紫の時間に

2015-06-22 | 日記

        

夕暮れはいろいろな色を見せてくれる。普段の同じ家並が空の色が移ろう度に違う表情を見せてくれる。普段は蜘蛛の巣のような鬱陶しいような垂れた架線も背景の紫によっては、それは繊細なペン先のドローイングである。ボーッと紫色のマダラの空を見上げていると、気まぐれのカラスがこの写真の画面の左(南の空)から右(北の空)へふらつくようにして去って行ったのだった。