残雪と『原節子』

2019-02-27 | 日記

        

左奥に見える白い頂は守門岳で、まだまだ雪のある夕方の風景である。長岡市内方面から国道351号の新榎トンネルを抜けて下ってくる沢の残雪である。5時過ぎだというのに、もうこんなにも明るいのだ。いつの間に日も長くなった。今夜の夕食は何にしようか、と考える。夕食は簡単に済ませて、先日買ってきた新潮文庫『原節子の真実』(石井妙子著、平成31年2月1日発行) を読もうか、読むまいか。それとも同じ日に買った岩波文庫版の平田篤胤著『仙境異聞・勝五郎再生紀聞』(2018年5月第10刷発行) にしようか、悩ましい春の宵になりそうだ。原節子の本の方はこのところ毎日、トイレの中で数ページづつ読むのが日課になってしまったから、先を急ぎたいと思っているのである。ま、どっちでもいいが、やはりここは『原節子の真実』を読もうか。原節子、本名・会田昌江 (1920-2015) は14歳で女優になり、42歳にして世間から身を隠した。