人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

79歳の誕生日とがん手術

2014-01-30 12:46:39 | がん治療

79歳の誕生日を迎えた。三浦さんがいう末期高齢者の仲間入り。

振り返ると私の社会人生活で最も動いていて面白かったのは60

代だった。会社から解き放たれた太平洋へ泳ぎだした解放感が

あった。70歳代はもっと面白かった。人生、末期ではない。

しかし、がんを患ったので無傷で海の中を泳いでいたわけでは

ない。それでも、希望も夢も失ってはいなかった。仕事では神

戸の女子大で新聞を作った。奈良では、地元新聞社で「商店街」

という連載物を続けた。これは、三条通りなど奈良市内のメイン

商店街で全部の商店を取材して回った。いろいろのお店を訪ね、

そこで長年商いする人、働く人たちに会った。

全国紙では絶対許されない取材方法をやってのけた。

これは勉強になった。面白かった。

奈良市の商店がいかにゆるゆるで過ごしていたのか分かった。

地元では「大仏商法」と呼ぶ。

 

食道の具合がよろしくない。残っていた手術後の患部がぐず

ぐず言っている。がん化へ向かっているのかも。

近く再手術する予定だ。

当分、予定はすべてキャンセルする。

 


「永遠の0」と若い世代

2014-01-29 18:15:49 | 判断は勝手

映画「永遠の0」を観た。

日本軍が主役の古い戦争映画の新聞広告を見ると、やくざ映画の

役者たちがずらり並んでいる。いやだね。見たことなくても、な

んとなくセリフが浮いて出てくる。

「0」の老役者たちは思い出あるいは、戦争に加えられた世代と

して証言を担当している。

私の数年先輩たちが第2次大戦に参加していた。

中には、映画のように、特攻に参加させられた学生もいるのだろう。

ほんのちょっと遅く生まれたばかりに、つらい経験はしなかった。

これをラッキーという奴は、ぶん殴られる。

 

やけに女性の観客が多いと思ったら、この日は女性優待していた。

映画に涙する人が多かったと思う。

自分を命を守ろうとする主人公に感銘を受けたのだろうか。祖父の

運命に驚いたのだろうか。戦争の過酷さに目をそむけたか。

この映画に限らないが、映画が終わって長い製作者たちの記述があっ

ても、観客は立ち上がらない。

私なんかエンドマークが出るやいなや立ち上がる癖がついているので

真ん中に座っていると、不便このうえない。しかし、長い字幕を見て

いると、沢山の人や組織が加わっていることに驚く。多くの新聞社名

は戦争の考証を丹念にした、ということか。

ところで、若い人たちの意見を聞きたい。

阿部首相が靖国神社参拝をして各国から非難を浴びているのだが・・・

どう思いますか。戦犯と違うし、話が違うと言わないで。

 


塩味残る大徳寺納豆

2014-01-24 20:09:32 | 京都の名所

金閣寺に続いて大徳寺へ行って来た。

健康のため、毎日10000歩くこともいいが、いつも同じでは

つまらん。京都はわざわざ遠くから沢山の観光客が訪れる。京

都にぼーとして見過ごす手はない。私には市地下鉄・バス乗

り放題の敬老パスがある。これはただではないが、単区間を

乗り継いでも自由で便利だ。

で、まず北大路まで、地下鉄で行き、バスに乗りついで2駅

で大徳寺へ行ける。

この辺は大徳寺納豆を販売する店が数軒ある。

簡単にいえば、納豆を乾燥させたもの。固そうだが歯の悪い人でも

お茶漬けにすれば、美味しく食べられる。

懐かしいのでもちろん買ったさ。

そのまま、大徳寺を通りぬける。ここの山門も美しくて有名だ。

仏殿は暗いが仏様が見える。

大徳寺の塔頭には有名寺院が多い。加賀前田藩ゆかりの寺もある。

それらを、横目に通りぬけると、今宮神社に出る。

ここへ来た目的は2軒あるあぶり餅屋だったが・・・

今日はお休み。

京都の冬は寒い。あぶり餅に振られ、とぼとぼバスの停留所へ。

それでも、9000歩の散歩。

 

 


料理作りはボケ防止に役立つ

2014-01-21 20:45:45 | お勧め

一人暮らしの老人にとって厄介なのは、食事作りであろう。

することがなんにもなくて、凝った中国料理を作ろうと思

えば作ることは出来る。私も一人になってから、いろいろ

料理に挑戦してきた。

私は料理はプラモデル同様、設計図さえあれば、どんなに

難しかろうと”らしきもの”は作れると思っている。レシピ

はインターネットでいくらでも拾える。

その代り、材料に手を抜くと腕も悪いは、味も2の次にな

りかねない。男は準備段階で手は抜かない。

自分一人のために、凝ってなんとするといわれる。

料理は、実は認知症予防のために役立つ。

先ず、スーパーで材料をそろえるところから、試合開始

となる。3度3度奥さんにご飯を作ってもらっているご仁

には分からないだろうが、今キャベツが高い。トマトは

ずっと高い。それに、店によって値段が違うから店を選

ぶ作業も重要だ。

つまり、値段の高低から魚はどこで獲ったものかまで、調

べることができる。新聞より先に食料の値動きが把握する

ことができる。

さて、認知予防はここからが問題提供となる。

買ってきた材料の値段をノートか家計簿に、レシートを見ず

にうつせるか。

私はネットの家計簿に打ち込んでいる。

さらに、昨日のおかずはなんだったか。朝、昼、晩別に思

い出す。


我が家に・アルプス氷河号・がやってきた

2014-01-18 14:40:18 | 京都の名所

我が家に生息する動物といえば私。植物はポトス。ポトスは

私が上越へ行くのに二週間家を空けても、枯れずに待っていてく

れる。他の草花も花を落としても形を残している。といっても、ポト

スだけでは独居老人が住むには、寂しい住居に変わりない。

なにか、動くものがないかと思案した結果、ジョーシンのおもちゃ売

り場へ向かった。

子供のころから、関心があった模型の鉄道。機関車や電車。嵐山へ

行ったとき本格的ジオラマに驚いた。トロッコ列車の始発駅に設けら

模型の数々が動き回っていた。

あれだ。

購入したのは、「アルプスの氷河特急・グレッシャー オン ツアー」

だ。線路はnゲージ。線路の長さ83センチ、幅34センチとコンパクト

型なので、リビング卓上でも列車を動かせる。

電気を通すと列車は3両で動く。

ゆっくりしたスピードでまるく動き続ける列車の横で、コーヒー

を飲んでいる。

 

 ついでに、台所の棚も写真のギャラリーにしてるので、ご紹介しよう。

 


あなたは金閣寺を見たか

2014-01-16 22:46:53 | 京都の名所

京都にいて、数十年も金閣寺へ行ってなかった。

観光客に交じって京都駅から市バスで向かう。

思ったより近くに金閣寺があった。いつもは雪が降った光景で

テレビで見るばかりだが、行って実際に建物を見ると「ほーー」

と思わず叫ぶだろう。

どうです。すごいでしょう。

逆さ金閣もきれいでしょう。

説明は抜きでただ見とれたらいい。

来ている観客は圧倒的に外国人が多い。金閣だけ見せて400円というのも気に入った。

とくに京都の人は天気が良くなったら一度足を運ばれるが良いと思う。

この世界遺産はすごいよ。


平均寿命まで来た、あとはおまけ?

2014-01-13 20:27:30 | お勧め

今月30日の誕生日に、79歳になる。

高校時代の同窓から電話が来て「おれたちは、平均寿命やで」。

なるほど、男の平均寿命は約80歳らしい。淡路恵子は平均まで

長生きできなかった、ということか。

平均寿命はその日がくると、ばたっと逝ってしまうのでは、もち

ろんなく、身体がじわじわと弱ってきて最後にご臨終、となる。

じわじわと弱って来るのが、70を過ぎたころからで、健康年齢、

健康寿命とかいう。

そのころから、病に倒れると医療費のかさが上がる。金をかけな

がら往生の道をたどる。

後期高齢者と最近言わなくなったが、後期高齢者とはよく言った

ものだ。後期がすすむと、末期高齢者となる。この時はお迎えも近い

ところから、寝たきり、アルツハイマーが増える。

問題はこのグループに入ることなく、ぽっきり木が倒れるように、あの

世に行くことだ。

そこで、自論の生涯スポーツの重要性である。

バリヤフリーの安全な家屋は足腰によくない。

柔らかいものばかり食べていると、歯によくない。

この間、自転車の荷物でもたもたしていたら、手助けに近所のおばちゃ

んが来た。私はつい「老人を甘やかさないでほしい」といったらおばち

ゃん、けったいな顔をして向こうへ行った。

電車に乗って困るのは席を立ってくれることだ。京都の地下鉄は距離が

短いから、立っていても知れてる。地下鉄を立つことは、足腰のささや

かなトレーニングになる。

足腰の弱い年寄りは電車で立とう。これだけも、少しは長生きすると思う。

と思うのだが、「余計なお世話だ」と叱られそう。

へい、すんまへん。

 

 

 

 


若人のエネルギーがはじけた

2014-01-12 19:53:39 | 京都の名所

12日は三十三間堂で若者たちが通し矢を競い、都大路は女子駅伝

で市民たちが火花散らす走者たちに声援を送った。

三十三間堂は弓矢を持った若い人と参詣人が狭い射場に押し掛けた。

細い棒を空に向かって突き上げている。その先は? カメラ。

人の頭越しに、矢を射る新成人の晴れ姿を撮っている。

女子駅伝。今年はスタート地点の西京極に近い西大路でランナー

を待った。ばっちり撮ったつもりがご覧の手ぶれ写真かピンボケか。

新しいレンズを採用してからトラブルが続いている。

原因は? ??

ランナーたちはこの後、力の順で一人ひとりの戦いとなって、列が

細くなる。先回りして阪急、地下鉄を乗り継いで、丸太町へ行ったが

大半が行ってしまったあと。「愛媛がんばれ」「和歌山がんばれ」 市民

たちが走者のゼッケンを見て励ます。

これがいいんだなあ。

これで私の正月行事はおしまい。

 

 


人間、死しんだらゴミになる?

2014-01-07 22:41:59 | 京都の名所

人は死ぬとどうなるか。

法曹界で名の知られた人が「ゴミになる」といって死んだ。

ある小冊子に書いてあったので、興味を持った。

「天国へ行く」だの「お浄土へ参る」はよほどの信心か確信がなければ、

他人には言えないであろう。

彼の言いたかったのは、「無になる」だった。

「無になる」と言えばなんとなく理解も得られよう。

ものも言い様で、「ゴミ」は言い過ぎと。

では「お墓の中は全部ゴミですか。ゴミを拝んでいるのですか」

よほど筆者は腹に据えかねたらしい。


知恩院ー八坂神社ー石塀小路

2014-01-03 18:36:16 | 京都の名所

正月3日、地下鉄、市バスを乗り継いで、祇園へ出かけた。

八坂神社前の東大路は人と車でごった返していたが、知恩院まで

来ると山門前はのんびりしたものだ。

雄大で静寂、しかも凛としたたたずまいはいつ見てもほっとする。

これが丸山公園へ入ると、俄かに庶民的な空気に変わる。

その一つは、いもぼうの存在だろう。露店が立ち並ぶ公園に老舗の店が

「あのいもぼう」の声を発する人に連れ添いがあいずちを打つ。

満開の花を咲かす名物の八重桜の大木が骨と皮状態でおかしかった。

八坂神社は前夜から、参詣客が境内を埋め尽くしす。平安時代の衣装を身につけた女性たちがなにか

イベントしている。人が多くて、頭越しにシャッターを切ると早々に境内を離れた。

石塀小路はだれも人がいない時に何度も写真を撮っている。趣はあるのだが、人がいない時はただの

塀の通路か。

この後、二年坂から清水寺に向かおうとしたが、あまりに人が多くて、西大路通りへ抜けてしまった。