無病息災のとびら

21世紀の健康について考えています

春の痛みと健康

2010年02月19日 10時15分00秒 | Weblog

*(笑顔)*私の飼っている*(ハート3つ)*金魚は、年々少しずつ大きくなっています。

最初はそうでもなかったのですが、年々大きくなっていく金魚にくらべて狭くなっていく*(コンピュータ)*水槽を見ていると、その中で泳ぎ回る金魚達も結構狭苦しいだろうなぁと、水槽の買い換えを考えていました。

そんな時にテレビでどこかの*(コム)*大学教授が、金魚は記憶する能力が皆無に近くて、目の前の一コマ一コマを感じても、それを連続の記憶として感じられないので、金魚鉢の中でも*(波)*大海を泳いでいるのと変わらないと話していました。

*(音符)*なるほどと思い、私は今でも同じ水槽で金魚を飼っていますが、人が今と同じ能力の*(口笛)*大脳を獲得したのは20万年くらい前といわれます。

紀元前3500年前に*(DVD)*メソポタミア文明が開花したといわれますが、文明が生まれる以前は原始的な生活が長く続いてきたようです。

20万年前に、パソコンでいえばハードウエアは現代人と変わらない能力の大脳を獲得していたにもかかわらず、ソフトというべき*(角帽)*知識の蓄積に19万4千5百年もかかってしまって、それからメソポタミア文明が生まれたわけです。

原始的な頃の人類は、病気の原因を崇りや*(雷)*天罰などと思っていたようです。それは、ほとんど世界中変わらないようです。実際、疫病でばたばた人が倒れるのを見ると、ただただ途方にくれるだけだったでしょう。

ところが、痛みは別だったとおもいます。痛みは怪我や*(グー)*打撲でもおこりますし、人体に起こるありふれた自覚症状です。

そして、なでたりさすったりすれば楽になるのですから、痛みは*(ハート6つ)*血行が悪くなって起こるくらいは昔の人でも考えたはずで、タタリや天罰などとせず痛みの治療は人類誕生の頃からやられていたはずです。

痛みには、怪我や打撲だけでなく、何も思い当たる事がないのに出てくる痛みもあります。特に、これからの*(チューリップ)*春の時季はそんな痛みが多いようです。

そんな痛みを、さまざまな人の痛みの出た箇所を長期に渡って記録していくと、体のある特定の流れに沿って出てくることが認められ、それが、漢方の*(バス)*経絡(けいらく)のひとつの基になっているように感じられます

痛みは*(ビー)*危険回避のためにもありますが、体内の*(ノーティー)*危機管理機能も兼ねていて、春に出てくる痛みは、*(雪)*冬の間に溜まった内臓の疲れや弱りを解消して病気に発展させないために出てくるように思われます。

昔なら、春から*(晴れ)*夏にかけての農作業や秋の収穫などを無事に活動的にやるためには内臓の疲れや弱りをそのままにはしておけません。ですから、春になると体が自分自身を「治してくれー」と、痛むのかもしれません。

検査をしても異常がないのに痛む場合、軽い風邪や怪我がとくに何をしなくても治るように、そのうち自然に治るようです。しかし、経絡を応用して血行の改善を図ると、もっと*(音符)*治りやすいようです。


睡眠と健康

2010年02月04日 18時52分00秒 | Weblog

有名な漢詩のひとつに「春眠*(キラキラ)*暁を覚えず」という詩があります。

私はこれを、朝寝坊の言い訳を詠んだものだと思っていました。

漢方の黄帝内経という医学書に、*(ひまわり)*夏は「多少夜更かしをしてもいいが、朝は早く起きるように」とあります。

*(チューリップ)*春は「いくぶん遅寝して、朝は早めに起きるように」と、秋は「早寝早起きをするように」と、冬は「必ず早く寝て、朝は必ず遅く起きるように」と、睡眠時間を季節によって加減しています。

つまり、健康のためには*(雪)*冬の睡眠時間は他の季節に比べると長めにするわけです。

漢方は、自然と人を長期にわたって*(イージー)*観察し続けた結果、「健康のためには、こうした方が最良ですよ」という教示をしてくれる医学なのです。

照明器具が充分でない昔は、*(三日月)*暗くなれば寝て、明るくなれば起きる生活ですから、当然冬は夏よりも夜が長いわけですから、睡眠時間も長くなるのが自然なわけです。

では、現在のような*(ハート6つ)*照明器具が発達した環境ではどうでしょう?

*(ノーティー)*動物の時代から体に染み込んでいる自然環境に適応した*(音符)*体内リズムを考えると、やはり冬は、早めに寝て、遅く起きて、長めの睡眠時間をとる方がいいのだろうと私は思います。

冬は寒さだけでも相当のストレスになり、疲れます。もし、*(ツリー)*年末から*(日本)*年始の行事や仕事で睡眠不足がつづくと、行事や仕事による疲れと、重なる会食による消化器の疲れも合わせて、さらに疲労が上積みされます。

それらのつけが春になると、*(いっぷく)*風邪や五体の痛みや花粉症などの他、いろんな春の体調不良につながるのではないかと思われます。

風邪は寝るのが一番といいますが、*(青ハート)*睡眠時にはサイトカインの分泌が盛んになって免疫力を強化します。又、睡眠時には疲労や怪我や体のダメージのメンテナンスも促進されるそうで、そのため睡眠時には成長ホルモンの分泌も盛んになります。

*(おにぎり)*糖や*(チキン)*脂肪をエネルギーに変えるコルチゾールは、血糖や血圧を最適に保ち、ストレスからも身を守ります。そのコルチゾールも睡眠とともに増えて朝方にはピークになるそうで、体は睡眠の間に目覚めた後の快適な活動の備えをしているのです。

睡眠不足がつづき、毎年*(梅)*春になると体調を崩すという方は、まだまだ夜長のうちに思いきり早寝、遅起きで、たっぷりと睡眠をとり、疲れをとってみるのもいいかもしれません。

たとえば、年平均*(時計)*睡眠時間が8時間とするなら、夜10時頃から朝7時頃まで…。

ところで「春暁」は、*(コム)*朝寝坊の言い訳の詩ではないようです。

春眠不覺曉 處處聞啼鳥 夜来風雨聲 花落知多少 

春は夜明けも分からず心地よく寝てしまうなァ。もう、そこここで鳥が啼いている。夜中に*(雷)*風雨がふぶいていたが、*(バラ)*満開の花がどれほど散ったろうかなァ。と、いうような詩だそうです。