋の模様で確信しました。

こんなにおいしそうに出来上がってたのに、
なんで食べなかったのかしら?勿体ない~!(涙)

口紅がアイクリームに化けた話

2010-12-17 12:59:13 | 自分のこと・思い出
高校卒業後の春休みのことだ。
もう何日かで東京の下宿に引っ越すという頃に、
仲の良かったクラスメートのMちゃんが
「ねえねえtenchan、お化粧の講習会行かない?」
と、誘ってくれた。

友達の間で噂になっていた、
デパートの化粧品売り場の無料講習会。
みんな春休みに行ってるみたいだった。

「店員さんが一から丁寧にメークの仕方を教えてくれるの。
帰りにサンプルなんかももらえるんだって。」

え~!お化粧?

ちょっと興味はあったが、
まだお化粧するつもりはなかったので
その時は断ってしまった。


大学に入っても、相変わらずノーメーク。
体育会で汗かくことが多かったから、
ファンデーションなんて塗ってられないというのが
正直な気持ちだった。

ところが、夏休み明けに喫茶店でアルバイトを始めてから
状況が一転した。
いつまでもすっぴんでホールに立つ私に
店長が苦言を呈したのだ。
「tenchan、あのね、
口紅だけでもいいからちょっと付けてくれないかな。
お店の中って、照明の加減で唇の色が冴えないと顔色悪く見えるんだよね。」

そうかー。
接客業だからこういうことも気に掛けなきゃならないんだ。

でも、どうしよう。
化粧品なんて持っていないわ。
だって、今までメークなんてしたことないんだもん。


そこで、
バイト代が入ったある日、
新宿のデパートに出掛け化粧品を買いそろえることにした。

最初に買ったのは
ソフィーナのクリーミーファンデーション。

今、朝ドラ「てっぱん」にお母さん役で出ている安田成美さんが
当時イメージキャラクターだった。(かわいい~♪)



「ムラなく伸びて崩れにくい」
がセールスポイント!覚えてる?
ハンカチで押さえても、ついてこないかどうか確かめたわよね。(笑)


あとは口紅・・・・・。

とにかく安い物でいいから、二本ぐらいは必要かも。

一体自分に合う色は何なのか、
それすらも分からない。
片っ端からテスターで試し付けしていると、
フルバージョンメークした店員さんが近づいてきた。

「今日は口紅を買いに来たの?」

そうなんです。でも、よく分からなくて・・・・・。

「それでこの二本を買おうと思ってるのね。」

お姉さんは私が手にしている口紅を見て言った。

「きれいな色を選んだわね~。
でも、ちょっとこっちに来てみて。」

手招きして私をカウンターに連れて行き、
鏡を見せるお姉さん。

「あら、あなた、ほとんどお化粧してないのね。
この目の周りの皮膚と、頬のあたりの皮膚を比べてみて。
違いが分かる?
そうなのよ。
目の周りって、とても乾燥しやすいの。
だから、きちんとお手入れしてないと、
すぐにシワが出来ちゃうのよ。」

口紅の話かと思ったら、なんか違う方向に話が行ってる。
だがその時すでに、私はお姉さんのペースに引き込まれてしまっていた。

「そこで、このアイクリームが便利なの。
リップクリームみたいな形をしてるでしょ。
これを夜寝る前に、目の周りに塗ってあげるの。
そうすると乾燥を防げるってわけ。」

そうなんだー。手入れしないとシワシワになっちゃうんだー!

「ね、だから、
今日は口紅ニ本買うところを一本にして、
こっちのアイクリームを買った方がいいと思うな。」

お姉さんのマジックにすっかりはまってしまった私は、
口紅とアイクリームを買うはめになったのだった。

その後、アイクリームはどうなったかって?

最初の1か月ぐらいは、教わった通り毎晩目の周りにつけて寝ていた。
が、そのうち面倒くさくなって、塗るのを止めてしまった。
哀れアイクリームは、コスメボックスの奥の方にしまわれたまま。
最後は劣化して「ポイ捨て」の運命を辿ったのだった。

あれ以来デパートの化粧品売り場は苦手で、一度も近づいていない。

化粧品を買う時は、
お姉さんが寄ってこない
町中のドラッグストアか、
ショッピングモールのコスメショップに行くことにしている。

そしてお手入れしなかった目元はというと、
お姉さんの言った通り、ちりめん状にシワシワだわ~。(爆)

ちび姫の願い

2010-12-16 13:03:29 | 子供の話題
毎晩続けているちび姫とのおやすみタイム。

お布団に入ってから
本を読んだり、お話をしたりするのが習慣となっている。


「ママ、あのね、
私・・・・・
無理だとわかってるよ、分かってるんだけど、

お姉さんがほしいの。」


ええー!
あなた、大きいお兄ちゃんのこと大好きなのに。
最近は小さいお兄ちゃんとも仲良くなって、
かなりいい感じじゃない。
それでもだめ?

「うん・・・・・
お友達でお姉さんがいる人がいると
羨ましいなって思うことあるの。」


そっかー。
でも大丈夫、あなたが17歳くらいになったら
ママと同じくらいの背丈になるでしょ。
その時ママが横に並んだら、
きっと姉妹に間違えられるから。

ほーら、よくあるじゃない、
魔女たちの22時っていう番組で
「40代なのに17歳の娘と並ぶと姉妹に間違えられる魔女」
なーんていうフレーズで登場する「美魔女」みたいにさ。

「・・・・・・」

絶句するちび姫。

数秒後、
手のひらを顔の前で激しく振り、こう言った。

「無理無理、そんなのありえへんって!」


そうかな~?
ママは「美魔女」にはなれないかもしれないけど
「偽魔女」くらいにはなれるかもよ。

両手塞がってるんですけど

2010-12-15 12:48:45 | 自分のこと・思い出
大おばあちゃんの紙おむつを買いに行ったドラッグストアにて。



介護用品のコーナーには
様々な種類の商品がうずたかく積み上げられている。

その中から、
前に使っていた物と同じ物を探し出す。

が、種類がありすぎてなかなか見つからない。


でも大丈夫。
こんなこともあろうかと、
使用済みのパッケージを持って来ておいたのだ。

そうすれば、絵柄を見てそれと同じ物を探せるでしょ。

あった、あった。
これこれ!

ん?

でも待って、
ちょっと違うかも・・・・・。


家から持ってきた空パッケージを見ると、
夜用表示のところが◎印なのに、
棚の商品は○印になってる。

◎と○、
二つの違いは何?

棚にはパッケージと同じ商品はそれしかない。
素人の私から見ても
ほぼ同じ品だと思われた。

だが、○印一つ違うだけで、
「ひょっとして別物かもしれん。」
と、不安になってくる。


そこで、近くにいた店員さんに聞いてみた。


「あのう、すみません。
これと同じ商品を探しているんですけど。」

店員さんは私が持ってきたパッケージをちらっとみて
棚の商品をさがす。

「はい、こちらです。」


ええ、ですから、
それはさっき私も見ましたわ。
パッケージの色も形も模様も同じなんです。

「でも、○印が◎になってますよね、
それでも同じなんですか?」

店員さんは慌ててもう一度表示を見直す。

「えーっと、こちら、

多分同じ物だと思います。


思います?


って、ねえ・・・・・・。



自分が普段仕事をしていて、一番気を付けてるのは、
お客様に対して、
「○○だと思います。」
と、絶対に言わないこと。


そんなあやふやなことをお客様は求めていない。

○○です。とはっきり言えぬなら
確かめて参ります、と言うことくらいできないのだろうか。


声を掛けた時、
店員さんは看板の掛け替え最中だった。
悪いなと思って躊躇したが、
レジ打ちをしているお姉さん以外、お店には店員さんがいなかった。
だからあなたに聞こうとしたのに、
自分がやりかけの仕事があるからといって、
「思います。」
と、あやふやに返事をするの?

と、わき出る憤りを鎮めつつ
「どうもありがとう」
と、レジに向かった私。

既に片手には別の商品を二つ持っている。
もう片方の手で紙おむつの大きなパッケージを抱え込むように持ち上げる。

店員さんは、レジに向かって私が歩き始めると、
看板掛け替え作業に戻っていった。

ちょっと、
こっちは両手塞がってるのよ。
「レジまでお持ちします。」
と、一言ぐらいあってもいいんちゃう?


ハッ、そうか!
◎と○の違いで、ごちゃごちゃ文句たれてきたおばさんには
手を貸さないってか?

相変わらず振り子打法の次男

2010-12-13 12:43:30 | 子供の話題
高校生に課されるテストには
色んな種類がある。

授業の始めに行われる
漢字、英単語などの「小テスト」

中間テスト、期末テストなどの「定期テスト」

そして、
範囲の決まっていない「実力テスト」

以前に記事にしたが、
これらのテストの結果が毎回違う次男。こちら



相変わらず振り子打法を続けている。(溜息)


それぞれのテストの意味合いは違っているので、
単純に比較していけないのは分かっているが、
実力テストと定期テストで
順位が150番違うってどうよ?

どちらが悪いかって?

それはね、

実力>定期

なのよ。

次男にすれば、

「実力テストでよい成績なのは、俺の実力なんだから、
何か文句あるかよ。」

ということらしい。

「定期テストって、相性悪いんだよな。」

「俺はいつでも、
テストを初見のつもりで臨むんだ。
だから、範囲が決まってる定期テストの勉強をして
覚えている状態で受けても意味がない。」

とも言う。


次男の言う通りかもしれない。
でも、毎回の定期テストを疎かにしていい訳がない。


それに対して私と夫が彼に取ったアプローチはというと、


あのさ、例えば英語を見てご覧よ。。
返ってきた答案には、部分点も△もないんでしょ。
それは、テキスト通りの回答を求められたってこと。
つまりこれは
先生から君への宣戦布告なのよ。
基本を大事にしろ。
基本を分かった上で応用力をつけろってことじゃないの。




実力テストがいいなら、それが自分の実力だからいいじゃん、
って、自惚れるお前の気持ちも分かる。
だけど、
先生にしてみたらどうだ?
実力であれだけ点数取っているのに、
定期テストは何だ?
あいつはサボってる、って思われてるんだぞ。
この先、受験のアドバイスや何かで
先生にお世話になることが来る。
そのとき、あ、こいつは不真面目な奴だって印象を持たれて
よいアドバイスをもらえるわけないだろう。


二人からお説教された次男。

どちらの話に納得したかはお分かりですよね。

ええ、もちろん父親の方。

母、今回もまた空振りに終わりましてございます。



NHKの僕(しもべ)

2010-12-10 12:40:12 | 生活
ある朝のことだ。
会社へ向かって車を運転していると、
鞄の中の携帯が鳴った。

誰かしら?こんな時間に・・・・・・。

道路脇に車を止めて電話に出る。

「もしもし、俺だけど。」

夫からだ。

ごめん、今運転中なの。
会社へ着いたらかけ直すね。


普段週末にしか電話してこないのに、
こんな朝からかけてくるなんて・・・・・・、
余程急ぎの用事なのかしら。


会社に到着。

コンピュータを立ち上げたり、
電気ポットでお湯を沸かしたり、
いつもの朝準備をする。
周りの人にちょっと断りを入れてから、
ようやく夫に電話した。


もしもし、お待たせ。
どうしたの?こんな朝から。
何かあったの?


すると夫は意外なことを聞いてきた。

「あのさ、あなた、この間顔が腫れたじゃん。
その時、前の日は何か症状があったの?」

いきなり何?そんなことを聞いて・・・・・・。

ベトナム旅行から帰ってすぐに
突然、耳下腺と顎下腺が腫れたことは記事にした。こちら

ウィルス性の感染症かもしれないと血液検査をしたのだが、
結局原因は特定できないまま、数ヶ月が経過していた。


うーん、よく覚えていないんだけど、
なんとなく耳の奥が痒かった気がする。
でもそれだけだよ。


「ふーん。やっぱりね。
あのさ、顔が腫れたのは、


食物アレルギーが原因です。


食物アレルギー?


どうしてそんなこと分かるの?


「あのさ、今朝、あさイチ観てたんだよ。

そしたら、顔が腫れた人の話をやってて、
原因を調べたら食物アレルギーだったんだって。
だから、何かの食べ物に反応したんだよ。
これはね、治るものじゃないんだって。
だからそれを口にすると何度でも発症する。
一度、病院で血液検査をしてもらったほうがいいよ。」

電話口でまくし立てる夫。


そうか、日本語放送を観ていたんだね。

夫のアパートに備え付けてあるテレビでは
ベトナム語の番組の他に、
CNNやBBCも観ることができる。
確か中国語の番組もあったっけ・・・・・。
日本語放送は1チャンネルだけ。それもNHKの番組のみ。

夫は日本にいた頃、ニュース以外でNHKの番組を観ることはあまりなかった。

それが、ベトナムに赴任した途端、
朝ドラ、大河ドラマを始め、
朝のニュースの後にやる「あさイチ」まで観るようになったらしい。



家庭の主婦が喜びそうな話題にも詳しくなった。
「若く見える髪型のコツは、生え際をドライヤーでふんわり立ち上げることだって。」
「染み抜きに効果的なのは、重曹+酸素系漂白剤だよ。」
「BBQで焼きおにぎりを作る時は、片栗粉を混ぜると割れないんだ。」

龍馬伝も毎週欠かさず観ていたらしい。
「日本人はもっと龍馬のことを知るべきだ!」
と、熱く語る。
武市半平太がお腹を召されたシーンでは、
誰もいない部屋で号泣(?)したらしい。


そんな父親の変わりぶりに
次男がこうつぶやいた。

「お父さんも、なんだかな~。

NHKの僕(しもべ)になちゃったんだね~。



話が脱線したが、
要するに、夫は私のことを心配して
自分も出勤前の忙しい時間帯にもかかわらず
わざわざ電話してきてくれたのだ。


ありがとう。
でも、食物アレルギーって言っても~、
前日に何を食べたかなんて、
もう覚えていないし。
それに、普段、これといって変わった物を食べるわけでもないのよ・・・・・。


「そうなんだけど、
また何かその原因の物を食べると
顔が腫れるかもしれないし、
今度はもっとヒドイ症状が出るんだって。
だから一度、病院で血液検査をしてきて。」


うーん。
じゃあ、これは次に会う時までの宿題ね。


というわけで、この間アレルギーの検査をしてきた。

疑わしそうな項目をピックアップして調べてもらったんだけど、


結果は全て「白」。
アレルギー無しと出た。

わからん・・・・・・。
これで真相はさらに闇の中だ。

長男の初給料

2010-12-09 12:52:37 | 子供の話題
毎月、決まった額の仕送りを長男の口座に入れるのだが、
全く通帳記帳していないことを記事にしたのを覚えていらっしゃるだろうか。
関連記事こちら

こまめに記帳するように言って聞かせたが、
だいたい普段から通帳なんて持ち歩かない人に、
そんなことを望むこと自体が無理だと悟った。

だから、入金すると相変わらず
「未記帳のお取引があります。お早めに通帳記入をお願いします。」
の情けないメッセージが出る。

数ヶ月後、またも入出金記録が届いた。

ま、考えようによっては、
こちらでお金の出入りがわかるんだから
それもいいのかな。



さて、10月から塾講師のバイトをすると言っていた長男。

確かそろそろお給料がもらえるはずだが・・・・・。

目をこらして明細を見てみる。

あった、あった。

摘要欄に「キュウヨ」の文字、
そして気になる入金額は


\1,500。


たったこれだけ。
(多分〆日の関係で、こんなに少額だったと思われる。)


それでも長男にとって、
生まれて初めて自分が働いてもらったお給料だ。


仕送りのお金も、少額ずつ出して無駄遣いしていないようだ。
残高もかなり残っている。
上手にやり繰りしているようだ。


数日後、長男から電話がかかってきた。

「もしもし、お母さん。」

いつも前触れなしでいきなりかかってくる。

「あのさ、クラブの友達と春休みに

合宿免許で免許取るから。」


節約していたのはそのせいか!

地元の友達はこの夏に免許を取ってる。
だが、それは岐阜では当たり前のこと。
車で移動しないと不便だから。

でも、長男は東京で下宿の身。
車なんて持ってないし、
第一、あちらでは交通が便利だから、
車を運転する必要は全くない。
免許はまだいらないんじゃない?
と、思ったが、
今は就活で3年から動く時代だ。
資格などは早いうちに取っておいた方がいいかもしれない。


反対する理由もないんだけど、
あのお気楽息子が車を運転する~?
って想像するだけで、
なんだか怖くなってきた。

大きくなっても心配は尽きないのだなぁ~~~。

ちび姫自転車の練習をする

2010-12-08 12:32:26 | 子供の話題
ちび姫は小学3年生。
この年齢で自転車に乗れないのは
うちの地方ではすこし遅いほうだと思う。

早い子だと幼稚園の頃に補助輪が取れ、
1年生になると自転車に乗って
友達の家まで遊びに行っちゃう子だっている。

お友達が自転車に乗って走り回るのを見て
「私も早く乗れるようになりたい!」
と、焦っていた彼女。

休日の度に
「ねえ、ママ、自転車の練習は?」
と、聞くようになった。

彼女には本当に申し訳なかったのだが、
ここ数年、兄たちの受験に気を取られて
練習に付き合ってやれなかったのは事実だ。

また今度ね。
と、引き延ばした挙げ句、
小学3年生にまでなってしまった。


そしてついに今年。
今年こそは自転車に乗れるようにしてやろうと一念発起。

補助輪を取って猛練習することにした。

だが新学期の初めの頃は
何かと行事が入って練習する日が取れない。

たまに公園に連れて行って乗らせてみるが、
まだまだ習得するまでには時間がかかりそうだった。

そうこうするうちに、季節は夏になってしまった。

ご存じの通り岐阜は連日猛暑。
炎天下の中、自転車の練習に付き合うのは、
はっきり言ってお互いキツイ。

初秋。
運動会が終わるまでは
怪我をするといけないので、しばらくお休みしていたが、
10月になってようやく練習を始めることにした。

自転車を引っ張って近くの公園まで歩く。

誰もいないグラウンドで練習開始。

今どきの子供用自転車は
荷台のついていないものが多い。
倒れないように支えようとすると
サドルを持つしかない。
これが思いの外辛かった。

中腰でサドルを持って支えながら走る。
バランスを失って倒れる。
自転車を起こす。
セットして再スタート。

これを何本繰り返しただろうか。

ちび姫は転んで膝を打つ。
ジーンズをはいているが、青あざになっているのは確実だ。

今日はもうだめかな・・・・・
また今度にしよう。

そう思い始めていた時、

「自転車の練習かね?」

公園の管理人さんが声を掛けてきた。

「はい、なかなか出来なくて・・・・・・。」

「今の自転車は、持つところがないでなぁ。
ちょっと待っとれよ。
今、おじさんがスペシャル装置をつけてやるで。」

管理人さんはそう言うと、
事務所から金属製の棒と古い縄跳びを持ってきた。
そして、サドルと後輪の間に棒を結わえてくれた。

「どうや。これでお母さんは屈まんでもよくなったで。」


本当だ。
棒はしっかり固定されているので
立ったまま一緒に走ってやることが出来る。

練習再開。

まだ走りはふらふらするが、
随分バランスを取るのが上手くなった。

そのうち、棒を軽く握っても
真っ直ぐ走れるようになってきた。

気がつくと、1時間も練習していた。

ちょっとへばってきた。
息が上がる。
ちび姫も何度か転んだせいで、足が痛そうだ。

結わえていた縄も緩みが生じ、
棒がとうとう取れてしまった。

今日はこれで本当にお終いだね。

管理人さんにお礼を言う。

「もう少しやね。がんばって。」


それから数週間後、
またまた公園に出かけて行った。

前回、もうちょっとのところでいけそうだったから、
きっと今日は上手くいく気がする。


ちび姫、自転車に跨る。
後ろでサドルを支える。

用意~GO!

最初ちょっと揺れたけど、
1メートル、2メートルと進むうちに
走りは安定してくる。

しめた!なんかいいかも。
サドルから手を放してみる。

すると、そのまま倒れずに走って行くではないか。

ちび姫は、私が手を放したことにまだ気付いていない。

公園の端の方まで行って大きくカーブしたその時、
私の姿を遠くに確認した。

「ママ~!」

そのままグラウンドを3週走って、勢い余って倒れたちび姫。

「ママ~!やった、やった、出来た!
私ね、走ってたら、ママの足音がだんだん聞こえなくなっていったの。
それで、あれ~?変だなーって思ったけど、そのままペダルこいだの。
それからグルーっと回ったら、ママが遠くに立ってて、
うわー!私、乗れたんだって気がついたの。」

一発でOKだったね。
よかったよかった~。
もう少し上手になったら
ママと一緒に自転車でお出かけしようね。