無病息災のとびら

21世紀の健康について考えています

講演会と健康…その2

2012年01月20日 15時35分41秒 | Weblog

 

前回の講演会のつづきですが…

人の細胞のエネルギー代謝は、嫌気性の解糖系と、好気性のミトコンドリア系があるそうです。

 

解糖系は、まだ酸素のなかった古い時代のエネルギー代謝の仕組みで、ミトコンドリア系は、酸素が地球上に発生してから出来た仕組みです。

 

解糖系の生命体は不老不死で細胞分裂が早いそうですが、ミトコンドリアは生命に老化と死を持ち込み、細胞分裂を抑制するそうです。

 

ですから、たとえば、骨髄のように細胞の中にミトコンドリアの数が少ない細胞ほど分裂をして、心筋細胞のようにミトコンドリアの数が多いほど細胞分裂が少ないそうです。

 

また、普段人間は、両方のエネルギー代謝を使い分けて活動していますが、成長期の子供時代は解糖系エネルギーを使う割合が多く、大人になって成長が止まると、両方の割合が半々になり、老人になるとミトコンドリア系を使う割合が増えるそうです。

 

解糖系はエネルギー効率が悪いので、これを多く使う子供時代は甘い物を好み、三食以外にもおやつや夜食をほしがり、老人になると効率の良いミトコンドリア系を多く使うので少食で済むそうです。

 

よく、高齢の方が、「少ししか食べられない」と、嘆きますが、そのわりには元気で瘠せもしないのは、むしろ、エネルギー効率のいい体の仕組みにシフトしたんだなぁ…と、納得しました

 

 

 


講演会と健康

2012年01月15日 15時51分45秒 | Weblog

正月休みは、缶詰状態になって吸玉のホームページをリニューアルしていました。

吸玉のホームページ作ってからもう5年になりますが、作るときは半年くらいかけて休日返上で作りました。

とにかく、作ってしまうことを最優先して、あれこれ気になる内容は後で手直ししようと思いながら、5年も経ってしまったわけです。

話は変りますが、今日は、新潟大学教授、安保徹先生の講演会に行ってきました。

講演の大まかな内容は…

がんは、紫外線や化学物質やストレスなどで、細胞の遺伝子が繰り返し傷つけられて起こるとされています…

ですが、安保先生の研究によると、過労やストレスが日常的になると、エネルギー代謝が交感神経で働く嫌気性の解糖系にかたよるそうです。

すると、血流障害が起こって、低体温・低酸素の状態が常態化するそうで、がん細胞は、こんな状態に適応するために生まれてくるそうです。

ですから、がんには、エネルギー代謝が解糖系にかたよらない工夫が大切になるそうです。


安保理論は、体質改善をすすめる健康法に近く、私の吸玉のホームページにも参考にさせていただきました。
まだ、リニューアルの途中ですが、よかったらご覧ください。

http://www5.ocn.ne.jp/~ari62kai/index2.html