本日、積雪あり

2019-03-24 | 日記

          

昨夜はどうも寒いと思ったら、今朝は雪がこんなに積もっていた。まだまだ降るんですね、こんな時期になってもね。それで今日は一日家に籠っていた方がよさそうで、ランチは熱いそばでも食べよう。
お彼岸中なので、今朝も早くに親戚が仏壇にお花を持って来てくれたのだった。車の通った跡が、神社の方へ墨画の龍の曲線を描いて、面白い。「龍曲線」と言ってもいいかもです。雪は余計なものを隠して、“ 余白の美 ” なるものを表現してくれる、昼時にはもう消えて行くだろう春の一瞬の風景画、「瞬画」である。写真の撮り方もあるが、僕はどうもいい加減なものしか撮れなくて、ただ目の前の光景にバカチョンのシャッターを押すのである。もう少し上手に撮れたらいいと思うのですがね … 。

           

この写真も、同じ朝の時間の、室内から撮ったいつものロケーションである。昨日まではすっかり融けていた雪だったが、今朝は雪が田んぼをスッポリ覆ってしまった。田んぼの顔がこれでまた引っ込まされてしまったから、カエルの出番も一日くらい遅れるかも。
そして、やはり玄関のチャイムが鳴って、「早くにすみません。遅くなって申し訳なかったですが、うちのばあさんが借りていた傘を返しにきました。お礼にお醤油です。」「そりゃ、どうも。」 白い地に青色の水玉の、母が使っていた傘だった。僕はすっかり忘れていたのだったが、いつかの雨が、青い水玉の忘れた記憶を思い出させてくれたのである。降る雪の向うに、母がこの傘を差している … 。

                      風景、記憶。白いセーターを着て母がいる