人生アラカルト

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ラ・マルセイエーズ

2015-11-21 23:13:34 | 80はミステリーゾーン
パリの同時多発テロで多くの人が亡くなった
コンサートホール近くの広場には、連日人々
が集まって犠牲者を悼んでいると、マスコミ
は報じている。

広場で人たちが歌っているのが、フランスの
国歌の「ラ・マルセイエーズ」だ。

国歌で忘れられないのが、映画「ピアフ」の
一場面のピアフが道端で歌った「ラ・マルセ
イエーズ」。

シャンソンの女王と呼ばれたピアフだが、少
女時代は道端で歌を歌って、生活費に充てて
いた。

歌の合間に国歌が歌われ、観客は少々驚いた
が、ピアフの歌う国歌は大人になって、あの
独特の声でなく、少女の済みきった美しいソ
プラノであったと記憶している。



ところが、「ラ・マルセイエーズ」の歌詞を
知ると、内容に驚く。

祖国の子供たちよ、栄光の日がやってきた!
我らに向かって、暴君の血塗られた軍旗がかかげられた
血塗られた軍旗がかかげられた
どう猛な兵士たちが、野原でうごめいているのが聞こえるか?
子どもや妻たちの首をかっ切るために、
やつらは我々のもとへやってきているのだ!
武器をとれ、市民たちよ
自らの軍を組織せよ
前進しよう、前進しよう!
我らの田畑に、汚れた血を飲み込ませてやるために!


この国歌はフランス革命期作られたと聞くと、内容が理解
される。


テロに向かって人々は国歌を歌う。
遠い地での悲劇を呆然と見るばかりの日本人だが・・・