英語のF先生。
大学を卒業したばかりの新任教師。
若くてイケメン。
女子生徒が騒がないわけがない。
私が英語を一生懸命勉強するようになったのも、
F先生に褒められたくって・・・・
というのが少なからずあった。
F先生はgrammar担当。
難しい言い回しが出てくると、
「これ、誰か分かる人いるか~?」
先生は必ず質問する。
英語だけは予習をバッチリしていたので
「はい!」
と、ハリポタのハーマイオニーのごとく
サッと手を挙げて、得意気に答えるtenchanなのであった。
当時、生徒達の間では
勉強しながら、岐阜ラジオの深夜放送を聞くのが流行っていた。
パーソナリティーが曜日で受け持ち、
リスナーは「ハガキ」(←携帯メールじゃないところが昭和でしょ。)
にリクエストとかメッセージを書いて送り、番組中に読んでもらうのだ。
楽しかったこと、ズッこけたこと、悲しかったこと、
寄せられるハガキに、私たちは共感したものだった。
さて、そんなある晩、
一枚のハガキが読み上げられた。
「○○高校3年生のA子さんからでーす。
『こんばんは。
私は、○○高校の生徒です。
私には今、好きな人がいるんです。
その人は、同じ学校にいます。
私は3年生・・・・もうじき卒業するので
その人とは、もう会えなくなってしまいます。
でも、自分の気持ちを伝えたくてハガキを出しました。
今は告白できませんが、
卒業したら必ず気持ちを伝えたいです。
その人の名は
F先生です!』
そっかー、頑張ってね、A子ちゃん~!」
リアルタイムで聞いていた私が
腰を抜かしそうになったのは言うまでもない。
翌日、教室に行くと、みんなこの話で持ちきり。
「ねえ、昨日の放送、聞いた?
F先生のこと好きだって、3年の女子・・・・誰だろう
?」
そして、grammarの時間になった。
先生は脇にテキストを抱えて廊下を進んできた。
その周りを男子生徒が「yo-yo-!!」
と、囃し立てながらついてくる。
先生は、フフっと笑いを浮かべてはいたが
「ここでニヤけてはいかん。」
と、必死で耐えているようにも見えた。
教室に入ると、
廊下の時よりも更に激しい囃し立てが!
「ヒューヒュー」という口笛も。
先生は、「参ったな~」という顔をして、しばらく生徒達に言いたい放題言わせていたが、
「じゃ、始めるぞー。」
と、何事もなかったように授業を始めた。
「告白」について、何かコメントでも?
と期待していた私たちは、肩すかしを食らった。
クラスのみんなは、しばらく不満そうにブーブー言っていたが
やがて静かになった。
それにしても、F先生、さすが。実に大人の対応だった。
先生は私が2年の時に転任していったが、
噂によると、そこでもまた、スゴイ人気だったということだ。
大学を卒業したばかりの新任教師。
若くてイケメン。
女子生徒が騒がないわけがない。
私が英語を一生懸命勉強するようになったのも、
F先生に褒められたくって・・・・
というのが少なからずあった。
F先生はgrammar担当。
難しい言い回しが出てくると、
「これ、誰か分かる人いるか~?」
先生は必ず質問する。
英語だけは予習をバッチリしていたので
「はい!」
と、ハリポタのハーマイオニーのごとく
サッと手を挙げて、得意気に答えるtenchanなのであった。
当時、生徒達の間では
勉強しながら、岐阜ラジオの深夜放送を聞くのが流行っていた。
パーソナリティーが曜日で受け持ち、
リスナーは「ハガキ」(←携帯メールじゃないところが昭和でしょ。)
にリクエストとかメッセージを書いて送り、番組中に読んでもらうのだ。
楽しかったこと、ズッこけたこと、悲しかったこと、
寄せられるハガキに、私たちは共感したものだった。
さて、そんなある晩、
一枚のハガキが読み上げられた。
「○○高校3年生のA子さんからでーす。
『こんばんは。
私は、○○高校の生徒です。
私には今、好きな人がいるんです。
その人は、同じ学校にいます。
私は3年生・・・・もうじき卒業するので
その人とは、もう会えなくなってしまいます。
でも、自分の気持ちを伝えたくてハガキを出しました。
今は告白できませんが、
卒業したら必ず気持ちを伝えたいです。
その人の名は
F先生です!』
そっかー、頑張ってね、A子ちゃん~!」
リアルタイムで聞いていた私が
腰を抜かしそうになったのは言うまでもない。
翌日、教室に行くと、みんなこの話で持ちきり。
「ねえ、昨日の放送、聞いた?
F先生のこと好きだって、3年の女子・・・・誰だろう
?」
そして、grammarの時間になった。
先生は脇にテキストを抱えて廊下を進んできた。
その周りを男子生徒が「yo-yo-!!」
と、囃し立てながらついてくる。
先生は、フフっと笑いを浮かべてはいたが
「ここでニヤけてはいかん。」
と、必死で耐えているようにも見えた。
教室に入ると、
廊下の時よりも更に激しい囃し立てが!
「ヒューヒュー」という口笛も。
先生は、「参ったな~」という顔をして、しばらく生徒達に言いたい放題言わせていたが、
「じゃ、始めるぞー。」
と、何事もなかったように授業を始めた。
「告白」について、何かコメントでも?
と期待していた私たちは、肩すかしを食らった。
クラスのみんなは、しばらく不満そうにブーブー言っていたが
やがて静かになった。
それにしても、F先生、さすが。実に大人の対応だった。
先生は私が2年の時に転任していったが、
噂によると、そこでもまた、スゴイ人気だったということだ。
私たちの学校は大半がシスター。
学園長もみんなシスター。
男性はほとんど既婚者かイケメンとは程遠い独身(笑)
噂では、間違いがあっては困るというので
イケメンは面接の時点で落とされてたとか。
tenchanさんみたいな楽しみがあれば
私ももう少し英語の成績よかったかもな~^^
シスターの格好をして教えるの?
イケメン先生を面接で落とすって?
あり得る話だわ・・・・(笑)
そうそう、F先生じゃなかったら
英語勉強しなかったかも~(爆)
なるほど、A子=tenhcanにも読めてしまいますね。
書き方にも工夫が要ります。
勉強になりました。
高校時代の懐かしい思い出です。
みんな覚えているかしら?(笑)