無病息災のとびら

21世紀の健康について考えています

生活習慣病とは…その2

2019年07月06日 21時53分00秒 | 健康づくり
生活習慣病は、生活習慣の歪の2、30年の積み重ねで起きるといわれます。
しかし、心筋梗塞やガンなどの命にかかわるような病気でも、その前の検査で異常が出ないこともあるようです。
 
2、30年という年月も、病気と関係するなら、発病の、せめて数か月前の検査に異常が出てもおかしくないと思いますが、実際は、数日前の検査でも異常がなく、命を落としかけたという話もあります。
しかし、本当に何もないかというと、実際は、病気の前には体の不調を感じていることが多いのです。
疲れやすくなったとか、食欲不振とか、胸やけ、動悸、不眠、肩こり、手足や腰の痛み、風邪ひきやすさ、肌荒れ、頻尿、便秘など、…発病に近づくほど自覚症状が増え、頑固にもなるようです…

自覚症状が出ても検査に異常がなければ、病気とは認められないようですが、実際は、自覚症状と生活習慣病とは密接なのです。

前回、生活習慣病は、積もった雪の重みで家が潰れるような病気だと述べました。
雪の重みで家が潰れる時、家はギシギシ音立てて悲鳴をあげるはずです。…これが生活習慣病の自覚症状にあたり、そして、ギシギシ音がする時に雪下ろしをすれば、家は潰れずに済みます。

自覚症状が出ても、検査で異常がなければ緩和薬で胡麻化してしまいます。しかし、疲労などの自覚症状を芯からとれば、長年積み重ねた生活習慣の歪も、雪下ろしのように解消でき、それが、この先起きるかもしれない大きな病気の予防にもつながるわけです。