誇れ長生きを

朝の民放でいささかショッ
クな話題が飛び出した。

日本が後進国になりつつあ
ると。

日本が後進国？　そんなあ
ほな。

スポーツで活躍が目立つ日
本だが、あらゆる分野で落
ち込みが目立つのだという。

つまりぼーとしているうち
次々抜けれている。

特に教育の落ち込みがひど
い。ノーベル賞がでている
のに。

あれは先輩たちの努力が実
ったこと。

なんか、いいことはないも
のか。
　
あった。
「長生き」や。

長生きするということは、
人類のできることの中で、
長い時間をかけて作り得た
貴重な努力の結集なんや。

違うか。

よろけぬために

カルチャーの吹矢講習を受けた
時、カルチャーに勤めていた先
輩は「元気になるで」といいな
がらも励ましはしなかった。

今年6月に住み慣れた京都から
上越市へ移りました。長年巣く
っていた癌はどこかへ行ったみ
たいです。「それで、どう生きる
の？」

これやな、先輩。

テニスを硬式に変えて続けるの
も、スポーツクラブに通うのも、
足腰を鍛えて最後までよたつか
ず生きるためでした。先に逝っ
てしまった先輩へ遅いご返事。

練習すれば

ラジオ第一体操でピョンピョン
飛び跳ねるところで、私だけが
手だけを振っていた。立っての
マットストレッチでもぐらつく。

ところが、上越へ来てから関川
での散歩、スポーツクラブでの
トレーニングが効いてか、足腰
に改良が見られるようになって
きた。

毎日、欠かさず通う接骨院のマ
ッサージ、低周波のびりびりも
腰の曲りにも影響が出だして、
朝起きた時のこわばりが無くな
った。

おそろしいもんやなあ。

年寄りでも、毎日トレーニング
すれば結果がでる。

人には見られたくないけれど、
少しくらい跳び上がれるぞ。

せんよりまし

「せんよりまし」

運動はしないよりまし。

身体にいいことは、なにごとも結
果を過度に期待しない。

そうはいっても、少しでも改良が
あればうれしいもの。

その一つが腰の曲がり改良で、朝
ベッドから降りる時、こわばりが
薄れた。

毎日、関川の土手を歩く。その途
中に接骨院があり、土日除いて毎
日通う。トレーニングで雨の日は
休む。

河の土手を歩くときは、素振り用
のラケットを持つ。

できるだけ背筋を伸ばし、あごを
引いて辺りが良く見えよう目を見
開いて、そして速めに歩く。常に
腰の曲がり改良を意識する。

そして、接骨院では腰のマッサー
ジをしながらの先生の話が面白い。

先生は川の氾濫、自身が少年バス
ケットの監督をしているので、ス
ポーツに意見をもっている。

さすがに、１カ月通って「せんよ
りまし」以上の効果を頂いている。

河への不安

千曲川・那珂川などの台風に
よる惨状を知るにつけ、水害
のこわさを再認識している。

それで、我が家は大丈夫か。
近くに上越市を貫く関川が流
れている。

そこで、市が出しているハザ
ードマップを見ると赤く色取
られた中にある。

危険地域である。赤いといっ
ても真っ赤ではなく、橙色。
説明を読むと赤は３階以上に
逃げなくてはいけないが、だ
いだい色は２階以上の高さと
いうことらしい。

実際は、２階だから大丈夫と
安心するわけではないだろう。

災害への調査は今始まったと
ころ。

命に関わる問題だから、真剣
に取り組みたい。

台風１９号来襲

関川の堤防は破れはしないか。

大きな河の傍に住んでいると、
台風が来る度、不安はあるも
のの、毎日のように散歩して
いると、分厚い堤防に一応安
心はするが・・・。

台風１９号は来る前から、か
つてないほどの大型と脅かさ
れていた。

台風が近づくと、上越市は大
雨特別警報に指定され、さら
に不安を煽られる。

夜になって上越市から携帯電
話に避難指示など対策が次々
届く。


対岸に浸水のニュースが流れ
る。

あ、とうとう。しかし、大河
の影響ではなく、用水の不具
合と分かる。

雨も、風もさほど強くない。

市発行のハザートマップを調
べ外の様子を覗くと、近隣の
人達が避難する様子は伺えな
い。

眠くなって定刻寝た。

翌朝、千曲川の堤防決壊を知
る。広大な住宅地に広がる茶
色い水。北陸新幹線の車両も
水に漬かっていた。

テレビを見て感じた。堤防が
薄いのではないか。

単純な疑問だ。

いい音楽聞いて

大阪フィルの特別演奏会はフル
ートの名手エマニュエル・パユ
の演奏を楽しむことができた。

それも、フルート協奏曲でとく
に親しまれるモーツアルトの第
２番であった。

フルートを習った人なら一度は
吹いてみたい曲の頂点の一つか
も知れない。

大概は「私のウデでは」とため
息をつくのではないか。

エマニュエル・パユならもう何
回も演奏したであろう軽やかな
音を響かせた。

エマニュエル・パユはもう１曲
協奏曲を演奏した。

指揮者の尾高忠明氏の父の尚忠
氏の作品だ。パンフの解説によ
ると、フルートの技巧と表現性
を多用に生かしているとのこと。

パユは譜面を見ながらも、すご
い技巧を発揮した、と素人なが
ら度肝を抜かれる感じ。

何回、アンコールの拍手が沸き
上がったことか。

遠路上越から駆けつけてよかっ
たと思う。

かつてコンサートの小ホールで
男性合唱団の依頼を受け、フル
ートを吹いた思い出がある。

”あつかま”だった。思うだに冷
や汗が出る。

フルート名演奏

旅の目的の一つ、フルートの
演奏会が京都コンサートホー
ルであった。

大阪フィルハーモニー交響楽
団特別演奏会。フルート演奏
はベルリンフィル首席奏者の
エマニュエル・パユだった。

ホールの日程に載っているの
をたまたま見つけ、早速チケ
ットを手に入れた。

フルートでは人気の奏者とあ
って、予約時ほぼ満席だった。


ところが、２，３階のB席に空
きがあった。ここは京都にいた
時も良く利用していた。舞台を
前に見る定席と違って横から見
下ろす。

また、オーケストラの背中側
に座るP席も好きだった。

オーケストラはやはりA席か、
Ｓ席で聴くのが、ベストだ。

だって、値段が違う。音がい
いから値段が高い。

でも、Ｐ席など座るとオーケ
ストラを後ろからみるから、
正面から見のと違っていろい
ろ発見がある。

打楽器が目の前にある風景。

打楽器は常に演奏しているわ
けではないので、奏者はどう
しているかつぶさに見える。

後半のプログラムでチャイコ
フスキーの交響曲第５番では、
ティンパニーの登場が多い。

この曲は打楽器はティンパニ
ーだけ。奏者は演奏以外の時、
絶えず楽器の調整をしていた。

そして、エマニュエル・パユ
の演奏が始まった。

京都新発見

長年住み慣れた京都は知ってい
るようで、知らないことだらけ。

上越市移転して４カ月。たった
１日の京都旅行は、私にとって
新しい京都発見を体験する場で
あった。

いつも思うことは、テレビで錦
市場を紹介するとき「京都の台
所」という。

錦市場はもはや観光地だ。しか
も売っている品も結構な値段だ
し、市民のどれだけが錦市場を
買い物に利用しているだろうか。
金沢の「近江町市場」も同じ例
かも知れない。

京都人は清水寺や金閣寺に行く
ことがあるだろうか。

京都人の定義はいろいろで、難
しいが、長年住み慣れた人とで
もしようか。出身地はどこでも
よい。

京都人は、自分の庭のようにい
うけれど、京都の名所旧跡は知
っているようで行っていない。
説明できる人は少ないのではな
いか。

今度の京都行は、新発見で面白
かった。・・・続く

10％で勉強

これまで消費税アップの際はそれほで
ばたばたしなかったが、今回の１０％
アップは軽減税率だのキャッシュレス
だの、年寄りも「ぼーとしてたら怒ら
れる」時代に移っている。

私もチコちゃんに叱られんように、ぼ
ちぼち勉強しているが、複雑やなあ。

新聞にもそう書いてあるし、なに使お
うかかな。あわてることあらへんし。