人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

万葉人の逞しさに「おっ 」

2013-11-30 21:55:02 | 判断は勝手

朝日・夕刊の「ナカニシ先生の万葉こども塾」は

勉強になる。何がこども塾なもんか。

 露霜(つゆしも)の消(け)やすきわが身老いぬとも

 また若反(おちかえ)り 君をし待たむ

滅びやすい体をどうするか。

また若返ったらいいのだ。あなたを待って。

ナカニシ先生は、命とは滅びやすい肉体に、輝きを

別の存在、と古代人は考えた、と説明する。

 

そして、若わかしく生きるのだと。

すごいね、古代人の頭、どうなっているの?

 

 


紅葉と銀杏、今が最高

2013-11-30 16:32:11 | 京都の名所

11月最後の30日、見事に晴れ上がった。前日が寒かったので

お天気を予想した。

まず、今熊野観音。近くの泉涌寺には大勢の観光客が訪れてい

るが、その帰りにたち寄る人が多い。

さらに名所の東福寺は、押すな押すなの人の波。途中、通りすがり

で分かって、避けたところだ。

車を西本願寺に向ける。

ここの、銀杏はでかさといい、姿といい、美しさ抜群だ。青空に映える。

大木が2本あるが、立ち札が立っている方が樹齢200年以上。

京都市指定文化財である。


ルイサダのショパンに酔う

2013-11-26 22:41:38 | お勧め

Jean Marc Luisada plays Chopin's Grande Valse brillante Op 18

ジャン=マルク・ルイサダのピアノリサイタルを聞いた。

後半にショパンのワルツ集があるから、これは行くべし。

私はカセットテープで録画したものを持っている。

「わー、華やかなワルツ」と最初驚いたものだ。ショパンはい

つも聞いているが、ルイサダのワルツは違うんだな。

いわゆる、本場の音楽って感じ。

それから、ルイサダはテレビの講師をしているのを見た。

あの、にっと笑う表情が人を惹きつける。好かれるのは、

音楽もさることながら、彼の風貌がなんともいえない、

コンサートホールの大ホールは7分の入りか。

悠々と現れたルイサダはにこやかに挨拶。

「へー、譜面が置いてある」

カセットテープでは、リサイタルの録画だが、譜面なしで全曲

弾き切っている。

第1番の華麗なる大円舞曲」から始まるワルツはこのうえなしに

心地良い。「あれ、3番が抜けた」 こっそりパンフを覗いたら、一番

最後にあった。

最も華やかな曲を最後に持ってくるとは、心にくい。

コンサートホールのホールがショパンの旋律で満ちた。

「本物を聞かせてもらった」

だが、ルイサダは全然譜面を見てなかった。係りの人だけが一枚一枚

ページを捲っていたが。

帰りの地下鉄の中でも、頭の中でルイサダの指が踊っていた。


東本願寺は報恩講

2013-11-23 09:36:41 | 京都の名所

28日まで、東本願寺は報恩講を営んでいる。連日、全国から

門信徒がお参りに訪れている。一方、山門前の噴水のある

銀杏並木

は美しく色づいている。

 

境内では、東日本大震災から現地の人たちによる「語りべ小屋」

が開かれている。

阿弥陀堂はいま、修復工事が進められているが、報恩講期間中

見学できる。


ノートパソコン買い換える

2013-11-22 21:25:37 | 我慢の 結果

パソコンの調子が悪いので、ついに買い換えた。

Windows7から8へ。8はすでに8.1が出ている。8

を改良したものだ。私には8でたくさん。値も落ちてい

る。7と比べて操作がかなり違う。マニュアルを片手に

キーを叩いている。画面を指タッチで進むことができる。

もちろん、マウスも使える。

ワードがすいすい使えるのが気持ち良い。使っていた

pcはワードが狂ってしまった。原因を探ってみたがつい

わからず、いらいらがつのっていた。

じいさんも、時代に遅れまいと、苦労します。


岩に沁み入る興聖寺

2013-11-18 21:33:26 | 行ってみて

かつて同じ新聞社で仕事をした仲間が宇治に集

まった。宇治の町並みはなんてきれいなんだろうと

感心した。そして、曹洞宗の古刹・興聖寺を訪れた。

紅葉はこれから。このお寺の門に至る参道が

すばらしい。俳句が出来なくても一句ひねりたい

ところだが・・・私が詠むとすべて川柳になる。


いまどきピアノの世界

2013-11-17 21:26:54 | やるー

1979年に31万台売れていたピアノはいま、1万7千台に

落ち込んでいるという。朝日新聞が日曜日に別刷りで出し

ている[GLOBE] で「ピアノ特集」をしている。

それよると、70年代は1億総中流の時代。中流の象徴と

なったのがピアノ。ヤマハだけで年に20万台売れた。とこ

ろがピアノを買った家庭で置物台になったり、遊んでいる

ピアノが増えていて、テレビCMは「ピアノ売って頂戴」と

呼びかける。

使われなくなったピアノは再生されて外国に売られている

と思っていたら、3割が引き続き再生して使っているのだ

そうだ。ただし、再生すると言ってもアップライトでも60万

円と元の値段より高い場合がある。というのも、当時のピ

アノは質が良かったせいである。

最近日本人の注目を集めたのは、辻井伸行が優勝し

た「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」だが、

「ショパン」を筆頭に世界で130ものコンクールがあ

る。(へー)

 

      

 


DESK PLANNER

2013-11-16 20:57:58 | 判断は勝手

今年の秋はよく雨が降る。

今日のように天気が良いと、気分よし。

家にいるのがもったいなくて、行く場所を求めて本

を開いたり、地図を広げたり。

結局、東本願寺にイチョウの木を見に行く事にした。

3時というのに、影が長い。

 

来年のDESK PLANNERを買う。いつもは、黒の表紙

だが、今年から茶色にした。「今年から」と書いたが、

いつまで続くやら。

いつまで生きるか、と。

がんにおかされた友人が書いてきた年賀状。

「一日一日を確かめつつ、過ごす」とあった。

気持ちがすごく分る。

そのためにも、プランナーは貴重な武器なのだ。

同じものにしてから、10冊を超えている。

資料としてPLANNERを見ると、簡単な言葉しか

記していなかったり、空白だったりしてあまり役に

立っていない。

来年から、半分日記帳にするか。

真新しいPLANNERは老人にも多少の夢を与えてくれる。

(植物園)


京都の紅葉はこれからか

2013-11-14 20:32:03 | 京都の名所

最近、良い天気に滅多にお目にかかれない。寒さだけが忍びよる。

今日は朝から晴れ上る。こんな日は外へ出るに限る。

植物園はなにが咲いているだろう。木々はどれだけ染まっているかな。

京都には紅葉の名所は沢山あるが、確かなのは植物園だ。

植物園で力を入れていたのは菊花展だった。

 コスモスも盛り。

イチョウの色はこれから濃くなる。

 

 


まあ、まあ、よう来てくれはった

2013-11-09 21:13:47 | 不思議な話

忙しそうだったので、名乗らずカウンター席にyさんと

私は座った。テーブルをはさんで調理場。客席はカウ

ンターに10席くらい、廊下をはさんで畳にテーブル席

が4つ。以前とまったく変わらない。以前は奥の調理場

で、おやじさんが、油ものを揚げていたが、その姿はな

かった。

生ビールを二つ注文。私は口をつけただけ。しばらく

yさんとおしゃべりしたあと、雑炊を頂く。これが滅法お

いしかった。今日は私がお祝いさせてもらう、とyさん

は私に勘定をさせない。

私は席を立つと、初めて「ykです」と言った。

それを聞くやいなや、女将は急いで私に寄って来て「や

っぱり、ykさんやった。そうやないかな、思うてました」

と手を握った。

9年ぶりの再会であった。

 

妻が亡くなった時、女将はマンションまで来てくれて、お

参りするやいなや、骨壷を胸に抱くと「しんどかったん?」

よしよし、と語りかけた。そして、「いっしょにご飯食べた時、

うなぎの骨がささって、お医者さんに取ってともろうた、いう

てはった」と思い出を話した。

当時は店でも、おばあちゃんが亡くなって不幸があった。

二人は仲がよかった。だから、妻が亡くなった時は、女将は

大層悲しんだ。

 

「娘さんはどないしたはる? 今もお一人で?」

店の玄関口で質問責めにあう。

「今度、また来るし」

「ぜひ、来てください」と見送る「くいしんぼ」の親子。

「行く所が増えましたな」とyさんぽつり。