言い訳の天才、それはうちの次男
かつて「ああ言えば○○」というあだ名が付いた宗教団体の幹部がいたが、
2代目「ああ言えば・・・・」を襲名させてもいいと、
密かに思っている。
例えばこうだ。
年末に塾の懇談会があった。
ジェットコースターのように成績が上下する彼に
塾長さんはこう言った。
「君なぁ、一日何時間勉強したら、学校topになれると思う?」
しばらく考えて次男は答えた。
「○時間です。」
「そうか、○時間やればできるか。」
「はい。」
力強い返事が返ってきた。
うわ~。感激だなぁ。
こうやって宣言するところ、以前と違うわ。
なんだか逞しくなったみたい。
それにしても、さすが塾長さん!
次男の口から言わせるように「仕向け」てくれたんだもの。
これからは、こっちが何もいわなくても
一日○時間、机に向かってやってくれるんだ。
と、期待して辛抱強く待ち続けたが、
勉強時間はさっぱり増えない。
これは一体どうしたこと?
あの力強い宣言はどこへ行ってしまったの?
言わないでおこうと思ったが、
変わりばえのしない日常に、
とうとう堪忍袋の緒が切れた。
ちょっと!
あの時みんなの前で宣言したこと、
あれは嘘だったの?
すると次男は涼しい顔してこう言った。
「勘違いしてもらっちゃぁ困るなぁ、お母さん。
僕は確かに『○時間です。』と言ったよ。
でもね、『○時間やります。』とは言っていないんだ。
つまりそれは、
『もし僕が○時間やったとしたら、topになれます。』という意味であり、
『やります。』と宣言したことにはならない。」
じゃあ、読書のことはどうなの?
あの時、塾長さんが
『本を読めよ。あらゆる分野の本を読んでほしい。』
って、仰ったじゃない。
「ああ、そうだったね。
確かに、『はい。』と返事はした。
でも、『読みます。』とは言ってないはずだよ。
かつて「ああ言えば○○」というあだ名が付いた宗教団体の幹部がいたが、
2代目「ああ言えば・・・・」を襲名させてもいいと、
密かに思っている。
例えばこうだ。
年末に塾の懇談会があった。
ジェットコースターのように成績が上下する彼に
塾長さんはこう言った。
「君なぁ、一日何時間勉強したら、学校topになれると思う?」
しばらく考えて次男は答えた。
「○時間です。」
「そうか、○時間やればできるか。」
「はい。」
力強い返事が返ってきた。
うわ~。感激だなぁ。
こうやって宣言するところ、以前と違うわ。
なんだか逞しくなったみたい。
それにしても、さすが塾長さん!
次男の口から言わせるように「仕向け」てくれたんだもの。
これからは、こっちが何もいわなくても
一日○時間、机に向かってやってくれるんだ。
と、期待して辛抱強く待ち続けたが、
勉強時間はさっぱり増えない。
これは一体どうしたこと?
あの力強い宣言はどこへ行ってしまったの?
言わないでおこうと思ったが、
変わりばえのしない日常に、
とうとう堪忍袋の緒が切れた。
ちょっと!
あの時みんなの前で宣言したこと、
あれは嘘だったの?
すると次男は涼しい顔してこう言った。
「勘違いしてもらっちゃぁ困るなぁ、お母さん。
僕は確かに『○時間です。』と言ったよ。
でもね、『○時間やります。』とは言っていないんだ。
つまりそれは、
『もし僕が○時間やったとしたら、topになれます。』という意味であり、
『やります。』と宣言したことにはならない。」
じゃあ、読書のことはどうなの?
あの時、塾長さんが
『本を読めよ。あらゆる分野の本を読んでほしい。』
って、仰ったじゃない。
「ああ、そうだったね。
確かに、『はい。』と返事はした。
でも、『読みます。』とは言ってないはずだよ。
うちは長男が口が減らないタイプで、予備軍ですよ。
だんだん、あげ足を取るようになって来ました…。
さすが2代目!!
まぁ、次男君の目標は学校TOPになることではないと(言うであろうと)思うので、○時間勉強する必要はないのだろうし。
あらゆる分野の本を読むことはいいことだ、というのはわかったし。
スイッチさえ入れば、絶対頑張る次男君だと思うけど、親としては「いつ」スイッチがはいるのか、気が気じゃないですよね...
様子が目に浮かびます?
でもね、イタチごっこなのよ、結局。
こっちがこういえば、
次なるいい訳を考えてくるの。
さらなるいい訳を考えてくるのよ。
だからイタチごっこね。
まあ、スイッチが入るのを
気長に待ちましょうか。