人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

雨ニモマケズ にみる平均寿命

2016-06-27 22:19:59 | 80はミステリーゾーン
宮沢賢治の有名な詩にみる日本人の食事から
寿命のありようが見えてくる。

雨ニモマケズ   風ニモマケズ
(略) 丈夫なカラダヲモチ (略)

一日ニ玄米四合ト  味噌ト少シノ野菜ヲタベ



「100歳まで健康に生きる39のコツ」
の筆者・前田昭二さんの指摘は、これを栄養計算する
とカロリーはあるが蛋白質29・8g、味噌1・7g、
野菜微量。

(宮沢賢治は結核のため、37歳で亡くなっている)

戦前の平均寿命がせいぜい人生50年だったのも、ひ
とえに動物性蛋白質の摂取不足と塩の取り過ぎであっ
た、と前田さんは書いてある。

言いたいのはそこじゃない。(賢治に代わって)









傘は帰らぬが「幸福度1位」

2016-06-26 05:38:29 | 80はミステリーゾーン
福井市の仁愛女子高が10年前から貸し出した
「愛の傘」が終わる。

借りたまま返さない人が圧倒的に多いからだ。

昔から越中強盗、加賀乞食、越前詐欺と北陸
3県にはかんばしくないあだ名がついている。

一方で、ある大学の調べで、幸福度ランキン
グで福井県人は全国1位なのだ。2位富山、
3位石川と続く。

無料の傘は返さないが、福井に生まれてよか
ったと思う人達。

ところが、富山がえげつない、福井は暗い
と互いに悪口をいい合うのも北陸人。


ネットで調べたら、傘を返さない例は函館市も
同様。1000本用意した傘は1か月後100
本に減ったとあった。

天声人語に取り上げられたことで、福井市民は
面白くないだろうが、貸して帰ってこないもの
の3つが本、金、傘だそうだ。

気にしないで、と加賀乞食の私がいう。
慰めになるのかなあ・・・



最高のお布施は顔施(がんせ)

2016-06-25 22:38:50 | 80はミステリーゾーン
とかく仏教の講義を受けると途中で難しくなってか
なわない。

難しい仏教の話でも、瀬戸内寂聴さんの本は一番分
かりやすい。

あなたになにか上げたいが、なにもないとき。
顔施がある。

顔施は<ほほえみ>のこと。
心を送るを言葉は心施がある。
「お元気ですか。お変わりありませんか」

顔施はにっこり笑うだけ。

「和顔施」ともいう。


瀬戸内寂聴さんのお説教を聞きたいものだ。


梅雨の晴れ間に外国人の群れ

2016-06-22 16:13:52 | 80はミステリーゾーン
お稲荷さんに半年ぶりに登って来た。

なんでも一極集中が私の傾向。
この半年は硬式テニス練習と教室で、お稲荷さんに
ご無沙汰してしまった。

頭にできていた血管腫も良性と判断されたので、お
稲荷さんへご報告することにした。



お稲荷さんは相変わらず外国人で賑わっていた。
ほんま、日本人はまばら。

浴衣みたいな和服姿はまず外国人。
東洋人は顔、姿が日本人と似ているが、この暑い
のに着物姿はありえない。

お稲荷さんの登山道わきに咲く植物はあじさい。
あじさいは山にてんざいするお石(いわ)と似合
う。



登山は久しぶりだときつい。
この半年、壁打ちと接骨院のマシーンで足腰を
鍛えているつもりだが、登山で使う足の筋肉は
別らしい。

今日は中腹で階段登りをやめた。

これから、週に一回来ますと神様に約束して山を
降りた。


戦後を思い出す台湾映画

2016-06-19 16:33:15 | 80はミステリーゾーン
久しぶりに落ち着いた映画を見た。

《冬冬(とんとん)の夏休み》ー台湾の映画。

小さな兄妹が、母親が入院したので田舎の祖父宅で夏休み
を過ごす。

ネットで調べあらかじめ筋は分かっていたので、兄妹の行
動は予想がついた。

その通りであったが、子供達が過ごした田舎が、終戦前数
年間、私が過ごした舞鶴に似ていたので、思い出してしま
った。

舞鶴では家の近くにお宮さんがあって、裏手に汽車が走っ
ていた。
映画の中では祖父はお医者さん近くに電車が走る。下の妹
があわや電車にひかれそうになる。そこに身障者の女性が
現れて、妹を助ける。


私が過ごした舞鶴では近くの山の中に提があって、村の子
供達と水遊びをしていた。泳げなかった私は深みにはまっ
ておぼれそうになったが、旧制中学校の生徒さんに救われ
た。

映画で、子供達の遊び場は大きめの川で、妹は兄にあっち
へ行けといわれた腹いせに、川遊びする男の達の来ていた
服を川に流して一波乱。



そのほか、とんとんのおじさんの子悪党との付き合い、お
じさんの女友達の妊娠など、メルヘンから現実に舞い戻る
内容があったあと、母が回復して兄妹は家に帰る。

ラストシーンに流れた音楽がなんと、日本の「あかとんぼ」
だった。似合うね、ぴったりだ。

こんな地味な映画だが、そこそこ席は埋まっていた。
年配が多かった。













マリンバと木琴の違い

2016-06-16 22:20:35 | 80はミステリーゾーン
毎晩、新聞を風呂に持ち込んで読む。

半身浴で、気になる記事を声を出して読む。

普通、新聞はネタ探しの宝庫だが、サーと読む癖がつくと、
内容を掴む読み方で、細部は飛ばし勝ちとなる。

声を出して読む方法は、しっかりニュースを理解できる点、
はなはだよろし。

16日の夕刊は収穫たっぷりだった。

1、奈良の浄教寺でフェノロサが128年前に講演をした
話は、懐かしい。定年後地元新聞で地元商店街を一軒一軒
取材して回ったなかに浄教寺があった。

いろいろ内容のあるお寺だったが、「歎異抄」の英訳を定期
講座していたのには驚いた。「歎異抄」は英語で各国で翻訳
されているが、日本語より英語の方が分かりやすかった。
いずれ、書こうと思う。

2、万葉こども塾。「意味の通らない歌」をわざわざ作った
話が歌と共に紹介されている。意味が通じないから面白いの
だそうだ。万葉びとのユーモアがあふれている。

3、木琴とマリンバの話。奏者の通崎睦美さんが語る。19
81年に亡くなった平岡養一さんの名が出てきて、懐かしい。

木琴は鋭い音色の木琴と丸い響きが特徴のマリンバの違いを
説明しているが、文字から音は再現されない。


白川由美さんは、お風呂場で倒れたそうだ。
近所のおばさんも風呂で亡くなった。おばさんは酒を飲んで
いた。私は風呂へ入る前に水を飲む。半身浴だし、それでも
危ないかなあ。



《一寸先はヤミがいい》

2016-06-16 07:38:56 | 80はミステリーゾーン
今日の折々のことばは、まさに折も折。

最近、天気予報がよく当たるようになっての思惑だ。

明日のことが分かるようになったら、面白くもねえ。

舛添さんは明晰な頭脳で、降りかかる難題を切って
行けると思っていたに違いない。

一寸先はヤミだあ。

おれの行く末は?

トイレのことで困ったら・・・♪♪♪

2016-06-16 00:03:46 | 80はミステリーゾーン
舛添さんが知事辞職で大ピンチのころ、私はトイレの流れが
良くなく、真剣に対策に困っていた。

知事とトイレと一緒にするな、と怒らないで。
悩む時の頭脳はそのことしか考えていない。

小を流して流れなかった。大でなくてよかった。
さて、どうするか。
流し棒があった。しかし、使ったことがないので、ゴムはぼ
ろぼろ状態で使えない。

しかし、焦る頭の片隅で、何を流したか。考える細胞が生き
ていた。

便器が詰まるようなものは流していない。なぜ?

詰まった便器をそのままにして、ネットで調べた。
水のタンクから便器までは、前にトラブった時に調べたこ
とがある。
問題は便器下流、次の過程。

便器はマンションが建った時のままで、相当古い。
替えなければならないなあ。しかし、全部変えるとー

タンクのない奴がいいな。ついでに床かも壁紙も変えると。
  んん?そんなにする?

それより今のピンチから脱出しなければ。

そして、工具を売っているスーパーへ行き、つまり棒を買って
2,3回ぷかぷかしてやったら、あっさり水が抜けるようにな
った。

テレビでは渋面の舛添さんがでている。
一大決心をしたと伝えている。



テレビで識者たちが問題が解決していない、と。


医学の進歩、胃の全摘でも無痛

2016-06-09 03:10:45 | 80はミステリーゾーン
がんはじめ、沢山の手術を体験している。
手術で怖いのはいつの場合も<痛み>である。

医学の進歩は、患者にとって、痛いか痛くないか評価する
ことができる。


全身麻酔のいいところは、本当に眠っている間に、それが
何時間であっても、全く知らない間に手術が終わっている
ことである。

麻酔が効きだし、気を失ってから数分後「終わりましたよ」
の感覚。あとで、6時間経っていたことを知る。

5年以上前、胃の全摘をしたときは、麻酔の利きが素晴ら
しく、手術直後から退院するまで無痛で過ごせた。
身に着けた麻酔装置のお蔭だった。

手術の内容は分からないが、麻酔の技術の進歩に感激した。




全身麻酔で、食道のがん手術後、食道が狭くなったので、
広げる処置が何回もあった。

拡張するとき、痛いというより苦しいのだ。

苦しむ様子をみていた医師は、次から麻酔を施した。これ
も記憶が失っている間に、処置が終わっていた。

しかし、いつも胃カメラの簡単な手術室ではなく、真新し
い立派な手術室であったので、数倍の料金を請求された。

思った。世の中、お金次第で、楽になる。


今日、簡単な手術(多分)を受けるので、夢で手術のこと
を思い出してしまった。

寝る前に日記とかブログを書くな、と前日のテレビで言っ
ていたが、つい書いてしまった。

次々飛んでくる石つぶて

2016-06-08 21:33:11 | 80はミステリーゾーン
もう20年は通っている病院へ行った。

主治医の外科の医師は言った。

「がんは5年過ぎましたので、卒業です」

「よし」と喜びたいところだが、「頭におできができました
ので、連絡をお願いしたいのですが」と次のお願いをだす。

「皮膚科に紹介状を書きましょう」

最近、紹介状なしに受信すると5000円余りが必要と聞い
ていた。

同じ病院でも紹介状が必要らしい。向かいの診療室でも。

「これ<かんこ腫>ですね」
皮膚科の先生がすぐ診断した。

「かんこ腫?」

「そうです。かんこ腫です」

初めて聞く病名に驚いた。

一種の血管腫らしい。多くは良性でそのままにしていても
いいらしい。

でも、明日顕微鏡で調べます。
医師は慎重だ。

病は80を越すと、一つ治っても次が待ち受けている。


中から出てくるのではなく、向こうから石つぶてが飛んで
くる思い。つぶては一つ一つ避けなくてはならない。