日曜日のTV

2013-12-08 | 日記

       

用を済ませ、帰宅した夕食前の時間、コタツに入ってテレビをつける。見ながら何を食べようか考えていると、 「 森人 」 ( これは “ morijin ” と読むのだそうだ ) という番組が放映されていた。秋の京都の嵐山が映り、桂川に架かる渡月橋 ( とげつきょう ) が出ていた。もう数十年前の懐かしいロケーションだった ( この画面に映っているのは、既に渡月橋ではない ) 。今日は雪こそ降らなかったが、近くの低い山にもまだ昨日の雪が斑に残っていて、しかも曇天の寒く暗い日であったから、テレビの美しい秋の嵐山と、夕方のコタツが冬寒のこころを和ませてくれたのである。寒い季節には、何よりも暖かな部屋があればいい。結局、夕食は母が作って、豚肉とトマトと隣からもらったネギの熱いうどんを食べた。肉は僕の方には少ししか入っていなかったようなのが、少し気持ちが後を引いた。母はネギよりも少し肉を好むのである。

            日曜の夕べのうどん漱石忌

最近は寝る前にフトンの中で、眠くなるまで江藤淳の 『 漱石とその時代 第五部 』 ( 未完 ) を読んでいるが、明日12月9日は漱石 ( 1867-1916 ) の忌日である。俳句歳時記では 「 漱石忌 」 は冬の季題。