goo blog サービス終了のお知らせ 

無病息災のとびら

21世紀の健康について考えています

新年度と健康

2010年04月03日 15時31分00秒 | Weblog

4月は、*(初心者)*新年度のスタートです。

この時期、*(キラキラ)*ピカピカの一年生や新社会人を見るのはすがすがしいものですが、わたしの上の息子もようやくこの4月から社会人の仲間入りをしました。

ところで、わたしは時々*(ノーティー)*猫を見るとうらやましくなる時があります。

悠然として闊歩し、あくせくすることなく*(家)*屋根の上に寝そべりながら世の中を眺め、悩みもストレスもないようです。

一方の私ときたら、生き方としてはかなり*(最低)*差をつけられているような気がします。

何年か前に、仕事を止めたいとおっしゃる方に、*(パー)*考え直すようにアドバイスしたことがあります。そのすぐ前に、道で*(驚き)*バッタリ出会った同級生のことが頭にあったからです。

それは、三菱*(ヨット)*造船所(長崎では数少ない一流企業)を止めて、その後いろんな仕事をしてみたが、待遇も給料も考えられないほど悪く、三菱にいたときの*(ジロ)*不満はむしろ贅沢なものだったという話でした。

*(ポスト)*郵便局の方でしたが、その後、効率化にはしる郵政民営化の*(波)*波をうけてさらに大変そうにされていました。

以前、定年まであと1年といって*(ハート3つ)*無理を続け、もう一歩というところで入院してほどなく亡くなってしまった方がありましたから、私はアドバイスを後悔していましたが、この春定年を前に早期退職をされました。

ご存知のように、*(ハート6つ)*過労死は疲労が重なって命を落とすものです。*(結晶)*病原菌が原因ではありません。

生活習慣病もこれといった病原菌はなく、なにげない*(晴れ)*生活の習慣や環境の歪が*(チリ)*積み重なって起ります。

3月に成立した10年度の国の予算は、事業仕分けで無駄を*(グー)*削ったとしながら過去最高額の予算になりました。

生活習慣病も、たとえば過労やストレス、偏食や過食、睡眠や運動の過不足、*(ビール)*飲酒や喫煙など、一つひとつの歪は小さくても、トータルしたら国の予算のように歳入をはるかにオーバーしてしまうこともあるのです。

その結果、わが国の3大死因のガン、*(割ハート)*心疾患、脳血管疾患などに追い込まれてしまうこともあるわけです。

新年度のこの時期、これまで生活習慣や環境の歪がどれくらい積み上がってトータルされているか、それに、今ある歪の項目を一つひとつ*(鉛筆)*数値化して事業仕分けしてみるのも必要かもしれません。


肝臓と筋肉と春の健康

2010年03月18日 19時47分00秒 | Weblog

長崎では、*(桜)*サクラの花が咲きだしています。春も本番、主役の登場ですね。

漢方では、*(チューリップ)*春は肝臓と関係するといいます。

肝臓は筋肉とも関係するといわれ、春に*(泣く)*筋肉痛が起こりやすいのは、肝臓と筋肉と春、という関連もあるのかもしれません。

この前*(テレビ)*テレビのニュース番組だったでしょうか、嚥下障害(えんげしょうがい)のことを取り上げていました。

かなり高齢の方のようでしたが、*(天丼)*食べ物が口から食道に入っていかないのです。

のどは呼吸と食物の通路として共用されていますが、それが問題なく共用できるのは、両方の通路の入り口の開閉を*(ノーティー)*軟口蓋と*(チアフル)*喉頭蓋で切り替えているからです。

通常、*(退屈)*意識しなくても、両方の通路の開閉は絶妙な*(音符)*タイミングでやっているのですが、その方の場合はその開閉が上手くいっていないようでした。そして、そのような嚥下障害が最近増えているそうです。

最近もっと増えているのが、逆流性食道炎だそうです。*(ラーメン)*食事をした胃の内容物は、逆流しないように食道の下部括約筋が締めて閉じるのですが、その機能低下などで胃酸が逆流して食道の粘膜を*(爆弾)*傷つける障害だそうです。

こういった場合、*(中国)*漢方では喉や食道の異変と考えるだけでなく、筋肉の異常と捉え、筋肉の異常の奥には肝臓機能の低下とか衰えをみて、肝臓の*(グー)*強化をはかるわけです。

開閉する器官は、他にも*(ハート)*心臓の弁や手足の静脈の弁などがあり、小腸から大腸の間(回盲弁)にも大腸の末端(肛門)にもあります。

静脈の*(コメント)*弁の機能が落ちると、静脈瘤になりますし、肛門の締まる機能が落ちると、排便の後拭いても拭いても紙に便が付くようなことがおこります。

ですが、肝臓を強化すると筋肉も強くしなやかになり、静脈の弁もしなやかに開閉するようになって*(ハート6つ)*静脈瘤もひきますし、肛門の締りも良くなって排便の後紙で拭いても紙に便が付かなくなってきます。

肝臓強化に春野菜は欠かせません。特に、日に日に輝きを増す*(晴れ)*太陽の光を浴びた*(青りんご)*緑色の新鮮な春野菜は大切だとおもいます。


体の細胞と健康

2010年03月06日 15時56分00秒 | Weblog

*(地球)*オリンピック、終わりましたね。

キム・ヨナ選手の演技と精神力には脱帽でしたが、真央さんの*(ダイヤモンド)*トリプルアクセルも見事でしたね。

スピードスケート女子団体追い抜きは、100分の2秒、*(パー)*手の平くらいの差で金を逃したそうで、ザンネン。

しかし、これがオリンピックの*(ハート3つ)*醍醐味ですし、こんな極限の競り合いを見るたびに改めて人間ってすごいなぁと感心させられます。

ところで、人の体は*(ハート6つ)*60兆個の細胞の集合体です。1個の細胞の大きさは平均300分の1ミリくらいといわれます。

この60兆個の細胞ひとつ一つも*(キラキラ)*命を持っていて、というより、むしろ命は元々単細胞として誕生し、生き延びるために有利だったからか細胞の数を増やし続け、そして、今の人のような目鼻や手*(足)*足のある姿になっているわけです。

ですから、私たちは自分一人どう生きようかと考えるより、60兆個の細胞の*(プレゼント)*総意としてどう生きようかと考えた方が、健康を作りやすいかもしれません。

多細胞化した私たちの体は、胃腸や*(ハート)*心臓や筋肉や神経などさまざまな異なった働きをする組織を作り上げ、その異なる機能をもつ組織の細胞群から成り立っています。

もし何かをする際、60兆個の細胞がてんでんばらばらに動いていては統一がとれません。ましてや、*(DVD)*金メダルの競り合いなど不可能です。

小学生の頃、*(ノーティー)*徒競走の前に心臓がドキドキした覚えがありますが、これこそ、交感神経が60兆個の細胞すべてに号令をかけている状態なのです。

交感神経が働くと、心臓の鼓動や呼吸は早くなり、エネルギーを消費するために酸素や血糖を体中の細胞に送ろうと血管が収縮して血圧が上がります。つまり、60兆個の細胞すべてが*(ビー)*戦闘体制をとるわけです。

一方、睡眠や*(ラーメン)*食事をとるときなどは副交感神経が働き、そのときには血管が拡張して心臓の鼓動や呼吸はゆっくりなり、エネルギーを蓄積するために消化器の働きが促進されて血液はゆったりと流れます。

このように、私たちが何かをするときどきには、私たちの60兆個の細胞は交感、副交感どちらか一方の自律神経に統制されるような*(風鈴)*影響をうけるのです。

そして、ストレスなどで*(晴れ)*交感神経が働きすぎるとガンなどが、運動不足などで*(三日月)*副交感神経が働きすぎるとアレルギーなどが起りやすくなるといわれます。

又、不規則な生活で自律神経のバランスが崩れると未病の状態に陥りやすくなり、健康のためにはバランスのいい食事や適度な運動の他にも、「早寝早起き」など規則正しい*(音符)*メリハリのある生活も大切かもしれません。


春の痛みと健康

2010年02月19日 10時15分00秒 | Weblog

*(笑顔)*私の飼っている*(ハート3つ)*金魚は、年々少しずつ大きくなっています。

最初はそうでもなかったのですが、年々大きくなっていく金魚にくらべて狭くなっていく*(コンピュータ)*水槽を見ていると、その中で泳ぎ回る金魚達も結構狭苦しいだろうなぁと、水槽の買い換えを考えていました。

そんな時にテレビでどこかの*(コム)*大学教授が、金魚は記憶する能力が皆無に近くて、目の前の一コマ一コマを感じても、それを連続の記憶として感じられないので、金魚鉢の中でも*(波)*大海を泳いでいるのと変わらないと話していました。

*(音符)*なるほどと思い、私は今でも同じ水槽で金魚を飼っていますが、人が今と同じ能力の*(口笛)*大脳を獲得したのは20万年くらい前といわれます。

紀元前3500年前に*(DVD)*メソポタミア文明が開花したといわれますが、文明が生まれる以前は原始的な生活が長く続いてきたようです。

20万年前に、パソコンでいえばハードウエアは現代人と変わらない能力の大脳を獲得していたにもかかわらず、ソフトというべき*(角帽)*知識の蓄積に19万4千5百年もかかってしまって、それからメソポタミア文明が生まれたわけです。

原始的な頃の人類は、病気の原因を崇りや*(雷)*天罰などと思っていたようです。それは、ほとんど世界中変わらないようです。実際、疫病でばたばた人が倒れるのを見ると、ただただ途方にくれるだけだったでしょう。

ところが、痛みは別だったとおもいます。痛みは怪我や*(グー)*打撲でもおこりますし、人体に起こるありふれた自覚症状です。

そして、なでたりさすったりすれば楽になるのですから、痛みは*(ハート6つ)*血行が悪くなって起こるくらいは昔の人でも考えたはずで、タタリや天罰などとせず痛みの治療は人類誕生の頃からやられていたはずです。

痛みには、怪我や打撲だけでなく、何も思い当たる事がないのに出てくる痛みもあります。特に、これからの*(チューリップ)*春の時季はそんな痛みが多いようです。

そんな痛みを、さまざまな人の痛みの出た箇所を長期に渡って記録していくと、体のある特定の流れに沿って出てくることが認められ、それが、漢方の*(バス)*経絡(けいらく)のひとつの基になっているように感じられます

痛みは*(ビー)*危険回避のためにもありますが、体内の*(ノーティー)*危機管理機能も兼ねていて、春に出てくる痛みは、*(雪)*冬の間に溜まった内臓の疲れや弱りを解消して病気に発展させないために出てくるように思われます。

昔なら、春から*(晴れ)*夏にかけての農作業や秋の収穫などを無事に活動的にやるためには内臓の疲れや弱りをそのままにはしておけません。ですから、春になると体が自分自身を「治してくれー」と、痛むのかもしれません。

検査をしても異常がないのに痛む場合、軽い風邪や怪我がとくに何をしなくても治るように、そのうち自然に治るようです。しかし、経絡を応用して血行の改善を図ると、もっと*(音符)*治りやすいようです。


睡眠と健康

2010年02月04日 18時52分00秒 | Weblog

有名な漢詩のひとつに「春眠*(キラキラ)*暁を覚えず」という詩があります。

私はこれを、朝寝坊の言い訳を詠んだものだと思っていました。

漢方の黄帝内経という医学書に、*(ひまわり)*夏は「多少夜更かしをしてもいいが、朝は早く起きるように」とあります。

*(チューリップ)*春は「いくぶん遅寝して、朝は早めに起きるように」と、秋は「早寝早起きをするように」と、冬は「必ず早く寝て、朝は必ず遅く起きるように」と、睡眠時間を季節によって加減しています。

つまり、健康のためには*(雪)*冬の睡眠時間は他の季節に比べると長めにするわけです。

漢方は、自然と人を長期にわたって*(イージー)*観察し続けた結果、「健康のためには、こうした方が最良ですよ」という教示をしてくれる医学なのです。

照明器具が充分でない昔は、*(三日月)*暗くなれば寝て、明るくなれば起きる生活ですから、当然冬は夏よりも夜が長いわけですから、睡眠時間も長くなるのが自然なわけです。

では、現在のような*(ハート6つ)*照明器具が発達した環境ではどうでしょう?

*(ノーティー)*動物の時代から体に染み込んでいる自然環境に適応した*(音符)*体内リズムを考えると、やはり冬は、早めに寝て、遅く起きて、長めの睡眠時間をとる方がいいのだろうと私は思います。

冬は寒さだけでも相当のストレスになり、疲れます。もし、*(ツリー)*年末から*(日本)*年始の行事や仕事で睡眠不足がつづくと、行事や仕事による疲れと、重なる会食による消化器の疲れも合わせて、さらに疲労が上積みされます。

それらのつけが春になると、*(いっぷく)*風邪や五体の痛みや花粉症などの他、いろんな春の体調不良につながるのではないかと思われます。

風邪は寝るのが一番といいますが、*(青ハート)*睡眠時にはサイトカインの分泌が盛んになって免疫力を強化します。又、睡眠時には疲労や怪我や体のダメージのメンテナンスも促進されるそうで、そのため睡眠時には成長ホルモンの分泌も盛んになります。

*(おにぎり)*糖や*(チキン)*脂肪をエネルギーに変えるコルチゾールは、血糖や血圧を最適に保ち、ストレスからも身を守ります。そのコルチゾールも睡眠とともに増えて朝方にはピークになるそうで、体は睡眠の間に目覚めた後の快適な活動の備えをしているのです。

睡眠不足がつづき、毎年*(梅)*春になると体調を崩すという方は、まだまだ夜長のうちに思いきり早寝、遅起きで、たっぷりと睡眠をとり、疲れをとってみるのもいいかもしれません。

たとえば、年平均*(時計)*睡眠時間が8時間とするなら、夜10時頃から朝7時頃まで…。

ところで「春暁」は、*(コム)*朝寝坊の言い訳の詩ではないようです。

春眠不覺曉 處處聞啼鳥 夜来風雨聲 花落知多少 

春は夜明けも分からず心地よく寝てしまうなァ。もう、そこここで鳥が啼いている。夜中に*(雷)*風雨がふぶいていたが、*(バラ)*満開の花がどれほど散ったろうかなァ。と、いうような詩だそうです。



スロージョギングと健康

2010年01月20日 14時55分00秒 | Weblog

日曜日に、*(チアフル)*女子駅伝をテレビ観戦しました。

私は、普段は家の近くを走っていますが、たまに、家から10分くらいのところにある市営陸上競技場まで*(スニーカー)*ジョギングします。

そこでは、今度の女子駅伝にも出場した*(お金)*十八銀行のユニホームを着た選手達が時々練習しています。

傍から見ている分にはそんなに速いように見えなくても、実際後ろを付いて走ってみると、わたしがどんなに*(ダッシュ)*全速力を出しても、100mも付いていけないくらいの速さなのです。

そんな速さで3キロから10キロも走り続けるわけですし、*(ハート6つ)*フルマラソンなら同じ距離を一人で走るわけですから、考えると驚異的だとしか思えません。

陸上競技場では、いつも多くの*(コム)*ジョギングや*(ノーティー)*ウォーキングをしている人がいて、わたしのジョギングはウォーキングしている人をようやく追い抜く程度、たまに速く歩く人には追い抜かれる程度の速度です。

その程度の走りなら、いっそ歩いた方がましだと思うこともあるのですが、運動にあまり*(時計)*時間を割けない私としては、走った方が限られた時間でより運動の効果を引き出せるような気がしていたのです。

ところが、たまたま*(日本)*正月に入った書店で「スロージョギング」の本が目にとまったのです。

それによると、筋肉は*(怒り)*瞬発力がある「速筋」と*(ウインク)*持久力がある「遅筋」の組み合わせでできていて、「スロージョギング」は「遅筋」だけを使って走る走法…それは、わたしの*(ハート3つ)*期待通りのことが書かれていました。

同じスピードで、ウォーキングと消費エネルギーを比較したところ、スロージョギングの方が1.6倍も多く、もし、1日20分、1年間、毎日スロージョギングをした場合、消費エネルギーは*(チキン)*脂肪5kg分になり、これはウォーキングのおよそ倍になるそうです。

スロージョギングを続けると、遅筋の能力が向上し、筋肉内の*(ハート6つ)*毛細血管が増えるそうです。その結果疲れにくい体になるそうです。又、スロージョギングを続けると、効率よく*(ケーキ)*糖や脂肪が消費され、生活習慣病の改善にも効果的だそうです。

アメリカの研究では、高齢者が軽いジョギングを続けることで、萎縮していた*(退屈)*脳の一部が大きくなることがわかったそうです。

大きくなったのは、判断力や決断力に関わる「前帯状皮質」と*(コメント)*ワーキングメモリ(もの忘れ)に関わる「46野」だそうです。

これは、脳の機能を向上させる可能性を示し、日本の研究でも、ジョギングをすることで、前頭前野の活動が*(キラキラ)*活発になることが明らかになっているそうです。

ただ、同じスピードだとしても、スロージョギングは体に対してウォーキングよりも*(ロケット)*負荷が大きいということでもありますから、運動不足が続いている場合は、体調にあわせて徐々に始める方がいいとおもいます。


一球入魂と健康

2010年01月04日 20時33分00秒 | Weblog

*(日本)*紅白を久しぶりに*(ノーティー)*じっくり観ました。

熱唱、熱唱で、歌の合間の審査員の感想も「歌の力に*(ハート3つ)*感動した」とか「魂を揺さ振られた」とか、
涙ぐんでいる人もいました。

漢方では、*(ドキュン)*心と体は一体と考えます。たとえば、感情と内臓の関係でみると、肝臓は「怒」と関係します。

それは、病気ではないとしても、*(青ハート)*肝臓の力が落ちるとイライラしたり、*(激怒)*怒りっぽくなったり、最近の言い方では「切れやすく」なるわけです。

心臓は「笑」あるいは「喜」と関係します…感動は、これにあたるでしょうか? *(ハート6つ)*感動もある限界を超えると涙が出てきます。又、たとえば躁鬱病の躁のように、ポジティブな事柄でもある限界を超えると病的になります。

脾臓は「思」…これも、悪化した状態を考えると分かりやすいでしょうか…*(青ざめ)*ノイローゼ。肺は「憂」…憂鬱(ゆーうつ)。腎臓は「恐」…高所や対人や閉所の恐怖症。

人間には、感情だけでない*(キラキラ)*心の状態(精神)も存在します。

それを漢方では、「魂」は肝臓に、「神」は心臓に、「意智」は脾臓に、「魄」は肺に、「精志」は腎臓に属すといいます。

心臓に属する「神」は、神様というよりか、まさに*(ハート3つ)*心(こころ)=精神なのです。安定した精神状態の広い心(こころ)を保つためには、特に心臓が充実していなければならないと漢方では考えているようです。

漢方のどの本を読んでみても、この精神の違いがどう違うのか分かりづらいのですが、この*(チューリップ)*新年の今の時期によく使われる言葉をみると、その違いがなんとなく理解できるような気がします。

精魂、入魂、叡智、気魄(きはく)、志(こころざし)。

紅白で感じた熱唱の*(びっくり1)*気魄は何だったのでしょう?

元気のない今の日本を何とかしたいという皆の願いが込められていたのでしょうか。*(星)*希望、願いという精神状態はどこから来るのでしょう。肝臓の「魂」からでしょうか? それとも心臓の「神」からでしょうか? 「志」の源は腎臓といわれますが…

とにかく、*(クローバー)*志(こころざし)を高くして、まずは来月すぐに始まる*(結晶)*冬季オリンピックでは、精魂を込めて、気魄で圧倒して、選手には金メダルを取ってほしいですね~*(笑顔)*

さらに、*(サッカー)*ワールドカップでは、叡智を尽くして、一球入魂で、*(コム)*侍ジャパンには勝ち進んでほしいですね。


お風呂と健康

2009年12月22日 14時54分00秒 | Weblog

先週の寒波で、長崎でも*(雪)*初雪が降りましたが、寒いときにはなんといっても温かい*(温泉)*お風呂が一番ですね。

仕事で疲れて*(カインド)*クタクタになると、つい入浴せずに床についてしまうこともありますが、寒い時には足先が温もらず、疲れているわりには寝付きも悪く、*(いっぷく)*熟睡も出来ないような気がします。

最近特に冷え込みが厳しくなってきましたので、疲れてすぐに寝たいと思うときでもなるべく入浴するようにしていますが、やはり入浴したほうがよく*(ラブリー)*眠れるようです。

*(青ハート)*ぬるすぎたり*(ハート)*熱すぎる風呂は交感神経が刺激されて緊張するそうですが、ほどよい温度の*(ハート目)*気持ちいいお風呂に浸かると、副交感神経が刺激されて血管が広がり、筋肉もほぐれて身も心もリラックスできるそうです。

*(ノーティー)*若い頃に知った西式健康法に、温水と冷水の風呂に交互に入るという健康法がありました。

私は風呂を二つも持てませんでしたから、冷水浴は*(汗)*水シャワーで代用しました。

この温冷浴を今の寒いこの時季にやると、水が*(結晶)*氷みたいですから、水シャワーを浴びて温水に入ったとたん、全身の皮膚表面に*(キラキラ)*電気か火花が散るような痛みが走ります。

これこそ、まさに“痛快”と思うくらいの刺激なのです。

すこしハードな療法ですから、慣れない人や持病のある方にはあまり勧められませんが、*(コム)*普通に風呂に入るだけでも、ふとももの周囲は1~2センチ、お腹は3~6センチも水圧でひき締まるそうです。

つまり、全身の皮膚表面には五臓六腑の*(バス)*経絡が流れていますから、入浴は単にお湯の温熱効果だけでなく、全身をまるごと同時に*(グッド)*指圧しているようなもので、入浴は内臓の疲れをとる効果も高いとおもわれます。

さらに、脚にうっ血があれば水圧でギューっと心臓に*(ハート3つ)*うっ血液を押し戻し、風呂から上がって床につくころには心臓から酸素をタップリと含んだ*(ハート6つ)*血液が戻ってきて…

酸素は細胞内にある*(晴れ)*発熱装置を促進させますから、脚は風呂で温もるだけでなく自身の熱でも温もるようになり、それで睡眠もよく*(音符)*とれるようになるのだろうとおもわれます。


禁煙できるかな

2009年12月08日 17時57分00秒 | Weblog

タバコ増税*(笑顔)*決まりそうですね…

タバコの増税は、反社会的な行為に対する*(激怒)*ペナルティーという意味合いもあるようで、将来的には1箱千円でも喫煙者は文句を言えないだろうという思惑もみえ隠れしますね…

11月に、*(ハート6つ)*血液製剤フィブリノゲンによる肝炎患者を救済する基本法が成立しましたね…

もしもタバコの増税をするとするなら、専売公社の頃に*(曇)*愛煙家になった私としては、せめて禁煙を国が無償でバックアップする体制くらい整えてほしいとおもうのです。

ところで、私は2年前の今頃に、タバコを止めてみたら*(ノーティー)*思いがけず止められた事がありました。半年くらい続いたでしょうか…

その後も、1、2ヶ月止めるくらいなら出来、今も*(チアフル)*ちょうど一月止めています。

30代の頃、何度か禁煙にチャレンジして、三日坊主どころか*(カインド)*2日止めるのが精一杯でしたから、禁煙は絶対無理とあきらめていたのです。

どんな時にタバコをほしくなるのか*(コメント)*考えてみると…

*(ビール)*アルコールを飲む時や*(コーヒー)*コーヒーやお茶を飲む時が一番でしょうか。食後の一服もこたえられませんね。

朝起きたときは寝ぼけ眼を*(うるうる)*覚醒させるためでしょうか、まずは一服。夜寝る前は心を*(青ハート)*静めるためでしょうか、とにかく一服。

1日の*(晴れ)*仕事始めの一服はもちろん、休憩のたびに一服。仕事が難しくなると頭を整理するために一服、仕事を終わる時にも一服はけじめですね。

新聞を読みながら、*(テレビ)*テレビを観ながら、人と話をしながら、話に熱中すると本数が増え、特に心が*(ハート3つ)*動揺する時、強いストレスが加わるときは止まらなくなり、ピークの頃は日に2箱ではきかなかったでしょうね。

1、2ヶ月止められるなら止めてしまえばよさそうなのに、そう*(イージー)*簡単でないのがタバコというものですよね。それでも昔と比べて大分辛抱が出来るのは、『ながらタバコ』を止めたせいかもしれません。

というのも、リビングと*(ラーメン)*ダイニングキッチンのリフォームで壁と天井を真っ白にしたら、そこでのタバコを禁止され、飲みながら、観ながら、話しながらの『ながらタバコ』を止めさせられる羽目になったのです。

その後、仕事場でも仕事しながらのタバコを止め、知らず知らずにほしい気持ちを抑制する*(キラキラ)*訓練をしてきたようで、それが今では幸いしているようです。

後は一箱千円が、私にとっては*(爆弾)*決定打になるのかもしれません。


温もる体づくり

2009年11月23日 14時40分00秒 | Weblog

私は今は*(コム)*それほどではありませんが、寒がりだった頃は*(晴れ)*暖房の前にいても体がよく温もらず、一旦暖房の前に坐ったらそこからなかなか*(ジロ)*動けなくなっていたものです。

しかし、そんな私でも、しっかり厚着をして街を一回りゆっくり*(スニーカー)*ジョギングするだけでも*(汗)*汗かくくらいになり、体の中から湧いてくる温もりは、暖房とは比較にならないほどだと感じていました。

人の体は、休んでいるときでも*(雷)*エネルギーを消費しています。その時の呼吸は*(ハート)*ゆっくりですが、休んでいる状態から歩くときの*(ハート3つ)*呼吸は速くなり、走るときの呼吸は*(ハート6つ)*さらに速くなります。

負荷をかけるほど呼吸が速くなるのは、私たちの体の細胞内には酸素を消費してエネルギーを生み出す*(コメント)*ミトコンドリアという小器官があるからです。

運動すると*(汗)*汗をかきますが、それはミトコンドリアでの発熱が促進されるからです。しかも、汗かいて冷やさなければならないほど、その発熱は*(爆弾)*激しいわけです。

*(ツリー)*冬でも『温もる体づくり』をするには、体の内部から発熱するミトコンドリアの『性能』をあげてあげればいいわけです。たとえば、それは『寒稽古』の要領でしょうか…

暖房しても汗が出るほどにはなりません。ですが、運動すると*(ダッシュ)*寒風の中でも汗が出るくらいになります。それは、寒いほど体は寒さに対抗して温もろうとしますから、運動が加わると汗をかくくらい熱くなるわけです。

漢方では、寒がりは*(青ハート)*腎臓・膀胱との関連をみます。温もる体づくりには、腎臓・膀胱の経絡の活性化も大切です。

腎臓の*(バス)*経絡は脚の内側からお腹や胸の中央を縦に沿って流れ、膀胱の経絡は背筋に沿って脚の裏側に流れています。

温もる体づくりには、*(青りんご)*冬野菜もかかせません。

冬野菜たっぷりの*(温泉)*鍋で温まり、しっかりと着込み、寒風の中無理のないように体にあった適度な運動を続けると、ミトコンドリアの発熱装置に*(キラキラ)*磨きがかかり、同時に腎臓・膀胱の経絡も活性化されるはずです。


寒がりと健康

2009年11月10日 16時26分00秒 | Weblog

今年は暖冬でしょうか、*(晴れ)*暖かい日が続いていて、*(チアフル)*子供の頃から寒がりだった私としてはとても助かっています。

今月初めには一時縮み上がるような*(結晶)*冷え込みがあり、毎年思うのですが、やはり今年も「冬ってこんなに寒かったかなー」と改めて思いました。

最近の*(家)*家屋と比べると、昔はどこもすきま風が吹き抜ける貧弱な家で、そのうえ暖房といったら火鉢くらいなもので、火鉢の*(キラキラ)*炭火に手をかざすと手先だけがほんのりと、気持ちていど、温まるくらいなものでした。

それに『子供は風の子』といって、そんな火鉢にも寄せ付けない*(ストロール)*大人社会でしたから、冬になるとほとんどの子供は青バナを垂らして、服の袖口は拭った鼻汁でテカテカに光っていたものでした。

わたしは*(ハート6つ)*8人兄弟ですが、その中でも特に寒がりでしたから、袖口のテカテカはいぶし銀のような光具合でした。

漢方で『寒がり』は、腎臓・膀胱の弱さのあらわれとみます。

腎臓・膀胱の弱さは、他にも髪の毛や耳、*(ダッシュ)*骨などにも表れ、精神的には恐れと関係するといわれます。

私はひどい*(雪)*寒がりでしたが、幼いころ中耳炎も繰り返していましたし、事故も何もないのに股関節や膝関節の痛みで大きな注射をしてもらっていた記憶もあります。

それに、兄弟の中では一人だけものすごい*(青ざめ)*恐がりでした。

とにかく、夜トイレに行くのが怖いのです。

最近、よそのトイレをお借りすると、*(ツリー)*クリスマスのショーウィンドーのディスプレーみたいに楽しい雰囲気を演出しているところも見られます。

ですが、昔のトイレ、というより便所は、*(風鈴)*幽霊が出やすそうな雰囲気にわざわざ作っているような、どこもそのような造りでした。

親にはなじられるし、*(チアフル)*妹達の手前立つ瀬もなく、便所の前に立ちすくみ、*(コム)*我ながらほんとうに情けないなぁとつくづく思ったものです。

しかし、*(酔払い)*喜怒哀楽、不安、思い悩み、憂うつ、恐れなどの精神と五臓六腑は密接に繫がり合い、五臓六腑を充実させると精神も強化されると説く漢方の考え方は、私にとっては*(クローバー)*福音でした。

30前後の頃からあれこれ*(梅)*体質改善に努めだし、徐々に寒がりと共に怖がりからも縁遠くなっていったのは、それから5,6年経った頃だったでしょうか。

その後過労や*(割ハート)*心労で大きく体調を崩すことがありましたが、その頃夜一人部屋の中に居るのが怖いと思う時がありましたし、冬の寒さも又ひどくこたえましたから、漢方の説は*(チューリップ)*正しいようです。

"一物全体"と健康

2009年10月26日 16時25分00秒 | Weblog

以前長崎は街の中心部に魚の水揚げが全国でもトップクラスの魚市場があり、*(コム)*子供の頃は鰯やアジやサバなどで育てられたようなものです。

港町の食習慣でしょうか、大きな魚は、さばいた骨や頭はあら炊きにしたり味噌汁の具にしたりして、ほとんど無駄なく食べ尽くしてしまいます。

主な魚肉を取り去ったあらの、骨に残った身を食べるといっても、結構大変な作業で、特に目や*(コメント)*脳を食べるのは気持ちが悪くて上手く食べられない私は、よく父に叱られたものでした。

そんな私でも、今では骨だけになるくらい随分*(キラキラ)*きれいに食べられるようになり、息子達の魚の食べ方に、今度は呆れて見ている自分がいます。

"一物全体"という考え方があります。生物はからだ全体で生きており、どの部分が欠けても、*(地球)*自然界で生き抜くのは困難です。

人間が食物を摂る際、穀物を精白したり、野菜の*(紅葉)*皮をむいたり、動物や魚の身の部分だけではなく、できるだけ丸ごと食べるのが健康に良いとする考え方が"一物全体"です。

最近、検査で、*(ハート6つ)*コレステロール値が高いとおっしゃる方が目立つような気がしますが、この"一物全体"を考えてみるのもいいかもしれません。

私のうちでは、3年間くらい玄米食をしたことがありますが、上の息子が*(ビー)*幼稚園に行くようになると、皆とご飯の色が違うと言い出して、食べなくなりました。

その後、私としては*(おにぎり)*玄米食復活を狙ってみますが、玄米食をした頃少し厳しくしたのか、玄米食アレルギーが家族にあるようで、今では白米に雑穀を混ぜてもらうのが精一杯です。

たまに、カッピングをしながら玄米食の良さを話すことがあります。しかし、家族全員の合意をとりつけるのはどなたにとっても難しいことのようです。

妻任せの料理に*(イージー)*口出しはあまり出来ませんが、自分だけで出来る"一物全体"はないものかと考え、くだものを皮ごと食べるくらいならなんとか出来そうだと、試みています。

*(りんご)*リンゴは2年前くらいから皮ごと食べていますが、今では皮をむいたリンゴを出されると、何か物足りない気がします。

皮をむいて食べる事を前提にしているくだものですから、残留農薬が少し*(ジロ)*心配ですが、とにかくよく洗って食べます。

*(青りんご)*ナシは皮と実の間に味があり、皮もザクザクした食感があり、ランクとしては三つ星くらいでしょうか。

バナナの皮はチョット無理だろうと思いましたが、まだ新鮮なバナナの真ん中あたりを1センチ幅で切って皮ごと食べてみると、以外に*(うるうる)*面白いといった食感です。

*(みかん)*ミカンの外皮はまだ試していません。が、小袋ごと食べるのは3年くらい前からやっていて、昨年はまだ小袋を出したりもしていましたが、今年はほとんど違和感なく小袋ごと食べています。

ミカンを小袋ごと食べると、ペクチンとセルロースの2種類の*(結晶)*植物繊維を同時にとることが出来ます。ペクチンはコレステロールを抑制し、セルロースは便通を良くします。

ミカンの白いスジにはビタミンB群やCのほかにも毛細血管を強くするルチンが多く含まれ、ルチンは*(爆弾)*脳卒中を予防するといわれます。

くだものの過食は体を*(雪)*冷やすといわれますが、小袋でも皮ごと食べると沢山は食べられず、ミカンにはクエン酸が含まれますからエネルギー効率をよくして体を温めるはずです。

ビタミンCも一日の必要量が3~4個で摂れますから、風邪やインフルエンザの予防のためにもミカンは食べておくとよく、せめて小袋も白い筋も合わせて摂ると、ミカンは*(ツリー)*冬を乗り切るための強力な武器になるとおもいます。

健康のメンテナンス

2009年10月09日 17時47分00秒 | Weblog

けがや打撲をしたわけでもないのに出てくる*(泣く)*痛みには、内臓に溜まった疲れを発散して、体が自分自身のメンテナンスをしているような痛みもあるようです。

朝*(三日月)*夕冷え込みだす今頃に多い"寝違え"。頸椎捻挫ともいわれますが、睡眠中に無理な姿勢や動かし方をすることで起るといわれます。

ですが、実は体が*(チアフル)*自分自身のメンテナンスをしている痛みもあるようです。

たとえば、夏の暑さは*(割ハート)*心臓に負担をかけます。心臓に疲れが溜まると、その疲れを発散するために心臓の経絡(けいらく)上に痛みがでることがあるのです。

心臓の*(バス)*経絡は、腋下から腕の内側に沿った小指にかけて流れています。

漢方では心臓と小腸を*(プレゼント)*ワンセットで考えますから、小腸経の、手の小指から腕の外側に沿って肩甲骨の上、それから肩、首、頬、コメカミにかけても痛みが出ることがあるのです。

心経はヘソから胸、首、*(うるうる)*目にかけて、小腸経は肩からヘソに向かう経絡もあります。

その他にも、首には五臓六腑の12経絡中10経絡が*(砂時計)*流れていて、首はほとんどの内臓の影響を受けるといってもいいのです。

ところで、痛いときにじっとしていると痛みが楽になります。それは、体を休めると体の*(キラキラ)*修復機能が高まるからです。

体の修復機能を高めるためには、普段適度な*(スニーカー)*運動をしておくといいようです。

*(テレビ)*運動不足になると、体の調子が悪くなった時に体を休めても、体の修復機能がうまく働かないようです。

それは、*(青ざめ)*体調が悪いからと体を休めてみても、運動不足の状態は元々体を休めた状態に近いわけで、体の修復機能がおもうように働かなくなるようです。

それに、適度な運動は、内臓に溜まった疲れを*(ハート6つ)*少しずつ発散しますから、もし痛みが出たとしても、痛みが軽くで済みますし、頑固に長引かないで済みます。

もし怪我をしたとき、かすり傷ていどなら薬も何もしないで*(イージー)*観察してみるのもいいかもしれません。

傷の治っていくプロセスをみていると、改めて自分自身の修復機能に*(ハート3つ)*心動かされるかもしれません。

けがや打撲など何も思い当たることもないのに出てくる痛みも、*(笑顔)*辛抱できる程度なら、しばらく観察してみるのもいいかもしれません。

経絡を発見した漢時代の人達のように、健康のメンテナンスの存在を、*(退屈)*感じられるかもしれません。

メンテナンスの痛みは、内臓の疲れが治まれば、いつの間にか自然に*(結晶)*消えていきます。



人類初の治療法

2009年09月25日 18時00分00秒 | Weblog

病気をタタリや*(雷)*神罰などと考えていた原始医療から、病気を自然現象と捉えるようになったのは、*(中国)*中国では黄帝内経が著された前漢時代(紀元前206-後8年)の頃といわれます。

西洋でも同じ頃に*(ギリシア)*ヒポクラテス(紀元前460年ー前377年)が現れ、原始的な呪術や迷信から脱して、病気を科学的に捉えるようになったといわれます。

現代でも、もし病気の原因がはっきりせず辛い自覚症状で*(困る)*苦しむとするなら、何かバチでも当たっているのかと思い悩むかもしれません。

しかし、もしそうだとしても、人類が*(ケーキ)*誕生したのは10~20万年前といわれますから、病気をタタリや神罰などと考えていた頃の方が長いわけで、それは自然なことだともいえます。

ところで、人類が最初に始めた治療法は何だったのでしょう。

疫病にかかった人が数日で死んでいくさまを見るとき、*(ハート6つ)*病原菌を知らない昔の人達がタタリや神罰と恐れおののくのは当然だったでしょう。

ですが、*(キラキラ)*痛みに対しての治療は、人類が誕生した当初からやられていたとおもわれます。

実際に、打撲した時や腹痛が起った時に、*(パー)*なでたりさすったりすると痛みが楽になるのですから、そういうことは経験的にやっていたはずです。

今でも治療のことを『手当て』というのは、その名残なのかもしれません。

それ以前の動物に近い頃は、よく*(ラブリー)*動物がやるように、けがをした傷口や打撲した箇所を舐めていたかもしれません。おできが出来た時は、口でウミを吸い出して痛みを緩和させていたでしょうか。

唾液には*(晴れ)*殺菌作用があるといわれますし、打撲で腫れあがって熱を持っているときに、舐めると唾液が蒸発して熱を奪っていったでしょう。

幼い頃、ころんですりむいた*(唇)*傷口を舐めた記憶が血液のショッパイ味とともにおぼろげに残っています。

打ち身をした時、反射的に打った所にツバをつけることがあります。それは人類の長い時間の行動パターンが体内記憶として残っているのかもしれません。

ところで、けがや打撲をしたわけでもないのに出てくる痛みがあります。検査をしてもどこにも異常がないこともあるようです。

これは、漢方の*(バス)*経絡を当てはめて考えると分かりやすくなります。

仕事の無理や*(いっぷく)*心配事が重なると、体だけではなく内臓にも疲れが溜まります。

仕事が落ち着き、心配事が落ち着いた後、しばらくすると疲れた内臓の経絡に沿って*(波)*痛みを出し、体が内臓の疲れをとろうとします。

痛みの起こる以前に何か無理がなかったか、強い*(激怒)*ストレスがなかったか、場合によると、*(ビール)*暴飲暴食で内臓が疲れた後にも、そのツケとしての痛みが出ることもあるようです。

冬や*(ひまわり)*夏は体にとっては厳しい季節です。内臓にも疲れが溜まりやすくなります。*(梅)*春や秋の風が心地よい頃に、内臓に溜まった疲れが痛みとなって出てくることもあるようです。

そういう痛みは、体が自分自身のメンテナンスをしているようなものです。内臓の疲れがとれれば、いつの間にか痛みも自然に*(結晶)*消えていくようです。

自然は人の健康に必要な物を季節々々にうまく手当てするようです。秋は新鮮な*(りんご)*果物の宝庫です。それらは夏の疲れをとる妙薬なのかもしれません。