無病息災のとびら

21世紀の健康について考えています

五臓六腑と時間の関連

2008年10月22日 16時50分00秒 | Weblog
 漢方では、*(山)*季節と五臓六腑の関連を説いていますが、*(時計)*時間との関連も説いています。
 たとえば、肝臓・胆のうが病気になったり弱ったりすると*(チューリップ)*春に体調を崩しやすくなり、時間は朝の5時から9時あたりに調子が悪くなります。
 *(ハート)*心臓・小腸の時間帯は、午前11時から午後1時。季節は*(波)*夏です。
 午後3時から7時までは三焦。三焦は、すい臓や甲状腺や副腎などのホルモンに関係した器官の総称です。これには、季節の割り当てはありません。
 午後7時から午前0時までは肺・大腸。季節は*(紅葉)*秋です。
 午前0時から5時までが*(涙)*腎臓・膀胱。季節は*(雪)*冬です。
 胃・脾臓の季節は土用(季節の変わり目で、年に4回あります)。時間帯も、午前9時から11時と午後1時から3時と、2回あります。
 長いこといろんな方にカッピングをしていると、漢方で言うこの季節や時間が、かなり当を得ていると実感するときがあります。*(割ハート)*心臓病の方は夏の苦手な方が多いですし、膀胱の弱い方は冬が苦手という方が多いようです。ストレスが蓄積して体調を崩された方で、午後3時になると決まって具合が悪くなるとおっしゃる方もおられました。午後になると元気になるが、午前中はなかなかエンジンがからなくなったという場合は、*(ジロ)*肝臓の力が落ちてきているかもしれません。そんな方の場合、*(梅)*春が苦手になってきたとおっしゃることも多いようです。

新型インフルエンザ

2008年10月09日 16時25分00秒 | Weblog
 漢字で、クスリは、*(クローバー)*草かんむりに、楽と書きます。
 そこに表現されている漢方の*(びっくり2)*病理観は、クスリは根本的に治すものではなく、自覚症状を楽にするもののようです。
 抗生物質は*(結晶)*バイ菌を殺して、ときには劇的に病気を治します。これは、漢方で言う薬の範疇には入れられないかもしれません。
 漢方のいう「薬」の範疇としては、生活習慣病のクスリでしょうか。たとえば、血圧や糖尿やリウマチなどの薬は病状を抑えるかコントロールしているだけで、根本的に治しているわけではありません。
 抗生物質は、感染症の重要なクスリですが、*(ハート6つ)*ウイルスには効果がありません。
 風邪を治すクスリはないといいますが、風邪はウイルスが原因だからです。それでは風邪はなぜ治っているか・・・実は、自分の免疫力で治っているのです。ただ、風邪で体力が落ちた時に細菌感染を起こす可能性もあり、高熱で脳を傷める可能性もあるので、抗生物質や解熱剤を使う場合もあるのです。
 風邪にともなう咳やクシャミは、秒速が*(車)*車か*(新幹線)*新幹線並とか聞いたことがあります。そのくらいの勢いで菌やウイルスを体内から*(ダッシュ)*吹き飛ばそうとする、自然治癒力の働きです。
 又、*(ハート3つ)*発熱すると、免疫力は*(怒り)*活性化されます。
 風邪ひいたときに解熱剤ではなく、玉子酒や*(お茶)*生姜湯を飲んでさらに発熱を促す・・・無茶なようですが、それなりの理屈もあるようです。
 *(すっぱい)*風邪をひいたら、すりおろしの*(りんご)*リンゴとお粥ていどに食事を控えて、充分な休養と睡眠をとるのが大切です。
 昨夜のNHKで、もし新型インフルエンザが登場した場合、1週間で*(地球)*世界中に広がり、死者は1億数千万人という予測もあると言っていました。
 新型インフルエンザは恐いですが、新型インフルエンザに感染しても皆死ぬわけではなく、割合としては生き残る人の方が多いのです。そして、その生死を分ける決め手は、自分自身の免疫力の優劣です。
 もし風邪をひいたら、薬に頼りっきりにならずに、自分の*(グー)*免疫力でどう治すかの工夫や訓練をしておくことも大事かもしれません。