無病息災のとびら

21世紀の健康について考えています

運動で知る未病

2009年07月20日 18時49分00秒 | Weblog

運動や、体を使った仕事をした後に、体に*(星)*痛みが起こることがあります。

単純な筋肉疲労ということもあるでしょうが、内臓の*(困る)*弱りと関係していることもあります。

たとえば、体を使った後に脚が痛くなる場合は、*(汗)*腎臓・膀胱、胃・脾臓、肝臓・胆のうの弱りと関係することがあります。

経絡(けいらく=ツボの流れ)から見て、足の痛む部分が体の後ろ側の場合は、腎臓・膀胱、体の前面側なら胃・脾臓、*(ノーティー)*側面部分なら肝臓・胆のうに弱りがあるという見方ができます。

生活習慣病は、発病する以前に、発病に至る数十年の*(ハート6つ)*積み重ねがあります。

発病は、日常生活のわずかな歪が長い間に蓄積して、ある限界点を*(爆弾)*超えたときに起るわけです。

ですから発病する以前は、まだ病気ではないが弱りがある状態、つまり、漢方でいう『未病』の状態であるわけです。

お尻の*(コメント)*骨盤の上の縁に沿って手でなぞっていくと、仙骨の上に第5腰椎があります。

そこの部分には大腸兪(だいちょうゆ)という経穴(ツボ)があり、たとえ便秘や下痢などの異常がなくても、大腸に*(青ざめ)*弱りがあるときにはその部分に痛みが出やすくなるのです。

同じく背筋の、腰のくびれた辺りには腎臓のツボが、胃の裏の辺りには胃のツボが、心臓の裏のあたりには*(ハート)*心臓のツボがあります。

ですから、体に出てくる痛みをよく観察していると、まだ病気ではないが、体が病気に*(車)*向かっている状態を前もって把握する事ができるわけです。

肩に痛みが出ることもあります…

肩の場合には、内臓のほとんどの*(バス)*経絡が通っていますから、肩にはほとんどの内臓の弱りが表れやすいといえます。

しかし、同じ肩こりでも、私がカッピングを始めた頃に多かった体を酷使する仕事による肩こりと比べ、今は体はほとんど動かさず、頭を使う仕事や気遣いやストレスによる*(制服)*肩こりが多くなっているように見受けられます。

運動も、*(ダッシュ)*過剰にやった痛みは、単純な筋肉疲労かもしれません。もし、内臓が弱っているとしても、それは軽微だと考えられます。

しかし、体を軽く使っただけで出てくる痛みになると、内臓の弱り方もひどいといえるかもしれません。まして、何もしないのに出てくる痛みになると、更にひどいといえるかもしれません。

運動でおこる痛みは内臓の弱りを表わすと共に、内臓の弱りを*(パー)*発散しているともいえるようです。又、体を使って出てくる痛みは、体を休めるとそのうちひいていきます。

ですから、運動不足が続いている方は、*(椰子)*休みをとりながら、無理なく、少しずつ運動されていくといいとおもいます。

大豆と健康

2009年07月04日 16時02分00秒 | Weblog

私が*(コム)*子供の頃、母は自律神経失調症で苦しみましたが、膀胱でも苦しんだようです。

そのどちらも、どの病院に行っても良くならず、どこからか*(涙)*腎臓・膀胱には西瓜が良いという話を聞いてきて、やたらと西瓜を食べていた時期がありました。

確かに、*(地球)*西瓜にはシトルリンというアミノ酸による利尿作用があるそうですが、過食すると体を冷やすとされ、事実、母も過食したせいかその後極端な冷え性に悩まされる事になりました。

漢方では、*(レター)*クスリは「草かんむり」に「楽」と書いて、根本的というより「自覚症状を一時的に楽にさせるもの」とみるようで、食品であっても薬効を期待する時には*(注意)*注意が必要かもしれません。

では、漢方で、腎臓・膀胱にいいとされる食品は何かというと、それは、*(ハート6つ)*豆といわれています。

豆といっても、ソラ豆、インゲン豆、えんどう豆、小豆などあり、豆ならなんでもいいかもしれませんが、特に漢方で腎臓・膀胱にいいとされる豆は、大豆のようです。

大豆で特筆すべきことは、*(星)*タンパク質が多いことです。

100g当たりのタンパク質は、ジャガイモの場合は1.6gていど、*(おにぎり)*白米で6gくらい、牛肉は部位によって16~21g程度ですが、大豆(乾)は約34gという値です。

大豆タンパクには、米飯に不足するリジンやスレオニンという必須*(キラキラ)*アミノ酸が多く、米飯の弱点をカバーしてくれます。ですから、米を主食にする日本人が*(グー)*強固な体質造りを目指すときには優れた食品になるわけです。

さらに、大豆はオルニチンというアミノ酸が多く、オルニチンは尿素回路を活発にさせて*(涙)*尿中への老廃物排泄を盛んにします。

最近、コレステロール値の高い方が目立ちますが、大豆のサポニンやリノール酸は血中コレステロールやコレステロール値を下げ、大豆のレシチンはコレステロールを*(波)*洗い流し、イソフラボンはコレステロールの酸化を防ぐといわれます。

ビタミンB群、E,*(キラキラ)*ミネラルも豊富で、大豆オリゴ糖、*(クローバー)*植物繊維、エストロゲン様物質など、大豆は腎臓・膀胱にいいだけでなく、肝臓を強化し、動脈硬化、高血圧、糖尿病、更年期障害、便秘、ガン、認知症などにも、まさに『万能薬』のように作用します。

これだけ多くの薬効があるとしたら、過食の害もかなりなものかとおもわれますが、大豆には心配がないようです。

それは、自覚症状を一時的に楽にする薬のような効果というより、体質が強くなると自覚症状が自然に消失するというような、体質改善的な効果なのだろうとおもわれます。

ある*(学校)*医大の教授は、ダイエットのために、大豆を主食に30年以上続けて、元気な上に体重もうまくコントロールできたそうです。

*(!?)*大豆もやしや、大豆に完熟する前の枝豆には、大豆にないビタミンCもあります。

消化吸収率は、豆腐が95%、納豆が90%、味噌が85%、煮豆が65%、おからと炒り豆が60%です。

栄養満点でも消化が悪いのが*(マル)*玉に*(バツ)*キズといわれますが、飽食が問題の昨今、コレステロールや血糖が高めの方は、むしろ「消化吸収の悪い食べ方も出来る」、大豆はスーパー食品といえます。