無病息災のとびら

21世紀の健康について考えています

最新医学と健康

2012年02月20日 19時37分52秒 | 体の仕組み

 

基本的に漢方は、本来人間が持っている自然治癒力の強化を目指す医学だとおもいます。

 

運動で喘息が治ったとか、玄米菜食でがんが治ったとかいうような、体質改善によっても病気は治るわけで、現代医学もそんな事をもっと科学してみたらどうかと思っていましたら、そんなテレビ番組がありました。

 

それは先週のNHKスペシャルで、アメリカの最新のうつ病の治療といわれるものでした。

 

そのなかの「認知行動療法」というのは、過去の楽しかった思い出をイメージすることによってうつを治そうとするもので、笑い健康法や座禅のようなものを科学しているようにみえました。

 

又、TMSといわれる経頭蓋(けいとうがい)磁気刺激は、磁気で前頭葉の左側にあるDLPFCという背外側(はいがいそく)前頭前野を刺激するというものです。

 

DLPFCは判断や意欲に関わる場所だそうで、不安や恐怖・悲しみなどの感情が生まれるへんとう体をコントロールしている場所でもあるそうです。

 

そして、ここを刺激することにより血行を良くし、DLPFCの働きを活性化して、へんとう体の暴走を抑えて、うつ病を治そうとするもので、それはちょうどマッサージのようなものを科学しているようにみえました

 

 

 


レンコンと健康

2012年02月05日 09時53分14秒 | 栄養と健康

 

正月もしばらくたったころ、家内が天ぷらをするというので、冷蔵庫に残っていたレンコンを輪切りにして一緒に揚げてもらいました。

おせちのあまり物のようでしたが、結構おいしくいただきました。

 

レンコンって滅多に食べないねと家内にいうと、スーパーに行っても、レンコンは正月以外には売場にないそうです。

売場に置いても、あまり売れないのでしょうか…

 

確かに、昔とくらべ、根菜類は食べなくなっているかもしれません。

 

芋の摂取量は、1950年と比べて今は10分の1に減っているそうです。

レンコンの摂取量はどうなんでしょう…

 

レンコンは栄養があるようにはみえませんが、でんぷん質が豊富で、ネバネバ成分のムチンは胃壁を保護するうえに、タンパク質分解も促して胃腸の負担を軽くしますから、冬を温かく乗り切るためには格好の食材のようです。

 

又、ファイトケミカルのタンニンは、消炎・抗酸化作用があり、レンコンのしぼり汁は、痰や咳止めにいいとされます。

 

みかんの1.5倍あるビタミンCは加熱に強く、歯ざわりのよいサクサクした食感は食物繊維が多いからで、カリウムや亜鉛、銅、鉄なども多いようです。

 

最近、花粉症を治す成分もありとされ、漢方では、五臓の不足を補い、心を鎮め、諸病を治し、滋養強壮にも効があるとされ、結構スーパー食材なのかもしれません