goo blog サービス終了のお知らせ 

無病息災のとびら

21世紀の健康について考えています

野菜をとる方法…2

2009年09月10日 16時41分00秒 | Weblog

若い頃、私は体調を極端に*(最低)*崩してしまいましたが、その大きな原因のひとつが野菜不足だと考え、野菜を摂る工夫をしました。

その日その日の食事でも*(青りんご)*野菜をできるだけ食べるようにしましたが、元々野菜嫌いでしたから、頑張ろうとしてもやはり量が入りません。

そこで*(ジュース)*野菜ジュースを考えました。

野菜ジュースは、*(りんご)*リンゴを入れるとどんな野菜でも飲みやすくなります。

嫌いな*(チリ)*ニンジンでも、リンゴと一緒に搾って飲むと、病み付きになるくらいとてもおいしく飲めるのです。

そんなこんなやっているうちに、いつのころからか私は野菜嫌いが*(グッド)*治ってしまいました。

野菜がおいしく食べられるようになってからは、野菜ジュースを作る回数は減っていきましたが、野菜が不足していると思うときに*(ハート6つ)*ジューサーで野菜を搾って飲む習慣は、それからも随分長く続きました。

ジューサーは、買ったけど全然使わない台所用品のベスト3に入るそうですが、私は20年くらい使い古して新品に買い換えました。

7年位前に買ったジューサーは*(地球)*サンヨー製でしたが、搾りかすがカラカラになるくらい無駄なく絞る事ができる優れものでした。しかも絞った後の手入れがとても簡単なのです。

そのジューサーも1,2年は使っていましたが、乳がんの手術を繰り返していた姉(従姉ですが兄弟のように育ちましたから姉と呼んでいます)にあげました。

それは、姉の話を*(ノーティー)*聞いてみると、野菜嫌いで野菜をあまり食べないというので、野菜ジュースを作って飲んでみたらどうかという話になって、ジューサーを貸してあげたのです。

生活習慣病にはこれといった*(注意)*病原菌はありません。生活習慣や環境のマイナス因子が長い間積み重なって起こるのです。ですから、まず考えられるマイナス因子を取り除く事が大切です。

姉は、野菜ジュースがすっかり気に入り、*(晴れ)*毎日作って飲んでいるというので、それじゃあ、ジューサーは進呈しますから頑張ってくださいという経緯になったわけです。

『元気』という言葉は漢方からきた言葉だとおもいます。

機械文明の中に生きていると、命も*(車)*機械のような扱いをつい受けがちです。

元気の『気』を見るとき、*(チューリップ)*命は決して物ではないという主張のように感じます。

缶ジュースも悪いわけではありませんが、たとえば、絞りたての*(りんご)*りんごジュースを飲んでみてください。缶ジュースとは味も違いますが、手先足先から頭の先までシャキーンとするような爽快感があります。

その*(波)*爽快感の正体は、新鮮な命のわずかな瞬間にしか存在しない命のエキスかもしれません。

長年野菜ジュースを作っていると、この9月、10月の時期は何か*(ハート3つ)*心が躍ります。

それは、新りんごが出る時期だからです。

りんごは、ほとんど年中おいしく食べられる果物ですが、この時期のりんごの味はまた*(キラキラ)*格別です。香りもなにか特別のような気がします。

野菜をとる方法

2009年08月21日 18時25分00秒 | Weblog

私は、*(コム)*子供の頃はかなりの偏食家でした。

特に*(青りんご)*野菜嫌いで、なかでもネギやにんじん、キャベツ、ピーマンなどは身の毛がよだつくらいで、ブロッコリー、カリフラワー、ニラ、ほうれん草、春菊、ごぼう、大根、ナス、白菜・・・

これじゃあ、*(ニヤ)*食べるものがないですよね。

若い頃、*(新幹線)*上京して一人暮らしをしました。

元々甘いもの好きの私は、忙しさと一人暮らしをいい事に、野菜をあまり摂らずに*(ケーキ)*甘い物ばかり食べ過ぎて4、5年ですっかり体調を崩してしまいました。

最初は、何か*(いっぷく)*疲れやすいなと思いました。

仕事中に*(眠い)*眠気がしたり、きつくて休みたくなるのです。

朝起きがつらくなり、逆に、*(三日月)*夜は眠れなくなり、気持ちの問題と思って、*(晴れ)*朝なんとか起きて、気持ちを振り絞って仕事をするのですが、もう、くたくたになるのです。

それに、*(温泉)*風呂屋の鏡の前に座って、隣の人と比べると、自分の肌が異様なくらいに*(ジョリー)*黄色いのです。

よく風邪をひくようになり、ぎっくり腰で動けなくなったり、*(唇)*口内炎やものもらいが出来たり、鼻血がでたり、尿がチョロチョロして、出方がとても悪く、薬を飲んでも通じが困難になり、そのうちに、極度の倦怠感に襲われるようになりました…

*(サッカー)*サッカーの田中英寿元選手や北京オリンピックの銀メダリスト内村航平選手は極端な野菜嫌いだそうですが、あれだけハードな運動をこなします。

映画の市川崑監督は、*(チキン)*肉しか食べないといわれるほどの偏食家だったそうですが、92歳という長寿を全うしました。

又、*(アメリカ)*アメリカ人の119歳という人類史上3番目の長寿を保ったサラ・ナウスという女性の健康法は、嫌いな野菜を食べない事だったそうです。

そのような例外はあるとしても、永年にわたって肉食をほとんどせず雑穀や豆やイモや季節の野菜で体を造り命をつないできた*(日本)*日本人は、他国の人以上に野菜不足は体調不良を招きやすいかもしれません。

体がおかしい時は、まず、野菜不足を*(ジロ)*疑ってみるといいかもしれません。

野菜は洗ったり*(はさみ)*切ったりするのも、結構面倒です。

忙しさにかまけたり、一人暮らしをすると、つい野菜不足になりやすいようです。

私は、そういう方には*(りんご)*トマトやキュウリなど丸かじり出来るものは丸かじりしてくださいと話します。

キャベツやレタスなども刻まずに葉っぱのままマヨネーズをつけて丸かじりの要領で食べると、切ったり刻んだりするよりも量も多く摂れます。

それに、野菜の苦手な方は、まず野菜から先に食べてしまうといいかもしれません。

私は、生野菜は食事の最後に食べると入らなくなりますが、まず最初に食べてしまうと*(ハート3つ)*結構たくさん食べられます。

手の経絡と健康

2009年08月06日 20時51分00秒 | Weblog
おおまかではありますが、腕から*(パー)*手には、「気をつけ」の姿勢の腕を下げた状態で見ると…

体の*(笑顔)*前面側の肩から親指に向かって肺・大腸の経絡(けいらく=ツボの流れ)が流れており、体の後ろ側の腋から小指に向かって*(ハート)*心臓・小腸の経絡が、*(ノーティー)*側面にあたる外側部分には三焦経が、内側部分には心包経が流れています。

脚の場合と同様に、腕に出てくる*(キラキラ)*痛みやしびれ、あるいは、シミや吹き出物、手の爪の変形や変色、又爪の生え際の逆むけ、手の皮の荒れ具合などを観察していくと、まだ病気ではなくても、体が病気に*(車)*向かっている状態を前もって把握する事ができます。

漢方医学に、*(ダイヤモンド)*黄帝内経(こうていないけい)という書物があります。

大昔は、病気をタタリや*(雷)*神罰などと考えて、呪術やお祓いなどをしていたようです。

薬を服用するといいますが、服という字は*(制服)*身につける意味で、病気の治療は元々魔除けを身につけることでした。

その後、*(クローバー)*薬草を飲むようになってから、飲み薬のことを、内服薬というようになったようです。

そのように、病気を自然現象と捉えるようになったのは、黄帝内経が著された前漢時代(紀元前206-後8年)の頃だったようです。

しかし、黄帝内経が著された漢の時代から、呼び名と共に漢方医学の基本的な病理観はほとんど変わっておらず、現代の科学によって近代化された事もなかったようです。

それは、漢方医学は人の*(ハート3つ)*生命現象と病気との係わり合いをとことん観察して、整理して、観察と整理を数知れない人達が何世代にわたり繰り返して、その膨大な*(ハート6つ)*積み重ねから得たエッセンス、あるいは大自然の法則みたいな物だからのようです。

たとえば最近、海藻が枯れて*(波)*磯が砂漠化する磯焼けが問題になっています。

磯焼けは*(ヨット)*漁業に大打撃を与えるそうですが、日本のあちこちで磯焼けが起こると、それは磯だけの問題とはいえないようです。

その原因として、*(地球)*地球温暖化による海水温の上昇とか、河川や海の沿岸をコンクリートで固めてしまって磯の環境が変わった…など考えられているようです。

同じように、たとえば心臓が悪くなるのは*(割ハート)*心臓だけの問題ではなく、いろんな事が関連し合い、いろんな関連を長期間観察し続けた結果のエッセンスのひとつが、経絡のようです。

経絡は血管や神経のように直接目には見えません。が、体に起る痛みやシミや吹き出物などを観察していると、徐々に皮膚表面に浮かび上がってくるように見えてきます。

経絡は、手足を使うことで活性化されるようです。

手仕事は*(退屈)*頭の働きを良くするといわれますが、運動や仕事以外でも、手の経絡は編み物や刺繍、書道や絵画や彫刻や*(ギター)*楽器や*(トランプ)*手品などを楽しむことでも刺激され、内臓の働きを整えることもできるとおもわれます。

運動で知る未病

2009年07月20日 18時49分00秒 | Weblog

運動や、体を使った仕事をした後に、体に*(星)*痛みが起こることがあります。

単純な筋肉疲労ということもあるでしょうが、内臓の*(困る)*弱りと関係していることもあります。

たとえば、体を使った後に脚が痛くなる場合は、*(汗)*腎臓・膀胱、胃・脾臓、肝臓・胆のうの弱りと関係することがあります。

経絡(けいらく=ツボの流れ)から見て、足の痛む部分が体の後ろ側の場合は、腎臓・膀胱、体の前面側なら胃・脾臓、*(ノーティー)*側面部分なら肝臓・胆のうに弱りがあるという見方ができます。

生活習慣病は、発病する以前に、発病に至る数十年の*(ハート6つ)*積み重ねがあります。

発病は、日常生活のわずかな歪が長い間に蓄積して、ある限界点を*(爆弾)*超えたときに起るわけです。

ですから発病する以前は、まだ病気ではないが弱りがある状態、つまり、漢方でいう『未病』の状態であるわけです。

お尻の*(コメント)*骨盤の上の縁に沿って手でなぞっていくと、仙骨の上に第5腰椎があります。

そこの部分には大腸兪(だいちょうゆ)という経穴(ツボ)があり、たとえ便秘や下痢などの異常がなくても、大腸に*(青ざめ)*弱りがあるときにはその部分に痛みが出やすくなるのです。

同じく背筋の、腰のくびれた辺りには腎臓のツボが、胃の裏の辺りには胃のツボが、心臓の裏のあたりには*(ハート)*心臓のツボがあります。

ですから、体に出てくる痛みをよく観察していると、まだ病気ではないが、体が病気に*(車)*向かっている状態を前もって把握する事ができるわけです。

肩に痛みが出ることもあります…

肩の場合には、内臓のほとんどの*(バス)*経絡が通っていますから、肩にはほとんどの内臓の弱りが表れやすいといえます。

しかし、同じ肩こりでも、私がカッピングを始めた頃に多かった体を酷使する仕事による肩こりと比べ、今は体はほとんど動かさず、頭を使う仕事や気遣いやストレスによる*(制服)*肩こりが多くなっているように見受けられます。

運動も、*(ダッシュ)*過剰にやった痛みは、単純な筋肉疲労かもしれません。もし、内臓が弱っているとしても、それは軽微だと考えられます。

しかし、体を軽く使っただけで出てくる痛みになると、内臓の弱り方もひどいといえるかもしれません。まして、何もしないのに出てくる痛みになると、更にひどいといえるかもしれません。

運動でおこる痛みは内臓の弱りを表わすと共に、内臓の弱りを*(パー)*発散しているともいえるようです。又、体を使って出てくる痛みは、体を休めるとそのうちひいていきます。

ですから、運動不足が続いている方は、*(椰子)*休みをとりながら、無理なく、少しずつ運動されていくといいとおもいます。

大豆と健康

2009年07月04日 16時02分00秒 | Weblog

私が*(コム)*子供の頃、母は自律神経失調症で苦しみましたが、膀胱でも苦しんだようです。

そのどちらも、どの病院に行っても良くならず、どこからか*(涙)*腎臓・膀胱には西瓜が良いという話を聞いてきて、やたらと西瓜を食べていた時期がありました。

確かに、*(地球)*西瓜にはシトルリンというアミノ酸による利尿作用があるそうですが、過食すると体を冷やすとされ、事実、母も過食したせいかその後極端な冷え性に悩まされる事になりました。

漢方では、*(レター)*クスリは「草かんむり」に「楽」と書いて、根本的というより「自覚症状を一時的に楽にさせるもの」とみるようで、食品であっても薬効を期待する時には*(注意)*注意が必要かもしれません。

では、漢方で、腎臓・膀胱にいいとされる食品は何かというと、それは、*(ハート6つ)*豆といわれています。

豆といっても、ソラ豆、インゲン豆、えんどう豆、小豆などあり、豆ならなんでもいいかもしれませんが、特に漢方で腎臓・膀胱にいいとされる豆は、大豆のようです。

大豆で特筆すべきことは、*(星)*タンパク質が多いことです。

100g当たりのタンパク質は、ジャガイモの場合は1.6gていど、*(おにぎり)*白米で6gくらい、牛肉は部位によって16~21g程度ですが、大豆(乾)は約34gという値です。

大豆タンパクには、米飯に不足するリジンやスレオニンという必須*(キラキラ)*アミノ酸が多く、米飯の弱点をカバーしてくれます。ですから、米を主食にする日本人が*(グー)*強固な体質造りを目指すときには優れた食品になるわけです。

さらに、大豆はオルニチンというアミノ酸が多く、オルニチンは尿素回路を活発にさせて*(涙)*尿中への老廃物排泄を盛んにします。

最近、コレステロール値の高い方が目立ちますが、大豆のサポニンやリノール酸は血中コレステロールやコレステロール値を下げ、大豆のレシチンはコレステロールを*(波)*洗い流し、イソフラボンはコレステロールの酸化を防ぐといわれます。

ビタミンB群、E,*(キラキラ)*ミネラルも豊富で、大豆オリゴ糖、*(クローバー)*植物繊維、エストロゲン様物質など、大豆は腎臓・膀胱にいいだけでなく、肝臓を強化し、動脈硬化、高血圧、糖尿病、更年期障害、便秘、ガン、認知症などにも、まさに『万能薬』のように作用します。

これだけ多くの薬効があるとしたら、過食の害もかなりなものかとおもわれますが、大豆には心配がないようです。

それは、自覚症状を一時的に楽にする薬のような効果というより、体質が強くなると自覚症状が自然に消失するというような、体質改善的な効果なのだろうとおもわれます。

ある*(学校)*医大の教授は、ダイエットのために、大豆を主食に30年以上続けて、元気な上に体重もうまくコントロールできたそうです。

*(!?)*大豆もやしや、大豆に完熟する前の枝豆には、大豆にないビタミンCもあります。

消化吸収率は、豆腐が95%、納豆が90%、味噌が85%、煮豆が65%、おからと炒り豆が60%です。

栄養満点でも消化が悪いのが*(マル)*玉に*(バツ)*キズといわれますが、飽食が問題の昨今、コレステロールや血糖が高めの方は、むしろ「消化吸収の悪い食べ方も出来る」、大豆はスーパー食品といえます。

科学の発達と健康

2009年06月22日 15時00分00秒 | Weblog
今月18日に、臓器移植法改正案が衆院可決されました。

その後の*(テレビ)*テレビや新聞をみても、さまざまな意見があり、改めてこの問題の複雑さを感じます。

私が*(退屈)*子供の頃、母はよく布団を敷きっぱなしにして寝込んでいました。

ちょうどその頃、ガガーリンが人類初の*(ロケット)*宇宙旅行から帰り、「科学の勝利」といった賛辞とともに、そのニュースが*(地球)*世界を駆け巡っていました。

「科学がそんなに*(キラキラ)*すごいのなら、科学で自分の具合の悪さも治してほしい」というような事をポツリとつぶやいていた母と合わせて、そのニュースは*(びっくり2)*とても印象に残っています…

最近、*(水)*カッピングに来られた方に、足のしびれと手の痛みがなかなかとれず、少し話を突っ込んでお聞きしましたところ、一人暮らしで、先の事を考えると*(三日月)*夜も眠られないくらい心配でたまらないとおっしゃいます。つまり、強いストレスでご自分の体を縛り上げているのです…

又、別の方は、具合が悪いので検査を受けたら*(汗)*腎機能が落ちていて、このままでは*(涙)*透析が必要になるといわれたそうです。詳しく話をお聞きすると、商売をしていて、いつお客さんが来るか分からないので*(時計)*何時間もトイレを我慢するそうです…

また別の方は、風邪ひいて*(激怒)*熱があるが、自分の代わりがいなくて仕事が休めず、この1週間熱を我慢しながら仕事に行っていると話されます…

人の体は、かなり無理な事をしても、故障をしないように出来ているようです。

ですが、無理をつづけると、やはりそのうち*(注意)*故障が出ます。故障が出ると、なかなか元には戻らなくなります。そこで、戻らなくなった*(割ハート)*心臓や腎臓を他の人の心臓や腎臓と取り替える臓器移植をやるわけです。

しかし、ここで、少しおかしな事に気付かれるはずです。

私の母の*(いっぷく)*つぶやきと似ています…

宇宙にさえ行けて、他人の心臓や腎臓を入れ替えることができるほどの発達した科学が、なぜ、無理を続けて故障してしまった内臓そのものを元通りにする事ができないのか…

心不全、腎不全になった内臓を元に治す事ができれば、いや、それ以前に心不全、腎不全にならないような治療が出来れば、他人の内臓を当てにすることなど必要なくなるはずです。

日本の*(三日月)*月周回衛星「かぐや」から見る*(地球)*地球は感動ものでした。国際宇宙ステーションもすごいです。身近なわたしの使っている*(コンピュータ)*パソコンでさえ、とにかく現在の科学はスゴイです!

その科学を*(ハート6つ)*駆使すれば、故障した内臓を元通りに出来ないわけはないはずです…

しかし、とにかく今はまず、不要な*(爆弾)*ストレスをなくし、内臓にも体にも必要以上の負担を強いる事をやめ、故障の起きない工夫をすることが大切かもしれません。


バランスと健康

2009年06月01日 16時14分00秒 | Weblog
漢方は、*(キラキラ)*バランスの医学でしょうか、たとえば、陰と陽…

五臓六腑でいえば、*(梅)*実質性臓器である肝・心・脾・肺・腎は陰で、*(桜)*中腔性である腑の胆のう・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦は陽です。

*(晴れ)*昼は陽で、*(三日月)*夜は陰。男は陽で女は陰。同じように、明暗、暑寒、柔硬、天地、日月…

陰陽は、性質が反対というだけではなく、*(時計)*時間のように昼と夜が入れ替わって進む関係であったり、命をつないでいく*(割ハート)*男女のような関係であったりします。

活動するエネルギーは陽。休息は陰。休息はただ休むだけでなく、次なる活動のエネルギーを蓄える*(ハート6つ)*重要なエネルギーでもあります。

陽が過ぎると、活動も*(激怒)*過労になります。ですから、陰である*(ショック)*休息をとります。和(わ)とは、足りないものを加えることで、和には、和解、融和、調和、平和などの言葉があります。

酸とアルカリのように、偏りがある時にもう一方を加えることを中和するといいます。塩梅をみる、つまり、バランスをとることです。

我々の複雑な生命活動を支える自律神経にも、交感神経と副交感神経があります。もし、昔の人が自律神経を知っていたら、交感神経を陽、副交感神経を陰に当てたでしょうか…

私たちが運動や仕事をするときは交感神経が働きます。交感神経が働く時には、筋肉は緊張し、血管は収縮し、呼吸は浅く早く、*(ハート3つ)*心臓の拍動は高まります。そして、腸の蠕動はゆるやかに、胃の働きは抑えられます。

逆に、私たちが一風呂浴びて食事や休息するときは副交感神経が働き、筋肉はほぐれ、血管は拡張し、呼吸はゆったり深くなり、*(青ハート)*心臓の拍動はおさえられ、腸の蠕動や胃の働きは活発になります。

一昔前までは、ほとんどの仕事は体を使っていました。それに、朝、*(晴れ)*日が昇るとともに仕事を始め、日が暮れるとともに仕事を終えていました。

仕事を終えると*(温泉)*一風呂浴びて、*(天丼)*食事をし、睡眠をとる。そのような*(波)*自然のリズムに体を合わせるパターンは、今崩壊しています。

悩み事や*(青ざめ)*何か嫌な事があるときは交感神経優位の状態になります。それは、体を動かさなくてもそうなります。同様に、体を使わず頭を使う仕事をするときも、交感神経優位の状態になるのです。

しかし、体を使わず、頭だけを酷使するような仕事を続けると、休んでいるのか活動しているのか、交感神経が働いているのか副交感神経が働いているのか、ハッキリしない部分がでてきます。

又、その状態から休息するといっても、元々頭だけ使って体は使っていないわけですから、仕事を終えると同時に体は休まりすぎて仮眠状態に陥るか、少し体を動かすだけで交感神経が働きすぎる可能性もないわけではありません。

そんなアンバラスが、文明病といわれるアレルギーやうつ病を増加させているのでしょうか…

交感神経が働くとやる気が出ます。*(グー)*「がんばるぞ!」という気分になれますが、ずっと続くと過労になります。逆に、副交感神経が働くとリラックスしておだやかな気分になれます。ですが、それも過ぎると無気力に陥っていきます。

交感神経が優位な時は知覚鈍麻になります。体に多少疲れや故障があってもそれをあまり感じなくなるのです。逆に、副交感神経が優位になるとわずかな刺激にも敏感になります。

*(雨)*雨前にやる気が出ず、体がだるいなどの体調不良がおこりやすいのは、低気圧の時には空気が薄く、酸素量が減少し、副交感神経優位の状態になるからです。

もう梅雨の季節に入ります。生活のリズムとともに、やる気とリラックスのバランスをどのようにとっていくか、食事や運動の仕方なども合わせて*(音符)*再検討をしておくのもいいかもしれません。

新型インフルエンザと健康

2009年05月15日 16時55分00秒 | Weblog

今朝の長崎新聞によると、新型インフルエンザの感染者数は日本時間15日午前零時現在、35カ国・地域で計6726人に上っているそうです。

*(チアフル)*鳥インフルエンザの最悪のシミュレーションを*(テレビ)*テレビ番組で何度か見せられていましたから、これまでの経過を見ると、何か拍子抜けさえしないではないですが、ジワッ、ジワッと拡大していく現状も、何か不気味な感じがしますね…

これからどうなるか分かりませんが、備えるべきは備えておくのも大事なことだと思います。

漢方では、大腸の弱点は肺にも及ぶといいます。それは、肺と大腸とは*(三日月)*陰陽の関係にあるからです。特に便秘を抱えたままでは肺の抵抗力にも差がでてきます。通じの調子が悪い場合はこの際、その改善を図るといいかもしれません。

ウイルスは、1個が侵入すると*(時計)*1時間後には100個、*(晴れ)*1日経つと100万個に増えるそうです。

健康な状態であれば、口腔内や鼻腔内の粘液がウイルスを*(波)*洗い流し、繊毛細胞が粘液と共にウイルスを*(ダッシュ)*吐き出してくれます。

インフルエンザの飛沫感染の大部分は呼吸をするときです。つまりほとんど鼻から侵入するわけですから、鼻を強化しておくことはとても大事なことです。

漢方では、肺・大腸は鼻と皮膚とも関係します。ですから、乾布摩擦や冷水摩擦などで皮膚を鍛えておくと、便秘の改善にもいいですし、肺や鼻の強化にもつながるわけです。

粘膜は、胃・脾臓と関係します。胃・脾臓が弱体化する原因のひとつが白砂糖といわれます。

白砂糖タップリの*(ケーキ)*甘い物を摂りすぎると、口腔内や鼻腔内の粘膜の働きを弱くしてウイルスの侵入を容易にするばかりか、脾臓は免疫の働きそのものに関係しますから、免疫力の低下にもつながります。

甘い物を控える事も大切ですが、白砂糖の害は*(キラキラ)*ビタミンB1で消すといいかもしれません。

ビタミンB1の多い食品は豚肉といわれます。豚インフルエンザに対抗して豚肉とはかなり皮肉な話ですが、私としては*(ハート6つ)*腸内細菌を健全にするためにも、食物繊維も同時に摂れる玄米やゴマや豆類、それに緑黄色野菜をおすすめします。

肺・大腸は、漢方では*(泣く)*辛い味とも関係します。

辛味といえば、ネギやショウガなどですが、どちらも風邪の予防にいいといわれる食品です。ですから、インフルエンザの予防にも悪いはずはないでしょうから、少し気掛けて摂っておくといいかもしれません。

風邪のひき始めは、ショウガ一欠けをすりおろし、熱湯を注ぎ、ハチミツを入れて飲むと発熱発汗を促して風邪を早く治します。

これから夏に向かい、*(温泉)*風呂あがりに水を浴びてあがるのもいいかもしれません。

足先から始め、慣れたら徐々に下半身、上半身に広げていくといいでしょう。水を浴びて風呂から上ると湯冷めしませんし、*(雪)*寒暖の変化にも強い皮膚をつくります。それは、とりもなおさず寒暖の変化に強い肺や鼻を作る事にもつながります。

これは、短時間で簡単に出来る健康法ですが、*(ハート)*心臓や血圧などに持病を抱える方は、くれぐれも無理のないように、足先のかけ水だけでもいいかとおもいます。

ブラブラ散歩と健康

2009年04月24日 16時14分00秒 | Weblog
いろんな*(チューリップ)*花が次々に咲き、*(山)*新緑も眩しいくらいになり、*(おにぎり)*お弁当を持ってハイキングするにもとてもいい季節になってきました。

それに、運動不足を解消するには、もってこいの頃かもしれません。

生活習慣病で行き詰りそうな方、しかも運動不足が続いている方には、わたしは「ブラブラ散歩」をお勧めしています。

運動を考えると、どうしても「鍛錬する」とか、「鍛えないといけない」という脅迫観念におちいりやすいようです。

ですが、家々の庭先の*(カーネーション)*花を見ながら、*(椰子)*木々の梢の小鳥の声を聴きながら、ゆったり流れる*(曇)*雲を追う程度にブラブラ散歩をするだけでも、充分いい運動になります。

人の血液量は、体重の13分の1くらいといわれます。

たとえば、体重52キロの人なら4ℓの*(ハート6つ)*血液を、65キロの人なら5ℓの血液持っていることになります。

そして、心臓はその血液を*(砂時計)*1分間程度で全身に一回りさせているといわれます。

たとえば腕立て伏せをすると、10回、20回、30回と、段々*(怒り)*きつくなりますが、心臓は4ℓや5ℓの血液を1分程度で全身に一回りさせて、しかも24時間365日休みなく働き続けているわけです。

しかも、心臓そのものをみると、成人の平均で重さ約300g程度、*(グー)*握りこぶし大程度ですから、考えると見た目以上に*(驚き)*驚異的なことをやっているわけです。

*(ハート)*心臓の位置で見ると、全身のかなり上部にありますから、心臓から全身に血液を送る動脈の方は、流れ*(涙)*落ちる自然の力を利用できます。ですが、血液を心臓に戻す静脈の方は、自然に*(ロケット)*逆らう力が必要になるわけです。

しかし、静脈には血管の中に弁がついていて、筋肉を動かす事で血液を心臓に戻すメカニズムになっているのです。

それは、灯油缶からストーブに油を入れ替えるときのポンプのような仕組みですから、筋肉をほどよく動かす方がジッとしているよりも、むしろ*(ハート)*心臓の負担を軽くでき、しかも全身の*(ハート6つ)*血の巡りもよくすることができるわけです。

この仕組みはブラブラ散歩でも充分機能するわけで、心臓病の人だけではなく、高血圧、糖尿病、神経痛、肥満、がん、うつなどの人にもいいとおもいます。


食物繊維と健康

2009年04月07日 20時24分00秒 | Weblog
タケノコが旬になってきたようで、先日今年初めてのタケノコをいただきました。
 
あのザクザクした食感と風味を口にすると、本当に*(チューリップ)*春が来たという感じがしますね。

ところで、わたしは以前はタケノコはあまり好きではなかったように思います。

なぜかなと考えますに、*(日本)*日本が高度成長期の頃は、なんでも上昇志向が強く、食事も*(ビール)*高カロリー*(チキン)*高タンパクが勧められて、食物繊維の多い食品は消化も悪く、栄養価値も低いような言われ方をされていたようです。

そんな*(風鈴)*風潮もあったせいか、元々野菜嫌いだった私は、コンニャクとかタケノコなどはほとんど口にすることはなかったようです。

食物繊維が体に有用だと言われだしたのは、いつ頃だったのでしょうか。
 
平成12年の、厚生労働省の「第6次改定日本人の栄養所要量」に、食物繊維が始めて栄養素の1つとして取り上げられたそうですから、その頃からなのでしょうか。
 
食物繊維が人の体に有用なのは、食物繊維が腸内環境を健全にするからです。

人の腸内には、およそ100種類、100兆個の*(ハート6つ)*腸内細菌が生息しているといわれ、人の糞便の半分は腸内細菌かその死骸だといわれています。

腸内細菌には、ビフィズス菌に代表される*(笑顔)*善玉菌と、ウェルシュ菌に代表される*(怒り)*悪玉菌があります。

悪玉菌は、ニトロソアミンなどの*(爆弾)*発がん物質を作りますが、腸内では菌同士が勢力争いをしていて、悪玉菌は善玉菌が増えると減っていきます。

それは、善玉菌は食物繊維を発酵させて有機酸を作るものが多く、悪玉菌は有機酸の多い環境では生育しにくいものが多いからです。

つまり、人間は食物繊維を消化できませんが、食物繊維を食べると、腸内の善玉菌が食物繊維を、ちょうど味噌やヨーグルトや酢を作るように*(温泉)*発酵をさせて有機酸を作り、腸内環境を守っているわけです。

もちろん、腸内細菌が作った有機酸を、人は*(ダッシュ)*エネルギー源としてしっかり利用もしているのです。

未病を治す

2009年03月23日 17時55分00秒 | Weblog
 漢方には「*(キラキラ)*未病を治す」という考え方があります。
 
 生活習慣病などの病原菌が存在しない病気は、日常生活のわずかな歪の積み重ねで起こります。

 もし、病気の起る手前でそれを阻止できるのなら、それがベストというわけです。

 私の住んでいる町は、*(山)*山や丘の斜面に*(家)*家が立ち並んでいて、*(車)*車の行かない所では空き家が目立っています。

 家は人が住まなくなるとアッという間に荒れ果ててしまうようです。

 *(テレビ)*テレビでも、人類がいなくなった*(地球)*地球の状況をシミュレーションした番組がありました。

 人工物は*(学校)*ビルでも橋でも、わずか1年、2年の間に崩れていき、何年も元の姿を留める事はできないようです。

 つまり、現在の街の姿は、たとえば、ビルの窓ガラスが割れたり、鉄の塔や橋に錆びが出てたりすると、すぐに*(水)*ガラスを代えたりペンキを塗ったりして常時人が*(パー)*手を入れて保たれているわけです。

 実は、人の体の中でもたえまなく同じような*(ダッシュ)*活動が繰り返されていて、その活動に支障がでたときに生活習慣病も起きているわけです。

 心筋梗塞をおこして何とか一命をとりとめた何人かの方の話をうかがう機会がありました。

 検査で異常は出なかったが、発作の起る前に*(困る)*胃の不調や、胸や腕に痛みやしびれなどの異変を感じて何度も*(病院)*検査を受けた、というような共通した話をされていました。

 この、検査では異常がなくても、本人は自覚症状を感じているときが「まだ病気ではない」漢方でいう「未病」の状態であるわけです。

 この、限界点を*(爆弾)*越える以前の、まだ病気ではない状態のときに手を打つこと、そして、できるだけ*(クローバー)*早い段階で手を打つこと・・・

 それが、「未病を治す*(ハート6つ)*」ということなのです。

ラジオ体操

2009年03月09日 17時00分00秒 | Weblog
 私は以前、*(スニーカー)*陸上競技場の近くに住んでいたことがあり、そこでは年中ラジオ体操をやっていて、早起きしたときにはよく参加していました。

 *(ひまわり)*夏の多いときには100人以上、冬の*(結晶)*寒い日でも50人くらいは集まっていたようでした。
 
 とくに、冬の寒さが*(晴れ)*緩むいま頃からは少しずつ人が*(ハート6つ)*増えだし、人が増えると同じ体操をやるにしても、なぜか気合も入るようでした。

 それに、その頃から芝の*(クローバー)*グリーンも木々の*(初心者)*芽も息を吹き返し、*(チューリップ)*花々が咲き、*(桜)*サクラが咲き始める頃には人と草木が一緒になって*(キラキラ)*生命を謳歌するような、何ともいえない爽快さがありました。

 今は競技場が遠くなり、あまり参加できませんが、生活のリズムをなんとか工夫して又なるだけ参加してみたいと考えています。

 ラジオ体操は、ほとんどの人が*(チアフル)*子供の頃にやっていて、*(音符)*リズムが体に馴染んでいます。

 長年運動不足の人でも音楽に合わせていれば無理せず徐々に全身の筋肉がほぐれてきて、運動不足の人にも理想的な体操といえるかもしれません。

 もっと鍛えようとか、健康になろうとか考えると、運動も結構面倒ですが、まずは体力を落とさないようにするためにも、あまりあれこれ*(退屈)*考えずに全身の筋肉のケアができますから、忙しい人向きともいえるかもしれません。

 毎日朝*(時計)*6時半に始まりますから、*(マイク)*録音しておけば、いつでも好きなときに一人でもやれます。

 継続していると、音楽なしでも、*(口笛)*そらで頭に音楽を流してやることも可能になります。

 ラジオ体操のCDは、NHKの*(コンピュータ)*オンラインショップでも、他でも販売しています。

 *(アメリカ)*英語盤のCDもあるようで、どんなものか聞いてみたいと思っていましたら、You Tubeでやっていました。

 図解も、NHK、あるいはかんぽ生命のホームページで入手できます。

 ラジオ体操は元々*(ポスト)*逓信省簡易保険局が始めたそうで、かんぽ生命の図解はとても詳しくて分かりやすいです。

 全国ラジオ体操連盟のホームページには、ラジオ体操を年中やっている*(日本)*全国の会場をのせています。

 ラジオ体操の醍醐味は、やはり大勢でやることかもしれません。

肝臓と筋肉のつづき…

2009年02月23日 21時46分00秒 | Weblog
 漢方は、たとえば*(初心者)*葉を見て*(ツリー)*木を見るように、木を見て*(山)*森を見るように、人の体を*(地球)*全体的にみていき、体の各器官の*(飛行機)*バランスを調えていくように考えていきます。
 たとえば、前回述べた肝臓と筋肉との関係では…
 筋肉は体を動かす筋肉(骨格筋)だけでなく、内臓にも存在します。ですから、肝臓が弱ると他の臓器にも影響が出てくるわけです。
 たとえば、胃下垂は胃を支える筋肉が弱ることによりおこり、脱腸は腸をささえる筋肉が弱ることによりおこります。*(困る)*頑固な便秘や、便が細くなったり、こま切れのポロポロした便になるのは、腸の筋肉が弱っているか硬くなっているかしているわけで、その元々の原因は肝臓が弱っていると漢方では示唆しているようです。
 筋肉が弱ると、筋肉が古くなった*(バスケ)*ゴム製品のようにだらしなく締りがなくなります…
 それにより、大腸憩室や動脈瘤や拡張型心筋症や*(ハート)*心臓弁膜症や逆流性胃炎などがおこり、まるで別々の病気のようにみえても、漢方の肝臓と筋肉の関係で見ると、根っこは同じという見方もできるわけです。
 心臓弁膜症といわれると*(びっくり2)*驚く人でも、便秘は大して驚かないでしょう。
 しかし、漢方の見方ではその二つは同根で、羊やウサギのようなポロポロした便が、太くて長い便に変われば、筋肉に柔軟性が戻ってきた*(キラキラ)*証拠とみて、やがて心臓の筋肉にも柔軟性が*(ハート6つ)*戻ってきて心臓弁膜症もよくなるという考え方が出来るわけです。
 便秘を改善する工夫は、ほとんどの人がある程度自分なりの方法を持っているようです…
 *(青りんご)*野菜をしっかり摂る、玄米食にする、*(ジュース)*黒酢を飲む、適度な*(スニーカー)*運動をする、過労をしない、*(チキン)*暴飲*(ビール)*暴食を避ける、*(怒り)*ストレスをためない、早寝早起きをする、睡眠をよくとる…
 もし、それで、快便になれば、胃下垂も脱腸も動脈瘤も改善する可能性があるというわけです。

痛みと肝臓

2009年02月09日 17時37分00秒 | Weblog
 打撲したわけでもないのに出てくる*(すっぱい)*痛みがあります。それは、内臓の調子と関係していることがあります。
 病気でなくても、内臓に疲れや弱りがあるときは、その内臓に関係する経絡上に痛みが出ることがあります。
 たとえば、*(雪)*冬は寒いので体が栄養価の高いものを求めます。つい食事が*(パスタ)*炭水化物や*(チキン)*タンパク質や脂肪に偏って野菜不足になると通じが悪くなります。その上、寒いからとついトイレに行きそびれたりすると、ますます大腸の働きが悪くなります…
 大腸の働きが悪くなると、大腸の経絡が流れている肩から腕にかけて痛みが出ることがあります。又、背筋を流れる*(涙)*膀胱経の腰の所にも大腸兪というツボがあり、そこはよく腰痛やぎっくり腰が起こる箇所でもあります。
 冬は運動不足にもなりやすく、寒さで筋肉も緊張しますから、春の暖かい*(ヨット)*風に緊張が緩められると、痛みも*(爆弾)*激しく出ることもあるようです。
 漢方では、筋肉は肝臓と関係します。こりでも痛みでも、肝臓に疲れが溜まっている時にはなかなか痛みがひかないようです。ですから、肝臓の疲れや弱りをとれば筋肉の異常も早く解消します。
 肝臓に疲れを*(進入禁止)*溜めない工夫をして、日頃から肝臓を元気よく充実させていけば、筋肉の異常は起こりにくくなります。
 肝臓に関係する季節は*(チューリップ)*春です。
 漢方では、春に体調を崩す場合は肝臓との関連をみますが、春はまた肝臓を元気にさせる*(ハート6つ)*いい時季でもあります。
 肝臓を*(キラキラ)*元気にさせるためには、*(青りんご)*青野菜をしっかり摂ることと、適度の*(スニーカー)*運動をして筋肉をほぐしたり鍛えたり、鍛えないまでも弱らないようにケアしておくことが大切です。
 日増しに強くなる*(晴れ)*日の光を吸収して*(ダッシュ)*勢いよく成長する春野菜は、肝臓を元気にしてタフな体を作ります。それに、これから体を動かすにもいい*(桜)*季節です。

寒の内の健康

2009年01月21日 16時16分00秒 | Weblog
 1年で最も*(雪)*寒い時季になり、風邪やインフルエンザが流行る頃でもあります。
 風邪やインフルエンザは*(結晶)*寒さや*(キラキラ)*ウイルスが原因といわれます。しかし、病気の原因は外から来るだけとは限りません。
 江戸時代の漢方医、吉益東洞は、「万人同じ物を*(トロ)*食しても、同じ*(風鈴)*風にあたっても、食傷、あるいは風邪ひく者とそうでない者がある。体の中に毒がないなら、皆等しく外邪に冒されるとは限らない」と説いています。
 漢方では、寒さは*(涙)*腎臓・膀胱と関係します。腎臓・膀胱が*(最低)*弱くなると、寒さに対する抵抗力が落ちて風邪ひきやすくなるわけです。逆に、腎臓・膀胱が*(グッド)*充実している時には寒さをはね返す事ができるわけです。
 又、今は2月4日の*(梅)*立春の前の土用の時季です。土用とは、季節の変わり目の事で、土用は胃・脾臓と関係します。
 年末年始にかけて会食の機会が多くて胃に疲労を残したままこの時期を迎えると、風邪やインフルエンザに対しての抵抗力が弱くなっているかもしれません。
 昔の人は栄養不足で病気になっていましたが、現代人は*(天丼)*過食で病気になっています。癌という文字も、やまいだれに品の山と書きます。
 この時期、食事を少しシンプルにして胃の疲れを取るのも大切かもしれません。
 正月7日に限らず、又七草にこだわらず、時々大根やほうれん草や白菜や春菊など手近にある野菜だけの質素なお粥にするのもいいかもしれません。温かいお粥をフーフーいいながら食べると、体も*(ハート3つ)*温もり、消化の良いお粥は胃の疲れを早くとるのにいいかもしれません。
 胃・脾臓の経絡(けいらく=ツボの流れ)は脚の表側に流れています。ツボは治療だけでなく、動かす事でも刺激されます。つまり、*(スニーカー)*歩いたり、屈伸運動をするだけでも胃のツボを刺激して胃の疲れを早くとってくれます。