人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

「女房役」とか「女性の目」という言い方

2017-07-31 10:27:33 | 80はミステリーゾーン
もう20年も前の上野千鶴子さんの
著書「きっと変えられる性差別語」
を書棚から引っ張り出した。

ジェンダーから生まれた差別語が次
々出て来て興味深い。

わたしのようなじじいはジェンダー
の標的にされる年代でもあるから、
思い当たる言葉ばかりである。

例えば今は倉庫にしまわれた言葉に
母国、母船、母校がある。

いまでも、ひょいひょい使われる「女
性の目」、「女性の気配り」、「女房
役」(キャッチャー、官房長官)。


女性パイロット、女性署長、さわやか
第一線も表現としてある。

何があかんのかというと、全部男から
出る言葉、女性はこんな人ええなあ、
という気持ちが入っている。

女性からいわせると「おお、気持ち悪」
と思わせる言葉が《性差別語》なのだ。


シューベルトの「セレナーデ」

2017-07-29 18:27:04 | 80はミステリーゾーン
シューベルトの「セレナーデ」を聞くと
老人の頭は学生時代に戻る。

初めてドイツ語学ぶ。
最初に聞いた音楽が心に響いた。

ピアノを習った時、おれでも弾ける。

フルートで吹く。

そして、ホロビッツで聞く。

未熟な演奏では再現できない深い演奏。

黒いマントを羽織った音楽家が「次は?」

もち、演奏する。




Horowitz plays Schubert-Liszt Ständchen (Serenade)

先祖より子孫の動向を追う

2017-07-29 17:30:05 | 80はミステリーゾーン
かつて自分のルーツを探ることに
関心が集まった時代があった。

いわゆる家系図づくりを試みる人
は多いだろう。

でも、やってみてぶつかるのは、
蜘蛛の巣のように広がる人の流れ
に、戸惑うこと。

何も考えずに、目的を持たずに家
系図作りに手を付けると、かなり
しんどい作業であることが分かる。

それで、亡くなった先祖を追うこ
との虚しさに直面した私は、いま
生きている親類の動向に的を絞っ
た。

人生残りが薄くなって、自分にで
きることはこれかな、と82歳は
計画に手をつけた。






ブログをさぼるとどうなるか

2017-07-27 06:27:24 | 80はミステリーゾーン
筋肉痛など身体の不調で、ブログを
しばらく休んだ。

久しぶりにキーをたたいて感じたこ
とは文章が雑になるということ。

ブログの記事であっても、文は人なり
で性格も出よう、品格もでよう。

どんな問題であっても、文と言うもの
はいつも書いてなければ、自分の文章
にならない。

フルートも音階など基礎をさぼると、
音がかすれる。テニスはボールから離
れは感覚がにぶる。

みな同じだ。

「ほら、あれがなくなる」ために

2017-07-27 01:03:48 | 80はミステリーゾーン
金沢で兄弟と横浜の従弟姉従と湯
涌温泉に泊まった夜、音楽につい
てしゃっべていたがどうしても曲
名が出てこなかった。

人の名前が出てこないのは多いが、
曲名を忘れるのは珍しいのでは。

ところが、朝起きた瞬間、脳神経が
つながって、その曲名が出て来た。

「エストレリータ」

私が死んだときに流したい曲だ。

メキシコ生まれの美しい曲で、最近よ
くフルートで吹いているのに忘れると
は。

ちょっとショックだった。

茂木健一郎先生の『「ほら、あれだよ
あれ」がなくなる』の本を開く。

長寿と認知症とはセットで、認知症は
80歳で16%がなるが、85歳で3
2%,90歳で実に50%がぼけにな
るそうだ。

先日、104歳で亡くなった日野原重
明先生は毎週、朝日新聞のBEに連載を
書いていた。私も愛読していた。

ぼけるかどうかは人それぞれ。個人差
が激しいと茂木先生。

脳を若々しく保つにはどうしたらよい
か。

「好奇心をもて」と先生はおっしゃる。

美術館に行く、音楽会に足を向けるも
その一例。

私の場合、このくそ暑いのに、祇園祭
にでかけた。

海馬君も刺激受けたし、体力アップよ
り維持につながったかも。



御池通りに長刀鉾が堂々

2017-07-17 00:46:01 | 80はミステリーゾーン
祇園祭は17日クライマックスの
山鉾巡行を迎え、四条通りから河
原町、御池通りへと豪華な祭りの
列が続いた。

何時もの通り私は、地下鉄で御池
に降りて巡行を迎えに行く。あの
広い通りが人で埋まるのはこの日。

先頭をつとめるのが長刀鉾だ。鉾
から空に向かって大太刀が強い光
をきらりと光らせる。といいたい
ところ、この日は巡行日には珍し
い曇り空。















ほかにも、鉾を動かす祭りはあるが、
規模と豪華さでは、祇園祭は群を抜
くと、テレビで絶賛していた。

なるほど、御池通りのマンションは
高いはず。来月は五山の送り火が見
られるもの。

鉾の動きに続いて人も動く、人々は
動く美術館に見とれていた。

24日には後祭りがあり、私の好き
な「大船鉾」が登場する。

高音で力強く、喉を鍛える

2017-07-13 21:51:28 | 80はミステリーゾーン
年寄りは誤嚥性肺炎を防ぐため、喉を鍛
えることが必要だ。

私は朝、まず妻の位牌に向かって短いお
教を上げる。

音の高さは高め。そして一語一語力強く
声をだす。

次いで、スポーツ吹矢を20射吹く。
夕方にはフルートの練習をする。

むせる。声がしわがれる。声が小さい。
これ、すべて喉あるいはその付近が悪い
状態なのだ。

食道がんにかかったとき、電話の声が小
さくなり、入院するとしわがれた。

声の小さい人、弱い人は要注意。

交通量の多い通りで、歌を歌う。カラ
オケもいいし、電話の声も遠慮なしに声
量を出そう。

「じいさん、元気そう」離れて暮らす家
族も安心するよ。

祇園祭をブログで追う

2017-07-12 20:57:28 | 80はミステリーゾーン
私にとってブログは老いつつある頭
のストレッチだ。

今年も京都の都大路を彩る祇園祭が
17日に鉾の巡行。24日に後祭り
がある。

毎年、ものすごい人並みに加わって
祭りを楽しむ。楽しむだけでなく、
ブログで祭りの模様を記す。

もし、いつものことや、と家に引っ
込んでいたら、老いの坂を転げ落ち
るだろう。

その中に、今年の祇園祭はどうなん
だという、好奇心が四条通りへと向
かわせる。もちろん、通りにある鉾
に上がらせてもらう。

子供達の物売りの声をしっかりと耳
に残す。

京都市民ならば、絶好の機会をもの
にしないでどうする。

毎年、毎年祇園祭を見て、様子を描
くが、同じことの繰り返しではない。
祭りに多くの人が関わる以上、変化
が起きるのは当然。

なにしろ、鉾だけでも33基もある
のだから全部見て回るにはまだ、生
きねば。


若人の声にほっとする環境

2017-07-09 15:39:02 | 80はミステリーゾーン
法事の金沢から帰ってきて、翌日の日曜日。
朝から曇天、隣の龍谷大からアーチェリー
射場から学生たちの歓声が聞こえる。

うれしい環境だ。

入居当時は学生の声がうるさく感じたが、い
まは大いに歓迎する。

学校帰りの小学生ががやがや、ピーチク。時
には大きな声で叫ぶ。これも元気があって、
うれしい光景。

学生や小学生の声がするとうことは、若さに
満ちている。

彼らには無限の未来がある。

未来の世界が描けない超老人にはまぶしい夢
である。

学生も含め若人の声が聞こえる環境はいいもの
ですぞ。

甥や姪に目立つ未婚者 

2017-07-06 08:05:17 | 80はミステリーゾーン
明日、法事で金沢へ行く。いつものよ
うに集まるのは兄弟4人のほか、関東
から
いとこも2人やって来る。

いつもは、ご無沙汰の間を埋める会話
で過ごすが、今回は「家系図作り」の
話し合いがある。

話し合いの前に、簡単な家系図作りの
ためのファミリーの近況を書いてもら
った。

すると、甥や姪たちの「未婚」が多い
のに気付いた。兄弟ふたりか3人いる
とすれば、結婚しているのは、一人と
いうケース。
平均結婚率より低いのではないか。

昔、我々より以前の年代のころ、年頃
になると、おばさんが飛んできて「い
いお相手」探しをしてくれたものだ。

いまは、結婚は個人の自由であり、親
戚と言っても「人のうちのこと」だか
ら、口をはさまないのが風潮になって
いる。

本人が結婚を望まないにしても、親は
悩んでいる。

私の結婚の場合、相手が未亡人だった
ので、母が叔父さんを呼んで「よせ」
といい聞かされたものだ。

私は説得も聞かず結婚してしまったが、
説得に当たった叔父さんはさぞつらか
ったろう。

今、こんなケースは「ものすごいお節
介」になるだろう。

私は叔父さんがお節介だったとは思っ
ていない。逆に親父がいなかったので、
父親相当の人だったと感謝している。

と、言って結婚しないあるいは出来
ないでいる甥や姪に「早く結婚しろ
よ」とは言わないし言えない。

結婚はあくまで本人の自由だから。
でも、アドバイスならできるだろう。