無病息災のとびら

21世紀の健康について考えています

怖い初夢・その2

2018年01月09日 10時51分27秒 | 漢方と健康

前回の続き、…

女の手にはウニの殻を半分にした長い何本もの剣先のある兜のようなものがあり、女はそれを私の頭にかぶせました。

兜の剣先がうねうねと動き出すと、昨夜の家内との言い争いの場面が目の前にありありとよみがえり、私は激しい怒りが込み上げてきました。

すると、女はメスをとって私の胸からおなかを一気に切り裂き、おなかを割って、私の肝臓を切り取ってしました。

女が取り上げた私の肝臓は、青筋をたてて湯気立ち、ピクピクと震動していました。

再び兜の剣先がうねうねと動き出すと、今度は先程の夢の恐怖が甦り、今度は私の腎臓を切り取り女はそれを私の鼻先に突き出しました。

私の腎臓は黒光りしながら凍てつき、落としてしまば脆くも砕けてしまいそうでした。

兜がうねうねと動き出すと、憂鬱な気分、思い悩む気分の情景が甦り、その度に私の肺も胃も切りとられてしました。

女は私の空ろになった体にグイと顔を近づけ、匂いでも嗅ぐかのように何かを探り始めました。

間近で見る女の肌は透き通った実にみごとな白い肌をしていてきれいでした。しかも、いい香りまでします。

それに、鼻筋の通った切れ長の涼しげな目をして…私の心臓はドキドキしだし、と、すかさず女は私の心臓を切り取ってしまいました。

そして、ますます顔を近づけると、女は耳を澄ますようにして私の心を探っているようでした。

その顔が私の目の前に来ると、女の唇と私の唇が触れそうなくらいになりました。

その唇がまた何とも言えないくらい魅力的でした。

覆いかぶさるようにする女の胸が私の開いた胸に触れ、その柔らかさといったら…

そこで、私はハタと閃き、それだけは勘弁! と、…

ガバッと起き上がりました。…

 

おとといの日曜日に、NHKスペシャル「人体」を見ました。

最新の科学で見ると、人体のあらゆる器官は互いに密接なネットワークでつながっていることが分かってきたそうです。

漢方ではそれを2千年以上前から把握していて、人体の各器官のつながりを考慮しながら病気に対応してきました。

そして、漢方では、感情も内臓と密接につながりあっていると考えているようで、つまり、肝臓と怒り、腎臓と恐怖、肺と憂鬱、胃と思い煩い、心臓と興奮などです。

 


怖い初夢

2018年01月02日 16時55分35秒 | 漢方と健康

明けましておめでとうございます。

初夢を見ました。

一富士二鷹三茄子ではなく、怖い夢でした

 

布団の下の毛布がずれて、寒いなあと思いながら、それが夢なのかどうなのかわからないまま眠っていると、天井から怖い顔で幽霊が見下ろしていました。

「な、なんなんだーッ!」と叫びながら目を覚ましました。

あまりに怖い幽霊の顔に、目が覚めてからもしばらく背筋が重く凍っていました。

寝る前に家内と些細なことで言い争ったのがいけなかったのかと悔みました。

まだ起きるには早かったので眠ろうと思いましたが、眠るとまた怖い夢を見そうでしたからテレビをつけました。

落語ザ・ムービーの一挙放送というスペシャルをやっていました。

大蛇の出てくる話でした

それを見ながら…いつの間にか眠ってしまったようです…

表が明るくなって、夜が明けたのかと思いましたが、明るさが何か普通ではありません。

それに何かザワザワしています。

火事かと思って家を飛び出しました。

すると、頭上に、直径が10メートルはあろうかというUFOがとぐろを巻いた大蛇のようにゆっくり回転していました。

固まったまま立ちすくんでいると、光の帯が伸びてきて、体がフイッと浮き上がり、私は裸で台の上に仰向けになっていました。

動こうとしても体がピクリともせず、目を見開いたまま瞬きもできませんでした。

床も壁も天井も境目がなく、丸い部屋なのか四角い部屋なのかわからず、窓もドアも家具もない部屋は、銀色に輝く新雪のような眩いばかりの世界でした。

時間がどれくらい経ったのか、10分くらいなのか、1日くらい経ったのか分かりませんでした。

体は動かないがきつくはなく、それに、暑くも寒くもありませんでした。

ひょっとしたら、私は死んでしまったのかもしれないと思いました。

すると目の前に小さな丸い黒い点が現れ、それが傘のように大きく開き、そこから女が部屋に入ってきました。

 

続きは、また後日、


節分と健康

2017年01月24日 06時29分45秒 | 漢方と健康

 

今は、立春前日まで大寒の期間で、1年で最も寒いころです。しかし、本当に寒いです…

長崎は北国ほどないのでしょうが、冬になると「冬って、こんなに寒かった?」と毎年改めて思いなおす寒さです。

 

私は子供のころから寒がりで、冬は今でも苦手な季節です。

しかし、寒がってばかりはいられませんから、少しでも温かく過ごしたいとあれこれ工夫もやってきました。

寒稽古は大寒の行事ですが、子供の頃、こたつに丸まっていると、「外に行って走って来い」とよく云われたもので、たしかに、ストーブの前にいくら座っていても汗など出るほどありませんが、外でジョギングしてみると、寒風の中でも汗がじんわり滲んでくるものです。

また、子供時代は極端な野菜嫌いでしたが、体を温めるといわれる冬野菜や根菜類は、今では努めて食べています。

ところで、立春の前日は節分です。節分といえば豆まきです。それで、節分の豆まきの由来を‟私的に考えてみますが…

漢方では、豆は腎臓・膀胱を養う穀物とされています。又、漢方では、腎臓・膀胱は寒さと関連する器官とも考えられています。

ですから、1年で最も寒く風邪ひきやすいこの時期に、腎臓・膀胱を強化して耐寒対策のために豆を積極的に食べようと考えられたのが、豆まきと豆を食べる風習につながっていったのではないかと思うのです。

 

吸玉療法の新しいホームページを作りました。よろしかったら、ご訪問ください。

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東京と健康

2016年09月13日 09時58分07秒 | 漢方と健康

私は、若い頃に東京に住んでいたことがありましたが、観光地はほとんど見て回ることがなく、故郷に戻ってから、もったいないことをしたと思っていました。

今度、東京に行く機会があり、東京の観光ははとバスが便利だといわれ、スカイツリーや浅草を見て回るコースを選んで、念願の東京観光をしました。

渋谷や新宿の街は若い頃よく行っていましたので、一人で回りましたが、随分変わっていました。

しかし、変わらないのが人の多さでした。

とにかく東京はどこに行っても人の波です。

私は体調を崩して故郷に戻ることになったのですが、その頃は、東京の人の多さによけいに疲れを増幅させられていたような気がします。

健康の度合いによって、同じものを見ても、人の感じる印象は随分違いがあるようですが、今度私が東京で受けた人の波の印象は、エネルギッシュでとてもいい活気を感じましたから、私自身がずいぶん健康になったのかなぁと思いました。

 


癒しのホルモンと健康

2016年07月02日 06時57分53秒 | 漢方と健康

私は、40年くらい吸玉療法をやっていますが、「そんなもので病気が治るなら、医者はいらん!」とよく言われます。

この、医者はいらんとは、‟非科学的と暗に言っているわけですが、しかし体質改善という別の見方をすると、そんなことはいえないと思うのです。

 

今年の2月に放送された「腸内フローラ 解明!驚異の細菌パワー」というNHKスペシャルでは、腸内細菌が、がんや糖尿病、アレルギー、うつ病といった病気や、肥満や老化にも関連していることが判ってきて、これまで腸は腸、心臓は心臓と、病気になった個々の内臓・器官だけを機械の修理のようにやっていた治療も見直されているということでした。

さらに6月1日に、やはりNHKで放送された「ためしてガッテン」の「癒しのホルモン・オキシトシン」では、手のひらを使い、なでるだけでリウマチの痛みが治るというものでしたが、これは、昔から治療の意味に使われてきた‟手当ての科学的解明にみえたのです。

漢方では、‟手当てをさらに進化させた “経絡”というものがあり、体全体のつながりを考えて体系化した五臓の色体表もすでに2千年前には存在しており、私はそれを吸玉の施療に応用して効果を上げているのです。

漢方もそうですが、吸玉も決して非科学的ではなく、むしろ積極的に科学解明をおこなってほしいとおもうのです。

今吸玉療法の新しいホームページを作成中です。よろしかったら、ご訪問ください。

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春野菜と健康

2016年03月02日 07時56分08秒 | 漢方と健康

今年ももう3月ですね。

寒い冬から、暖かくなりだす今頃には、これと思い当たることもないのに、痛みや、嫌なかんじの自覚症状が出てくることがあります。

それは、厳しい冬の寒さをブロックしていた交感神経が緩み、副交感神経が優位になるからです。

そして、新陳代謝の悪い冬に溜め込んだ老廃物を排出しようとしているからです。

つまり、春はデトックス(解毒・老廃物の排出)の時季なのです。

そして、それを助けてくれるのが春野菜です。

春野菜は、寒い冬には地中に根を張ってミネラル(鉄、亜鉛、ゲルマニウムなど)を蓄え、成長を始める春には、輝きの増す光ストレス緩和のためのビタミンCを増やし、又、太陽の紫外線や活発になりだす害虫などから身を守るために、人への解毒作用や抗酸化作用を高めてくれる成分も増産するのです。

春野菜特有の「苦味」のもとは植物性アルカロイドという成分です。

植物性アルカロイドには、腎臓のろ過機能を向上させ、冬にため込んだ老廃物を排出する働きがあります(ただし、とりすぎは下痢や吹き出物になることもあり)。

セリ科(せり、セロリ、あしたばなど)の「香り」の成分は精油成分のテルペン類で、血行を促進し、抗酸化作用もあります。

さらに、春野菜には、なのはな、せりなどのようにカロテンが多く含まれていて、抗酸化作用のほか免疫増強作用もあります。

薬膳で春野菜は五臓の中の「肝(かん)」を強化するといい、実際、アブラナ科(キャベツや菜の花など)の野菜には、肝臓の解毒機能を高めるグルコシノレートという「辛味成分」があります。

「肝は目に通じる」ともいい、五行でいう「肝」は肝臓だけでなく、目、神経、筋肉も含み、それらの疲労には春の野菜や山菜が大いにいいわけです。


五穀と健康

2016年01月23日 06時11分14秒 | 漢方と健康

家内がキビ餅を買ってきたと言います。

近所に、毎週一回農家の人が野菜を売りに来ていて、その方の手作りだそうです。

珍しがって食べてみましたが、おいしキビ餅でした。

むかし年の暮れに家でついていたキビ餅は、もっとキビがうんと入っていて、子供の頃はあまりおいしいものでなかったと、古い記憶がよみがえってきました。

五穀豊穣という言葉がありますが、五穀とは古代中国の五行説からきていて、漢方医学でも五行説が基礎になっております。

五臓・五腑の穀物としては、肝臓・胆嚢には麦、心臓・小腸にはキビ、脾臓・胃には粟、肺・大腸には稲、腎臓・膀胱には豆があてられています。

漢方はバランスの医学ですから、五穀もバランスよく摂るのが健康のためにはいいのかもしれませんが、現代人の穀物の摂り方は、米に偏りすぎているでしょうか。

それでも、麦はパンや麺で、豆も豆腐やおかずで摂るとして、現代人に不足する穀物はキビと粟でしょうか。

より健康をめざしてキビと粟を摂ってみるのもいいかもしれません。

が、もし、心臓・小腸に、あるいは脾臓・胃に難があるとするなら、キビと粟をもっと積極的に摂ってみるのも一案かもしれません。


胃の調子と健康

2014年12月16日 09時46分38秒 | 漢方と健康

私の子供の頃は、ご馳走を食べられるのはお正月くらいでした。

ですから、ご馳走を食べられるときは、おなかがはち切れるほど食べた挙句、外を一回り走ってきて、また食べたりしたものでした。

満腹なのに走るのは、缶や瓶をトントン叩いたりゆすったりして物を詰める発想に近かったのでしょうか。

それでも、町内を1回りすると、不思議なことに又1食分くらいは食べられたようでした。

 

そんなことをしたせいか、私は子供のころから胃が弱く、冬はいつも口の端がただれていて、30代には、好きなコーヒーも飲めないくらい胃の状態が最悪になりました。

その頃は、食べると必ず胃もたれしていて、食後はカッピングをやっていたものでした。

胃の上に吸玉を置いてしばらくすると、もたれていた胃がスーッとしてくるのです。

もたれがひどいときは、足の太ももやすねにもカッピングするとよくなり、満腹なのに走ったのは、胃をトントンする効果より、胃の経絡を刺激する効果だったのかもしれません。

胃の経絡は太ももやすねに流れていますから、胃の調子が悪いときは、歩いたり、足の屈伸をしたり、ゆっくりお風呂に入って足のこりをほぐしたり、揉んだりさすったりしてもいいかもしれません。

今大掃除の時期ですが、柄のついたモップや掃除機より、昔のようにしゃがんだ姿勢で雑巾がけをすると、掃除ついでにお正月前の、胃の調子を整えるのにもいいかもしれません。

 

★★★お知らせ・・・OCNのホームページ終了に伴い、現在吸玉療法のホームページを“仮”移転しております。まだ、制作途中ですが、新たな記事も加えてリニューアルしております。よろしかったらご訪問ください。

★★★ http://marko34art.wix.com/hamagutisuidama

 

★★★ OCNのホームページは http://www5.ocn.ne.jp/~ari62kai/index2.html 

 


手のひらと健康

2014年08月14日 11時05分06秒 | 漢方と健康

 

私はこのところケガばかりしています。

この前も、ゴーヤのつるをハサミで剪定していたら、つると一緒に自分の指も切ってしまいました。

その傷にテーピングしようとして、テープと一緒に自分の指をまた切ってしまいました。

そして、それから1週間もしないのにまたもや怪我!!

…これは、疲れがたまっていると思い、お盆はいろいろ雑用を片付けようと思っていましたが、ゆっくり休もうと思い直しました。

 

ところで、手のひらの真ん中には、“労宮”というツボがあります。苦労や疲れが溜まるツボ、あるいはその疲れを取るツボです。

先月NHKの「老化の謎に迫る」という番組で、若返りの面白い実験を見ました。

それは、若いネズミと年取ったネズミを手術で繋ぎ合わせるのです。

すると、毛が抜けてヨボヨボの老ネズミが、若いネズミと同じような若さに若返るのです。

手術までしなくても、年を取ってからも若い人と交流するのは若さを保つ秘訣かもしれませんね。

手術で繋がって一緒に動き回るネズミ達を見ながら、手をつなぐ老人と孫を思い浮かべました。

孫と手をつなぎながら、老人は孫から長年溜まってきた苦労の疲れを取ってもらって、若さをもらっているのかもしれませんね。

又、元気な人から手をつないで引っ張ってもらうのは、ただ助けてもらうだけではなく、元気ももらっているのかもしれません。

元気な同士でも、手をつないで歩けば、お互い元気を高め合うことができるかもしれません。

老いも若きも、歩くときは皆手をつないで仲良く歩きましょう

 


文鳥のヒナと健康

2014年05月13日 18時02分08秒 | 漢方と健康

息子夫婦が、1週間程文鳥のヒナを預かってほしいといいます。

2羽飼いはじめて、1羽は自分で食べられるようになっているが、もう一羽は弱くて、まださし餌をしないといけないそうです。

さし餌は1日6回くらいしないといけないそうで、昼間それが出来なくなったからお願いという次第でした。

ヒナはようやく息をしているくらいの弱りようで、長崎から出かけ、佐世保でヒナを受け取るときには、今生の別れのような息子夫婦の様子でした。

 

これまでも文鳥を飼ったことはありますが、さし餌をするのは初めてです。

家内がやり方を教わって、私はヒナを手のひらに抱いて支える役目です。

餌の準備ができる間、ヒナの心臓の鼓動に合わせて優しくマッサージをしてあげると、気持ちよさそうにしています。

気持ちがいいのか、エサをあげるたびに、私の手のひらに自分から乗ってくるようになり、マッサージのリズムをとるヒナの心臓の鼓動にも力が湧いてくるようになりました。

実際に、それまでうずくまってばかりいたヒナが動き出して、だんだん元気になりはじめました。

病気を看る気持ちは、人でも鳥でも変わらないものです。

元気になっていくヒナを見て、家内と二人でたいそう喜んで、息子夫婦にも携帯で写真を送ってあげたりしました。

ところがです。さし餌をするちょっとした弾みで喉を傷つけ、慌てて病院に連れて行きましたが、翌日息をひきとってしまいました。


心と健康

2014年03月07日 15時19分26秒 | 漢方と健康

 

昔の人は、心は心臓にあると考えていたそうです…

ですが、その考え間違っているといえるのでしょうか。

恋をすると、胸がトキメキますよね…

 

解決できそうもない悩みごとがあると、胃がキリキリしますし。

漢方では、怒りと肝臓、喜びと心臓、思い悩みと胃、悲しみと肺、恐れと腎臓・膀胱が関連し合うといいます。

物事に動じない事を“肝が据わる”といいます。一球入魂の“魂”というのは肝臓から生じる精神作用と漢方では考えるようです。

漢方の病理観は、単に病気か病気じゃないかではなく、五臓六腑の働きがより充実しているかどうかを重視します。

たとえウイルスやバイキンに感染しても、五臓六腑がよりよく働いているほど、なかなか発病しなくなります。

大事な時、五臓六腑の働きが充実していると、平常心を保つことができ、金メダルを逃すこともなくなるかもしれません。

また漢方の病理観に立てば、たとえばうつ病のような精神的な病気であっても、五臓六腑を充実させることによって克服もできるわけです

 


耳鳴りと健康

2013年08月21日 10時38分32秒 | 漢方と健康

猛暑が続いていますね…。

今のこの頃、耳鳴りがするという方がたまにあります。

漢方で、耳は腎臓の関連をみるようですが、暑さがつづくこの時期は、心臓の関連もあるかもしれません。

 

暑さは心臓に負担をかけると、漢方ではいいます。

心臓に負担がかかるとどうなるか…

体表面には内臓の経絡が流れていて、内臓に溜まった負担は、その経絡上で発散する仕組みになっています。

漢方で心臓と小腸は陰と陽で、心臓の負担は小腸の経絡にも影響をあたえます。

ですから、心臓に溜まった暑さの疲れは、心臓の膻中(だんちゅう)の経穴から手の小指の心臓の経絡に沿って流れくだり、小指の端から今度は小腸経に沿ってのぼり、耳の横にある小腸経の末端の聴宮(ちょうきゅう)という経穴に至り、その経穴から耳鳴りを感じる…、という流れがあるのかもしれません。

ですから、こういう耳鳴りは、暑さを避けて、しばらく体をしっかり休めておけば自然とおさまるものなのです

 


汗と健康

2013年05月20日 17時15分09秒 | 漢方と健康

長崎ではこのところ、じっとしていても汗ばむくらい急に暑くなってきています。

漢方では、汗は心臓と関係するといわれています。

汗の出方が悪かったり、逆に、ちょっと動いても大汗をかいたりするのは、心臓の疲れや不具合をあらわしているかもしれません。

エアコンの普及や、ほとんど体を使うことのない現代生活は、昔ほど汗をかかなくなっています。

昔と比較して増加している病気として、ガンや心臓病や糖尿病、高血圧、アトピー性皮膚炎など、汗をかかなくなっている生活も発病の一因になっていないとはいえないかもしれません。

特に心臓にとって、ときには気持ちよく汗をかいておくことも大切かもしれません

 


脳卒中の確率と健康

2013年03月25日 16時36分07秒 | 漢方と健康

サクラを見に、近くの神社の裏山を歩いていたら、根がむき出しの木を見つけました。

これは、漢方の病理観(病気の捉え方)だなァ~と思って眺めました。

漢字の「病」の中にある「丙」は、植物の根っこのことで、漢方では病気を体の中に根を張るようなイメージで捉えていたようです。

細菌病理学を学んできた現代人は、病気はばい菌に感染して偶発するイメージがあるかもしれませんが、何日か前に見たニュースは、イメージとしては漢方的でしたでしょうか…

喫煙の習慣や肥満度、それに糖尿病の有無や血圧など、7つの項目を点数化して合計すると、向こう10年間に脳卒中を発症する確率がわかるというもので、ネット検索をしてみたら、同じニュースがありました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130319/k10013301611000.html

その答えを簡単に出せるホームページもありました

http://keisan.casio.jp/exec/user/1363690535