無病息災のとびら

21世紀の健康について考えています

膀胱・腎臓と健康

2007年12月23日 18時58分00秒 | Weblog
 寒いときは、震えますが、恐い時にも震えます。冷え込むときには、おしっこが近くなりますが、すごい恐い時には漏らすことがあります。これは、寒気や恐怖と、腎臓・膀胱の関係です。*(結晶)**(青ざめ)*
 大昔の人は、こんな現象を永年観察して、腎臓・膀胱が弱ると、肌は黒く、恐がりになり、髪や骨や耳に異常が出るという関連を見い出したのでしょう・・・恐怖体験をしたとき、髪が一日で真っ白になったのを、私も経験したことがあります。
『成人病』が『生活習慣病』に改称されて20年以上になります。生活習慣病とは、生活習慣のわずかな歪が永年積もって、体質が悪化して起きる病気です。つまり、いきなり心臓病や、ガンや、脳血管障害などの病気がおこるのではなく、その前に何十年もの弱った状態があるのです。それを、漢方では『未病』といいます。
 膀胱の経絡(ツボの流れ)は、脚の小指からふくらはぎ、腰から背骨、首から頭丁、額にかけて流れています。膀胱・腎臓の未病の状態は、この経絡にも痛みやコリやシビレなどとして現われることがあります。
 検査で異常がなくても、自覚症状があるなら、未病の状態かもしれません。もし、病気の危険がありそうなら、そのリスクをできるだけ減らすことが大切です。過労している人は休養を、呑みすぎの人は休肝日を・・・私もまだ、休煙を続けていますよ。*(ウインク)*


寒気と健康

2007年12月07日 17時57分00秒 | Weblog
 今日は、二十四節気のひとつの大雪です。これから寒さも本格的になりますが、漢方では、5臓6腑の嫌う外気というものがあって、寒気は腎臓・膀胱が嫌う外気となっています。*(クール)*
 寒さは腎臓・膀胱を疲れさせ、弱くします。又、腎臓・膀胱が弱ると、寒さに弱くなります。*(結晶)*
 漢方では、耳の異常は、腎臓・膀胱の弱りをみます。*(ノーティー)*
 耳の異常といえば、以前、耳垢が1週間くらいで溜まって耳を塞ぎ、聞こえなくなるという方がおられました。耳鳴りや難聴などの耳の異常は、腎臓・膀胱を元気にさせる必要があります。
 最近ふらつきのある方が多いように感じますが、ふらつきは耳からくることもあり、そんな場合も、まず腎臓・膀胱を元気にさせるといいわけです。*(スケート)*
 腎臓・膀胱が弱ると、肌は黒く、体臭は腐れくさい臭いに、精神的には恐がりになるといわれます。対人恐怖症や高所や閉所恐怖症などです。また、大事な時に異常に緊張して失敗を繰り返す人は、腎臓・膀胱が弱いせいかもしれません。他に、腎臓・膀胱が弱ると、脱毛や骨折など、髪や骨にも異常が出やすくなるといわれます。