無病息災のとびら

21世紀の健康について考えています

スイーツと健康

2010年04月20日 16時34分00秒 | Weblog

季節の変わり目を土用といい、先週の土曜から*(ひまわり)*立夏の前の18日間の土用にはいっています。

漢方で土用と関係するのは胃です。

胃の力が落ちると、*(チューリップ)*季節の変化に体が付いていかなくなるといいます。

季節の変化だけでなく、胃の力が落ちると、日々の*(雨)*天気の変化にも、新しい環境の変化にも弱くなるようです。

胃は脾臓と*(三日月)*陰陽の関係にあり、口や*(唇)*唇や肌肉(内臓粘膜や瞼や鼻腔のような柔らかい部分)などと関連し、胃が弱くなると肌は黄色味を、体臭は香るような匂いに、感情は*(困る)*思い煩う傾向になるといいます。

又、胃が弱くなると*(ケーキ)*甘い物を好むようになり、糖分過剰は胃をより弱くするといいます。

私は*(ファニー)*子供の頃から胃が弱かったのか、冬になるとよく唇の端がただれていました。又、一人暮らしを始めた頃に好きなだけ甘い物を食べていたら、そのうち口内炎や目もらいがよく出来るようになっていました。

その頃、*(温泉)*風呂屋で隣の人と比べると、肌が異様なくらいに黄色くなっていたことも思い当たります。

35才頃から徐々に*(ビール)*アルコールを飲めるようになり、甘い物を食べなくても済むようになっていましたが、最近アルコールもタバコも控えるようにしたら、又甘い物をほしがるようになっています。

人体には、低血糖回避システムが幾重にも組み込まれているそうですが、高血糖回避システムは*(キラキラ)*インスリンだけだそうです。つまり体の進化は、飢餓の備えはしても、飽食の時代は想定していなかったわけです。

他の食品と比較して*(雪)*白砂糖は消化吸収が早く、食べるとすぐに血糖値を跳ね上げます。ですから、やたらに甘い物が増えると、インスリンの高血糖回避システムは容易に*(雷)*乱れ、容易に壊れかねないわけです。

白砂糖はビタミンやミネラルが皆無で、甘い物をとるとビタミンやミネラルを補充しようと、もっと甘い物をほしがる、デフレスパイラルならぬスイーツ*(ハート6つ)*スパイラルに陥っていきます。

その結果、体内のビタミンやミネラルが奪われてしまうのです。それを回避するためには、あまり加工されない黒砂糖のような*(山)*自然な甘味料に変える必要があるかもしれません。

黒砂糖はカリウムや*(はさみ)*鉄などのミネラルが多く、特にカルシウムは100g当たり240mgと、*(おにぎり)*焼き海苔と同じくらい含まれ、糖の代謝に必要なビタミンB1も若干含まれます。

白砂糖を食べると体内の*(ダッシュ)*カルシウムを奪って骨や歯をもろくするといいますが、黒砂糖はむしろカルシウムの補充ができる食品です。

独特の風味がありますが、*(笑顔)*慣れれば*(コーヒー)*コーヒーや料理にも十分使えますし、使い勝手のいい粉末の黒砂糖もほとんどのスーパーで販売されています。


新年度と健康

2010年04月03日 15時31分00秒 | Weblog

4月は、*(初心者)*新年度のスタートです。

この時期、*(キラキラ)*ピカピカの一年生や新社会人を見るのはすがすがしいものですが、わたしの上の息子もようやくこの4月から社会人の仲間入りをしました。

ところで、わたしは時々*(ノーティー)*猫を見るとうらやましくなる時があります。

悠然として闊歩し、あくせくすることなく*(家)*屋根の上に寝そべりながら世の中を眺め、悩みもストレスもないようです。

一方の私ときたら、生き方としてはかなり*(最低)*差をつけられているような気がします。

何年か前に、仕事を止めたいとおっしゃる方に、*(パー)*考え直すようにアドバイスしたことがあります。そのすぐ前に、道で*(驚き)*バッタリ出会った同級生のことが頭にあったからです。

それは、三菱*(ヨット)*造船所(長崎では数少ない一流企業)を止めて、その後いろんな仕事をしてみたが、待遇も給料も考えられないほど悪く、三菱にいたときの*(ジロ)*不満はむしろ贅沢なものだったという話でした。

*(ポスト)*郵便局の方でしたが、その後、効率化にはしる郵政民営化の*(波)*波をうけてさらに大変そうにされていました。

以前、定年まであと1年といって*(ハート3つ)*無理を続け、もう一歩というところで入院してほどなく亡くなってしまった方がありましたから、私はアドバイスを後悔していましたが、この春定年を前に早期退職をされました。

ご存知のように、*(ハート6つ)*過労死は疲労が重なって命を落とすものです。*(結晶)*病原菌が原因ではありません。

生活習慣病もこれといった病原菌はなく、なにげない*(晴れ)*生活の習慣や環境の歪が*(チリ)*積み重なって起ります。

3月に成立した10年度の国の予算は、事業仕分けで無駄を*(グー)*削ったとしながら過去最高額の予算になりました。

生活習慣病も、たとえば過労やストレス、偏食や過食、睡眠や運動の過不足、*(ビール)*飲酒や喫煙など、一つひとつの歪は小さくても、トータルしたら国の予算のように歳入をはるかにオーバーしてしまうこともあるのです。

その結果、わが国の3大死因のガン、*(割ハート)*心疾患、脳血管疾患などに追い込まれてしまうこともあるわけです。

新年度のこの時期、これまで生活習慣や環境の歪がどれくらい積み上がってトータルされているか、それに、今ある歪の項目を一つひとつ*(鉛筆)*数値化して事業仕分けしてみるのも必要かもしれません。