無病息災のとびら

21世紀の健康について考えています

交感神経と休養

2008年07月27日 19時54分00秒 | Weblog
 この前、*(足)*足の調子が悪そうでしたので、*(チアフル)*文鳥を動物病院に連れて行きました。そしたら、*(いっぷく)*老化現象だといわれました。それくらい長い間飼っているのに、水やりや餌やりをしてあげるたびに、「*(激怒)*その態度はどういうことだ!」と言いたくなるくらい*(笑顔)*警戒心を隠しません。
 人の場合も、とっさの時には、*(びっくり2)*交感神経が働きます。
 交感神経は、*(グー)**(ダッシュ)*闘争・疾走系とも呼ばれます。
 たとえば、まだ動物と共存していた大昔の人を考えるとき、いきなり大蛇や猛獣が目の前に現れたら、戦うか、逃げるかの選択を、即迫られます。そんな緊急事態には、*(ハート6つ)*交感神経は呼吸や心拍数を増やし、骨格筋への血流を増やし、とっさの事態を切り抜けるために最大限働き、消化など緊急時に必要のない活動は極力抑えます。
 子供の頃運動会の徒競走の前には武者震いが起っていましたが、交感神経が興奮すると、副腎髄質からアドレナリンなどが大量に分泌され、血糖や血圧をおしあげ、肝臓のグリコーゲンの分解などもすすめて代謝を亢進します。又、ストレスがかかると副腎皮質からはコルチゾールが大量に分泌され、タンパク質と脂肪を燃やし、戦うか、逃げるかの時に必要なエネルギー産生を増大させます。又このコルチゾールは、発疹、発熱、腫れ、痛みを抑える抗炎症作用もあり、現在薬として使用されているくらいですが、つまり、戦って怪我しても治りを早くするホルモンを分泌するという丁寧なことまで、体の仕組みはあらかじめやっているわけです。
 疲れていても仕事が始まると、体がシャンとなり思ったよりもよく動くという経験をされた事があるでしょうか・・・ 
 それは、そんなときには交感神経が働き、交感神経様作用ホルモンも分泌されるからです。ですが、それが出来るといってそれを続けると、やがて体を壊します。
 特に、気候が厳しいこの時期の適切な休養は、とても大切です。

悲しみ・・・

2008年07月20日 22時41分00秒 | Weblog
 昨日、朝から電話がありました。
 恩人の、亡くなられたという知らせでした。
 あまりにも突然のことで、ご葬儀に参列する事もできず、知らせを聞いたときは、頭が真っ白になり言葉もでませんでした・・・
 医療保険制度に加え介護保健制度も充実すると、勿論、それは素晴らしい事ですが、ただ体質改善の重要性を訴えても、話を聞いていただける方はそれほどなく、わずかな人達の支持で何とかカッピングを続けてこられました・・・
 大変な状況に陥った時もありましたが、その時も真っ先に駆けつけてきていただいて、そして、ご家族中で支えていただいて、何とか立ち直ってカッピングを続ける事もできました・・・
 感謝の気持ちで一杯ですが、もう伝える事もできなくなりました・・・
 心より、ご冥福をお祈り申し上げます。

健康の色

2008年07月05日 18時33分00秒 | Weblog
 これまでも、内臓と皮膚の色について話してきましたが、漢方でいう色と内臓の関係は、食品にも当てはめることがあるようです。つまり、ニラなどの青味の強い野菜は肝臓を元気にし、黒豆などの黒い色の食品は腎臓を養い、ラッキョウのような白い食品は肺を、トウモロコシのような黄色は胃を、そして、スイカのような赤い色の食品は*(ハート3つ)*心臓を元気にするといいます。
 以前、*(ワイン)*赤ワインがブームになったことがありました。「フランス人は、*(チキン)*動物性脂肪を大量に摂取しているにもかかわらず、心臓病の死亡率が低い」という説がきっかけになり、*(ワイン)*赤ワインに含まれる「ポリフェノール」が注目されました。
 ポリフェノールは五千種以上あるといわれ、ほとんどの植物に含まれる苦味や色素成分です。
 *(お茶)*お茶などに含まれるタンニンは苦味成分ですが、ニンジンなどのオレンジ色はカロテン、ブルーベリーなどの青い色はアントシアニン、リコピンは*(りんご)*トマトやスイカなどの赤、ルテインはトウモロコシなどの黄色の色素成分で、いずれも活性酸素を抑える抗酸化作用が強くあるといわれています。
 子供の頃野菜嫌いだった私は、今でも体調が崩れると野菜が入らなくなります。それは、野菜に含まれる苦味成分のせいかもしれません。でも、普段はおいしく、*(ビール)*ビールのつまみにもするくらいですから、同じ苦味成分をむしろ旨味として感じているのかもしれません。
 食品添加物の色は別にして、新鮮な食材を彩り豊かに盛った食卓は、見た目だけではなく、健康の為にもいいものです。