生まれた瞬間に勝負あり。
数年前から使われ出したという
新語大賞の有力候補。「親ガチャ」
カプセル販売機から「がちゃがちゃ」
出る運任せの球を見事に引っかけた
ことば。
初めは「真面目にやれ」という返し
が多かったが、次第に共感の声が広
がった、という天声人語氏の意見。
高度成長期では何倍ものリターン
があった。もっと以前、道は自分
で開かなければならなかった。
「立春出世」、「星雲の志」が消
えて今は「親ガチャ」か。
上越に寒気がかけ足でやってきた。
今年の１月は途方もない雪が積もって、
私も驚いた。
屋根から地面に向かって雪の壁が連な
った光景は初めてだった。
私は冬に弱い。果たして年末はどうな
るか。
最近、音楽を聴く機会がいくつかあった。
そのうち、キリスト教高田教会で、パイ
プオルガン修復による披露コンサート
があった。
教会が限定50人を募ったところ、数日
で満席になったという。20年ぶりのオ
ルガンオーバーオールを、人々は待っ
ていたのだろう。
当日はバッハなどの教会音楽が演奏さ
れた。
今日は我がビレッジでもピアノによるコ
ンサートがあった。
子犬のワルツ、千の風のなって、愛燦燦
と、などおなじみの曲が演奏され、入居
者や昼食に来た客らが聞き入った。
今年は日課に畑仕事ととグランドゴル
フが加わったので実に忙しかった。
毎日一枚づつめくる日めくりのカレン
ダーは数日溜まっているのが常。
朝のルーティーンの一つ、スポーツク
ラブを武道館に変えた。
これは、武道館は車で数分のところに
あるので時間短縮に役立っている。
クラブではヨガも加えていたが、簡単
なヨガは習ったので、自分一人でもで
きるようになっている。
クラブでは週に4日の午前というしばり
があったが、武道館は毎日夜遅くまで
ok。それに料金も高齢者は１６０円なの
で、毎日行ってもさほど負担にならな
い。
武道館での滞在時間は1時間半と決めて
いる。それ以上いるとくたびれてしまう。
そうなると「なにしてるやわからへん」
状態になってしまい、後に差し支える。
あなたにお上げするものがなにもない。
でも笑顔がある。
「和顔施（わがんせ）」
瀬戸内寂聴さんから本を通じていろいろ
教わったが、「和顔施」が心に残る。
寂聴の本は分かりやすい。仏教に関する
ものは五木寛之さんも分かりやすい。読
む人を見据えて書いているからだろう。
「ほほえみ」はなんと穏やかな言葉だろ
う。これに心がなごむ言葉を添えれば、
人のとげとげしさも失せる。
寂聴さんが亡くなった。
作家のいいところはいい言葉を残せる、
だろうか。
カメラもスマホでいい写真が撮れる。それで
追いつめられるかのようにカメラ大手メーカ
ーが高級カメラの売り出しに力がはいってい
る。（新聞に出てた）
中でミラーレス一眼レフで競争が激しいとか。
だが、値段を聞いて一歩引く。69万円や88
万円。
一秒間の120枚撮れる。
そんなに撮れてどうするの？
プロの世界でしょうね。
高級カメラー。
高級車に乗れって言われてもいきなりじゃ
どうしてよいか分からないと同様に素人に
は見るだけの存在だろう。
でもよ。
高級化にため息をつくのは、楽器の世界では
当たり前。このフルート2千万円するんやで。
材質がゴールドやが、素人でも音が出れば、
演奏できる。
カメラが８０万円といって、楽器にから比
べたら「知れてる」 しかも使うこともでき
る。
何をいいたい。
いや、別に。
農家の人だろうか、最近カエルの声が
聞こえない、とか。新聞投書欄に載っ
ていた。
私は今年の夏、蝉の声を聞かなかった。
家の裏には畑兼用庭があるのに、蚊は
お目にかからない。
いわゆる害虫駆除が生活圏に徹底して
いるせいなんだろうが、殺虫剤はあら
ゆる虫たちを駆除する。
人間は勝手な生き物で、花を育てても
蝶の姿が見えないのは寂しい、と思
う。植物の交配にも役立つからだ。
もし、殺人剤なるものを使用する宇宙
人が現れたら。
ふと、虫どもの気持ちになってみた。