人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

京の朝は子供達が早起き

2014-07-31 20:15:06 | 京都の名所
古都・京都は連日猛暑に見舞われている。
年寄りは朝が早い。
6時、車を東本願寺へ走らせた。
朝のお勤めが目当てである。

ところが、朝の道路はすいているものだから、
通りを行き過ぎた。

それで、西本願寺へ行くことにした。

お西さんの駐車場はすでに開いていた。
係りの人が紙切れを渡していうには、1日は盆踊
りです、と。

すぐに帰りますから・・・

本堂は誰もいない。廊下伝いに阿弥陀堂へ行くと、
子供達が大勢正座していた。


やがて、「なもふかしぎこー」
正信偈が始まった。

お東とお西とは同じ正信偈でも、読み方、抑揚が違
う。

私はお東だから、阿弥陀堂から離れた。
境内はまだ閑散としている。
静寂。

我がマンションでは庭のプールで子供達がラジオ体操
をしていた。



今日も暑くなるぞ!!

夕方、稲荷山の上に大きな入道雲が盛り上がっていた。

去年、雲が人の顔をいくつも作っているのを発見したが、
今年はさらに多くの顔ができていた。

さて、いくつあるだろう。
五つ、六つ・・・まだあるよ。

青い大海原と天に至る千枚田

2014-07-30 20:23:16 | 日本海
輪島に人はいなかった。
おなじみの朝市は午前中だけ。
休み明けの駐車場はガランとしていた。



でも、街は整然と新しいのだが、アンティーク調。
え?あれはどこにもあるビジネスホテルじゃないか。




足湯にご婦人が一人。お湯に足をつけていた。



足湯といえども、形を整えるのが、観光輪島。



これはぺっと用か。

だれもが訪れる「キリコ会館」。
能登にはキリコ祭りが主だったものだけで18もある。
7月から9月にかけて各地で催される。

また、「あえのこと」など奇祭も数多い。
「会館」へ行けば、全て確かめることができる。
やはり、能登は民俗学の宝庫なのだ。

そして能登は「やさしや土までも」




耕して天に至る「千枚田」は圧倒的な広さであった。
これまで何回も訪れたが、いつも大海原との対比が
すばらしい。
ここも、観光客用の展望台が作られていた。

心落ち着く門前の総持寺

2014-07-28 19:01:10 | 日本海
門前に曹洞宗の大本山祖院の総持寺がある。

入口は実に質素。近くに高校があり女子生徒が参拝客に
「こんにちは」と挨拶する。



入山料400円を払って境内を進むと目の前に山門が立ちはだかる。
境内の建物全てが欅造りなので、落ち着きがある。
京都にも知恩院や南禅寺、東福寺など名だたる山門が人を招くが、
総持寺の山門は静かに奥能登の地に佇む。


裏から見ると、一面芝生が植えられ、山門を浮き上がらせていた。

山門の前に掃除する可愛い小僧さん像が。
掃除、つまり作務は座禅に次ぐ重要な修行であると、説明している。


素晴らしい。


山門からは法堂や仏殿など一目で確認できる。
もう、一つ一つ中に入って拝観する必要がないほどに、分かりやすく
伽藍の配置が頭には入る構図であった。


焼香台の灰が枯山水紋様に刻まれていた。

奥能登観光はここを初めに訪れることをお勧めしたい。

波が荒いのはサービスです

2014-07-25 20:21:55 | 日本海
ペンション「ふるさと」は自然林の中にある。
朝の散歩がよかった。

ただし、近くに原発がある。
原発と聞くと、ぎくりとする人がいるであろう。
なにもなかければ、静寂そのもの。

宿を始めたおばあちゃんは話好きで、28年前に
ペンションを立てた時の話から、その時の借金が
まだ残っているので、死ぬわけにいかないとか、
こちらから聞くわけでもないのに、よくしゃべっ
た。それも、こちらが朝ごはんを食べている間の
こと。

ペンションのおもてなしは、囲炉裏で焼く魚だと
のこと。焼き魚コースは複数でなければやってく
れない。だから、私はパスした。

今度ご兄弟でいらっしゃったら、焼き魚とともに
広いお部屋も用意します・とのこと。

宿から近くに景勝地の能登金剛「巌門」がある。
高い崖を石段伝いに降りると、遊覧船乗り場が
あった。


船は二人以上でなければ出発しない。

しばらく待っていると4人連れが来た。
間もなく景勝地の能登金剛を海から眺める。
ところが、この日は波が高く、船が揺れた。

えらい揺れますなあ、と尋ねたら、
「サービスです」と船員は答えた。

帰りの道は崖を上がると、同乗の女性たちの
笑い声がはじけた。

おじいは稲荷山で足を鍛えているのに、手すりに
つかまって、息を切らせていた。
ああ、しんど

砂にめり込まない「渚ウエーイ」

2014-07-24 16:41:54 | 日本海
昨年度の文科大臣賞受賞を記念して兄弟が奥能登で
祝ってくれた。お盆の法要も兼ねた。集合場所が半
島の端っこの珠洲市。

奥能登はかつて何回も行ったことがあるが、
鉄道は途中でちょんぎれていて、残りはバスで行く
しかない。奥能登には飛行場がある。飛行機でも行
けるだが、京都からの利用は無理。で、車で行くこ
とにした。

いつも行く新潟の上越市に比べるとやや近いが、京
都からえらい遠方である。慣れない400キロのド
ライブは80前のじじいにはしんどい。それで途中
口能登の志賀町で前泊することにした。原発のある
ところである。

能登へ行くには金沢から海岸沿いを走る「のと里山
街道」を利用するのが便利だ。

途中、タイヤが砂にめり込まない「千里浜なぎさド
ライブウエイ」が有名だ。





この通り砂はきめ細かく、水際でもすいすい車を走ら
せることができる。



この日はペンション「ふるさと」で一泊する。
ペンションは自然林を開発した「リゾート」の
一角にある。

自然林が広いので、地図で見つけるのは大変である。
カーナビがちゃんと連れて行ってくれた。

京都の夏は祇園祭り

2014-07-17 18:51:20 | 京都の名所
「コンチキチン」 祇園ばやしを奏でながら都大路を進む山鉾。
京都の夏はなんというても、祇園祭やで。山鉾はどこを見ても
「美術館」。豪華なもんや。今年は本来の神事に基づき、前
祭りと後祭りに分けられた。「あとのまつり」やが、ちょっ
と意味が違うかね。



地下鉄の御池から地上へあがると、人で埋まっていた。と字
ではそう表現するところだが、京都の混雑は余裕があって、
やさしいのやね。



先頭を行く長刀鉾は祭りを象徴する雅やかさと威厳に満ちる。


駱駝が歩く模様が祭りの懐の広さを見せてくれる。
人気がある孟宗山。




二階のへりに腰かけ、笛や鉦を鳴らす囃子方はかっこいい。
男も粋やなあ。



通りは、テレビやラジオも大忙し。



函谷鉾は重量感にあふれる。あれ、稚児は面をかぶっている。



地上8メートルのお役目ご苦労様。暑いでしょうね。



後ろ美人。「見送り」とはうまいこというな。

「ありがとう」を3万回

2014-07-09 21:59:49 | 判断は勝手
がん治療でネットを泳いでいたら、「ありがとう」を
3万回唱えたある人の母親の話が出ていた。母親は
末期のがん患者であった。

話に前置きがある。

コップに半分の水が入っている。
・半分しかはいってないじゃないか。
・半分も入っている。
・半分も残してくれている。

感謝の気持ちが出るのは後者2つの気持ちだろう。
そこで「ありがとう」とつぶやく。

母親は何事も「ありがとう」と返す。
家にいても、「ありがとう」を繰り返す。
一日「ありがとう」をつぶやく。
あらゆる事柄に感謝し、「ありがとう」を言葉に
する。1日1000回つぶやいた。

1か月で30000回だが、25000回ほどで、身体が軽く
なった。

さらに、「ありがとう」は続けられた。

だから?


先をすぐ求めるのは現代人。

「南無阿弥陀仏」を一日中唱える。これはどうだろう。


比叡山の修行で堂にこもって、五体をなげ打って一日
3千仏の名を唱える。籠山修行。
やがて膝はすりむいて、血が出てくる。

行もここまでくると、「だから?」という人はいない、
と思う。

「ありがとう」は修行か。
そうではあるまい。
母親は自然と口に出していた。

結果は? やはりそうくるか。





お稲荷さんが外国人no1観光スポット

2014-07-06 15:13:42 | 京都の名所

世界最大のトリップアドバイザーが発表した
「外国人に人気の日本の観光スポット」で、
伏見のお稲荷さんが2014年第1位でした。

このサイトは世界40か国で展開する口コミだそ
うです。

それで、今日も行ってきました。
三つ辻で早速外国人が案内板を見ていました。

境内で案内板は日本語が多い。でも、図です
から見てわからんことはない。

言葉を聞くと英語のみならず、フランス語、
ドイツ語、アジアは中国語、韓国語、タイ語
、これはかろうじてそうじゃないかと分かる。

取材した記者によると、お稲荷さんのどこに
魅力を感じるかというと、

赤い鳥居が稲荷山(233m)の頂上まで続く
光景が神秘的だそうです。

石段は結構きついのです。
私はかつては休まずに登れたのが、いまは3回
ほど腰を下して休憩しなけばなりません。

しんどいのに、外国人はひるまずに石段を
登って行きます。

ちなみに京都の世界遺産は17か所もありますが、
お稲荷さんは含まれていなくても外国人に好ま
れる。

面白い現象だと思いませんか。

私も負けてはいられません。
稲荷登山を続けようと思っています。トレーニ
ングのために。



麓には別のお宮さんが茅の輪くぐりを設けていました。