無病息災のとびら

21世紀の健康について考えています

痛みと健康

2014年04月08日 11時28分23秒 | 体の仕組み

肩こりや、腰や手足の痛みは、軽い場合は揉んだりさすったりしてもとれます。

あるいは、ゆっくりお風呂に入っても、軽い運動をやってみてもいいかもしれません。

しかし、こりや痛みが頑固になると、どんなことをしてもなかなかとれません…

 

おとといの日曜日に、NHKの「人体ミクロの大冒険③老いの意外な正体」を見ました。

そこで、正常に働かなくなった免疫細胞が血管に張り付いて動脈硬化をおこし、やがて血管を詰まらせると、これまでにない病気のメカニズムを紹介していました。

血行の悪い状態を手っ取り早く体感してみたいなら、正座をしてみるといいでしょう。

正座を続けて、しばらくすると、足がしびれてきます。

しびれを我慢して正座を続けていくと、やがて足が痛くなってきます。

それでも我慢して正座をつづけると痛みは脂汗が出るくらいたまらなくなってきます。

たまらない痛みから解放されるにはどうすればいいか…

揉んだりさすったりしてもだめです。

ゆっくりお風呂に入ってもだめです。

ではどうすればいいのか…

簡単なことで、正座している足をくずしたらいいのです。

足のしびれを我慢して正座を続けると、立って歩こうとしてもまともに歩けずに転んでしまいます。

慢性的に血行が悪化すると、体の“どこの機能”でも正常に働かなくなるのです。

病原菌などないのに起こる慢性的な病や自分の身の回りのことも出来なくなってしまう老人の急増を考えるとき、正座を続けているような状態が体の中に起こっているのではないかと、考えてしまいます